マイクロソフト株式会社が、予告していたWWWブラウザー「Internet Explorer 3.0」日本語版の正式版がリリースされた。
すでに、日本のftpサーバー、米国MicrosoftのWebおよびftpサーバーでも公開されている。容量は5.3MB。また、「NetMeeting」、「Internet Mail and News」などの関連ソフトも同時にリリースされている。
ファイル名 | ソフト名 |
---|---|
jamsie30.exe (約5.3MByte) | Internet Explorer 3.0 日本語版 |
jamnm10.exe (約2.3MByte) | Microsoft NetMeeting 1.0 for Windows 95 日本語版(要IE3.0) |
jamailnews.exe (約980KBytes) | Internet Mail & News for Windows 95 & NT 4.0 日本語版 |
jacitrix.exe (約250KBytes)/td> | Citrix WinFrame Web Client 日本語版 |
jaamov4ie.exe (約630KBytes) | ActiveMovie 1.0 日本語版 |
ここで、公開されたソフトの簡単なまとめて簡単に紹介しておこう。
■Microsoft インターネットエクスプローラ3.0■ マイクロソフトの最新のWWWブラウザ。OLEをベースとしたActiveXテクノロジーに対応し、ActiveXコントロールを利用することでWebドキュメントの拡張修飾が簡単にできる。すでにActiveXコントロールはShockwaveも含めて多数リリースされている。また、配布ファイルにはRealAudioPlayer2.0プレーヤーが一緒に含まれている。バージョン2.0からは、フレーム表示の対応、性や暴力などの情報が含まれたページへのアクセスを抑制するセキュリティ機能などが追加されている。 Beta2のときにあった「お気に入り」フォルダの文字化けについては正式版で修正されている。 |
■Microsoft Internet Mail and News■ マイクロソフトのインターネット専用の電子メールソフト、ニュースリーダー。Mailのほうは従来のExchangeクライアントと違い、署名やメールの振り分け機能が使えるなどインターネット用の電子メールソフトとして最低限の機能は搭載されている。Newsは指定したメッセージを一括ダウンロードし、後からブラウズする機能があり、ダイアルアップユーザーには嬉しい仕様になっている。いずれも、ユーザーインターフェースはインターネットエクスプローラと似ている。 Mailではファイルの添付を行うと本文に強制的に半角カナなどのメッセージが入り、相手に正常にデータが届かないという問題があったが、これも正式版では修正された。 |
■Microsoft NetMeeting■ ネットワーク上でホワイトボードやアプリケーションのデータをリアルタイムに参加者同士で共有しながら会議を行うソフト。音声通話やチャットも可能。 |
■Citrix WinFrame Web Client■ サーバー側で用意されているアプリケーションを自分のローカルの環境から操作できるActiveXコントロール。UNIXのX-Windowのように、アプリケーションの実行はサーバー側、実行画面だけがクライアント側に送られてくる仕組み。Webドキュメントの中にインラインイメージで画面を表示することも別ウィンドウで表示することも可能。 |
■ActiveMovie Player■ マルチメディアデータ再生のソフトで、Video for Windows、QuickTime、MPEG(Video)、MPEG(Audio)、WAV、AU、AIFFといったデータを再生する。DirectXテクノロジーに対応し、高速にデータを再生する。ActiveXコントロールとして、Webドキュメント中に張りつけることももちろん可能。 自分のマシンにインストールすると、従来Windows95上ではメディアプレーヤーに関連付けされていたWAV、Video for Windowsなど各種マルチメディアデータはActiveMovie Playerに新たに関連付け直される。 |
http://www.microsoft.co.jp/ie/download/default.htm
http://www.microsoft.com/ie_intl/ja/
ftp://ftp.microsoft.com/msdownload/ieinstall/ja/
('96/8/16)
[Reported by yuno@impress.co.jp/date@impress.co.jp]