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    SARI
    interface ISRFile (ver.1.0)解説

           1999/12  by Kazuhiro Kito_

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【概説】
SARIのファイル系を扱うインターフェースです。
デュアルインターフェースです。
外部から直接生成することはできません。インターフェースを得るには、ISRAPL 
インターフェースのCreateFileObjectメソッドを使います。
またSARIのメインウィンドウが作成された後でなければ、このインターフェース 
を取得することはできません。
（なをこの説明中に使うTRUEは0以外の数値, FALSEは0です。）


【メソッド】
HRESULT OpenFile(
    [in]BSTR bsOpenPath, // ファイルのパス
    [out, retval]VARIANT_BOOL *pbResult // 結果収納用
	);
		＜説明＞
        ファイルを開きます。SARIのドキュメントが空でなければ、別にインス 
        タンスを作ります。
        ファイルが存在しない等の理由で、オープンに失敗したときは、 
        pbResultにFALSE値が入って返ります。


HRESULT DoSave(
    [in]BSTR bsSavePath, // セーブするファイルのパス
    [out, retval]VARIANT_BOOL* pbResult // 結果収納用
    );
        ＜説明＞
        ドキュメントをファイルに保存し、変更フラグをオフにします。
        保存に失敗したときは、pbResultにFALSE値が入って返ります。


HRESULT DoSaveJis(
    [in]BSTR bsSavePath, // セーブするファイルのパス
    [out, retval]VARIANT_BOOL* pbResult // 結果収納用
    );
        ＜説明＞
        ドキュメントをJISコードでファイルに保存し、変更フラグをオフにしま 
        す。
        保存に失敗したときは、pbResultにFALSE値が入って返ります。


HRESULT DoSaveMay(
    [in]BSTR bsSavePath, // セーブするファイルのパス
    [in]VARIANT_BOOL bBinary, // バイナリーモードで保存するか。
    [out, retval]VARIANT_BOOL* pbResult // 結果収納用
    );
        ＜説明＞
        ドキュメントをMAYで暗号化してファイルに保存し、変更フラグをオフに 
        します。bBinaryがTRUEなら、ファイルはバイナリーファイルになり、 
        FALSEならテキストファイルになります。
        保存に失敗したときは、pbResultにFALSE値が入って返ります。


HRESULT IsDocEmpty(
    [out, retval]VARIANT_BOOL *pbResult // 結果収納用
    );
        ＜説明＞
        ドキュメントが空かどうかを返します。空ならTRUE, そうでなければ 
        FALSEが返ります。空とは、EOF以外に１文字もない状態です。


HRESULT GetFilePath(
    [out, retval]BSTR *pbsPath // パス格納用
    );
        ＜説明＞
       ドキュメントに読み込んでいるファイルのパスを得ます。新規、グレップ 
       表示用インスタンス、Ation Consol等の場合は空の文字列が返ります。


HRESULT SetFilePath(
    [in]BSTR bsPath // 設定する新たなパス
    );
        ＜説明＞
        ドキュメントのファイルパスを設定します。次に「上書き保存」が実行 
        されると、設定したパスに保存されます。


HRESULT Close();
        ＜説明＞
        現在のインスタンスを終了します。
        「終了」コマンドと同等の動作をします。更新保存の問いかけメッセ 
        ージを出したくない場合は、プログラムで更新フラグをFALSEに変更して 
        おく必要があります。更新フラグの変更は、ISREditインターフェースの 
        SetModifiedメソッドで行います。


HRESULT CloseAll(
    [in]VARIANT_BOOL bCaution // 注意のメッセージを出すか。
    );
        ＜説明＞
        SARIのすべてのインスタンスを終了します。
        bCautionがTRUEなら、全インスタンスを終了してもよいかどうかを問い 
        かけるメッセージが出ます。


HRESULT IsAlreadyOpened(
    [in]BSTR bsPath, // 調べるファイルのパス
    [out]long* lhwnd, // HWNDの格納用
    [out, retval]VARIANT_BOOL *pbResult // 結果の格納用
    );
        ＜説明＞
        あるファイルを開いているSARIのインスタンスがあるかどうかを調べま 
        す。もしそのファイルを開いているインスタンスがあれば、そのインス 
        タンスのメインウィンドウのハンドルが、第２パラメータに格納されて 
        返ります。その場合、第３パラメータはTRUEになります。インスタンス 
        がなければ、第３パラメータがFALSEとなって返ります。