------------------------------------------------------------------------------ 【 ソフト名 】 すっきり!! デフラグ ver.3.60a 【ファイル名】 sdfr360a.lzh 【製作・著作】 Copyright(C) 2000-2002 INASOFT Ayacy/矢吹拓也 【 動作環境 】 Windows 95/98/Me/2000/XP 【 圧縮方式 】 LHA -lh5- ------------------------------------------------------------------------------ ※Windows NT 4.0 にはデフラグは付属していませんので対応することはできません。 ※任意のプログラムをすっきり実行したい場合は「すっきり!! エックス」をご利用  下さい。 1. 何をするプログラムなのか? Windowsにはデフラグとスキャンディスクというアプリケーションが標準で付属され  ています。これらのアプリケーションは、ハードディスクのファイルの並び方などを  整理し、ハードディスクからの読み出し動作を速くしたり、ハードディスクの論理的・  物理的エラーをチェックしたりなどの役割があります。   しかし、これらのアプリケーションの動作は集中して行われることが必須の条件で  あり、例えばファイルの並べ替え中に、他のアプリケーションによってファイルの置  き換えが起きるなどというのは望ましくありません。このようなことが起こるとデフ  ラグやスキャンディスクは初めからやり直そうとします。   ファイルの置き換えはユーザーが気を付ければよいというわけではありません。  ユーザーの知らないところで、常駐プログラムやWindows自身によって書き込みが行  われてしまうこともあります。   そこで、このプログラムの出番となります。このプログラムは、Windowsが完全に  起動する前の、常駐プログラムの少ない環境を利用して、デフラグやスキャンディ  スクを行おうとします。これにより、デフラグ中やスキャンディスク中の、ファイル  の書き換えは少なくなり、結果的にデフラグやスキャンディスクの速度が向上します。 2. 動作環境 Windows 95/98/Me/2000/XPであれば動きます。   ただし、Windows付属のデフラグとスキャンディスクが正しくインストールされてい  なければなりません。デフラグとスキャンディスクのインストール方法については、  コントロールパネルのアプリケーションの追加と削除から行ってください。  (詳しいことについては、WindowsのマニュアルまたはメーカーかOSのサポートセンタ   ーにお問い合わせ下さい)   Windows 2000/XP では、デフラグの自動実行/自動終了、および手動実行のみが  サポートされ、スキャンディスクはサポートしません(外部から制御可能ではないため)。   Sdefrag.exe はローカルのハードディスク上に置かれていなければなりません。   ごみ箱を削除する機能を利用するためには IE4 以上がインストールされている必要  があります。 3. ファイル 圧縮ファイルを展開すると、以下のファイルが出てきます。 Sdefrag.exe …… プログラム本体 Sdefrag.txt …… このファイル 以下のファイルは、自動インストール/アンインストール時に必要なファイル です。手動で行う場合は、必要ありません。 Setup.exe …… インストールプログラム Setup.iin …… インストール定義ファイル Sdefrag.iin …… アンインストール定義ファイル   次のファイルは、手動アンインストール時に必要なファイルです。 Unreg.inf …… レジストリ消去用 4. インストールとアンインストール Setup.exe をダブルクリックすると、自動インストールが行われます。 このインストーラはファイルのコピーを行っているだけなので、この作業を手動 で行っても支障はありません。コピー先を変えたい方は、手動で行うことになりま す。なお、バージョンアップの際は、上書きでインストール(コピー)してしまって かまいません。 Sdefrag.exe はハードディスクに入れることをお奨めします。スクリーンセーバ  設定の復旧等はすべて Sdefrag.exe を呼び出すことにより行われるからです。 アンインストールをするときは、まずは「すっきり!! デフラグ」を使用中でない ことを確かめ、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」から行っ てください。   (Windows XP では「プログラムの追加と削除」となっています)   手動でインストールをした場合は、手動でファイルを削除した上で、次のキーを  削除すれば完了です。 