============================================================================== AtermIR450シリーズ用ファームウェア Ver2.02 ============================================================================== 【ソフト名】 AtermIR450シリーズ用ファームウェア 【登録名】  IR_FW202_AUTO.EXE,IR_FW202.EXE,IR_FW202.SEA.HQX 【著作権者】 日本電気株式会社 【対応機種】 AtermIR450/D,AtermIR450 【対象ユーザ】AtermIR450シリーズをご使用のお客様 【作成方法】 (Windows[32bit]版) オートバージョンアップ形式 (Windows[16bit]版) 自動解凍形式        (Macintosh版)  BinHEX4.0形式 【転載条件】 転載禁止 ==============================================================================                                   平成11年4月                                日本電気株式会社 【概要】 このバージョンアップソフトウェアは、AtermIR450シリーズ用のファームウェアです。 それ以外の機種では使用できませんのでご注意ください。 Windows(32ビット)版<オートバージョンアップ機能付>をご利用いただくことにより、 バージョンアップ前のTA設定に加えて、ルータ設定内容を保存することができます。 シリアルポートを装備したWindows95/98/NT4.0パソコンをお持ちの方は、 なるべくWindows(32ビット)版のご使用をお奨めいたします。 【バージョンアップ履歴】 ○Ver1.02 初版リリースです。 ○Ver1.07 (1)ATZ98コマンドによる初期化/ディップスイッチによる初期化に関して システムデータの初期化に際して、ファームウェアの再ダウンロードにてご対応いた だいておりましたが、以下の方法での初期化も可能となりました。 初期化方法: 1) RS-232Cを接続し、ハイパーターミナル等でATZ98コマンドを使用する。 または、 1) 電源OFF状態でディップスイッチ(DIP SW)「4」「5」「6」をONに変更 2) 電源を入れて、そのまま1分間放置 3) 再度電源を切って、ディップスイッチを元の状態に戻す 4) 電源を入れる (2)USBと10Base-Tポート間でのコンピュータ名が見えなかった不具合の修正 AtermIR450にUSBで接続したパソコンと10Base-Tで接続したパソコンの間でのファイル 共有ができない不具合を修正し、TCP/IPを用いて共有することができるようになりました。 ただし、TCP/IPで共有するためには以下の手順が必要です。 1) 接続相手のIPアドレスをlmhostsファイルに登録する。 2) Windowsディレクトリの下にlmhostsファイルを移動またはコピーする。 3) 上記操作の完了後、パソコンを再起動する。 ネットワークコンピュータで相手パソコンが見えない場合は、 「スタート」−「検索」−「ほかのコンピュータ」を起動して、 共有したい相手パソコンの名前を入力して検索することにより発見できます。 なお、USB接続のパソコンと10Base-T接続のパソコンの間でファイル共有するためには、 IR450のDHCPサーバ機能は使わず、パソコンに個別にIPアドレスを割り振って下さい。 また、lmhostsファイルの記述方法については、Windowsディレクトリの「lmhosts.sam」 ファイルをご参考になってください。 (3)TA機能でのマルチリンクPPP接続時の通信速度のパフォーマンスアップ TA機能を用いてマルチリンクPPPでインターネットにアクセスすると、 条件によってパフォーマンスの低下を招くことがありましたので、これに対処しました。 ○Ver1.15 ・IR450がハングアップ(ルータ機能停止等)する場合があることへの対処 ・特定のプロバイダにおいてDNSサーバへのアクセスができない場合があることへの対処 ・アナログポートの利用後にリンガの呼び戻しが発生する現象への対処 ・IR450のTAポートとルータポートに接続したそれぞれのPCが、 プロバイダから割り当てられた同一のIDで同時に接続できないことへの対処 ・G4FAXからの着信をアナログポートに接続したG3FAXで応答できないことへの対処。 ・TA機能の利用時に通信中に速度が低下する場合があることへの対処 ・リソースBODを設定してマルチリンク通信中に、電話の着信ができない場合があることへの対処。 ・内線転送の可/不可の設定が保存されない現象への対処 ・ブラウザおよびそのバージョンによっては、Web設定画面が開けない場合がある制限の解除 ○Ver2.02 ・自動接続/手動接続におけるWeb設定画面上での誤解を招く記載の修正 (Web設定) ・その他表現方法や画面構成等の見直し (Web設定) ・IPフィルタリング機能の追加 (Web設定) 【バージョンアップ方法について】 ◆Windows(32ビット)版<オートバージョンアップ機能付き>をご使用の場合 (1) AtermIR450シリーズがパソコンのシリアルポート(注意)に接続されている ことを確認してください。 《注意》   USBポート経由でのファームウェアバージョンアップは行えません。   必ずシリアルポートに接続してください。 (2) 他のプログラムがAtermIR450を使用している場合は、そのプログラムを終   了してください。インターネットに接続中ならば、回線を切断してください。 (3) IR450らくらくバージョンアップ以外のプログラムは、なるべく終了してください。 (4)ダウンロードしてきたir_fw202_auto.exeをダブルクリックします。 (5)IR450らくらくバージョンアップが自動起動しますので、 画面の指示に従い バージョンアップを行ってください。 ◆Windows版/Macintosh版をご使用の場合 ○IR450らくらくバージョンアップの使い方  IR450らくらくバージョンアップを起動し、  画面の案内に従ってファームウェアのファイルを選択し、[実行]ボタンをクリック  するだけで、AtermIR450のファームウェアをバージョンアップできます。  バージョンアップの進行状況は、画面にインジケータで表示されます。  《注意》  ・ファームウェアのバージョンアップ中は、絶対にAtermIR450の電源を切ら   ないでください。不用意に電源を切ると、AtermIR450が故障する恐れがあります。  ・ファームウェアのバージョンアップ中は、他のプログラムを使用しないように   してください。他のプログラムを同時に動かすと、バージョンアップが失敗す   る可能性があります。  ・TA設定以外の既存の設定内容は全て失われます。   必要な設定内容はあらかじめ ○IR450らくらくバージョンアップの終了方法  バージョンアップの実行中にプログラムを終了させることはできません。  バージョンアップ処理が終了するまでお待ちください。  バージョンアップ処理が終了すると、「バージョンアップ終了」画面になります。  [終了(X)]ボタンをクリックすると、IR450らくらくバージョンアップが終了します。 【バージョンアップの際の設定の保存について】 Windows(32ビット)版<オートバージョンアップ機能付>をご利用いただくことにより、 バージョンアップ前のTA設定に加えて、ルータ設定内容を保存することができます。 シリアルポートを装備したWindows95/98/NT4.0パソコンをお持ちの方は、 なるべくWindows(32ビット)版のご使用をお奨めいたします。 ただし、全ての設定を保存することができるわけではありません。 保存できるルータ設定内容は、以下の項目となりますので、 他に保存しておきたい設定項目がある場合は、 お手数ですがメモ等によりお控えくださいますようお願いします。 ○ルータ設定保存可能項目一覧 ルータ本体のLAN設定  IP Address  IP Address Mask  DHCP server の使用の有無  割り当て開始IP address  割り当てIPアドレス数 プロバイダ/接続先 (接続先毎に) 登録名(Site Name)  ログインID/パスワード  接続先電話番号  接続先ドメイン名  プライマリDNS  セカンダリDNS  マルチリンクの有無  リソースBODの有無  スループットBODの有無  リンク追加算出時間  リンク削除算出時間  リンク追加しきい値  リンク削除しきい値 デフォルトルート フィルタリング 【電子メール着信通知の設定の保存について】 ファームウェアのバージョンアップにより、AtermIR450シリーズ本体に設定されている電 子メール着信通知用の通知表示名(ユーザID)が消去されます。 バージョンアップ前にUUIメールEXの環境設定を開き、 設定されている通知表示名をメモ 等によりお控えください。 以上 ================================================================================