圧縮
画像ファイルをより小さいスペースに納めることができるよう、小さいデータに変換する。圧縮の結果の画像の劣化はまったく起こらないか、非常に小さなものである。
アナログ
連続的な信号やデータの変化。人間の声といった、連続的な信号や波形の変化を、電圧の変化で電気的に記録したもの。音声や映像、そしてコンピュータデータの通信に使われる。コンピュータや端末のデジタルデータは、アナログ回線で転送する場合、アナログ信号に変換しなければならない。
アプリケーションソフト
ソフトウェアパッケージのこと。スキャナと連動するアプリケーションソフトウェアは、編集や描画、OCRの機能をもつものが一般的である。
アルファチャネル
画像処理アプリケーションが、マスキングやカラー情報の付加のために使う8ビットの特殊なチャンネル。
アンチエイリアシング
輪郭の部分を背景色とブレンドすることにより、背景になじませる。また、ドットのギザギザを目立たなくする効果もある。
イメージタイプ
画像の性質を表す。それは、情報がどのように保存されるかということに影響し、それゆえ、オリジナルがどのように再生されるかということに影響する。
色分解
画像を印刷のための構成要素(CMYK)に分解する。
それぞれ分解されたものは、ネガフィルム、あるいはポジフィルムとして出力される。
インターフェースカード
I/Oカードはコンピュータの拡張スロットに差し込む。スキャナとコンピュータの橋渡しの役割をする。
インターフェースケーブル
スキャナとコンピュータをつなぐケーブル。PCシステムの場合、SCSIインターフェースカードのコネクタに接続する。
エクスポート
他のプログラムが読み込める形式でデータを出力する。
カラーチャンネル
コンピュータ上の色は、異なったカラーチャネルの組み合わせによって作られる。最もよく用いられるカラーモデルの「RGB」は、赤、緑、青のそれぞれのチャンネルで構成される。
カラーマッチ
装置間の発色の比較。
ガンマ(値)
ガンマ値とは画像の明るさの変化と入出力電圧の比のことで、この数値が1に近いほど自然なものになる。通常、スキャナとディスプレイではそれぞれのガンマ値が異なっている。
ガンマ補正
リアルな画像が再生できない場合に行う修正の操作。補正を行うためには、出力装置の特性(ガンマ値)を知っていなければならない。
キャリブレーション
装置から稼動時の情報を取り出すプロセス。
鏡像
MiraScanの特長的な機能のひとつ。画像の左右を反転して鏡像イメージを作る。
グラデーション
黒と白、2つの色、あるいは色がある部分とない部分の間の連続的な階調の変化。
グレースケール
イメージにおける白と黒の間の中間階調。256階調、16階調が一般的。
グレーバランス
色相を取り除き、グレーカラーを生成することにより、CMYそれぞれの間のバランスを見る。
グレーレベル
連続階調イメージの中の、階調の個々のステップ。多くのCT画像は256ステップのグレーレベルを持つ。
原稿
スキャンされるアートワーク、写真。
光学的解像度
スキャニングの問題。ソフトウェアの操作によって、変更された解像度に対して、実際にオリジナルを分解する際に得られる解像度をいう。
コントラスト
画像の明るい部分と暗い部分の対比。違いが大きいほどコントラストが高い。
彩度
色の純度を意味し、色の中に含まれるグレーの量で表示される。グレーの量が多くなるほど彩度は下がり色あせて見え、少なくなるほど彩度は上がり色は強く強烈に見える。
サンプリング
一定時間間隔で読み込んだサンプル、アナログデータをデジタルデータに変換するプロセス。
しきい値
2値データ(カラーテキスト、モノクロテキスト)の濃淡の境界。ピクセルの値がしきい値の上であれば1で、下であれば0で表す。
色相
最も純粋な色の光の波長。色の性格を決定付ける特徴。色味。
シャドウ
画像の暗い部分。
ズーム
MiraScanの特長的な機能のひとつ。画像の細部を拡大表示する機能。スキャニングエリアのズームインは何度も繰り返すことができる。
自動コンフィギュレイション
MiraScanの特長的な機能。使用可能なI/Oアドレスを自動的に抽出する。
最適化
MiraScanの特長的な機能のひとつ。最適の明るさとコントラストを自動的に設定する。
シャープ
イメージのディテールと、全体あるいは部分のコントラストを高めるフォトレタッチ機能。
縦横比率
画像の縦と横の比率。
ディザ
ドットの組み合わせで、擬似的に階調のあるグレースケールにみせかける技術。
データ圧縮
転送や記憶の効率化を目的としたデータの圧縮。必要な時にそれを回復するアルゴリズムによってデータの一部が取り除かれる。
ドット
画像を表示するための、最小構成要素である点。
デフォルト
コマンドやパラメータで、指定がない場合に取られる処理。
トーンカーブ
ガンマ曲線として知られている。これにより、画像全体の階調幅、あるいは個々の画像の階調幅をスムーズに調整する。
ドライバー
ソフトウェアとハードウェアの橋渡しをするプログラム。一般にハードウェアの細部をカプセル化(内部的な詳細を隠し、外部からは手続きのみが見えるようにした状態)し、アプリケーションソフトウェアのための簡略化したインターフェースを提供する。