HKEY_CURRENT_USER\Software\InaSoftAns\Sdefrag 5. このソフトの使い方   5.1 3つのラジオボタン ・デフラグ    ディスクの最適化を行います。実際に最適化処理を行うのはWindows付属の   デフラグメンタですので、これが実行しやすくなるような環境を一時的に   構築します。   ・スキャンディスク(Windows95/98/Meのみ)    ディスクのエラーチェックを行います。実際にエラーチェックを行うのは   Windows付属のスキャンディスクですので、これが実行しやすくなるような   環境を一時的に構築します。    なお、この機能は「完全実行」(クラスタスキャン)の完了を保証するもの   ではありません。一般的にクラスタスキャンはDOSモードに降りて行うか、   起動ディスクを作成して行われるのが一般的です。Windows上でクラスタスキャン   を行うと、例え自動実行中だとしても、10回失敗したときに停止してユーザーの   応答を待つようになってしまうからです。    よって、クラスタスキャンは行わないことを強くお勧めします。    DOSモードのスキャンディスクの方法は、マニュアルを参照するか、PCまたは   OSのサポートセンターにお問い合わせ下さい。   ・スキャンディスク後にデフラグ(Windows95/98/Meのみ)    ver.2 で「コンビネーション実行」と呼ばれていたものです。    スキャンディスクでエラーをチェックして(修復してから)、ディスクの最適化   を行います。最適中にエラーが発見されると、デフラグは例え自動実行になって   いたとしても、そこで実行を停止してしまいますので、事前にスキャンディスク   をすることにより、停止する可能性を少しでも減らします。    なお、これを利用されるときは「自動実行」にチェックを入れておくことを   つよくお勧めします。    スキャンディスクに関する注意点は、上の「スキャンディスク」をお読み下さい。       5.2 各チェックボックスについて   ・自動実行    デフラグ・スキャンディスクを自動的に実行します。    下にある「作業終了後に自動的に電源を切る」をチェックしておけば、寝る前、   学校へ行く前、出社前などにやりたいときに便利です。   ・ドライブ指定:A 〜 Z    最適化・ディスクチェックを行いたいドライブを指定してください。    すべてのドライブ指定のチェックがはずれていると、自動的にハードドライブ   を選択します。   (なお、フロッピーディスクはデフラグできないようです)   ・作業終了後に自動的に電源を切る    最適化・ディスクチェック後にWindowsを終了します。    お使いのPCが電源を切れる構造になっていれば、PCの電源を切ることもできます。   ・作業後に電源を切らずに再起動する    ここをチェックしておかないと、デフラグ・スキャンディスク後に電源が切れま   す。ここがチェックされていると、デフラグ・スキャンディスク後に再起動が行わ   れます。   ・このプログラムよりも1つ上位に起動する常駐プログラムを停止する    (Win95/98/Meのみ)    サービスの実行、Run,Load を停止します。    より多くのメモリが確保できるようになり、また、常駐プログラムが減ること   も期待できるため、デフラグやスキャンディスクの失敗がさらに減ると思われま   す。なお、サービスの実行の中に重要なプログラムが含まれる場合、デフラグや   スキャンディスクが失敗することも考えられますので、その場合はチェックを外   してください。   ・[OK]を押したらWindowsを終了する。    通常なら[OK]を押したら再起動をするところを、このチェックを付けることに   より、Windowsを終了することができます。これにより、次回起動時に、スキャ   ンディスクやデフラグのすっきり実行を行わせることができます。   ・[OK]を押したらすばやく再起動する[Win95/98のみ]    Windows システム部分のみの再起動をします。通常のコンピュータごと再起動   と違い、すばやく再起動することができます。    しかし、この機能は「デバイスドライバのリロードを行わない」という問題が   あることがわかっており、この問題の発生が知られるようになった Windows Me   では、この機能はサポートされなくなってしまいました。   ・ごみ箱を空にする    再起動前にごみ箱を空にします。    IE4以上が導入されている必要があります。   ・Tempフォルダを空にする    Tempフォルダ(一時保存されるファイルがおかれる場所)を空にします。   ・ttfCache, ShellIconCacheを削除し再生成    True Type Font のキャッシュファイル、アイコンのキャッシュファイルを削除   します。次の起動時には自動的に再生成されます。    