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ケース 1 : オンデマンドのユニキャストでのユーザー経験

ジムが Windows Media サーバーに接続して 60 秒間の .asf ファイル (filelength の値が 60 の .asf ファイル) のストリーミングを開始し、クライアントで次の操作を行ったとします。

この場合のユニキャスト クライアント ログ ファイルのエントリを次の表に示します。

c-starttime x-duration c-rate 説明
0 10 1 .asf ファイルを 10 秒間再生し、ストリームを一時停止しました。
10 30 1 .asf ファイルを 30 秒間再生しました。
40 20 -5 クライアントの [巻き戻し] をクリックして、.asf ファイルを 40 秒から 20 秒まで巻き戻しました。
20 10 1 .asf ファイルを 10 秒間再生しました。
30 10 5 クライアントの [早送り] をクリックして、.asf ファイルを 30 秒から 40 秒まで早送りしました。
40 20 1 残りの .asf ファイルを再生します。.asf ファイルの最後でストリームが終了しました。

ジムはファイル全体 (60 秒間) をストリーム再生し、20 秒から 30 秒までのタイムスタンプの間のファイル (10 秒間) を見直しました。つまり、ジムが通常の再生モードで .asf ファイルを表示した時間は 70 秒間になります。巻き戻しや早送りを行った時間を表示時間の一部と考えると、ファイルを巻き戻した x-duration の値 (20 秒間) およびファイルを早送りした x-duration の値 (10 秒間) も追加できます。これにより、このユーザー経験の合計表示時間 (x-duration のすべての値の合計) は 100 秒間になります。巻き戻しや早送りを行った時間を表示時間に含めない場合は、c-rate の値が -5 (巻き戻し) または 5 (早送り) になっているすべてのログ エントリを無視できます。



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