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【メモリ激戦区】 |
例えば、神和電機のSIMMの価格を例にとると、先週32MB(NP,60ns) \16,400、32MB(EDO,60ns) \16,900だった価格が、今週は共に\14,800と実に\2,000近くも暴落している。16MBのSIMMでも値下がり幅は約\1,000と大きい。品薄気味のSDRAMにはたいした変化はないものの、Macintosh用のDIMMも下がっており、これはまた以前のような価格急降下と激しい価格競争が始まる予兆では?、と不安と期待の入り交じった観測が出始めている。
いくつかのショップに聞いてみると、この半導体系専門店の急な動きはさながら「不意打ち」とでも言うべき状況だったようで、どこも驚きの表情を隠さない。あるショップでは「今週の目玉商品はEDO 32Bで\16,800です」と言われ、こうした現象を知らないところもあったほど。どうやら、これはいつものパターンのようで、海外のDRAM市況に敏感な半導体系専門店がまず先行して反応したということのよう。言わば「アキバのメモリ価格のアンテナ」である、これらの店が動き出したことで、ほかへ波及する可能性が非常に高い。
両店はいつも隣同士で激しい価格競争を繰り広げているけれども、この週末は久々に火花散る現象も見られた。どちらも店頭の価格表示に線を引いたり、百円の位を「?」マークにして隠すなど、ライバル店への意図的な牽制が行わていたのだ。これは、その時々の注文で臨機応変に価格を変えようという意図もあるようで、昨年起こった前代未聞のメモリ価格暴落時期に何度か見られた現象でもある。つまり、競争の激しさの象徴、というワケ。
はたして、メモリ価格バトルにまた火がつくのか?。ショップは戦々恐々だが、買う側はウキウキワクワク、といったところなんである。
[撮影:DIJE]
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【PD440FX】 | 【PD440FXの箱】 |
「PD440FX」はATXで、PCI 4/ISA 2のバス構成。YAMAHAのOPL3を使った音源がオンボードになっているのが特徴。取り扱いを確認できたのはBLESSの\52,800と、ぷらっとホームの\49,800。ちょっと高い気もするけれど、これは初物価格でもあり、ブランド代を含んでいると考えれば、初めはこんなところかも知れない。
「AX6F」もATXで、バス構成はISA 3/PCI 5。ホームページ上ではASUS KN97-Xよりいかに速いかというデータが公開されているので、参考にするといいかも。取り扱い店と価格はパソコン工房秋葉原店(万世橋方面)の\34,800、俺コンハウスの\37,800。
PentiumIIの対応マザーボードも当初の1,2種類という状況から一変し、今では選択肢が豊富になってきた。これはメーカーにもショップにも競争原理が働くことになるわけで、買う側からすれば大歓迎!(目移りするけど)。ついでに、PentiumIIやK6の価格がまたぐっと下がりそうとの観測もあり、そろそろ「人柱」のマニア層から、より一般的な層にも手が届きそうな状況になりつつある。この分でいくと、PentiumIIの普及もだいぷ早い時期に実現してしまうかも?。
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【Cyrix 6x86L-PR200+】 |
特に6x86L-PR200+は予想したとおり2万円を割り、ついに\19,500(A-Master)の値段が現れた。先週最安値だったUSER'S SIDEでも「来週には1万円台にする」と追随の構えをみせる(日曜には下がっている可能性も..)。どちらもCyrix製品には強いショップだけに、完全に6x86関連ではプライスリーダーを争っている格好。ほかにも、\22,800(DOS/Vパラダイス本店)、\22,200(IBM版、クレバリー)と、確実に価格が下落している。これと関連してか、ここのところCyrixの次期CPU「M2」の話もアレコレ飛び交っている。どうも名前は「6x86○○」(○○には諸説あり)という名前になり、正式発表は6月初旬になるとの情報が有力だ。これは、Cyrix日本法人が最近一般向け(公)にリークし始めた情報とも合致する。6月初旬と言えば、COMDEX/SpringにComputex Taipeiと大きなイベントが開催される時期でもあり、これに合わせて出てくる可能性が非常に高い(いや、それしかない)。6x86の価格下落は「(現)M2」発表の予兆なのだろうか?。AMDのK5のように、K6発表直後から暴落して市場から消えていく、なんてことがなければよいけど。
