全体の流れ
ここでは、実際に仮想CD-ROMを作成して、それを使用するまでの流れを説明します。
- Virtual Disk for Windows NTを起動します。これは、スタートメニューの[プログラム]→[Virtual
Disk for Windows NT] の中にあります。
はじめて使用する場合はスタートメニュー中に無いのでインストール先フォルダのVDiskNT.exeを実行してください。設定が行われます。
- そこで、"CDから仮想CDの作成"タブを選択します。すると仮想CDを作成する画面に移動します。
- 読み出し元のCD-ROMのドライブレターと、仮想CD-ROMファイルの作成先を指定します。仮想CD-ROMファイルの拡張子は.qcdです。また、CDを区別するための名前も指定してください。なお、仮想CD-ROMファイルは、絶対パスで指定してください。圧縮する場合は圧縮にチェックを入れてください。
- 次に作成ボタンを押すと、仮想CD-ROMファイルを作成します。無事完成すると、メッセージが出ますのでOKを押してください。
- 仮想CD-ROMファイルを作成し終えたら、次に"CDリスト"タブを選択し、先ほど作成したファイルがリストに登録されているか確認してください。あることを確認できれば次は"仮想CDのマウント"です。
- 仮想CD-ROMドライブとして割り当てられているドライブの状態がVirtual
CD-ROMと表示されているので、その行を選択して変更ボタンを押すかあるいはダブルクリックします。
- するとダイアログが現れるので、先ほど登録した仮想CD-ROMファイルを指定してください。そしてOKを押してください。するとその仮想CD-ROMファイルが仮想CD-ROMドライブにマウントされます。
- 元のドライブ一覧の画面に戻ったら、種類がVirtual CD-ROMに、状態が指定した仮想CD-ROMファイル名になり、エクスプローラ等が更新されるのでそれでよければOKを押してください。
- また、先ほどのドライブのタイプを設定する画面で、"隠す"にチェックを入れると、そのドライブは再起動後にエクスプローラで表示されなくなります。ちなみに、その他のアプリケーションやコマンドプロンプトからはアクセスできるのでご注意ください。
- さらに、空いているドライブレターを選択して変更を選び、ドライブのタイプを仮想ハードディスクドライブにすると、任意のフォルダをハードディスクのドライブとして見せかけることができます。よく使うフォルダなどをドライブに割り当てるとすばやくアクセスできて便利かもしれません。