ttfCache は、まれに壊れることがあり、こうなると、フォントの選択をしたい   時に、新しいフォントや目的のフォントが出てこないことがありますので、たまに   再生成したほうがよいと言われています。    ShellIconCache は、アイコンの表示がおかしくなったときや、タイトルバーの   ボタンが壊れたときなどにいったん削除すると良いと言われています。   ・次回起動時にスキャンディスクのログを表示    スキャンディスクの実行が行われる際、その次の起動時に、スキャンディスクの   ログを表示します。なお、起動ドライブとWindowsフォルダのあるドライブが異な   っている環境(NECの旧PC98シリーズでそういうインストール方法を取っている場合   等)では、Scandisk.log が見つからないため、ログが表示できません。   ・インターネット一時ファイルの削除(Win95/98/Me)    Internet Explorer のキャッシュをクリアします。   ・スキャンディスクはクラスタスキャンも実行する(Windows 95/98/Me のみ)    スキャンディスクを「完全」モードで行うようにします。    ただし、この機能はオマケで付いているだけであり、完全に実行できることを   保証するものではありません。ご注意ください。これに関する苦情は寄せられても   対処できません。   ・[OK]    [OK]ボタンが押されると、再起動が行われ、指示通りにすっきり実行が行われ   ます。   ・[キャンセル]    何も行わず、そのまま終了します。   ・[ドキュメントの表示]    このファイルを表示します。   ・[バージョン情報]    すっきり!! デフラグ のバージョン情報・著作権情報・注意事項を表示します。  6. 他ソフトのご紹介   ● CD-R All Write    作者:竹内 正生 氏    URL:http://www.roy.hi-ho.ne.jp/masao/cdr/     CD-Rライティングに最適な環境を作り出すソフトウェアです。ラインティング    ソフトをあらかじめ登録しておくことができ、次回はソフト名からプログラムを    選択できるわかりやすいインターフェイスを採用しています。   ● Auto Defrag 2000    作者:杉山 利幸 氏    URL:http://member.nifty.ne.jp/T_sugiyama/     Windows2000 で、ディスク デフラグの自動実行をすることができます。     このプログラムの Windows 2000 のデフラグ自動実行部分は、杉山利幸氏の    協力により作成されています。  7. 著作権・転載について   本プログラムはフリーソフトです。著作権は 矢吹拓也 にあります。   本プログラムを使用した際に生じたいかなる障害についても、またドキュメント  ファイル等に不手際があったとしても、著作権所有者は一切の責任を負わないもの  とします。   ユーザーは、このプログラムを逆アセンブル・デバッグ・タイプ・ダンプ、また  はその他の類似行為をしてはいけません。   このプログラムは再配布可能です。圧縮ファイルを改変しないで行われる再配布  や、全ファイルをそのままにして行う再配布に制限はありません。   これには、他のネットワーク、インターネット上の他のサイトへの転載、雑誌へ  の掲載・収録も含まれます。詳しくは、INASOFTのWebサイトを参照してください。   最近はニュースサイトや更新情報を扱うサイト、個人サイトなどでの紹介が増えて  きていますので、これらでアイコンや実行画面を使われる場合も、連絡なしで構いま  せん。   プログラム中になんらかのバグが見つかったり、ドキュメントやヘルプの中にミス  があった場合は、メールなどで知らせていただけるとありがたいです。   配布・転載・収録するときは、すべてのファイルを一切改変しない状態で行って  下さい(アーカイブ形式の変更は構いません[lzh → zip, cab など])。  8. 更新履歴   3.00 より前:「すっきり!! デフラグ」として進化。   3.00 (7/26):デフラグ補助機能だけ分離して公開。   3.50(8/22):スキャンディスク補助機能復活。          スキャンディスクをする場合に限り、デフラグ実行時のチェック         ディスクを省略するようにした。          ごみ箱/Tempフォルダ内を空にする機能を追加。          サービスの実行/Run/Loadを停止する機能を追加。          スキャンディスク後の起動時に、スキャンディスクのログを表示         する機能を追加。          二重起動を防止する機能を追加。          Windows2000に対応。          [OK]を押したら再起動ではなく、Windowsを終了する機能を追加。   