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    SARI
    interface ISRMisc (ver.1.0)解説

           1999/12  by Kazuhiro Kito_

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【概説】
SARIのMisc系（マクロ・メールなど）を扱うインターフェースです。
デュアルインターフェースです。
外部から直接生成することはできません。インターフェースを得るには、ISRAPL 
インターフェースのCreateMiscObjectメソッドを使います。
またSARIのメインウィンドウが作成された後でなければ、このインターフェース 
を取得することはできません。
（なをこの説明中に使うTRUEは0以外の数値, FALSEは0です。）



【メソッド】
HRESULT RunAtion(
    [in]VARIANT_BOOL bFile, //第２パラメータがファイルかどうか。
    [in]BSTR lpScript, //スクリプトもしくはスクリプトファイル名_
    [in]BSTR lpOptionString //ATIONに渡すオプション文字列
    );
        ＜説明＞
        ATIONのスクリプトを実行します。
        スクリプトがファイルに書かれているときは、第１パラメータをTRUEに 
        し、第２パラメータにそのファイルの絶対パスを指定してください。
        スクリプトが文字列のときは、第１パラメータをFALSEにし、第２パラメ 
        ータのその文字列を指定します。
        ATIONにコマンドラインオプションとして渡す文字列があれば第３パラメ 
        ータに指定します。なければ第３パラメータには空の文字列を指定して 
        ください。



HRESULT IsRunningAtionNow(
    [out, retval]VARIANT_BOOL *pbResult // 結果格納用
    );
        ＜説明＞
        現在、なんらかのATIONスクリプトが実行中かどうかを得ます。



HRESULT EnableAutoMacro(
    [in]VARIANT_BOOL bEnable //自動マクロを実行するかどうか。
    );
        ＜説明＞
        自動マクロ機能の有効無効を設定します。
        パラメータがTRUEなら、それぞれの時期に自動マクロを実行します。
        パラメータがFALSEなら、自動マクロが設定されていても、実行しませ 
        ん。



HRESULT IsEnableAutoMacro(
    [out, retval]VARIANT_BOOL *pbResult // 結果の格納用。
    );
        ＜説明＞
        自動マクロ機能が、有効かどうかを得ます。



HRESULT GetExtensionGroup(
    [out, retval]short* pstGroup
    );
        ＜説明＞
        現在の文書の拡張子グループを得ます。
        ソースファイルグループは１
        HTMLファイルグループは２
        他の一般の拡張子グループはそのグループ番号に100を加算した数値がグ 
        ループ番号として返ります。
        新規ファイルなど、拡張子グループが設定されていないときは0が返りま 
        す。



HRESULT SetExtensionGroup(
    [in]short stGroup, //設定する拡張子グループ
    [in]VARIANT_BOOL bReadSetting, //設定を読み込むか
    [out,retval]VARIANT_BOOL *pbResult //結果の格納用
    );
        ＜説明＞
        拡張子グループを現在の文書に結びつけます。
        そのグループの設定を読み込むときは第２パラメータのTRUEを指定しま 
        す。
        拡張子グループとして負値を指定した場合など、結びつけに失敗したと 
        きは、*pbResultにFALSEがセットされて返ります。



HRESULT ExecSariCommand(
    [in]long lCommand //SARIの内部コマンド番号
    );
        ＜説明＞
        SARIのコマンドをそのまま実行します。
        内部コマンドは将来、予告なく廃止したり、機能を変更することがあり 
        ます。このメソッドを使う場合は、その点にご留意ください。
        内部コマンド番号は、ver1.030以降のATIONで、SARIのマクロとして次の 
        一文を実行すれば、一覧をファイルに落とすことができます。

            SRGetAllCommands("ファイルのパス");
                （例）SRGetAllCommands("C:\\Temp\\SariCmd.txt");



HRESULT GetMailString(
    [out]VARIANT *pvrMail //文字列をうけとるためのVARIANT
    );
        ＜説明＞
        文書をメールと解して分析し、本文や宛て名にわけて文字列を得ます。 
        SARIのメール文書の仕様に関しては、SARIのヘルプ「メール」の項を参 
        照してください。
        *pbrMailにはBSTR型のSAFEARRYが返ります。インデックスは0を下底にし 
        て、9個の要素をもちます。各要素には次の文字列が格納されます。文書 
        で該当項目が設定されていない場合、その要素には空の文字列がセット 
        されます。
            *pbrMail[0]     メールの本文です。
            *pbrMail[1]     Subject:
            *pbrMail[2]     TO:
            *pbrMail[3]     CC:
            *pbrMail[4]     BCC:
            *pbrMail[5]     From:
            *pbrMail[6]     Message-ID:
            *pbrMail[7]     IN-REPLY-TO:
            *pbrMail[8]     REPLY-TO:



HRESULT GetMailFlag(
    [out, retval]long *lFlag //フラグ格納用
    );
        ＜説明＞
        設定されているメール用フラグを得ます。
        次のビットが意味を持ちます。
        Bit 15:メール送出時、表示行末に改行を入れない。
        Bit 16:メール送出時、タブ展開を空白に置き換えない。
        Bit 18:メール送出時、自動整形モードの改行前空白を除去
        Bit 19:メール送出時、非自動整形モードでも改行前空白を除去



HRESULT SetMailFlag(
    [in]long lFlag // セットするフラグ
    );
        ＜説明＞
        メール用フラグを設定します。
        各ビットの意味についてはGetMailFlagメソッドの説明をごらんくださ 
        い。