NetWare Client 32 for Windows95 1.0J READMEファイル 目次 1. 長いファイル名サポート 1.1 NetWare 4.1Jの長いファイル名のサポート 1.2 NetWare 3.12Jの長いファイル名サポート 2. ヘルプファイルによるドキュメントの提供 3. 英語版βバージョンからのアップグレード 3.1 マップ情報やネットワークプリンタ情報のアップグレード 3.2 Dynamic Parameter Rangeエラー 4. 互換性 4.1 NetWareログインプログラムとCTL3D32.DLL、CTL3D2V.DLL 4.2 名前付きパイプ 4.3 NetBIOS 4.4 ワイルドカードを使用したファイル検索 5. インストール 5.1 長いファイル名を持つパスからのインストール 5.2 Directory Mapオブジェクトを持つパスからのインストール 5.3 ハードウェアプロファイルとODIドライバのアップデート 5.4 OEM.CNTファイルの上書き 5.5 VLM NetWareクライアントからのアップデート 5.6 Server Based Setup 5.7 自動クライアントアップデートに関する制限 5.8 インストール時に要求されるCLIENT32のフロッピーディスクについて 5.9 NEC B4680ネットワークボード 5.10 PC98シリーズでのClient32フロッピーディスクの作成について 6. 一般的な問題 6.1 Windows95インストールサービス 6.2 LOGIN中のマルチタスク動作の禁止 6.3 ファイルやフォルダ属性の変更 6.4 NetWare 3.12Jサーバへのメッセージ 6.5 GUIログインにおけるNDSユーザ名称の制限 6.6 ログインスクリプト内の日本語処理の制限 6.7 ログイン中の画面表示 6.8 PC98シリーズのSNMP関連モジュールに関する制限 6.9 PC98シリーズ用NWADMINモジュール 6.10 自分自身へのブロードキャストメッセージの送信 7. 印刷 7.1 NPRINTER 7.2 Windows95上でのプリントキャプチャ 7.3 NDSプリントキュー 7.4 HP JetAdmin 7.5 47文字以上のキュー名称 7.6 Printer Headerの値 8. ODI/NDIS LANドライバ 8.1 このリリースに含まれるもの以外のLANドライバの使用 8.2 サードパーティ製LANドライバのインストール 8.3 Novell ODINSUPの削除禁止 8.4 16ビットODIドライバの制限 8.5 INT 9をサポートしないLANドライバ 8.6 16ビットODIトークンリングドライバの大きなパケットサイズ 9. トラブルシューティング 9.1 アプリケーション通信に関する問題の解決 9.2 CD-ROMの変更 9.3 [エクスプローラ]表示内容の更新 9.4 長いファイル名の短縮 9.5 診断ツールNWDについて 10. 商標 11.保証 1. 長いファイル名サポート 1.1 NetWare 4.1Jの長いファイル名のサポート  以下の手順を行うことによりNetWare 4.1Jサーバで長いファイル名が使用できます。 (1) 提供されるCLIENT32にあるADMIN\PATCHES\NW410フォルダ、またはAdmin1ディスケットにあるPATCHES\NW410フォルダからPM410.NLMとNSWILDFX.NLMをサーバのSYS:\SYSTEMフォルダにコピーしてください。 (2) サーバコンソールから次のコマンドを実行してください。 LOAD OS2.NAM (3) サーバコンソールから次のコマンドを実行してください。 LOAD PM410 LOAD NSWILDFX (4) サーバコンソールから次のコマンドを実行してください。 ADD NAME SPACE OS2 TO VOLUME (5) (3)の各コマンドをAUTOEXEC.NCFファイルに追加してください。 1.2 NetWare 3.12Jの長いファイル名サポート  以下の手順を行うことによりNetWare 3.12Jサーバで長いファイル名が使用できます。 (1) 提供されるCLIENT32にあるADMIN\PATCHES\NW312フォルダ、またはAdmin1ディスケットにあるPATCHES\NW312フォルダからOS2.NAMとV_OS2.NLMをサーバのSYS:\SYSTEMフォルダとSERVER.EXEがあるサーバ上のフォルダにコピーしてください。 (2) サーバコンソールから次のコマンドを実行してください。 