----------------------------------------------------------- Microsoft インターネット エクスプローラ 3.02a for Microsoft Windows 3.1 & Windows NT 3.51 README 1997 年 5 月 ----------------------------------------------------------- (C) Copyright Microsoft Corporation, 1997 -------------------- このファイルの読み方 -------------------- メモ帳を使って画面でこのファイルを読むときは、メモ帳のウィンドウを最大化する と読みやすくなります。 このファイルを印刷するには、メモ帳またはほかのワード プロセッサでファイルを 開き、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックしてください。 ---- 目次 ---- システム要件 インターネット エクスプローラのインストール インターネットからダウンロードしてインストールするには LAN を経由してインターネットに接続する場合 リモート インストール Telnet ヘルパー アプリケーションの使用 既存の TCP/IP 接続とインターネット サービス プロバイダの設定を使う ソフトウェアのバックアップを作成するするには 標準のインストール場所の変更 JAVA VM 必要なメモリ容量 JAVA VM を無効にするには JAVA の設定 JAVA VM のテクニカルサポート Java VM の確認されている問題 確認されている問題 ------------ システム要件 ------------ この製品は、 Windows 3.1 と Windows NT 3.51 (DOS/V 版)のユーザーを 主な対象としています。 また、LAN 経由でインターネットにアクセスするユーザー、または既に インターネットにアクセスしているユーザー (TCP/IP 接続またはダイヤル アップをしており、インターネット サービス プロバイダにアカウントがある ユーザー) を対象としています。 この製品は 16 ビット プログラムなので、Win32s をインストールする必要は ありません。 このバージョンには、Microsoft Windows 3.1 Virtual Machine (VM) for Java(TM) (以下、Java VM) が含まれます。この Java VM では、Sun JDK 1.02 で 使える機能と同等の機能をサポートしています。 - ブラウザのみを実行する場合: - 4MB 以上のメモリ、i386 以上のプロセッサが搭載されたコンピュータ (8MB 以上のメモリ、i386 以上のプロセッサが搭載されたコンピュータを推奨) - ブラウザと Java VM を実行する場合: - 8MB 以上のメモリ、i486 以上のプロセッサが搭載されたコンピュータ (12MB 以上のメモリ、i486 以上のプロセッサ搭載されたコンピュータを推奨) - Microsoft Windows Version 3.1 - VGA 以上の解像度のディスプレイ - マウス - 9600bps 以上通信速度のモデム または LAN - TCP/IP スタックとダイヤラー 注: Windows NT 3.51 を実行している場合、Service Pack 4 が必要になります。 Service Pack 4 がインストールされてない場合、Java VM の動作が不安定になる 可能性があります。 TCP/IP プロトコル スタックとダイヤラーは、インターネット サービス プロバイダ (ISP) を通してインターネットにアクセスするのに必要です。インターネット エクスプローラを実行する前に、上記の条件が整っているかどうかを確認して ください。 LAN 経由でインターネットにアクセスする場合や、内部ネットワーク (イントラネット) のみをブラウズする場合、ネットワーク管理者は、適切な Winsock.dll を利用者に提供 する必要があります。 ------------------------------------------- インターネット エクスプローラのインストール ------------------------------------------- インターネットからダウンロードしてインストールするには ------------------------------------------------------ 1. 一時的に作業するためのディレクトリを作成します。 2. インターネット エクスプローラのセットアップ ファイルをインターネット からダウンロードし、手順 1 で作成したディレクトリに保存します。 3. ファイル マネージャからダウンロードしたファイルを実行します。 プログラム ファイルが展開されます。 注: 次の手順に移る前に、LAN を経由してインストールする方法や、既存の TCP/IP 接続を使う方法について確認しておいてください。これらに ついての説明は、このファイルの後にあります。 4. ファイル マネージャから Setup.exe ファイルを実行します。 指定したディレクトリにファイルがインストールされます。 5. インターネット エクスプローラを起動します。 LAN を経由してインターネットに接続する場合 ------------------------------------------ LAN を経由してインターネットにアクセスする場合は、インターネット エクスプ ローラでインターネットのページを表示できます。