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【表側】 | 【裏側】 |
今週もINTELの最新プロダクツがその対象となり、「MMX対応Pentium 233MHz」がショップに姿を現した。6月初旬に発表されると言われているこのCPUは、K6 PR233(233MHz)がまだ市場に出ていないことを考えれば、現在Socket 7対応のCPUとしては世界最速ということになる。もちろん、Socket 7対応でトップなのはスピードだけではなく、価格の方もダントツ(もちろん、高い方に)。現在販売中の2店はいずれも10万円超の価格をつけており(ぷらっとホームで\115,000、パソコンシティ[ブロックC3]で\105,000)、最低価格帯で10万円台のPentiumII 266MHzと肩を並べるという「ねじれ現象」が起こっている(仕入れ価格の高さを見て入荷を見送ったというショップもあった)。
この高さには「誰が買うの?」という声もあちこちで聞かれたが、これもアキバの「初物価格」の常であり、今後の価格推移に注目したいところ。聞くところによれば、6月初旬の正式発表後にはモノが潤沢に出回り、それで価格も落ち着いてくるだろうとのこと。対するK6もPR233がもうすぐ出るとの情報があり、そうなればMMX-233 vs K6-233の熱いコストパフォーマンス戦争が勃発することになる。CPU大戦争の火種がまた一つ増えた、といったところか。
ちなみに、形状や表面のラベルは今までのMMX対応Pentiumとまったく一緒。PPGAで、表面のラベルも「intel pentium w/MMX tech」とだけ書かれている(写真の通り)。
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【K6価格戦争勃発?】 |
そして未だ登場しないK6 PR233については、「登場間近」という情報がまた最近流れ始めている。多くの関係者は「6月以降だ」という中、一部では来週にも少量アキバに入ってきそうとの声もある。価格も、今までのPR200とほぼ変わらない価格で販売されるのではないか、という。確かに、今週のK6価格下落を見ていると、PR233登場の予兆か?、とも勘ぐりたくもなる。今週はMMX対応Pentium 233MHzが登場しており、次はM2か?という話もあるところにK6 PR233も登場となれば、前代未聞のCPU登場ラッシュ、なんてことになる..。うれしいやら、困ったやら。
ちなみに、メルコもK6 PR200の独自パッケージ「MPU-AK620」を出荷開始。その価格が山洋CPUファン付きで、なんと\59,800(第一家電C&Q[ラジオ会館2F,ブロックA4])。ある意味、この価格が一つのリファレンスになるのかもしれない。
[撮影:DS-7]
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【M2の登場はまだか?】 |
6x86の次期版であるCyrixのM2については、早ければ来週にも実物のデモ、もしくは予約販売されるとの情報もあるけれども、こちらはまだ不確実。 しかし、Cyrix/IBMの6x86最上位版がこんなに下がってしまっては、M2を早く投入しなければメーカーも儲けるところがないのでは?、とひとごとながら心配してしまう..。
[撮影:DS-7 協力:USER'S SIDE]
今までどこも裸売りのみの状態だったPentiumIIも、今週からは一部でINTEL純正リテール箱パッケージ品も出回るようになった。確認できたのは若松通商系列のショップで、若松通商(ラジオ会館4F[ブロックA4]とミツワビル2F[ブロックB3])、エルプラザ(ラジオ会館4F[ブロックA4])。デザインは、先週お伝えしたINTEL純正PentiumIIマザーボード「PD440FX」のパッケージとソックリで、青が基調のカラーリング。面白いことに、MMX対応Pentium 200MHzにも同デザインのパッケージがあり、一緒に陳列されて売られている。もしかすると、INTELは今後このデザインのパッケージに既存の製品も切り替えていくのか?。
いずれも、CPUファン付きのもので、価格はPentiumII 266MHzが\125,000、MMX対応Pentium 200MHzが\68,000。裸売りの相場から考えれば、もちろん高いけれども、純正CPUファン+安心料込みという意味では、まぁこんなところか。
価格については、先に挙げたもの以外にもほぽ例外なく値が下がっている。Pentium 200MHzは4万円割れが当たり前で、\37,600(PC夢工房)や、\37,800(コムサテライト1号店、パソコンシティ[ブロックC3])という価格も出てきている。MMX対応Pentiumも200MHzが6万円割れが増えてちょっと団子状態。PentiumIIも266MHzが10万円台に突入している。
これだけライバルがひしめく状態だと、価格競争が起きるのも当たり前。やっぱり一社独占はだめ、という証明だったりして?。
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【パッケージ】 | 【これがクロック】 |
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【はんだごてが必要】 | 【表示が速過ぎ..】 |
パッケージの中身は単純で、改造方法が書かれた緑色の1枚紙と、小さな円柱状のクロック(水晶発振子)が1つあるだけ。改造方法もいたって簡単で、たまごっちについているクロックをはんだごてを使って入れ換えるだけ。まぁ要するに、早い水晶に交換するというだけのことなんだけど、なんだか思わず笑ってしまう改造キット..。改造後は元の6倍のスピードで動作し、当然成長過程も6倍のスピードで進行する(4時間で1日)。