LOAD OS2.NAM (3) サーバコンソールから次のコマンドを実行してください。 ADD NAME SPACE OS2 TO VOLUME −記− PM410.NLMはサーバ用パッチマネージャです。 2. ヘルプファイルによるドキュメントの提供  CLIENT32のヘルプファイルにはCLIENT32のインストール、設定、使用方法、技術資料、トラブルシューティングが記されています。CLIENT32のヘルプを参照するにはSETUPNW.HLPを開いてください。全てのCLIENT32のヘルプ情報はSETUPNW.HLPからアクセスできます。 3. 英語版βバージョンからのアップグレード 3.1 マップ情報やネットワークプリンタ情報のアップグレード  NDSへのアクセスに対するネームフォーマットが変更されています。現在Windows95のグラフィカルインターフェースを使ってセットアップされたNDSの名称をもつドライブマップやネットワークプリンタがある場合、ドライブをマップし直し、ネットワークプリンタの再設定を行ってください。 3.2 Dynamic Parameter Rangeエラー  英語版βバージョンからのアップデート時、[Advanced Settings]プロパティページにあるいくつかの、変更時にすぐに有効となるパラメータを参照または変更した際に、エラーが表示される場合があります。これはセットアップの最後に[Customize]を選んだ場合にのみ発生する現象です。これらの変更時にすぐに有効となるパラメータはワークステーションの再立ち上げ後に参照及び変更される必要があります。 4. 互換性 4.1 NetWareログインプログラムとCTL3D32.DLL、CTL3D2V.DLL  NetWareログインプログラム(LOGWIN95.EXE)はCLIENT32と共に出荷されたバージョンのCTL3D32.DLLファイルとCTL3D2Vファイルを必要とします。CLIENT32はCTL3D32.DLLとCTL3D2V.DLLをWindowsシステムフォルダ(通常\WINDOWS\SYSTEM)にインストールします。  NetWareログインプログラムが正常に動作しない場合は、CTL3D32.DLLファイルが正しいバージョンであるかを確認してください。 CTL3D32.DLL:26,624バイト、95/09/16 0:30:18 AM CTL3DV2.DLL:27,632バイト、95/09/09 3:15:00 AM  正しくないバージョンの場合にはCLIENT32を再インストールするか、あるいは提供されるClient32のNihongoフォルダからワークステーションのSYSTEMフォルダへこれらのファイルをコピーしてください。 4.2 名前付きパイプ  名前付きパイプはWindows95から提供されるコンポーネントを通じてのみ利用可能です。DOSNP.EXEはWindows95システムではサポートされません。 4.3 NetBIOS  NetBIOSアプリケーションはWindows95から提供されるコンポーネントを通じてサポートされます。[IPX/SPX互換プロトコル]のプロパティを通じてこのコンポーネントを使用してください。ノベルのNETBIOS.EXEはWindows95システムのCLIENT32では使用できません。 4.4 ワイルドカードを使用したファイル検索 本バージョンのCLIENT32のワイルドカードを使用したネットワーク上のファイル検索方法は従来のDOSの仕様をサポートしていますので、Windows95自身でサポートする検索結果と異なる場合があります。たとえば"*.?"という引数でファイルの検索を行った場合、ネイティブのWindows95では[8文字までのファイル名.1文字の拡張子]で返されますが、Client32がインストールされたWindows95からネットワーク上のファイルの検索を行う場合では従来の各種DOSと同様に[8文字までのファイル名の拡張子がないファイル]及び[8文字までのファイル名.1文字の拡張子]が該当します。 本仕様は将来のバージョンで変更される可能性があります。 5. インストール 5.1 長いファイル名を持つパスからのインストール  CLIENT32のインストールプログラム(SETUP.EXE)は長いファイル名を持つフォルダを含むパスからは実行できません。 5.2 Directory Mapオブジェクトを持つパスからのインストール  Windows95のインストールサービスはDirectory Mapオブジェクトをサポートしません。