============================================================================ ソ フ ト名称:ものぐさ君 Ver1.04 ファイル名称:Monogusa.exe 公 開 日:2000/12/27 動 作 環 境 :Windows95/98 MAPI準拠のメールソフト動作下 開 発 環 境 :自作PC-AT互換機 (K6-300MHz,64MB,ASUS P5A) Windows98SP1+IE5.5+VisualBasic 6.0+Outlook Express5.0 必 要 D L L :VisualBasic 6.0ランタイム、MSMAPI.OCX 配 布 区 分 :Freeware 作 成 者:吉川 章 (yoshikawa@yannies.club.ne.jp) サポートURL :http://www1.odn.ne.jp/~cac19130/ (ライブラリにて) 概 要:MAPI準拠のメールソフトの受信トレイにある、特定アドレスから送ら れてきたメールの添付ファイルを抜き取る。 ============================================================================ ■はじめに 「ものぐさ君」はMAPI準拠(Microsoftが推奨するメール、メッセージ処理関連のAPI) のメールソフト専用のツールです。MAPI準拠のメールソフト−Outlook Expressなど の受信トレイにあるメールから、添付ファイルを抜き出し、任意のフォルダに保存す るためのものです。 一応汎用ツールですがターゲットは、JRA-VAN Internet Serviceが提供する競馬デ ータのメール配信サービスです。 ■インストール 「ものぐさ君」自体は面倒なインストール作業は不要です。ファイルを解凍して任 意のフォルダにコピーしてください。尚、実際の使用に当たっては以下の2つを満た している必要があります。 1.VisualBasic 6.0のランタイムがインストールされている事。 Vectorなどのサイトからダウンロードするか、雑誌に添付されているCD-ROMから インストールしておいてください。 2.MAPI準拠のメールソフトがインストールされている事 Outlook Express(たぶんOutlookも大丈夫)などのMAPI準拠のメールソフトをイン ストールし、きちんと動作するようにしておいてください。 また、Outlook Express4.0の場合、[オプション]メニュにあるMAPI簡易クライア ントにするをチェックしておかないと使えません。 3.添付のOCXをコピーする インターネットで入手したVisual BasicランタイムにはMSMAPI32.OCXとMSMPIJP. DLLが添付されていない事があります。もし、ものぐさ君起動時にエラーが起き る場合には、2つのファイルをWindowsのSYSTEMフォルダにコピーしておいてくだ さい。 PC-AT互換機の場合:C:\Windows\SYSTEM PC-98の場合:A:\Windows\SYSTEM ■使い方 「ものぐさ君」を起動し、Get!と書かれたボタンをクリックすれば設定に従って添 付ファイルがコピーされます。但し、添付ファイルを抜き出したいメールは受信トレ イになければなりません。 Get!を押す前にやらなければならない事があります。1つは添付ファイルをコピー するフォルダの指定です。コピー先のフォルダを指定してください。 もう1つはメールの抜き取り条件です。メールの抜き取り条件とは、添付ファイルを 抜き出したいメールを指定する事を指します。 通常電子メールには件名、送り主、送り主のアドレスなどが書かれています。これら の補助情報の中に特定のキーワードが含まれていた場合だけ、ファイルの抜き取り条 件とする事が出来ます。具体的には 件名(Subject)……これはテストメールです 送り主(Form) ……吉川 章 アドレス(From)………yoshikawa@yannies.club.ne.jp 「アドレス」を指定し、キーワードをyoshikawa@yannies.club.ne.jpとすると 送り主のアドレスにyoshikawa@yannies.club.ne.jpが含まれている全ての メールから添付ファイルを検索し、抜き取ります。 キーワードと全部一致しなくても、キーワードが含まれていれば検索対象となります。 キーワードを空白にすると全てのメールが検索対象になります。 ○「受信トレイにあるすべてのメールが対象」をチェックしておけば、上記設定にかか わらず、受信トレイにある全てのメールをチェックして、添付ファイルを抜き出します。 ○「未読メールのみが対象」をチェックしておけば、未読メールしか読まれなくなります。 ○「自動終了」をチェックしておけば、添付ファイルの抜き出しが終了した時点で、 自動的にものぐさ君を終了します。 ■自動処理について Ver1.04から自動処理をサポートしました。自動処理とは、ものぐさ君を起動した時点で メールのチェックを行うことをさします。オプションの「自動終了」もあわせてチェック しておけば、メールのチェックから終了までを自動処理します。 1.ものぐさ君を起動するためのショートカットを作成する 場所は問いません。デスクトップでもスタートメニュでも好きなところに作ってくだ さい。 2.ショートカットのプロパティを開く ショートカットの上で右クリックすればメニュが開きますね。 3.リンク先の末尾に「-A」または「-a」をつける 半角で入力してください。下記は記入例です。 例)c:\monogusa.exe -a ものぐさ君のショートカットをクリックすれば、メールチェックを自動処理します。 ■サポートと免責 「ものぐさ君」はフリーウェアです。個人利用の範疇ではご自由に使用してくださ い。雑誌などの転載(なんて無いでしょうけど)の際にはご一報ください。 バグや要望は吉川 章までメールを下さい。一応最新版は下記のサイトにおいておき ます。 尚、このソフトを使用して、あなた自身またはパソコンがいかなる状況に陥っても 当方では一切責任を負いません。使用は自己の責任において行ってください。 また、現状ではものぐさ君に対する開発を停止しています。と言うのも個人的に使用 する分には何ら不都合がないからです。もし、使用上の要望などがあればお気軽に メールなどでご意見をください。可能な限りご期待に添える様にします。反面、この ソフトでやろうと思っていたことがほとんど終わってしまっているので、メール等で ご意見がない限り特にバージョンアップはいたしません。 E-mail:yoshikawa@yannies.club.ne.jp http://www1.odn.ne.jp/~cac19130/ Club Yannies ■トラブルシューティング 本当はもっと分かりやすいドキュメントを書くべきなのでしょうが、多忙なため余 り時間が取れず酷いドキュメントのままになっています。申し訳ありません。 ここでは、よく問い合わせのあるトラブル事例に付いて触れさせていただきます。 1.ものぐさ君実行時に「実行時エラー 32017 メッセージが不正です」と表示され動かない Visual Basic6.0のランタイムがインストールされていない可能性が高いです。雑誌 やVectorなどのサイトからランタイムをダウンロードし、インストールしてください。 2.「コンポーネントMSMAPI32.OCX、またはその依存関係の〜」 添付のMsmapi32.ocxとMSMPIJP.DLLをWindowsのSystemフォルダにコピーしてください。 もし、これらのファイルが見当たらない様でしたら、エクスプローラーから「表示」→ 「フォルダオプション」を選択し、「表示」タブを開いてください。そして、「すべて のファイルを表示する」をチェックして、OKを押せば見えるようになります。 3.添付ファイルが上手く取り出せない お使いのソフトがMAPIに準拠しているか確認してください。その上で、標準に使う メールになっているかどうかを確認し、「受信トレイにあるすべてのメールが対象」 をチェックしてみてください。あと、受信トレイに添付ファイル付きのメールガある ことと保存先のフォルダが存在することを確認してください。 この他で動作障害などがありましたら、以下の項目を記入の上、メールをください。 ・使用しているパソコン(PC-9800、PC-ATなど) ・使用しているOS(Windows95/98など) ・OSのバージョン(システムプロパティから見れます) ・インストールしているメールソフトとバージョン ・Internet Explorerのバージョン ・Visual Basicランタイムのバージョン(6.0SP1など) ・詳しい症状 ■履歴 1999/11/7 Version 1.00 Release 取りあえず動作に支障の無いものを公開。 2000/1/23 Version 1.01 Release Outlook5.0で動作するように修正。 2000/9/16 Version 1.02 Release 「全てのメールが対象」オプションを追加 ウィンドウの位置を保存 フォルダ選択時に現在のフォルダを取り出す様に変更 2000/10/26 Version 1.03 Release 「未読メールのみが対象」オプションを追加 Getボタンにものぐさ君マークを設置 2000/12/27 Version 1.04 Release 「自動終了」オプションを追加 「-a」コマンドラインオプションを追加