展示会速報
COMMUNICATIONS TOKYO'96開催
4月9日(火)~4月12日(金)
東京国際展示場(東京ビックサイト)
入場無料
通信機械工業会主催によるCOMMUNICATIONS TOKYO'96~くらしに広がるマルチメディア~が、4月9日から東京ビックサイトで開催された。
今回は特にPHS関連のメーカーが力を入れており、盛んにPHS+モーバイルコンピュータによるインターネットアクセスなどを披露していた。
三菱のモーバイルコンピュータ"AMiTY SP"
ペン入力方式を採用したモーバイルコンピュータ。豊富なオプション類が用途に応じて用意されている。Windows3.1モデルとWindows95モデルの2モデルがある。
ICSCの光通信LANによるMPEG2画像転送
静止画なので分かりづらいが、さすがに20Mbit/秒の転送速度、とてもなめらかな動画が再生されていた。
NECのPHSデータカード
NECのブースでは、このカードを98NOTEに挿してインターネットアクセスを実演していた。32Kbit/秒の転送速度はそこそこ快適で、これだけの速さがあれば外出先でも気軽にアクセスできる。
餌が必要ない鑑賞魚!?
いえいえ、これはハイビジョンを利用した映像です。32インチハイビジョンテレビでLDソフトを流し、あたかも水槽で魚が泳いでいるように見せているのです。それにしても、たねあかしをされてもまだ信じられないぐらい奇麗でした。
東芝のDVDプレイヤー(参考出品)
今注目の東芝。東芝のブースでは、そのDVDプレイヤーが参考出品されていた。今秋発売予定。今後CDからDVDへの移行がスムーズに進むか興味のあるところだ。
ワコムの液晶ペンタブレット"PL-200V"
9.5インチ液晶ペンタブレットPL-200V。画面を確認しながら使えるので、なかなか使い勝手は良いが、640×480ではちょっと辛い。と思ったら、秋には800×600バージョンが出るとのこと。
大井電気のPCMCIAポケットベル
ポケベルをPCMCIAカードにした製品。単体では普通のポケベルとして機能し、PCMCIAスロットに差し込んで受信したメッセージの内容を読むことが出来る。他にも株式情報や、天気予報などの文字放送メディアとしても活用できる。
今回はあまり時間をかけて見ることが出来ず、中途半端になってしまった。一概に"マルチメディア"といっても、なかなかピンとこないものであったが、今回の展示を見て徐々に"マルチメディア"というものの輪郭が固まりつつあるように思う。今後の発展が楽しみである。
(レポート:目瀬)
DOS/V POWER REPORT編集部
dosv-power-report@impress.co.jp