【TX97】 | 【430TX搭載マザーの本命?】 |
複数のショップで取り扱っていて、実売価格はTX97が\25,000、TX97-Xが\32,000近辺。TX97-Xの方が高いのは、SoundBlaster互換のVibra16チップがオンボードで載っているため。日本では圧倒的な人気を誇るASUSの製品だけに430TXマザーボードとしては本命か?、という気もするけれど、気になるのはメモリのスロット。前にも書いたようにSDRAM用のDIMMスロット3本が載っているだけなのでSIMMが使えない..。430TXマザーボードとしては一番乗りだったA-OpenのAP5TではSIMMとDIMMスロットが同時に載っていたのに、ASUSは随分と割り切っている感じ。聞くところによれば、ASUSとしてはメモリの主流はSDRAMになると踏んでいて、この後に予定されているプロダクトのロードマップも基本的にDIMMスロット搭載のものが中心になっているとか。まぁ、TX97のシリーズはこの後にも「TX97-E」、「TX97-XE」、「TX97-XV」(ATI RAGEIIオンボード)というSIMMとDIMMスロットが併設された製品が出る予定なので、どうしてもSIMMを使いたいという人はこれを待つべし。
TX-97シリーズにはLM78/LM75といったシステム監視機能があり、電圧や温度、CPUファンの回転といった環境の正常性をチェックしてくれるということも既に書いたけれど、この機能に対応したCPUファンも一部で販売が開始されている。価格は\3,500近辺。
430TXマザーボードは、このほかにもA-OpenのAX5T(AP5TのATX版)、ECS EliteのP55TX-A(ATXでDIMMスロットのみ)、P55TX-B(ATXでDIMM、SIMMスロット併設)、MiTAC PH5400TX(ATX)がアキバで入手可能。430TXマザーボードもゆっくりと勢力拡大中といったところ。個人的には新しいモノは大歓迎!。
あ、それと、430TXが対応している待望のUltra DMA/33(Ultra ATA)のIDE HDDがいよいよ近いうちにやってくるらしい。すでにTWOTOPのインターネット通販のページに予告が出ているけれど、FBST6400AT(6.4GB)、FBST4300AT(4.3GB)、FBST3200AT(3.2GB)、FBST1600AT(1.6GB)が入荷予定。430TXマザーボードもこれで魅力倍増か?。
[撮影:DIJE]
【OSR2一式】 | 【マニュアル】 |
Windows 95のOSR2(OEM Service Release 2)と言えば、32BitFATに対応するなど随所に改良と新機能が加えられた最新のWindows 95で、「OEM」の文字通りマイクロソフトもOEMベンダー向けにしか出荷していないもの。ライセンス上も、パソコン本体とのセット(プリインストール含む)でなければ販売できないようになっているため、一般の人がOSR2を入手するには新規にパソコン一式を買う以外本来は手がない、というのが現状。単体入手できないことについてはマニア層から不満の声が多く、雑誌などでも取り上げられることが多い。その一方で、PC/AT互換機の専門店ではもCD-ROMドライブやHDD、メモリなどのパーツとの「疑似セット」でOSR2を販売するケースがあり、つい先日も大阪・日本橋でマイクロソフトによる“一斉摘発”があったばかり。
おそらく、こうした過去の事例はアンダーグラウンドに近い状況での話ではないかと想像するのだけど、今回目撃したのは「堂々の単体販売」。他人事ながら、大丈夫なんだろうか?、と心配してしまう..。アキバでもいい意味での「怪しさ」は好きだけど、さすがに以前の「たまごっちフロッピー」同様、危険の域にまで達するようなものは、さすがにご勘弁願いたい..。
[撮影:DIJE]
【紙袋も重たい】 | 【T-ZONEは街頭販売】 |