アクセスできるかどうかわから ない場合は、ネットワーク管理者に問い合わせてください。 アクセスできる場合は、プロキシ サーバーについてネットワーク管理者に問い 合わせてください。 インターネット エクスプローラをインストールするには 1. TCP/IP プロトコルがインストールされていることを確かめます。インストールさ れていない場合は、インストールしてください。 2. カスタム セットアップを実行し、[TCP/IP スタックとダイヤラー] チェック ボックスをオフにします。 CERN 準拠のプロキシ サーバーを使うこともできます。 プロキシ サーバーを使うには 1. [表示] メニューの [オプション] をクリックします。 2. [接続] タブで [プロキシ サーバー経由で接続する] チェックボックスをオン にし、[設定] をクリックします。 3. [プロキシ設定] ダイアログ ボックスで、プロキシ サーバーのアドレス、 ポート、そのほかの必要な項目を設定します。 リモート インストール --------------------- インターネット エクスプローラをリモートで実行するには 1. インターネット エクスプローラをサーバーにインストールします。 2. クライアントのハードディスクの Windows ディレクトリに IEXPLORE.INI を コピーします。 Windows 3.1 を使っているクライアントコンピュータ上で、リモート インストールを 共有する場合は、次の手順に従ってください。 1. 次のファイルをクライアントの Windows\System ディレクトリにコピーします。 Comctlie.dll Vscrpt16.dll Jscrpt16.dll Secur16.dll Security.dll Msapsp16.dll Msnssp.dll Signin16.hlp Msnath16.hlp 必要であれば、次の RealAudio 関連のファイルもコピーします。 Ragui16.dll Ra16.dll Ract14_4.dll Ra3228_8.dll Pnloader.dll 2. クライアントのコンピュータには、OLE 2.03 以上がインストールされている 必要があります。 OLE ファイルをコピーするだけでは、システムが正しくアップデートされません。 3. クライアントのコンピュータには、IEXPLORE.INI がコピーされている必要が あります。 4. Iexplore.ini ファイルの内容を編集します。ini ファイル中のお気に入りファイル、 ヘルプファイル、cookie ファイル、およびそのほかの URL の場所の指定を 移動したい場所に変更します。 Telnet ヘルパー アプリケーションの使用 -------------------------------------- Telnet ヘルパー アプリケーションを使用するように、インターネット エクスプローラ を設定する場合は、次の手順に従ってください。 1. メモ帳などで Windows ディレクトリにある Iexplore.ini ファイルを開きます。 2. [Helper] セクションで「Telnet」の前についているセミコロン (;) を削除します。 3. [Helper] セクションで Telnet ヘルパー アプリケーションの場所を指定します。 例: [helpers] telnet=c:\windows\telnet.exe %s 既存の TCP/IP 接続とインターネット サービス プロバイダの設定を使う ------------------------------------------------------------------ 一般的なインターネット接続パッケージは、インターネット エクスプローラから 正常に使用できることが確認されています。正しく設定すれば、これらのパッケ ージに含まれる TCP/IP プロトコルとダイヤラー プログラムを使ってインター ネット サービス プロバイダ (ISP) に接続できます。この場合、インターネット エクスプローラに含まれるダイヤラーと TCP/IP スタックをインストールする 必要はありません。 通常は、パスを指定するだけで必要な設定が終わります。つまり、Autoexec.bat ファ イルの PATH コマンドを編集し、インターネットへの接続に使う Winsock.dll ファイ ルの場所を指定します。たとえば、Winsock.dll ファイルが C:\Connect ディレクト リにある場合は、 現在の PATH コマンドの次の行に、次の PATH コマンドを追加し ます。 PATH=%PATH%;C:\CONNECT Winsock.dll が複数ある場合、 使用する Winsock.dll ファイルが PATH コマンドに 一番最初に指定されいているか、またはブラウザがあるディレクトリにあるかどうか を確認してください。 詳しくは、前述の「そのほかのネットワークまたはダイヤラーをお使いの場合 (Winsock.dll が複数ある場合)」を参照してください。 一般的なインターネット接続パッケージがインストールされているコンピュータにイ ンターネット エクスプローラをインストールする手順を以下に説明します。 Internet Chameleon 4.5 ---------------------- 1. インターネット エクスプローラを標準のディレクトリ (C:\Iexplore) にインス トールします。 2. Internet Chameleon のディレクトリが PATH コマンドで指定されていることを確 かめます。指定されていない場合は、Autoexec.bat ファイルの PATH コマンドに パスを追加し、コンピュータを再起動します。 