ドラムスキャナー
ドラム型の透明なシリンダーに透過原稿、あるいは反射原稿を貼り付けて、高速で回転させながら入力を行う。ドラムの回転(走査)とスキャニングヘッドの移動(副走査)で原稿の全面を走査して画像を読み取る。
ニュートラルグレー
色相をもたない光学的な濃度レベル。Red、Green、Blueそれぞれのレベルを表す。
入力
ローデータ、テキスト、グラフィック、描画、コマンドなどをコンピュータに取り込む。
ネガフィルム
黒と白が反転したフィルム。
ノイズ
スキャニングの問題。原因にはピクセル値の誤りや、電気的な干渉、あるいは装置の不安定などがあり、一様ではない。
濃度
光を吸収する材料の能力。透明、半透明物質の光の透過、あるいは反射面の光の吸収力の測定尺度。写真においては、透明、半透明物質の不透明度。ネガフィルムにおいては、黒い部分や現像過多の部分の濃度値が高い。濃度は0から4.0の間の値をとる。それは、光の反射率または透過率を測定し、理論的に光の吸収を計算することにより導き出される。
ハーフトーン
ドットの組み合わせで少ない色数で擬似的にカラーやグレースケールに見せる表現。
バイト
8ビットで構成するデータの単位。0から255までの値を表すことができる。
ハイライト
最も明るさの強い部分。
ピクセル
画素。画像の最も小さな単位。
ヒストグラム
ピクセル値の分布と分析状況を、帯状のグラフで表示することにより、その画像がもつ特徴を表す。
ビット
「オン」、「オフ」という2値情報をそれぞれ1か0かで表す最小単位。
ビット深度
画像のそれぞれのピクセルに割り当てるビット数により、色数や階調の幅が決まる。
ビットマップ(BMP)
網状に配置された画素で構成されるイメージ。コンピュータは、それぞれの画素に1ビット(白黒2値画像)から24ビット(フルカラー画像)、さらに64ビットもの情報を持たせる。ベクターイメージが、数学的な図形として定義されるのに対して、ビットマップはドットの集まりとして定義された画像である。
ファイル
ディスクなど、記憶媒体上に名前をつけて蓄えられるデータの単位。
フィルム
文字などを転写することができる透過ベースの感材。化学処理によりそれらを感光させる。イメージセッティングでは、感材は透過であってもなくてもフィルムと呼ばれる。
復元(解凍)
圧縮したイメージファイルを元に戻す。データへの損失は全くないか、あったとしても非常に小さい。
フラットベッドスキャナー
平台スキャナ。一般的には、CCD素子を配置したスキャニングヘッドが移動しながら走査するタイプと、原稿が置かれているスキャナヘッドが移動するタイプがある。
プレビュー
パラメータのセッティングや解析のために表示する低解像度の画像。
プレビューサイズ
プレビュー画面エリアの大きさ。
補間
隣合った画素の色を元に、新しい画素生成して加えることにより解像度を高める。
補間
ドライバーが実行するオペレーション。固有のアルゴリズムを用いて、低解像度画像から、高解像度の画像を新たに生成することにより、解像度を高める。
ポジネガ反転
MiraScanの機能のひとつ。それぞれのピクセルのグレースケールの値を反転する。ポジからネガへ、ネガからポジへの変換を行う。
ポストスクリプト
アドビシステムが開発した、装置に依存しない標準的なページ記述言語。
PostScriptはプリントアウトするための最終的なフォームである。カプセル化されたPostScript(EPS)はグラフィックを記述し、アプリケーションプログラム間でデータ交換が可能なページフォームである。PostScriptで記述されたアイテムは他のレイアウトから取り込むことができる。
モアレ
ハーフトーンスクリーンを重ねた場合にできる干渉パターン。
モアレ除去
印刷物のスキャニング時、あるいはスキャニング後に、画像をぼかすことにより網点を目立たなくする。それは、印刷物をスキャンし、さらに印刷した場合の、モアレと色ずれを避けるために行う。網点除去フィルターはディザやハーフトーンを用いてプリントされた画像にも使われる。網点除去フィルターの工程抜きでそれらをスキャンすると、モアレの影響をうけることになる。
モニターキャリブレーション
モニターの色と、(印刷など)出力の色を一致させる調整。
モノクローム
単色。黒と白のみで表される画像、あるいはグレースケール情報、黒白以外の単色で表すグレースケールもモノクロームである。
ラインアート
線画。線のみ、あるいはテキスト、図面を含む2値のグラフまたは画像。
連続階調
写真や絵画のように、黒から白までの階調が欠けることなく連続した画像。網点を持たず、階調幅の広いネガフィルム、あるいはポジフィルム。
ロスレス(Lossless)
圧縮プロセスがデータ損失の原因とならなようなデータ圧縮のアルゴリズム。典型的な圧縮タイプは8:1までの圧縮比率を持つ。
ロッシー(Lossy)
データ格納において、効率や品質を問題にしないようなデータ圧縮のアルゴリズム。典型的な圧縮タイプは10:1から100:1までの圧縮比率を持つ。
