再変換

一度 Enter キーを押して確定した文字を読みの状態に戻し、別の漢字に変換し直すことができます。変換ミスのまま確定してしまっても、"削除する" → "読みを入力し直す" → "変換し直す"という面倒な操作は必要なくなります。

このように、確定後に再変換機能を使って修正すると、キーボードからの入力を大幅に少なくすることができます。なお、この再変換機能は、従来の "確定アンドゥ機能" とは異なり、入力した直後ではなくても、さらに、新しく入力した文章だけではなく、ワードプロセッサで既存の文書を読み込んだ場合など、入力済みの文章でも有効です。

また、この機能を使うと、Enter キーを押して確定した文字列も、未確定の状態 (Enter キーを押す前の状態) と同じ感覚で扱うことができます。そこで、未確定の文字が長くなったら自動的に変換するオプションをオンにすると、変換キーを押さずに文字を続けて入力していき、まとめて確定した後で必要に応じて修正する、という入力ができます。

ワードプロセッサで文書を作成する場合は、アイデアなどを実際に文章にまとめ、文章を推敲しながら入力するケースが数多くあります。このような場合、確定後にまとめて "再変換" すると、入力中は文書の内容に集中することができます。"タイミングを考えながら変換キーを押す"、"Enter キーを押して確定する" など、文章の内容には関係のない操作で、入力中に思考を中断されることはありません。

なお、再変換機能はアプリケーションの機能の一部に依存しています。したがって、再変換を行うには、MS-IME 2000 を再変換機能に対応したアプリケーション上でお使いいただく必要があります。詳しくは、お使いのアプリケーションのヘルプ、マニュアルなどを参照してください。