3. [Custom] アイコンをダブルクリックして Internet Chameleon のダイヤラー プロ グラムを起動します。 4. 使用するインターネット サービス プロバイダを選び、[Setup] メニューの [Dial On Demand] コマンドに印が付いていることを確かめます。 インターネット エクスプローラでインターネットにアクセスしようとすると、 ダイヤラー プログラムが起動するようになります。 5. [Microsoft インターネット エクスプローラ] グループにある [インターネット エクスプローラ] のアイコンをダブルクリックして起動します。 Internet Chameleon のダイヤラー プログラムで、必要に応じて自動的にダイヤルす るように設定した場合は、インターネット エクスプローラでインターネットのアドレ スを指定すると、インターネットに接続されます。 必要に応じて自動的にダイヤルするように設定しなかった場合は、インターネット エクスプローラを起動する前に、ダイヤラー プログラムを起動する必要があります。 Netscape Navigator 1.2 Personal Edition --------------------------------------- Netscape Navigator のファイルが保存されているディレクトリにインターネット エクスプローラをインストールします。たとえば、Netscape Navigator を標準の C:\Netscape ディレクトリにインストールしている場合は、インターネット エクス プローラのファイルを C:\Netscape ディレクトリにインストールします。 そのほかのインターネット接続パッケージ -------------------------------------- 1. カスタムセットアップを実行し、インターネット エクスプローラを標準のディレ クトリにインストールします。ただし、TCP/IP スタックとダイヤラーはインス トールしません。 2. ダイヤラー プログラムのディレクトリが PATH コマンドで指定されていることを 確かめます。指定されていない場合は、Autoexec.bat ファイルの PATH コマンド にパスを追加し、コンピュータを再起動します。 3. ダイヤラー プログラムを起動します。 4. 必要に応じて自動的にダイヤルする機能がダイヤラー プログラムに用意されてい る場合は、その機能を有効にします。 インターネット エクスプローラでインターネットにアクセスしようとすると、 ダイヤラー プログラムが起動するようになります。 5. [Microsoft インターネット エクスプローラ] グループにある [インターネット エクスプローラ] のアイコンをダブルクリックして起動します。 必要に応じて自動的にダイヤルするように設定した場合は、インターネット エクスプ ローラでインターネットのアドレスを指定すると、インターネットに接続されます。 必要に応じて自動的にダイヤルするように設定しなかった場合は、インターネット エクスプローラを起動する前に、ダイヤラー プログラムを起動する必要があります。 ソフトウェアをバックアップするには ---------------------------------- 1. 1.44MB の 3.5 インチ フロッピー ディスクを 2 枚用意します。 2. ダウンロードしたインターネット エクスプローラのセットアップ ファイルを 実行します。 詳細については、このファイルの「インターネットからダウンロードしてインス トールするには」を参照してください。作成したディレクトリには、バックアップ ディスクの作成に必要なファイルがすべて保存されています。 3. ディスク 3 に Iew31_3.cab をコピーします。 3. ディスク 2 に Iew31_2.cab をコピーします。 4. ディスク 1 に 次のファイルををコピーします。 Files.inf Readme.txt Iew31_1.cab Setup.exe Install.lst License.txt Install.bin Setup.ini 標準のインストール場所の変更 ----------------------------- インターネット エクスプローラがインストールされるディレクトリを変更できます。 標準では、インターネット エクスプローラは、 C:\IExplore にインストールされます。 ほかのディレクトリに変更する場合、日本語などの 2 バイトの文字 (DBCS)を含まない ようにしてください。 インストールするディレクトリには、ASCII の小文字で指定する必要があります。 ------- JAVA VM ------- 必要なメモリ容量 ---------------- このバージョンには、Microsoft Windows 3.1 Virtual Machine (VM) for Java が含まれます。この Java VM では、Sun JDK 1.02 で使用できる機能と同等の機能を サポートしています。Java を実行するには、少なくとも 8MB のメモリが必要です。 注: Windows NT 3.51 を実行している場合、Service Pack 4 が必要になります。 Service Pack 4 がインストールされてない場合、Java VM の動作が不安定になる 可能性があります。 JAVA VM を無効にするには ------------------------ セキュリティや、そのほかの懸案事項がある場合は、インターネット エクスプローラ での Java アプレットの使用を無効にできます。 Java アプレットの使用を無効にするには: 1. [表示] メニューから、[オプション] をクリックします。 