インテルのノート用Pentium 150MHz CPUの発表を受けて、各社からPentium 150MHz搭載機種が一斉に発表された。現時点での搭載機種の仕様を表にまとめてみた。
Pentium 150MHzがノート用としては最上位のCPUであることから、搭載機種もそのメーカーの旗艦的機種であり、SVGA TFTの大型液晶、CD-ROMドライブ、大容量のHDDなどを装備した大型ノートばかりである。
価格も50万円を越えるものがほとんどであり、用途として想定されているのは、企業でのクライアントマシンであり、省スペースのデスクトップである。
Pentium 150MHzは、消費電力が大きく、発熱対策も難しいことから、当面は大型ノートブックが中心で、スリムタイプやモバイルを前提とした機種については、次世代CPUの登場まで、搭載は期待薄であろう。
なお、日本DECとコンパックについて編集部で確認したところ、いずれも「当面、150MHz機の発売の予定はない」とのことであった。
【各社Pentium 150MHzノートパソコン仕様一覧】
メーカー | 型番 | 価格 |
発売日 (出荷日) |
RAM | HDD | CD-ROM | 備考 |
NEC | PC-9821Na15/X14 | 750,000円 | 8月27日 | 16MB(最大80MB) | 1.4GB | 8倍速 | |
三洋電機 | MBC-S750 | 64,8000円 | 8月31日 | 16MB(最大48MB) | 2.1GB | 8倍速 | 購買層は限定せず |
富士通 | FMV-5150NA/X | 698,000円 | 8月下旬 | 16MB(最大80MB) | 1.3GB | 6倍速 | オプションでMOドライブを用意 |
日立 | FLORA-ND2 | 658,000円~ | 10月31日 | 16MB | 1.4GB | 6倍速 | |
東芝 | DynaBook TECRA730CT/2.1 | 848,000円 | 10月中旬 | 16MB(最大80MB) | 2.1GB | 6倍速 | |
ゲートウェイ2000 | Solo S-150 | 478,800円 | 8月6日 | 40MB | 1.3GB | 6倍速 | 8月7日現在で最安値 |
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('96/8/7)
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