MSN In the United States
パソコン通信の概念は変わりつつある
-- MSN の現状
米国において1995年8月24日のWindows 95発売と同時に 正式運用を開始したMSNは、日々その内容を新しくしつつ、 多くのユーザーとともにここ数か月を歩んできました。 一回でもMSNを体験してみると、そのグラフィック ユーザー インターフェイス(GUI)による 簡単な操作や、マルチメディア タイトルの豊かさに気づいていただけることでしょう。
MSNは日々変化するコンテンツや最新ニュース、シーズン ごとのイベントを多数盛り込んでいるので、ユーザーは飽きる ことなくMSNを訪れることができるでしょう。たとえば 10月にはハロウィン双六が登場しました。このタイトルの それぞれのます目をクリックすると、「どこを覗いてきなさい」 などといった指示が出ます。またGrab Bag (一種の福袋)なる もの まであって、そこにはお勧めのショートカットが詰め込ま れているという趣向でした。さらにハロウィンのジョークを 募集する景品付きのコンテストが開催されるなど、 ハロウィン一色の米国を感じさせます。
ユーザーがサインイン(オンライン サービスに接続)すると、 まずMSN Todayを目にしますが、米国ではその名のとおり 毎日発行されています。何十人もの専属エディターがMSN News、 MSN Todayを編集しています。毎朝の編集会議でMSN Todayに 何を掲載するかを議論し、MSN Newsのトピックごとに関連情報 をMSNやインターネット サイトから探し出して、そこへのポイン ターを載せることも欠かせません。各界の有名人をゲストに招い ての 公開討論会(チャット)はテレビのトークショウの感覚で参加 できますし、その他イベントも 多数企画されています。
ソフトやハードメーカーのコーナーが充実しているのはもちろん のこと、こういった コンピュータ系のサポート以上に、もっと 興味や社会生活に密着したサービスが芽生えて きていることも 注目に値します。
例えば自分の趣味や、ビジネス上で興味を持っているキーワード をMSNで検索してみてください。大概の場合、検索結果が得られて、 いかに多岐にわたってコンテンツがそろっているか実感できるでしょう。
マニアックな例ですが、アメリカン コミックでは、出版される 前の作品をオンラインで 楽しめるコーナーがあります。 絵と対応する本文が表示されて、本文をスクロールしながら 読んだり、吹き出しをクリックして拡大したセリフを見たりできます。