ヤマハ(株)は、新製品を一堂に集め、実際に触れることのできる「YAMAHA DIGITAL WORLD '96」を明日より2日間、恵比寿のガーデンホールにて開催する。
それに先立ち、19日に新製品発表が行なわれたので紹介する。
イベントスケジュール
4月20日(土) | 12:00~12:30 KOO(trf)&守尾崇「THE GROOVIN' MASTERS」 |
13:30~14:30 加藤和彦、戸田誠司、関口和之、松武秀樹「XGデータコンテスト'96 受賞発表会」 |
16:00~16:30 野呂一生&向谷実&菅沼孝三「ELECTRIC HYPER TRIO」 |
18:00~19:00 浅倉大介「DA Workstation Vol.2」 |
4月21日(日) | 12:00~12:30 野呂一生&向谷実&菅沼孝三「ELECTRIC HYPER TRIO」 |
13:30~14:30 木根尚登&マーク・パンサー(grobe)&守尾崇「BIG EOS DAY SPECIAL」 |
16:00~16:30 KOO(trf)&守尾崇「THE GROOVIN' MASTERS」 |
18:00~19:00 浅倉大介「DA Workstation Vol.2」 |
次々に新しいモノを登場させるYAMAHA。今回特に注目したいのは、バーチャルアコースティック音源モジュール。これまで、シンセサイザーなどに搭載されていたバーチャルアコースティック音源だが、非常に高価で、なかなか一般ユーザーが手が出るものではなかった。
「VL70-m」は、58,000円と手ごろな価格で、MU50、MU80などの拡張音源としてつなげれば、より幅広いMIDI環境が構築できるだろう。
新製品を見て感じたことは、デジタル技術を駆使しながらも、操作部にアナログ技術を用いるなど、先祖返り的なものが見られたこと。しかし、これらは、「操作性」ということを第一に考えてのことだろう。「CS1x」のノブ(ツマミ)などは、演奏しながらの操作が非常にやりやすい。デジタル音楽にかける意気込みが感じられた。
(レポート:大城)