PCSC−Fサポートソフト Version 1.09 補足情報 ================================================= 目次 ====  ファイル構成  DOS再起動プログラムでの問題  Windows95/98/Meでフォーマットする場合の注意  MS-DOSで特定のドライブを認識をさせない方法 I-O DATA製 MOドライブを使用する場合の注意点 DELTIS製 MO を使用する場合の注意点 SCF_ENBL.SYS のオプション補足情報 SCF_ASPI.SYS のオプション補足情報 PCSCF365.SYS(PC98-NX専用)について PC98-NXシリーズで再セットアップをするには ファイル構成 ============  PCSC−Fサポートソフトは, 以下のファイルから構成されています.   ルートディレクトリ    README.TXT     サポートソフト補足情報    INSTALL.EXE     サポートソフトインストーラ PCSCF365.SYS PC98-NX用ポイントイネーブラ    SCF_ENBL.SYS    カードサービスクライアントドライバ    SCF_ASPI.SYS    ASPIマネージャ    SCF_BIOS.SYS    PC-98/EPSON用 55互換BIOSドライバ    BIOSDISK.SYS    PC-98/EPSON用 HDD/MO ディスクドライバ    ASPIDISK.SYS    ASPI対応 HDD/MO ディスクドライバ    ASPIFORM.EXE    ASPI対応 HDD/MOフォーマッタ    SCSICD.SYS     SCSI-2 CD-ROM ドライバ    HDDP.COM      PC-98/EPSON用 ハードディスクパラメータ表示    TXTSETUP.OEM    Windows2000テキストセットアップ用ファイル   WIN31 ディレクトリ    WINASPI.DLL     Windows 3.1 用 ASPI ドライバ   WIN95 ディレクトリ    CUSTOM.EXE  Windows 95/98/Me ドライバ設定ユーティリティ    CUSTOM.DAT  Windows 95/98/Me ドライバ設定ユーティリティ情報ファイル    CUSTOM.HLP  Windows 95/98/Me ドライバ設定ユーティリティヘルプ    CUSTOM.CNT  Windows 95/98/Me ドライバ設定ユーティリティヘルプモジュール DDSETUP.EXE Windows 95/98/Me ドライバセットアップユーティリティ DDSETUP.DAT Windows 95/98/Me ドライバセットアップ情報ファイル TIMEOUT.VXD SCSIリクエストタイムアウト延長ドライバ   WIN95\PC98 ディレクトリ    PCSCF98.INF PC-98/EPSON用インストールファイル    PCSCF.MPD ミニポートドライバ WIN95\PC98\NE ディレクトリ PCSCFNE.INF NEC PC-9821Ne用インストールファイル    PCSCF.MPD ミニポートドライバ WIN95\DOSV ディレクトリ PCSCFDV.INF DOS/V用インストールファイル    PCSCF.MPD ミニポートドライバ WIN95\POLLING ディレクトリ PCSCFPOL.INF ポーリングモード用インストールファイル    PCSCF.MPD ミニポートドライバ WIN2000 ディレクトリ PCSCFW2K.INF Windows2000用インストールファイル    PCSCFW2.SYS ミニポートドライバ    PCSCFW2K      Windows2000テキストセットアップ用ファイル DOS再起動プログラムでの問題 ===========================  弊社 REBOOT.EXE, CHGEV.EXE など DOSの再起動を行うプログラムを使用する場合 は, PCSC-F に接続されたドライブから再起動しないでください. Windows95/98/Meでフォーマットする場合の注意 =====================================  Windows95/98/Me環境で ASPIFORM.EXE を使用してフォーマットを行う場合に, 内蔵の CD-ROMがメニューに表示される場合があります.  これは, Windows95/98/Meの仕様によるものなので, 問題はありません. MS-DOSで特定のドライブを認識をさせない方法 ==========================================  ZIPドライブなど, 後から別のドライバでドライブを割り当てたい場合には, ディスクドライバに, 次のオプションを付加してください.  