CLIENT32のインストールプログラム(SETUP.EXE)の動作中にファイルコピーエラーが発生し、そのメッセージ内のパス表示がDirectory Mapオブジェクトを持つUNC形式(たとえば\\Tree1\.MapObject.OrgUnit.Org\Dir1\setupnw.hlpのように)であった場合にはファイルがあるフォルダのドライブをマップした後、SETUP.EXEを実行してください。 5.3 ハードウェアプロファイルとODIドライバのアップデート  SETUP.EXE実行中、ODIドライバのアップデートプロセスによりレジストリをアップデートするためにODIドライバのインストールと最新のLANドライバのコピーが行われます。ドライバがインストールされるとそのドライバは全てのハードウェアプロファイルがアクティブになります。以前のハードウェアプロファイルは保持されません。  たとえば現在のハードウェアプロファイルにドッキングしているアダプタとハードウェアプロファイルの中でドッキングされていないPCカードを持つマシンでSETUP.EXEが実行されている場合、SETUP.EXEの実行後両方のアダプタはドッキングしているハードウェアプロファイルとドッキングされていないハードウェアプロファイルの両方でアクティブな状態でマークされます。コントロールパネル[システム]の[デバイスマネージャ]タブを使って要求されるハードウェアプロファイルにネットワークアダプタを関連付けることが可能です。 5.4 OEM.CNTファイルの上書き  ワークステーション上のWindowsヘルプフォルダ(たとえば\WINDOWS\HELP)にあるOEM.CNTファイルはCLIENT32のインストールにより上書きされます。 5.5 VLM NetWareクライアントからのアップデート  CLIENT32のインストールプログラム(SETUP.EXE)が次のエラーを表示した場合にはSETUP.EXEを起動し直してください。  「Novell NetWare Client 32はMSのNetWare ネットワーククライアントと一緒にインストールできません」 5.6 Server Based Setup  英語版でサポートされているServer Based Setupはサポートされていません。 5.7 自動クライアントアップデートに関する制限  クライアントアップデートを自動的に行うために、ログインスクリプト中でSETUP /ACUコマンドを設定した場合、該当したユーザはセットアップの実行後マシンのリブートを要求されます。このときにリブートを選択した場合にマシンが不正状態になる場合があります。この現象はクライアントのアップデート自体には影響を与えませんが、一度リブートせずWindows95システムへ一度ログオンしてからマシンを電源をOFF/ONすることで回避できます。  本現象は次のリリースで改修される予定です。 5.8 インストール時に要求されるCLIENT32のフロッピーディスクについて  FDでインストールを行う際、2枚目以降のフロッピーディスクが要求される場合にはPC98/PCAT互換機等の機種名称が表示されませんが、そのマシンに適したフロッピーディスクを挿入してください。  フロッピーディスク作成時には、機種名称をつけたラベルを貼っておくようにプログラムが確認のメッセージを表示します。 5.9 NEC B4680インターフェースボード  NEC PC98シリーズでB4680インターフェースボード(PC-9801-83/84/103/104)用ODI-LANドライバを使用する場合には、ウィンドウアドレスとして使用される領域について考慮する必要があります。 たとえばウィンドウアドレスを0D2000〜0D3FFFで使用する場合、CONFIG.SYSの内容に次の記述を追加してください。 例)  DEVICE=\WINDOWS\EMM386.EXE /X=D200-D3FF   ^^^^^^^^^^^^ ウィンドウアドレスの設定についてはB4680インタフェースボードのマニュアルを参照してください。 5.10 PC98シリーズでのClient32フロッピーディスクの作成について NEC PC98シリーズでMAKEDISK.BATを利用してフロッピーディスクを作成する場合、Windows上のDOSボックスを利用してください。また、作成されるフロッピーディスクは1.44MBの媒体のみです。1.25MBのFDのみでCD-ROM装置がないクライアントにNetWare Client 32 for Windows95をインストールする場合には、あらかじめ他のCD-ROMを持つワークステーションからCD-ROMのnihongoサブディレクトリ以下の全てのファイルをサーバにコピーし、そこに他のクライアントシステムからアクセスしてSETUP.EXEを実行してください。 