実際に改造をしたのだけれど、手元に本家たまごっちがないため、パチもんの「ぎゃおっPi!」で試してみた。内部の基板は構造が簡単なため、とても作業がやりやすい。はんだごての扱いに慣れていれば、1分もかからず完成する。作業が終わり、そして電源をONしてみると、おお、そこには見事に生まれ変わった「6倍速ぎゃおっPi!」が!、てなわけ。使ってみると、いやこれが本当に全てが6倍になっているので困ったこと困ったこと。時計表示も10秒で1分間進み、キャラクターの動きも早すぎて液晶の表示が追いつかず、アニメーションが何がなんだかわからない場合がある。そして、成長が早いので次から次へといろんな要求をしてくる(あぁ、やかましい)。ちょっと放っておいたら、あっと言う間に死んでしまったが..(死ぬのも早いのね)。
早くゴールを見たいという人にはいいかもしれないが、4時間で1日が経過してしまうので、ほとんど不眠不休状態で世話をしてやらないといけないということをお忘れなく。改造は自己の責任で行うこと。ニューサクラヤで\1,000(英語版たまごっちも\8,500で販売中)。
[撮影:DIJE]
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【2台のシステムでデモ】 | 【ベンチマーク実行中】 |
ただ、この日は大雨だったのでほとんどデモの効果はなかったみたい。日曜日にもデモが行われるので、興味がある人はじっくり見てみるといいかも(このあと、全国でこのデモが順番に行われる)。
[撮影:DS-7]
まず、ツクモDOS/Vパソコン本館はリニューアルオープンを記念して大特価セールを開催中だ。なんと、CD-Rドライブが3万円台だったり、SIMMがダントツの最安値をつけるなど(32MBで\13,990)なかなかアグレッシブな価格設定を行っている。ただ、格安品も派手なPOPをつけずにひっそりと商品棚に置かれているケースが結構あるので、じっくり眺めて探すべし。
開店したばかりのソフトアイランドでは、マザーボードを大量に陳列しており、その中には、マニアの間では注目の最新チップセットVIA Appolo VP2を搭載したマザーボード、FIC PA-2011もある。このマザーボードを待っていた人も多いはず。形状はATXで価格は\22,800。店内ではもっと派手なPOPをつけるとかアピールすればいいと思うんだけど、とっても地味な陳列でありました。
Panasonic">Panasonicに続き、すでに発表をすませていたTEACからも24倍速CD-ROMドライブが登場した。製品名は「TEAC CD524EK」で、インターフェースはATAPI。価格は\19,800(ツクモDOS/Vパソコン本館)と、Panasonicと同格。最近は最速CD-ROMドライブは約2万円で登場するというのが通例となっている。
複数のショップで聞いた話によると、TyanのDual PentiumIIマザーボードTyan TAHOE-2 ATX S1682Dは、来週から販売が始まるようだ。USER'S SIDEでも、「来週入荷」の張り紙を出してアピール中。ただし、価格はまだわからない。
アイ・ツーMobile専科東京3号店ではHP 320LXの予約販売を開始した。HP 320LXはWindows CE搭載の最新H/PC。ディスプレイが640×200と広いことや、PCカードスロット1つのほかにコンパクトフラッシュのスロットを持つなど、従来のH/PCと比べて大幅にPowerUpしていることでMobileユーザーには注目の的。海外から直輸入している人もいるようだけれど、アキバでももうすぐ手軽に入手できるようにりそう。ここに案内あり。
56Kbpsモデムの種類が増え始めた。今までに出ていたのは、x2陣営のU.S.Robotics Sportster Voice 56kとK56Flex陣営のモトローラModemSURFR56Kだけだったけれど、今週はK56Flex陣営の製品として、Panasonic TO-BXF56K、マイクロ総合研究所 MR560XL、ビジネスイノベーション BI/FAXMODEM 56KI/KXが初登場。価格はどれも2万円程度。このまま増えれば56Kbpsモデムが当たり前という状況も近い?。ただし、あるショップの店員さんは「あんまり売れないですねぇ」と嘆いていたが..。
最新の相場参考資料はこちら |
CPU、HDD相場情報(秋葉原 '97/5 第4週) CPU、HDD相場情報(秋葉原 '97/5 第3週) |
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[撮影:DS-7]
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[撮影:CoolShot]
当然、SIMMに関してはここがダントツの最安値!。
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[撮影:CoolShot]
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[撮影:DS-7]
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[撮影:DIJEとDS-7 協力:USER'S SIDE]
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