NEC/EPSON機 DEVICE = \BIOSDISK.SYS /Ixxxx xxxx は, 認識させる IDを列挙します. 例えば, ID 0 と 2 のみ認識させる場合には, /I02 と記述します.  DOS/V機 DEVICE = \ASPIDISK.SYS /ID=n,n,n n は, 認識させる IDを列挙します. 例えば, ID 0 と 2 のみ認識させる場合には, /ID=0,2 と記述します. I-O DATA製 MOドライブを使用する場合の注意点 ===========================================  ASPIDISK.SYS は, 640MB のメディアを扱うことができません.  DOS環境で, PCSC-F に MOドライブを接続し, 640MB以上のメディアを使用する場合 には, MODISK.SYS または RMDISK.SYS を次の手順で組込んでご使用ください. 1. CONFIG.SYS をお手持ちのテキストエディタで開いてください. 2. MO以外のディスクドライブを接続しない場合は, ASPIDISK.SYS を削除 します. 3. MO以外のディスクドライブを接続する場合は, ASPIDISK.SYS の記述行に 次の記述を追加します. DEVICE = C:\PCSCF\ASPIDISK.SYS /ID=n,n,n /ID= には, MOディスク以外のディスクドライブの SCSI IDを列挙します. 例えば, ハードディスクが, SCSI ID 0 と SCSI ID 1 に接続されている 場合は, /ID=0,1 と記述します. 4. MODISK.SYS または RMDISK.SYS を, ASPIDISK.SYS より後の行に記述します. ASPIDISK.SYS の記述を削除した場合は, 少なくとも SCF_ASPI.SYS の 次の行に記述してください. DEVICE = C:\PCSCF\SCF_ENBL.SYS DEVICE = C:\PCSCF\SCF_ASPI.SYS DEVICE = C:\PCSCF\ASPIDISK.SYS /ID=0,1 DEVICE = C:\RMDISK.SYS または C:\MODISK.SYS 5. CONFIG.SYS を保存します. DELTIS製 MO を使用する場合の注意点 ==================================  Windows95 で DELTIS製MO を接続して, 動作がおかしい場合には, 次の作業を行ってみてください.  1. マスタディスクの \WIN95\TIMEOUT.VXD を, Windows95がインストール されたディレクトリ下の \SYSTEM\IOSUBSYS にコピーします.(通常は, \WINDOWS\SYSTEM\IOSUBSYS になります. \WINDOWSの部分は, Windows95 がインストールされたディレクトリです) 2. システムの再起動を行います. 以上で, 作業は完了です. DELTIS製 MO かどうかは, [デバイスマネージャ]の[ディスクドライブ]で, 目的の MO の [プロパティ]を表示することで確認できます. DELTIS製 MO は, キャッシュ容量が大きいため, SCSIリクエストの完了が遅い ようです. Windows95 は, 一定時間内にSCSIリクエストが完了しないと, SCSI リセットを発行するため, 書込みが中断されて動作がおかしくなります. TIMEOUT.VXD は, Windows95/98 のSCSIリクエストのタイムアウト時間を延長する ためのドライバです. SCF_ENBL.SYS のオプション補足情報 ================================== 1. Phoenix社製のカードサービス Release 2.0がプリインストールされている場合、 PCSC-Fカードが認識されない場合があります。 その場合 SCF_ENBL.SYSに '/PHOENIX_CS200'オプションを付加してください。 2. IBM ThinkPadの一部の機種では SCF_ENBL.SYSの初期設定で PCSC-Fカードが 認識されない場合があります。 その場合 SCF_ENBL.SYSに '/PCIC:OFF'オプションを付加してください。 SCF_ASPI.SYS のオプション補足情報 ================================== 以下のオプションによりさらに詳細な設定が可能です。 /P[+|-] パリティチェックを許可(+)/禁止(-)します。 初期設定は, 許可(+)です。 /R[+|-] ブラインドリードを許可(+)/禁止(-) 初期設定は, 禁止(-)です。 /W[+|-] ブラインドライトを許可(+)/禁止(-) 初期設定は, 禁止(-)です。 /V 詳細情報を表示 表示形式は, L:[ON|OFF] S:[ON|OFF] D:[ON|OFF] P:[ON|OFF] R:[ON|OFF] W:[ON|OFF] で, パラメータの設定状態を表示する. PCSCF365.SYS(PC98-NX専用)について ===================================== PCSCF365.SYSは、PCICを直接制御してPCSC-Fを初期化するドライバです。 本ドライバはPC98-NXのDOSモードで、PCSC-Fカードに接続したCD-ROMドライブを動作 させることを目的としています。 PC98-NXシリーズで再セットアップをするには =========================================== 以下の1.、2.の作業は、ハードディスクからOSが起動できない状態では実行できません ので前もって実行しておいてください 1. システムインストールディスク(起動用)のバックアップの作成 1.44MBでフォーマット済みの空きフロッピーディスクを用意し、PC98-NXシリーズ 添付のシステムインストールディスク(起動用)のバックアップディスクを作成し てください。 ここで作成したバックアップディスクを以下セットアップディスクと呼びます。 2. セットアップディスクの書き換え 2-1 添付のPCSC-FサポートソフトよりPCSCF365.SYS、SCF_ASPI.SYS、SCSICD.SYS をセットアップディスクのルートディレクトリにコピーしてください。 2-2 セットアップディスク内のCONFIG.SYSの内容を以下のように書き換えます。 FILES=20 BUFFERS=10 LASTDRIVE=Z DEVICE=A:\HIMEM.SYS DOS=HIGH DEVICE=A:\BILING.SYS DEVICE=A:\JFONT.SYS /MSG=OFF DEVICE=A:\JDISP.SYS /HS=LC DEVICE=A:\JKEYB.SYS /106 DEVICE=A:\ANSI.SYS DEVICE=A:\PCSCF365.SYS /V DEVICE=A:\SCF_ASPI.SYS DEVICE=A:\SCSICD.SYS /D:SCCD0001 2-3 セットアップディスク内のAUTOEXEC.BATの内容を以下のように書き換えます。 @ECHO OFF A:\SMARTDRV /X A:\MSCDEX.EXE /D:SCCD0001 /L:Q A:\SYSRESTV 3. Windows95の再セットアップ ------------------------------------------------------------------------------- 注意 1 PCSC-FカードはOSの起動前にPCカードスロットに挿入し、パソコンの電源を 落とすまでは抜かないでください。 2 PCカードスロットにはPCSC-Fカードのみ挿入し、他のPCカードは挿入しない でください。 ------------------------------------------------------------------------------- 3-1 PCSC-FとCD-ROMドライブを接続し、PCカードスロットに挿入します。 3-2 セットアップディスクをフロッピィディスクドライブに挿入し、パソコンを起動 します。PCSC-Fカード、CD-ROMドライブが認識された後、Windows95の再セットアッ ププログラムが起動します。 3-3 表示されるメッセージにしたがって、再セットアップを行ってください。 3-4 再セットアップが終了したら、PCカードスロットからPCSC-Fカードを取り出して パソコンを再起動してください。 4. PCSCF365.SYSのオプション 以下のオプションによりさらに詳細な設定が可能です。 /V 詳細情報表示 /IO=xxx0 I/Oポートアドレスの指定 xは0〜Fの数値 (デフォルト 110) /MA=xxxx カード認識/初期化に使用するメモリ空間アドレスの指定 C000 or C400 or C800 or CC00 or D000 or D400 or D800 or DC00 (デフォルト D000) 5. PCSCF365.SYSのエラーメッセージ ・ カードが見つかりません (1) カードが挿入されていません (2) 設定した(またはデフォルトの)メモリ空間が UMB/EMSになっています。 ・ オプションの記述が違います (1)オプションの記述が間違っていないか確認してください。 ----------------- END of README.TXT