# 2000/7/28 # Ver.3.10 # 詳細エンコード・パラメータ設定ファイル # カノープス株式会社 # # 1 概要 # このファイルは、MPEG Station アプリケーションを使ってエンコードを # 行なうときに、詳細パラメータを付加するためのファイルです。 # # 2 使用方法 # MPEG Station に詳細エンコード・パラメータを付加するには、 # 起動オプションを次のように指定します。 # # Mstation.exe /VEP ファイル名 # # /VEP ・・・ 詳細エンコード・パラメータを有効にするためのオプション # ファイル名 ・・・ このファイル、または詳細エンコード・パラメータが # 記述されているファイル名 # # 3 コマンド一覧 # コマンドの種類として、次のものがあります。 # # COMMAND_VBVSIZE ・・・ VBV Buffer Sizeの設定 # COMMAND_LOWDELAY ・・・ Low Delayの設定 # COMMAND_VOFFSET ・・・ 垂直ラインのスタート・オフセットの設定 # COMMAND_INPUT_GAIN ・・・ オーディオPCM入力に対するGainの設定 # COMMAND_PICTURE_S ・・・ シーケンスの先頭に対する設定 # COMMAND_PICTURE_G ・・・ GOPヘッダの先頭に対する設定 # COMMAND_PICTURE_I ・・・ シーケンスヘッダ、GOPヘッダの直後以外の # I picture に対する設定 # COMMAND_PICTURE_P ・・・ P picture に対する設定 # COMMAND_PICTURE_B ・・・ B picture に対する設定 # # 各コマンドにはパラメータがあります。パラメータの値を変更することにより # いろいろな設定でエンコードが可能となります。 # コマンドを有効にするには、コマンドの前に何もつけずに記述してください。 # コマンドを無効にするには、コマンドの前に'#'をつけると無効になります。 # # 3-1 COMMAND_VBVSIZE # COMMAND_VBVSIZE [パラメータ] # パラメータ ・・・ vbv_buffer_size(16×1024 bit単位) # # (例)VBV Buffer Sizeを設定します (112×16×1024 bit) # COMMAND_VBVSIZE 112 # # 3-2 COMMAND_LOWDELAY # COMMAND_LOWDELAY [パラメータ] # パラメータ ・・・ 0:Low Delay OFF # 1:Low Delay ON # # (例)Low Delay をONに設定します # COMMAND_LOWDELAY 1 # # 3-3 COMMAND_VOFFSET # COMMAND_VOFFSET [パラメータ1] [パラメータ2] # パラメータ1 ・・・ video field1 の垂直ラインの # スタート・オフセット値(0 〜 3) # パラメータ2 ・・・ video field2 の垂直ラインの # スタート・オフセット値(0 〜 3) # # (例)垂直ラインのスタート・オフセットを設定します (field1 = 2, field2 = 2) # COMMAND_VOFFSET 2 2 # # 3-4 COMMAND_INPUT_GAIN # COMMAND_INPUT_GAIN [パラメータ1] [パラメータ2] # パラメータ1 ・・・ オーディオPCM入力に対する左のGain値 # (-256 〜 256) # パラメータ2 ・・・ オーディオPCM入力に対する右のGain値 # (-256 〜 256) # # (例)オーディオPCM入力に対するGainを設定します (Left = 1, Right = 1) # COMMAND_INPUT_GAIN 1 1 # # 3-5 COMMAND_PICTURE_S # COMMAND_PICTURE_S [パラメータ1] [パラメータ2] # パラメータ1 ・・・ top field 用(3-10 参照) # パラメータ2 ・・・ bottom field 用(3-10 参照) # # 3-6 COMMAND_PICTURE_G # COMMAND_PICTURE_G [パラメータ1] [パラメータ2] # パラメータ1 ・・・ top field 用(3-10 参照) # パラメータ2 ・・・ bottom field 用(3-10 参照) # # 3-7 COMMAND_PICTURE_I # COMMAND_PICTURE_I [パラメータ1] [パラメータ2] # パラメータ1 ・・・ top field 用(3-10 参照) # パラメータ2 ・・・ bottom field 用(3-10 参照) # # 3-8 COMMAND_PICTURE_P # COMMAND_PICTURE_P [パラメータ1] [パラメータ2] # パラメータ1 ・・・ top field 用(3-10 参照) # パラメータ2 ・・・ bottom field 用(3-10 参照) # # 3-9 COMMAND_PICTURE_B # COMMAND_PICTURE_B [パラメータ1] [パラメータ2] # パラメータ1 ・・・ top field 用(3-10 参照) # パラメータ2 ・・・ bottom field 用(3-10 参照) # # 3-10 GOP構造におけるピクチャ毎のエンコード・パラメータの設定 # 3-5 から 3-9 のコマンドについては、共通のパラメータ構造になっています。 # パラメータは 16 ビットで、個々のビット毎に以下のフォーマットで指定します。 # # bit15 - ME1MODE # ME1MODEを指定します。 # 0:探索範囲が広がる # 1:探索範囲が高まる # bit13 - frame/field # 0:frame構造 # 1:field構造 # bit7 - intra vlc format # bit6 - alternate scan # bit5 - frame pred frame dct # bit4 - q scale type # bit3:2 - dc precision # 00: 8bit # 01: 9bit # 10:10bit # 11:11bit # bit1:0 - picture coding type # 01:I # 10:P # 11:B # # 3-10-1 picture coding type について # ・COMMAND_PICTURE_S と COMMAND_PICTURE_I の top field は # I picture にしてください。 # ・COMMAND_PICTURE_S と COMMAND_PICTURE_I の bottom field は # I or P picture にしてください。 # ・COMMAND_PICTURE_P の top field, bottom field とも # P picture にしてください。 # ・COMMAND_PICTURE_B の top field, bottom field とも # B picture にしてください。 # #################################################################### # # このファイルでは、以下の設定が定義されています。 # 設定を変更するには、コマンド一覧の説明に従ってパラメータを変更してください。 # # (設定) # ・VBV Buffer Sizeを設定(112×16×1024 bit) # ・Low Delay をONに設定 # ・垂直ラインのスタート・オフセットを設定(field1 = 2, field2 = 2) # ・オーディオPCM入力に対するGainを設定 (Left = 1, Right = 1) # ・ME1MODE - ON # ・frame/field - OFF # ・intra vlc format - ON # ・alternate scan - ON # ・frame pred frame dct - ON # ・q scale type - ON # ・dc precision - 11bit # #################################################################### COMMAND_VBVSIZE 112 COMMAND_LOWDELAY 1 COMMAND_VOFFSET 2 2 COMMAND_INPUT_GAIN 1 1 COMMAND_PICTURE_S 0x80fd 0x80fd COMMAND_PICTURE_G 0x80fd 0x80fd COMMAND_PICTURE_I 0x80fd 0x80fd COMMAND_PICTURE_P 0x80fe 0x80fe COMMAND_PICTURE_B 0x80ff 0x80ff