大型店ではOffice97Pro専用会計カウンターを設けたり、店内の各所を飾りたてたりと、まさに特別態勢。T-ZONEミナミ、ツクDOS/Vパソコン本館、ソフマップ1号店"Chicago"などは店先の街頭でも販売中で、大型ディスプレイによるデモンストレーションを行っているところもある。見ていると、反応は発売日の金曜ほどではないにしろ、土曜日もそこそこあったようで、道を歩いてもOffice97 Pro入りの紙袋をさげている人をよく見かけた。実売価格の方はPC Watchでも既報で、大型店では横並び。目立って安くしていたのはTWO-TOP秋葉原2号店で、大型店よりも\3,000~\7,000程度安い。個人的にはそれでも高い(なにしろ通常製品版だと\60,000前後)ので、今回は見送ったけど..。
ところで、各ショップともいろいろ独自の特典サービスなどを実施しているんだけど、なかでも笑っちゃうのがT-ZONE本店の「まとめ買いキャンペーン」。これは同店の2Fでのみ行っているもので、14日~19日の間に「一番(Office97 Proの)本数を多く購入」した人1名にたまごっちをプレゼントしてくれるというもの。1本\60,000もするパッケージを10本買ったとして\600,000。それでも当たらなかった日にはどうしたらいいんだろう?、なんて..。
Office97 Proは単価の高い商品なだけに、新宿も回って安いところをみつけたほうがいいかもしれない。アキバ大型店の「競争やる気なし」っていう状態も困ったもんだけど。
【広瀬無線本社ビル】 | 【人はそこそこの入り】 |
発売されたばかりのPDAとPHSの合体機ピノキオはもちろんのこと、ノートパソコンLet's Noteや新型のデジタルカメラに至るまで広く展示している。発売前のものでは、超薄型のデジタルカメラとして注目されているカードショットもあるので、興味のある人は行ってみてはどうだろう。ちなみに、私も触ろうと思ったんだけど、前にいたカップルに占領されて近付けなかったのだった..。とほほ。
【大きさはこんなもの】 | 【取りつけ図(例)】 |
現在ノウムで売られているSysler社の「TWISTER SYSTEM COOLER」がそれで、名前からもわかるように本当のメーカー側の製品意図はシステム全体の冷却効率をあげるための対流補助ファン。といっても、3.5インチサイズのファンに取りついているL字状の取りつけ金具は、この製品をドライブベイの真下に取りつけるように設計しているため、ファンの風はちょうどHDDに直撃する形になる。これはどう見てもHDDを冷却するためのものにしか見えないし、ほとんどそれしか効果はない、というのが私の判断。メーカーも、はじめからHDDクーラーとして売ればよかったのに、なんて思うのは私だけ?。\3,000。
[撮影:DS-7]
実売価格は\18,000前後。なんと、これは先日出たばかりのLG電子の16倍速CD-ROMドライブの今の相場とほとんど変わらない。いやはや進歩は早いもの。国内メーカーから24倍速のCD-ROMドライブがもうすぐ出るとかいう話もあるし、いったいどこまでいくんだか。自分のマシンは相変わらず2倍速と4倍速だけど、全然困ってないぞ。
そのDVD-ROM関係については今週動きがあった。値段に関しては、今まで\90,000前後だったMPEG2カードとDVD-ROMドライブのセット品が\69,800(TWOTOP秋葉原1号店)に急降下。これはNOVACブランドのDVD Dream Kitというセットで、Panasonicブランドのものは相変わらず\90,000台。
それともう一つのニュースは、初めてDVD-ROMドライブの単体販売が始まったこと。パイオニア製のDVD-010というDVD-ROMドライブが\49,800(TWOTOP秋葉原1号店)で販売され、包装は白箱に張り紙という簡単なもの。もちろんDVD対応のMPEG2カードがないので、現時点ではこれだけで市販のDVD-Videoソフトは再生できない。DVD-ROMドライブだけあってどうするんだろう?、という気もしないでもないが..。それともソフトウェアMPEG2デコードの製品が出てくるメドでもたったんだろうか?。CD-ROMとしての性能は10倍速で、ドライバも付属。
大阪の人は、この週末にもチェックしてみては?。
などなど。PCの世界も、また混戦状態の面白い状況に突入か。次号は「スクープ」を予定しているそうだし、AZTEC Reportは今後も要チェックだ。
[撮影:DS-7]
[撮影:DIJE]