WINDOWS95も爆発的な普及を見せ、2世帯に1世帯(大嘘)はこのOSになろうとしています。これまでキャラクタベースが主体だったx86パソコンにとっては、資本主義がいきなり社会主義になるほどの大革命だと私は思います。
ところが、消え去るであろうかと思われたキャラクタベースのツールも以前健在でして、特にlha.exeは世界的に使用されつづけています。
しかしながら、ご本家lha.exeは、当然のことながら、ロングファイルネームに対応しているわけではありません。これはlha.exeの責任ではありません。革命が起きたのですから、不可抗力としか言いようがありません。lha.exeをサポートするツールも色々ありますが、やはり決定的なのは、ロングファイルネームが扱えないという点につきます。
ですから、例えば、lha.exeでドライブやディレクトリのバックアップをとろうとすると大変悲惨なことがおきます。私もかくしてそのような憂き目にあいました。
ロングファイルネームが扱えないツールをサポートしようというのがそもそもの制作主旨です。特に私の場合、lha.exeとの組み合わせで使用することを目的としました。
パスが通っているディレクトリに「lha x ext091」などとしてアーカイブをときます。この意味が理解できない方はこのツールを使いこなすことは難しいかもしれません。事情通に説明を受けてください。
EXT M
カレントディレクトリよりサブディレクトリまでを全てたどり、ロングファイルネームと従来の8+3形式のインデックスファイル(EXTINDEX.IDX)をそれぞれのディレクトリに作成します。
EXT E
インデックスファイルに基づき、ロングファイルネームが壊れている場合、それを修復します。
例えば、あるディレクトリのバックアップを取ろうとします。
- まず、そのディレクトリに移動する。
- 「EXT M」でインデックスを作成する。
- 「LHA A BACKUP -x -r2」として、圧縮する。
- これで「backup.lzh」ができ、これを保存しておけばOKでしょう。
バックアップを復元する場合、
- 「LHA X BACKUP」として、とりあえず「8+3形式」で復元する。
- 「EXT E」でロングファイルネームに復元する。
で完了します。
他には、ロングファイルネームを含むアーカイブの授受にも使用できます。
このソフトはフリーウェアです。
- 基本的にあらゆる形の譲渡を妨げませんが、ネットなどに転載する場合はその天才情報を頂けるとありがたいです。
- 転載する場合に限ってアーカイブ内容を変更してはなりません。
- 改変はこれを禁止します。
- 品質には充分注意していますが、万一使用した結果、逸失利益が生じても作者は一切免責とします。
- 出版などで紹介する場合は、必ず事前連絡を要します。
- 著作者人格権を侵害してはなりません。
- 最新版が配布された場合、転載者は遅滞なく転載先に反映しなければなりません。
- 今回に限って、ツールの性格上、実行ファイルだけを単独で配布しても構いませんし、個人が配布する場合には事前連絡も必要でありません。
- 不具合報告はバンバン連絡してください。
1997-Mar-06 ver 0.90 初版配布 1997-Mar-07 ver 0.91 ファイルが一つしか存在しない場合の不具合を修正。
ファイルが一つもないディレクトリに対してはインデックスファイルを作成しないように修正。
ファイル名に空白が入っているものがあると異常動作する不具合を修正。1997-Mar-08 ver 0.92 ディレクトリ名がLFNであった場合、そのディレクトリの名称変更は成功するが、その階層化の処理が行われなかった不具合を修正。 1997-Mar-13 ver 0.93 表示の出し方を変えました。
内部でのディレクトリの保持方法を全面的に変更しました。
YAS氏(HHC00700@niftyserve)Interrupt List by Ralf Brownを使用したプログラム例
プログラムを流用したわけではありませんが、大変参考になりました。
以上