複製処理スケジュールの計画
定義したスケジュールで複製処理を実行するために、接続許可書を個別にセットアップすることができます。複製処理の各手順については、最適な所要時間を定める必要があります。多数のユーザーを抱えるネットワークでは、小規模のネットワークよりも頻繁に複製処理を行う必要があります。また、ネットワークによっては、特定のオブジェクトをほかのオブジェクトよりも頻繁に複製しなければならない場合もあります。
複製処理スケジュールの作成時に、考慮する必要がある状況の例をいくつか紹介します。
- 複製するユーザーまたはメールボックスの数が 500 を超えている場合は、異なる時点で異なるオブジェクトを複製するように複数の接続許可書をセットアップすると、パフォーマンスを向上させることができます。
- 一方のディレクトリを毎日変更し、その変更をもう一方のディレクトリに翌日まで反映させる必要がない場合は、複製処理を夜間に行うようにスケジュールすることをお勧めします。
- 接続許可書に関連付けられている一方のコンピュータで、別の複製処理が実行される日には、別の複製処理の時間に合わせて接続許可書をスケジュールします。
- 週内の特定の時刻または時間帯にディレクトリ操作を行うのが通例になっている場合は、複製処理を、変更が加えられた直後だけ実行するようにカスタマイズします。
各接続許可書に対して複製処理スケジュールを確立するには、接続許可書の [スケジュール] タブを使用します。複製処理スケジュールのセットアップの詳細については、「複製処理スケジュールのセットアップ」を参照してください。