価格が下がっているのはPentium 200MHzも同じ。先週最安値をつけたパソコンシティ(ブロックC3)が\500下げて\39,300とし、Flip-Flapは一挙に\36,800(ただし品切れ)にしている。ついでに、Pentium 166MHzではクレバリー(ブロックC3)が\29,980と3万円割れ。Pentiumについては、MMX対応PentiumのODPが出回り始め(DOS/Vパラダイス本店)たほか、海外でも報じられているMMX対応Pentium 233MHzの入荷時期がアキバでささやかれ始めている。なんでも、早ければ来週か再来週には一部の店頭に出る可能性があるとか(価格がメチャ高いという説もある)。
ま、とにかくMMXはいらないから、安くて速いCPUが欲しいと言うなら、2万円のじゃじゃ馬(この表現はもう古い?)6x86L-PR200+を買うか、4万円の純正Pentium 200MHzを買うか、そのどちらかってことかな。
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【Panasonic 585B】 |
「CR-585B」はATAPIインターフェースで(SCSIモデルは6月頃に出回りそう)末か、読み出しはCLV方式とCAV方式の併用による最大24倍速の性能を誇る。実にデータ転送速度は3.6MB/s。最近話題になっている高速CD-ROMドライブの騒音については、CDのオートバランサーを搭載したことでCDの振動を抑え、6倍速CD-ROMドライブと同等レベルになっているとか。新しいドライブであるだけに、CD-RWの読み込みにももちろん対応している。価格はコンピュータタボックス(C-BOX)で\25,800、TWO-TOP秋葉原本店と第一家電(ラジオ会館2F[ブロックA4])で\19,800。
しかし、毎回毎回「CD-ROMドライブをこんなに早くしてどうすんの?」という疑問が沸いてくるよなぁ..。個人的には全然食指が動かないし、「もうそろそろやめたら?」と言いたくもなる。TEACからも24倍速CD-ROMドライブ「CD-524EK」が発表されているし、台湾メーカーでは30倍を超えるCD-ROMドライブの開発が進んでいるという話まであるし。6月に開催されるComputex TAIPEIあたりで、きっと山のように製品デモが行われるのだろうな..。
だとしたら負けられん。日本メーカー頑張れ!、次は40倍だ(あれ?)。
[撮影:DS-8 協力:コンピュータボックス(C-BOX)]
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【NoteBoardの箱】 | 【こんな風になる】 |
この場合、キーボードの位置と液晶ディスプレイの位置が不自然になって使いにくいという問題がある(ノートのキーボードが邪魔をしてしまう)。これが不満だという人は、Darwin Keyboardsというメーカーの「NoteBoard」はいかが?。フルキーボードに折り畳み式の4つ足がついていて、これを立ててやれば、高床式キーボードとなり、ノートのキーボード部(本体)をその下に滑り込ましてやることができる。こうすれば、ノートのキーボード上にフルキーボードが重なるかたちになるので、液晶の位置も適性で使いやすい、というワケ。もちろん高さの調整も可能なので、ほとんどのノートパソコンで使えるはず。といっても、Librettoでは小さすぎてしまうけど..。
T-ZONEミナミ5Fで\13,800。
[撮影:DIJE]
最新の相場参考資料はこちら |
CPU、HDD相場情報(秋葉原 '97/5 第3週) CPU、HDD相場情報(秋葉原 '97/5 第2週) |
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[撮影:DS-7]
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[撮影:CoolShot]
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[撮影:CoolShot]
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[撮影:CoolShot]
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[撮影:CoolShot]
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