3.51 (8/29):ttfCache, ShellIconCacheを削除し再生成する機能を追加。          自動的に壁紙を待避/復帰する機能を追加。   3.52 (11/17):インターネット一時ファイルの削除に対応。          Windows XP の自動デフラグに対応。          デフラグ後に再起動できるようにした。   3.53(12/ 5):Windows 2000 の自動デフラグに対応。          (杉山利幸氏のAuto Defrag 2000のソースを参照させていただいて           います)          Windows 2000 における自動デフラグ中は、キーボードやマウスに          は手を触れないようにお願いします。   3.53c(12/13):Windows 2000 の自動デフラグで、「必要ない」と言われた時に          停止するバグを修正。          「ディスクデフラグツール」が見つからないと出るバグを修正。   3.60 (12/17):Windows 95/98/Me スキャンディスクの完全を補助する機能を復活。          成功を前提に作られていません。失敗してもメールはよせないで          ください。このことに関して一通でもメールが寄せられた場合、          次期バージョンからこの機能は削除します。   3.60a(2002/1/5):Windows 2000/XP で TEMP フォルダ内のファイルの削除が          できなかったのを修正。  9. 謝辞   Windows2000 のデフラグ自動実行部分を制作するにあたり、杉山利幸氏の  Auto Defrag 2000のソースコードを提供していただき、参考にさせていただ  きました。ご協力に感謝いたします。  10. 現在わかっていること   Windows2000 で、デフラグのメニューバーが消えていると、正常に自動実行  できません。メニューバーは出しておくようにしてください。 ※Windows、Windows NT は米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国におけ  る登録商標です。 ※その他記載されている会社名、製品名などは、各社の登録商標もしくは商標です。 ※スキャンディスクの完全実行ができない件や、デフラグやスキャンディスクで多少の  やり直しが発生してしまう件に関して、こちらにお問い合わせいただいても対処でき  ません。 ※デフラグについて、エラーが発生して停止するという場合は、   http://home9.highway.ne.jp/ty4/inasoft/skr/index.html#xdef  を参考にして対処してみてください。 ※このプログラムはデフラグやスキャンディスクの補助を行います。デフラグや  スキャンディスクそのものを行うわけではありませんのでご注意下さい。  実際の実行にはデフラグとスキャンディスクが必要です。 ※このプログラムを用いても状態が改善されない場合や、状態が悪化する場合は  直ちにこのプログラムの使用を中止してください。悪化の原因を尋ねられても  わかりませんので、お問い合わせいただいても対処できません。 ※Windows2000/XP には、外部から実行可能なスキャンディスクはありません。  これは、OS自体の仕様とお考え下さい。 ※任意のプログラムをすっきり実行させるには、強化された「すっきり!! エックス」  をご利用下さい。 ※INASOFTでは「すっきり!! デフラグ」と「すっきり!! デフラグEx」の両方を提供  していますが、これは、一方では動作するが、他方では動作しないという環境が  存在するためです。両方が問題なく動作するのであれば、「すっきり!! デフラグEx」  のご利用をお勧めします。 ※すっきり実行中、たいこを叩いているようなアニメーションが出ることがあります  が、これはWindowsの仕様です。実動作に支障はありません。 ------------------------------------------------------------------------------ [INASOFT] http://home9.highway.ne.jp/ty4/inasoft/ [eメール] yabuki-4@pk.highway.ne.jp [Vector] http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se162092.html [Download ASCII] http://download.desk.ne.jp/win/1/00002/4283.html [窓の杜] http://www.forest.impress.co.jp/library/sukkiridefrag.html