セキュリティ ゾーンについて必要な知識
Internet Explorer では、インターネット全体がセキュリティ レベルの異なる複数のゾーンに区分されています。
ユーザーは、サイトの信頼性に応じて Web サイトを適切なゾーンに割り当てることができます。現在のページが属しているゾーンは、Internet Explorer のステータス バーの右端に表示されます。Web のコンテンツを表示したり、ダウンロードしたりしようとすると、その Web サイトが属しているゾーンのセキュリティ レベルが自動的にチェックされます。
Internet Explorer には、次の 4 つのセキュリティ ゾーンがあります。
- インターネット ゾーン : このゾーンには、ユーザーのコンピュータやイントラネット上にないサイトとほかのゾーンに割り当てられていないサイトがすべて含まれます。標準の設定では、インターネット ゾーンには中レベルのセキュリティが設定されています。
- イントラネット ゾーン : このゾーンには、システム管理者によって定義され、プロキシ サーバーを経由せずにアクセスできるアドレスが含まれます。このようなサイトは、[接続] タブでネットワーク パス "\\computername\foldername" のように指定されている場合や、イントラネット サイト (このアドレスには、"http://internal" のようにピリオドは含まれません) として指定されている場合があります。このゾーンには、ユーザー自身がサイトを割り当ることもできます。標準の設定では、イントラネット ゾーンには中レベルのセキュリティが設定されています。
- 信頼済みサイトゾーン : このゾーンには、ファイルをダウンロードまたは実行しても、コンピュータやデータに損害を与える可能性がないと判断したサイトが含まれます。このゾーンには、ユーザー自身がサイトを割り当てます。標準の設定では、信頼済みサイト ゾーンには低レベルのセキュリティが設定されています。
- 制限付きサイト ゾーン : このゾーンには、コンピュータやデータに損害を与えずにファイルをダウンロードまたは実行できるかどうかを判断できないサイトが含まれます。このゾーンには、ユーザー自身がサイトを割り当てます。標準の設定では、制限付きサイト ゾーンには高レベルのセキュリティが設定されています。
既にユーザーのコンピュータに保存されているファイルは安全であると判断され、最低限のセキュリティ設定しか適用されません。また、ユーザーのコンピュータに保存されているフォルダやドライブをセキュリティ ゾーンに割り当てることはできません。
イントラネット ゾーンのセキュリティ レベルの設定を低レベルに変更したい場合など、セキュリティ レベルの設定は変更することができます。また、低、中低、中、高の標準設定からカスタマイズした設定に変えることができます。
関連項目