2. [セキュリティ] タブをクリックします。 3. [JAVA] チェックボックスをオフにします。 Java の設定 ----------- Iexplore.ini ファイルの [JavaVM] に Java VM の設定がされています。 Iexplore.ini は、Windows ディレクトリにあります。 メモ帳などのテキスト エディタで、次の設定を変更できます。 ClassPath: 検索するクラスのディレクトリを一覧表示する。 ローカル コンピュータ上の Java アプレットを実行する 場合、圧縮していない Zip ファイルにすべてのクラス ファイルを入れ、ClassPath に Zip ファイルへのフル パス を追加することができます。 例: ClassPath=c:\iedir\classes.zip;c:\myclass\myclass.zip DefaultOptions: Java VM のオプション mx 最大 Java ヒープ サイズ ms 最小 Java ヒープ サイズ ss VM の C スタック サイズ oss VM の Java スタック サイズ verify 読み込んだクラスすべての検証 verifyremote ネットワーク上で読み込むクラスの検証 (標準) noverify どのクラスも検証しない 通常、標準の設定を変更する必要はありません。ただし、容量が大きく、 複雑なアプレットを実行するときに問題があった場合、ms と mx で設定されている 数値を増やしてください。 複雑なアプレットとは、多くのクラスと多量のヒープ スペースを含んだ アプレットなどをいいます。 標準では、ms は 600KB で、mx は 2048KB で設定されています。ms は、800KB ぐらいまで増やせます。また、mx は 3096KB ぐらいまで増やせます。 ただし、ms の数値の設定は、mx の数値より低く設定する必要があります。 ブラウザのステータスバーにメモリが足りない、というメッセージが表示された ときに、これらの数値を増やしてください。 *Java は Sun Microsystems, Inc の登録商標です。 JAVA VM のテクニカルサポート ---------------------------- Java VM について、下記のニュースグループで情報交換することができます。 このニュースグループは、英語が使用されています。 news://msnews.microsoft.com/microsoft.public.java.win16.all インターネット エクスプローラでニュース サーバーを使うには: 1. インターネット エクスプローラで、[表示] メニューの [オプション] を クリックします。 2. [プログラム] タブで [ニュース] をクリックします。 3. [ニュース サーバーのアドレス] で次のように入力します。 MSNEWS.MICROSOFT.COM Java VM の確認されている問題 ---------------------------- - ブラウザのステータスバーに、メモリが不足しているという内容のメッセージが 表示されます。このメッセージは、システムのメモリが不足しているということを 示しています。Java VM は、Java のランタイムに使うメモリを制限しています。 Java アプレットのサイズが大きい場合、Windows 3.1 で使用できるメモリが使われ ます。 - このバージョンのインターネット エクスプローラでは、ディレクトリに拡張文字を 使用すると、Java アプレットを読み込むことができません。次のバージョンでは、 サポートされる予定です。 ------------------ 確認されている問題 ------------------ - インライン ビデオ機能はありません。 - バックグラウンド サウンド機能はありません。 - インターネットへのショートカットを作成する機能はありません。 - ファイル マネージャで .htm ファイルをダブルクリックしたり、プログラム マネージャで [インターネット エクスプローラ] アイコンをダブルクリック しても、インターネット エクスプローラを同時に複数起動することはできません。 インターネット エクスプローラの新しいウィンドウを開くには、[ファイル] メニューの [新しいウィンドウを開く] をクリックします。 - 再生していないボイス メッセージがあり、短いビープ音が繰り返し鳴っている場合 は、ダイヤラーでダイヤルすることができません。Hayes 互換モデムを使っている 場合に限り、インターネット エクスプローラをインストールしたと同じディレクト リにある Modems2.ini ファイルの InitString 行の末尾に次の文字列を追加して、 この問題を回避できます。 S6=5 この文字列を追加すると、ダイヤル トーンを確認せずにダイヤルされます。 - 16,000 を超えるような非常に多くのニュースグループを読み込もうとすると、問題 が発生する可能性があります。ニュース サーバーにあるニュースグループの数が 多い場合は、ニュースリーダー専用のプログラムをお使いください。 - 3.02a にアップグレードしたあとで以前のバージョンを実行すると、"セキュリティ プロトコル モジュールで読み込みエントリ ポイントが見つかりませんでした : Proxy_Basic=Proxy_basic_Load,basic.dll" というダイアログ メッセージが表示さ れる場合があります。その場合は、[OK] をクリックして継続するか、以前のバー ジョンの Basic.dll に 3.02a の Basic.dll を上書きコピーしてください。 - いくつかのプラグインについては、正常に実行できない場合があります。