6. 一般的な問題 6.1 Windows95インストールサービス  Windows95のインストールサービスはDirectory Mapオブジェクトをサポートしません。アプリケーションのインストール中にファイルコピーエラーが発生し、そのメッセージ内のパス表示がDirectory Mapオブジェクトを持つUNC形式(たとえば\\Tree1\.MapObject.OrgUnit.Org\Dir1\setupnw.hlpのように)であった場合にはファイルがあるフォルダのドライブをマップした後、アプリケーションのインストールを行ってください。 6.2 LOGIN中のマルチタスク動作の禁止  Windows95ではCLIENT32がログインプロセスを実行している最中に他のタスクを実行可能ですが、これを行わないでください。たとえば、CLIENT32のログインスクリプト実行中に[ネットワークコンピュータ]を開くとマルチプロバイダルータ(MPR.EXE)がページフォルトエラーを起こす場合があります。 6.3 ファイルやフォルダ属性の変更  [NetWareファイル]タブや[NetWareフォルダ]タブからファイルやフォルダの属性を変更して[更新]を選択したとき、ファイルやフォルダの[プロパティ]を一度閉じてから再び開くことにより次に[ファイルの情報]から変更が可能となります。  たとえば、[NetWareファイル]タブで[読み込み専用]チェックボックスにチェックマークをつけ、[更新]を選択して[ファイルの情報]タブを表示し、[読み取り専用]チェックボックスのチェックマークをはずして[更新]や[OK]を行っても読み取り専用属性はリセットされません。  これを避けるためには[NetWareファイル]タブや[NetWareフォルダ]タブはNetWareボリュームに関係するファイルやフォルダの属性のために使用するようにしてください。 6.4 NetWare 3.12Jサーバへのメッセージ  NetWare 3.12J上のサーバボリュームにあるフォルダの属性値をCLIENT32から参照した際に、サーバコンソール上に次のメッセージが表示される場合がありますが、本現象はNetWare 3.12Jの動作に支障がありません。 1.1.88 GetOriginalNameSpace could not find the original name space. Ths DOS name space was assumes. You should run Vrepair to fix this! 6.5 GUIログインにおけるNDSユーザ名称の制限  GUIログインユーティリティにShift-JIS漢字コードの0x5c(16進)を最後に持つユーザ名称を指定した実行した場合にそのユーザ名称が存在しない旨のエラーが発生しログインできない場合があります。 この場合にはユーザ名称の先頭にNDSの正規表現で使用する「.(ピリオド)」を加えることにより正しくログインを行うことが可能です。 例:"噂"(0x895c)→".噂" 6.6 ログインスクリプト内の日本語処理の制限  ログインスクリプトのif member ofの引数にShift-jis漢字コードの0x5c(16進)または0xbf(16進)を持つ日本語のバインダリグループ名称またはNDSのグループオブジェクトを指定した場合の判定が不正となる場合があります。これは次リリースのNetWare Client 32 for Windows95で改修される予定です。 6.7 ログイン中の画面表示  Windowsの同時発色数が少ない場合、ログインユーティリティ実行時に色が化ける場合がありますが、動作には支障ありません。 6.8 PC98シリーズのSNMP関連モジュールに関する制限  Host Resource MIB、Network Management Responder及びNovell SNMP Agentを使用するには、NetWire-J上のPC98シリーズ用サポートファイルが必要です。 6.9 PC98シリーズ用NWADMINモジュール  NetWare/IP 2.1J同梱以前のNetWare 4.1Jに添付されているNWAdminをPC98上で使用するとWindows95のシステムエラーが発生する可能性があります。この問題を改修したパッチモジュール、NWADM98XがこのバージョンのCD-ROMに同梱されています。 