MS-IME 2000 には、MS-IME 97 と同様に、Shift キーで自動的に英数モードに切り替える便利な機能があります。一方、MS-IME 2000 では、大文字だけの英単語の入力がスムーズに行えるように、Shift キーを押しながら複数の英字を入力したあと、Shift キーを離すと、入力モードが元に戻るように変更されています。たとえば、「IMEの特長」 と入力する場合は、Shift キーを押しながら 「IME」 と入力し、Shift キーを離して、続けて 「notokuchou」 と読みを入力すると、読みの部分は自動的にひらがなで入力されすぐに変換できます。
このため、上の例で Shift キーの操作を間違えて 「IMe」 と入力すると、"IMえ" のように入力されます。このようなときは、F9 キー (全角の場合)、または F10 キー (半角の場合) を 2 回押してください。キーを繰り返し押すことにより、大文字と小文字との組み合わせが、次のように切り替わります。
IMe → IME → ime → Ime → imE → IMe