カーネル・デバッガーをご使用のお客様へ  OS/2 J2.11 for SMP をデバッグ・カーネルのもとでご使用のお客様は 本 FixPak 対応版のデバッグ・カーネル、SYMファイル、デバッガー導入時用のトレース関係 ファイルをシステムに導入してご使用下さい。 1. デバッグ環境の導入   デバッグ環境の導入ディスケットには下記のデバッグに必要なファイルが 含まれています。 - デバッグ・カーネル : OS2KRNL, OS2KRNLD.MAP - SYM ファイル(記号ファイル) : *.SYM - システム・トレース・ファイル : SYSTEM.TDF/SYSTEM.TFF 導入を開始するには,デバッグ環境の導入ディスケットを A ドライブに 入れて, OS/2 コマンド・プロンプト(ウィンドウ表示,全画面どちらで も可)の任意のディレクトリーから, A: SYMINST と、入力してください。その後は画面の表示されるメッセージにしたがって 導入作業をおこなってください。 注: 標準のカーネル・ファイルは OS2KRNL.ORG という名前で,システム・トレー     ス・ファイルは SYSTEMO.TDF/SYSTEMO.TFF という名前でシステム上に保存   されます。これらのファイルは削除しないでください。 2. デバッグ環境の削除 上記 1. の手順で導入したデバッグ環境を削除して元の状態に戻したい場合には, デバッグ環境の導入ディスケットを A ドライブに入れて, OS/2 コマンド・プロ ンプト(ウィンドウ表示,全画面どちらでも可)の任意のディレクトリーから, A: SYMINST /d と、入力してください。その後は画面の表示されるメッセージにしたがって 導入作業をおこなってください。 3. デバッグ環境の導入/削除の確認 次の2種類のログ・ファイルがターゲット・ドライブの \OS2\INSTALL\ のディレ クトリーに用意されます。 o \OS2\INSTALL\SYMINST.LOG 導入または削除されたデバッグ環境の日付, SYM(記号)ファイル等を記録 します。 o \OS2\INSTALL\SYMINST.ERR 導入または削除されたデバッグ環境の日付, サービスの適用を中止した  SYM(記号)ファイル, エラー情報等を記録します。 ******************************************************************************* ダンプ・フォーマッター (OS/2 用) をご使用のお客様へ  OS/2 J2.11 for SMP メモリー・ダンプの解析にダンプ・フォーマッター (OS/2 用) をご使用のお客様は、本 FixPak 適用済みシステム上で収集したメモリー・ダンプの 解析を行う場合、本 FixPak 対応版のダンプ・フォーマッター・ファイルおよび SYM ファイルをご使用ください。 1. ダンプ・フォーマッター・ファイルの提供 システムが提供するダンプ・フォーマッター・ファイルおよび SYM ファイルには、 次のものがあります。 - ダンプ・フォーマッター : PMDF.EXE, PMDF.HLP ・ファイル : DF_RET.EXE, DF_DEB.EXE - .SDF ファイル : KERNEL.SDF, SHELL.SDF, PMWIN.SDF - カーネル .SYM ファイル : OS2KRNLR.SYM, OS2KRNLD.SYM, OS2KRNLB.SYM - 主要な .SYM ファイル : DOSCALL1.SYM, OS2CHAR.SYM, PMCTLS.SYM, PMGRE.SYM, PMSAPI.SYM, PMWIN.SYM, PMSPL.SYM, PMVIOP.SYM, PMWP.SYM, QUECALLS.SYM, SESMGR.SYM - その他の .SYM ファイル : *.SYM 2. ダンプ・フォーマッター・ファイルの展開 FixPak SX63004 を適用することで、\OS2\SYSTEM\PMDF ディレクトリーにある ダンプ・フォーマッター・ファイルおよび SYM ファイル が、本 FixPak 対応版の ものに置き換わります。今回更新されるファイルは、次の 6 個です。  - ダンプ・フォーマッター : DF_RET.EXE, DF_DEB.EXE ・ファイル : - カーネル .SYM ファイル : OS2KRNLR.SYM, OS2KRNLD.SYM, OS2KRNLB.SYM - 主要な .SYM ファイル : DOSCALL1.SYM, PMWIN.SYM, SESMGR.SYM