ジャストシステムではブースの社名の下に大きくJavaのロゴマークが1つだけつけられているのが印象的。VisualBasicライクなビジュアル開発環境の「JustBuilder」とHTMLオーサリングキットの「Harvest」が実演され、いずれもJava対応となっている。
「JustBuilder」(写真中央)についてはすでに社内で日常的な開発環境として利用しているほど完成度は高いという。画面上の構成を見るとVisualBasicと似ている。メニューの中から機能を呼び出すことでJavaアプレットの開発環境に入ることもできる。ただし、製品化やJava開発の機能部分をどのような形で製品化するかは検討中という。
「Harvest」は一太郎をベースとしたHTMLオーサリングキット(写真右)で、この中からもJavaアプレットの開発環境を呼び出せる。画面でページ構成を確認しながらいつでもJavaアプレットの開発・修正ができるのは強力だ。実際にはHarvestの中からJustBuilderのJava開発環境を呼び出すという構成になっているが、これも製品化の段階でどうなるか確定していないとのことだった。
Javaに力を入れている国内ソフトウェアベンダーとして、同社の動きには目が離せない。
('96/7/25)
[Reported by 石橋 文健]