Address
コンピュータが装置の位置を認識するための識別番号。
ADF(Automatic Document feeder)
原稿フィーダー。枚葉(カットシート状)原稿を、連続的にスキャナに装填する。
ASCII (American Standard Code for Information
Interchange)
文字、数字、記号に割り当てられた標準的なコード。コンピュータ間のテキスト交換に使われる。
CMYK (Cyan, Magenta, Yellow, Black)
カラー印刷に用いられる、減色混合による色の構成要素。Blackは色に深みを増し、黒の発色をよくするために付け加える。
DCS
DCS(Desktop Color Separation)
DCSとは、通常EPSを含むフル解像度の4色分解CMYKポストスクリプトファイルのことをいう。
DPI(Dot Per Inch)
1インチ内に表示されるドットの数。解像度の尺度として使われる。
EPS (Encapsulated PostScript)
カプセル化したポストスクリプト。アプリケーション及び、機種に依存しないデータ交換が可能である。画面に表示するためのビットマップ形式のデータ(PICTなど)をまとめることができる。
JPEG (Joint Photographic Expert
Group)
静止画像データ圧縮アルゴリズムの国際規格。写真、ビデオ、スキャンデータのような静止画を対象に、ファイルサイズを最高100分1まで圧縮する。
LPI(Lines Per Inch)
スクリーン線数。印刷におけるハーフトーンスクリーンの密度の単位(通常55から200までの間)。オリジナルのハーフトーンスクリーンは、食刻されたガラスの上にイメージを置いて露光することによって作る。LPIは縦と横の両方の密度に対応している。
LZW(Lempel-Ziv-Welch)
画像圧縮方式のひとつ。
Non-lossy
品質を損なわない画像圧縮。
Non-Uniform Resolution
縦横比率が均一でない解像度。
Non-Uniform Scaling
MiraScanの特長的な機能のひとつ。縦横比率の異なった拡大縮小。
PICT/PICT2
Macintoshで標準的な画像ファイルのフォーマット。最も新しいバージョン(PICT2)では24ビットカラーをサポートしている。
PPI (Pixels Per Inch)
スキャン情報の質の尺度。スキャン解像度が高いほど、スキャナの光学的な品質は高い。1インチあたりのピクセル密度(解像度)を表し、DPIに相当する。
RAM (Random Access Memory)
コンピュータが必要な情報を蓄え、瞬時に読み書きができる記憶領域。これは一時的な記憶で、電源を落とすと消えてしまう。RAMはメモリーチップやボードを加えることで拡張することができる。
RGB (Red, Green and Blue)
Red(赤)、Green(緑)、Blue(青)の3つのカラーチャンネルで構成されるカラーモデル。多くのコンピュータディスプレイと、画像編集プログラムがこのRGBカラーモデルを使用している。
SCSI ID
0から7の間で使用できるSCSIバス上の装置の識別番号。この番号はSCSIバス上で通信を行う時に用いられる。
SCSI(Small Computer System
Interface)
小型コンピュータ用周辺装置インターフェースの規格。多様な周辺機器が対応している。
Sheetfed
スキャニングヘッドが動くのではなく、原稿がヘッド上をスライドすることによって、走査を行うタイプのスキャナ。通常、シート状の原稿に使われる。
TGA (Targa)
PC上でデータ交換を行う、24ビットカラーフォーマット。
TIFF (Tag Image File Format)
よく使われるファイルフォーマットである。これにはデータを蓄えるときにメディアのスペースを節約するためのよく知られた圧縮方式が含まれる。
TWAIN
画像を取得する装置とアプリケーションソフトウェアの間の、標準的なプロトコルとAPI(ApplicationProgramming
Interface)を規定した規格。
TWAIN対応
TWAINスタンダードを満たすための、装置とアプリケーションソフトウェア。
24ビットカラー
R(Red)G(Green)B(Blue)それぞれが8ビットの、3つのカラーチャンネルから構成されているカラーモード。8ビットカラーチャンネルは256階調までの色をもつことができるので、これらを合わせると(256×256×256)1670万階調の色を表現することができる。24ビットカラーは写真や自然画をリアルに再現することができる。
30ビットカラー
R(Red)G(Green)B(Blue)それぞれが10ビットの、3つのカラーチャンネルから構成されているカラーモード。合わせて10億階調以上もの色を表現することができる。
8ビットグレースケール
単色で256階調のトーンをもつ画像。