第2章 スキャニングの概要

2.2 カラーモード
基本的に、最適なカラーモードは原稿の種類で選択します。 3つのイメージタイプに分類することができます。

2.2.1 モノクロテキスト
ラインアートイメージタイプは、線や文字そして精密な線画を含んだ黒白単色の原稿のために使用されます。
OCR (Optical Character Recognition-文字認識) ソフトを(ドキュメント管理などのために)使用する場合に最適な読みとりの設定は、カラーモードはこのラインアートに設定し、解像度を300dpi以上にします。

2.2.2 ハーフトーン
モノクロハーフトーンは、印刷、あるいはディスプレイのドットの数を変化させることによって、擬似的にグレーの諧調にみせるイメージタイプです。イメージタイプにハーフトーンを選択すると、スキャナーは、暗い領域は多くの黒いドット、白い領域にはまばらなドットと、黒と白で画像の各々のポイントを認識します。

2.2.3 カラー
「カラー」モードは、グレーの陰影、あるいは色合いのある連続的なトーンを持つイメージに使用されます。フォトイメージタイプは他のイメージタイプより情報量が大きくなります。それはディスク空間とメモリを大きく占有することになります。