6.10 自分自身へのブロードキャストメッセージの送信  ネットワークへのログイン直後に、DOSのSENDユーティリティやWindows95のWINPOPUPユーティリティから、自ワークステーションに向けてログインをおこなったユーザ名称でメッセージを送受信すると、クライアントワークステーションがハングアップ状態となる場合があります。 7. 印刷 7.1 NPRINTER  NetWare 4のNPRINTERやNetWare 3のRPRINTER常駐プログラムはWindows95上では動きません。 7.2 Windows95上でのプリントキャプチャ  Windows95はネットワークプリンタにプリントジョブを送る場合に(デバイスレスな印刷)キャプチャされたローカルポートを必要としません。ユーザはプリントジョブをLPTポートかネットワークプリンタデバイスに送ることができます。キャプチャコマンドはWindows95ではグローバルに使用できますが、キャプチャされたポートへの設定はネットワークプリンタ装置への設定とは別に管理されます。 7.3 NDSプリントキュー  NDSのプリントキューは[プリンタの追加]ウィザードのブラウズダイアログボックスの中には表示されません。NDSプリントキューからプリンタをインストールするためには[ネットワークコンピュータ]か[エクスプローラ]を使用してキューを見つけてください。プリントキューアイコンをダブルクリックして[プリンタの追加]ウィザードを使用することによりそのプリンタをインストールできます。  MicrosoftによりWindows95ブラウズダイアログボックスの中でNDSプリントキューを表示するモジュール(SHELLUPD.EXE)が公表されています。次のインターネットサイトからダウンロードが行えます。  http://www.microsoft.co.jp/win95/module/module.htm 7.4 HP JetAdmin  HP JetAdmin(NetWare対応)サービスはMicrosoft NetWare Clientサービスがロードされたときのみに存在するレジストリへのコールを含んでいます。HP JetAdminをCLIENT 32で使用するためにはWindows95コンピュータにJetAdmin for Windows 3.xをインストール必要があります。 7.5 47文字以上のキュー名称  Windows95は47文字以上のキュー名称を取り扱えないため、47文字以上の名称をもつバインダリキューやバインダリコンテキストが指定されているNDSのプリントキューを使用できません。 7.6 Printer Headerの値  [Novell NetWare Client 32のプロパティ]の[詳細設定]で、[Print Header]の値を512以上にすると動作が不安定になる場合があります。この不具合は次期バージョンで修正予定です。 8. ODI/NDIS LANドライバ 8.1 このリリースに含まれるもの以外のLANドライバの使用  このリリースに含まれているものよりも新しいLANドライバをお持ちの場合、CLIENT32のセットアップ中にドライバをインストールできます。また、CLIENT32をインストール後、ドライバをアップデートできます。  セットアップ中のサードパーティ製ODI LANドライバのインストール:  (1) CLIENT32のインストールを行う前に、\NIHONGOフォルダ(あるいは作成したインストール用フォルダ)にドライバをコピーします。  (2) 以下[8.2 サードパーティ製LANドライバのインストール]を参照してください。  CLLIENT32インストール後のLANドライバのアップデート:  -以下のどちらかを実行します。-    *32ビットドライバ(*.LAN)の場合、クライアントコンピュータのNOVELL\CLIENT32フォルダにドライバをコピーします。    *16ビットドライバ(*.COM)の場合、クライアントコンピュータのNOVELL\NWCLIENTフォルダにドライバをコピーします。 8.2 サードパーティ製LANドライバのインストール  NOVELL以外のベンダーから提供されるODI LANドライバを使用する場合、CLIENT32セットアップ初期ファイルの中にそのドライバを指定する必要があります。  このリリースで提供されるよりも新しいドライバがある場合、提供されるCLIENT32のNIHONGOフォルダからハードディスクかネットワークドライブ上のCLIENT32インストールフォルダへ全てのファイルをコピーします。そしてこのインストールフォルダにドライバをコピーします。  サードパーティ製LANドライバのインストール:  (1) CLIENT32セットアップを実行する前に、テキストエディタで(インストールフォルダにある)NWSETUP.INIを開きます。  (2) そのファイルの中から使用するLANドライバの記述を収めた.INFファイル名を探します。サードパーティ製LANドライバ用の.INFファイルはODIxxxx.INFという名前で、"xxxx"の箇所にはネットワークの製造元が入ります(たとえばODI3COM.INFなど)。  (3) 最初のセミコロン(";")を取ります。  (4) 変更を保存し、エディタを終了します。  (5) CLIENT32セットアップを実行してください。 8.3 Novell ODINSUPの削除禁止  ODIアダプタが何にBINDされているかが明らかでないかぎり、ODINSUPをネットワークコントロールパネルから削除しないでください。アダプタが一枚だけ使用されている場合にNovell ODINSUPを削除するとNetWare Client 32 for Windows95も削除されます。 8.4 16ビットODIドライバの制限  16ビットドライバの削除やアップデートを行った際にWindows95が16ビットのドライバのサポート機能を削除してしまう場合があります。このとき16ビットのドライバを使用するもう一つのLANアダプタがある場合、コンピュータのブート後にドライバのロードに失敗するかもしれません。  たとえば、1台のコンピュータに16ビットODIドライバを使う2つのアダプタがあり、どちらかのLANアダプタに32ビットドライバを使用するようにすると、残された16ビットドライバがロードされないかもしれません。  この問題を解決するにはAUTOEXEC.BATファイルを開きLSL.COMとNESL.COMをロードする行を追加してください。これらの行は16ビットドライバをロードする行より前に加えます。  例: LSL.COM NESL.COM N16ODI.COM NE2000.COM  もし2つ以上のアダプタが同じ16ビットドライバを使う場合にはWindows95はAUTOEXEC.BATから1度だけドライバをロードします。このためにはAUTOEXEC.BATを編集し、ドライバのロードコマンドを記述する必要があります。 8.5 INT 9をサポートしないLANドライバ  IBM/PC互換機で、割り込み9番はサポートしないが、2番はサポートするLANドライバは、LANドライバのネットワークアダプタを記述する[リソース]プロパティシート上でアダプタの割り込みが9/2に設定されていると、ロードや初期化に失敗します。このときにはLANドライバのロードが成功していないときにネットワークコネクションの確立に失敗するため[Novell NetWareログイン]ダイアログボックスが表示されません。  この現象が起きたときには以下のように[割り込み番号(IRQ)]の設定を2に変更してください。  (1) ネットワークコントロールパネルを使用して新しいネットワークアダプタを追加します。  (2) [リソース]タブ上の[割り込み番号(IRQ)]の設定を2に変更します。  (3) [割り込み番号(IRQ)]が9/2に設定された古いネットワークアダプタを削除します。 8.6 16ビットODIトークンリングドライバの大きなパケットサイズ  トークンリングネットワークは17954バイトのパケットサイズを取り扱えますが、当初のリリースのCLIENT32は16ビットODIトークンドライバに対して10240バイトまでのパケットサイズをサポートします。  注記:NOVELLでは最適化されるパケットサイズは約4222バイト(NTR2000.COMのデフォルト)であることを確認しています。  パケットサイズを設定するには、MAX FRAME SIZEパラメータをNOVELL\NWCLIENT\NET.CFGのファイルの中で638から10240の値で設定してください。  例: LINK DRIVER NTR2000 MAX FRAME SIZE 2174  また、[Novell NetWare Client 32]プロパティの[詳細設定]タブ上にある[Link Support Layer Max Buffer Size]をMAX FRAME SIZEの値と同じかそれ以上に設定してください。[Link Support Layer Max Buffer Size]の詳しい内容についてはNWCFG95.HLPを参照してください。 9. トラブルシューティング 9.1 アプリケーション通信に関する問題の解決  IPX/SPXアプリケーションが機能しない場合には以下の手順に従ってください。。  (1) ネットワーク管理者や他のコンピュータのNET.CFGファイルなどで確認をして現在のネットワークのIPX通信で使われているフレームタイプを決めてください。  (2) コントロールパネルから[ネットワーク]を選び[IPX-32bit Protocol for Novell Client32]をダブルクリックしてください。  (3) [高度なIPX設定]ページを選択してください。  (4) [1次論理ボード]をチェックし、ネットワークで使われているフレームタイプにあったフレームタイプ名称を選んでください。必要なフレームタイプがない場合にはフレームタイプ名称を入力してください。  (5) [ネットワーク]ダイアログボックスを終了する前に[OK]をクリックしてください。  (6) コンピュータをリスタートし、アプリケーションを再起動してください。 9.2 CD-ROMの変更  サーバにCD-ROMがマウントしてあり、誰かによりCD-ROMのマウントが解除されて新たなCD-ROMがマウントされた場合、一度サーバのアタッチを解除して再度アタッチを行わない限り[ネットワークコンピュータ]の中から新しくマウントされたCD-ROMは見えません。[File Cache Level]の設定を0にすることにより設定が変えられている場合にはこの現象は発生しません。詳しい[File Cache Level]の情報についてはNWCFG95.HLPファイルを参照してください。 9.3 [エクスプローラ]表示内容の更新  エクスプローラの表示を更新させるにはを押してください。エクスプローラの外のファイルやフォルダが変更されても表示を更新させるまではエクスプローラの中に反映されない場合があります。この変更には作成、コピー、移動、削除や名前を変更を含みます。 9.4 長いファイル名の短縮  それぞれDOSコンパチブルな名称を使ってロングネームを持つネットワークフォルダに長いファイル名を持つファイルを移動すると、ファイル名が詰められます。たとえばLONGFILENAME.TXTファイルとLONGFOLDERNAMEフォルダがある場合、次のコマンドはLONGFILE.TXTに詰められているファイル名称となります。 MOVE LONGFI~1.TXT LONGFOLD  ファイルやフォルダの長い方の名称を使って詰められた名称を持つことなしにファイルを移動できます。 9.5 診断ツールNWDについて  Windows95上で動作するDLLの実行状況などを確認するツールとしてNWD(NetWare Diagnostic)ツールの英語版が本バージョンに同梱されています。 10. 商標  NOVELL及びNetWareは、米国並びに他の国におけるNOVELL,INC.の登録商標です。  Client32、Internetwork Packet Exchange and IPX、IPX/SPX、NetWare 3、NetWare 4、NetWare Client、NetWare Directory Services and NDS、Open Data-Link Interface and ODI、Sequenced Packet Exchange and SPX及びVirtual Loadable Module and VLMは米国NOVELL,INC.の登録商標です。  Microsoft及びWindowsは米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。その他の製品名、会社名等は、一般に各社の商標または登録商標です。 11.保証  ノベル株式会社及び米国Novell, Inc.(以下総称してノベルという)は、お客様と別途契約書等の書面にて取り決めを行わない限り、お客様に対して、ノベルのソフトウェアについていかなる表明も保証も行いません。特に、ノベルは、当該ソフトウェアの商品性および特定の目的への適合性について明示的にも黙示的にも保証を行うものではありません。  ノベルのソフトウェアを、ノベルの書面による承諾なくして、販売、頒布等することは禁じられています。また、ノベルは、ノベルのソフトウェアの販売等を中止する権利を留保しています。  ノベルは、ノベルソフトウェアの利用に関して、または利用中に生じた、利益又は収入の損失、ソフトウェアの消耗、データの損傷、損傷したデータの再生に要する費用、代替装置またはプログラムの費用などについては、責任を負いません。また、ノベルはお客様以外の第三者からの要求には応じられません。 ノベルは、全てのソフトウェアについて、インストールする前にバックアップコピーを取られることをお勧めします。ノベルは、ソフトウェアに対するテクニカルサポートをノベルの判断で提供します。