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【    ソフト名    】 時角計算 HA2
【   バージョン   】 2.8.5.0
【    製作者名    】 久保 博嗣
【    動作環境    】 日本語Windows95系OS（NT系は未確認）
【    必要DLL     】 なし
【    推奨環境    】 Pentium以上のCPU
【    製作言語    】 Borland C++Builder 4
【ソフトウェア種別】 フリーソフトウェア
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【ソフト紹介】
　このソフトは、「時角」を計算するソフトです。
　天体望遠鏡を手動で操作し、天体観測を行う場合には、地方恒星時・赤経から
時角を計算することが必要です。 天体導入の効率可のため、時角計算には時間を
割きたくないものです。
　LST(0)、赤経を入力することで、「時角」を簡単に計算できます。


【特徴】
　・赤経の入力形式は、[○○.○○m]、[○○m○○s]のどちらでもできます。
　・午前０時を越えての観測の際、LST(0)の更新を自動化できます。
　・リアルタイムに時角を計算できます。
　・観測地点の経度・緯度・タイムゾーンを変更することで、世界中で使用できます。
　・天体の高度・方位角も計算できます。
　・天体の赤経・赤緯を保存し、次回以降の観測に使用できます。
　・天体位置と同時に一口メモを保存できます。


【インストール方法】
　任意のフォルダに解凍するだけです。
　なお、実行ファイルと同じフォルダに[ha2.ini]を作ります。


【アンインストール方法】
　解凍したファイル・作成したショートカットをすべて削除してください。
　レジストリへの書き込みは行っていません。


【使用方法】
　まず、システムの時刻とタイムゾーンを正しく設定してください。
　（タスクバーの時計またはコントロールパネルから[日付と時刻の調整]を起動）
　本プログラムを実行後、メニューの[オプション]-[観測地点...]を選び、観測地点の
経度を設定してください。（一度設定すれば保存されます。 初期設定は和歌山大学。）
　LST(0)、赤経を入力して[計算]ボタンを押すと、時角を計算します。
　（緯度・赤緯は時角計算に影響しません。）

　各数値ボックス間は[TAB]キーで移動できます。
　[時角(下)]は、和歌山大学の望遠鏡のために用意しました。
　（時角の目盛を合わせる位置が上にあり、非常に合わせにくいからです。）
　午前０時、観測地点不正データ入力時に警告音が鳴ります。

　[クリア]ボタンを押すと、クリア選択ウインドウが開き、選択してクリアできます。
　[LST(0)]をダブルクリックすると、LST(0)を更新します。
　[日  付]をダブルクリックすると、日付を読み直します。
　（日付が更新されなかったり、起動中に日付を調整した場合に使用してください。）
　[現在時刻]をダブルクリックすると、日付と時刻の調整を起動します。

　[オプション]-[高度・方位角...]を選ぶと、天体の高度と方位角を表示します。
　（緯度・赤緯の入力が必要）


【メニュー説明】
　[****...]は別ウインドウが開く、その他はチェックが付いている場合の設定。
　各設定は[ha2.ini]に保存されます。

  [ファイル]
   [開く...]--------------天体位置ファイルを開くダイアログを出します。
   [保存...]--------------天体位置ファイルを保存するダイアログを出します。
   [Ｄ＆Ｄ]---------------ウインドウへのＤ＆Ｄを可能にします。
   --------------------
   [最近使ったファイル]---最近使ったファイルを呼び出します。（５個まで）
   --------------------
   [終了]-----------------プログラムを終了します。

  [オプション]
   [観測地点...]----------観測地点設定ウインドウを開きます。（経度、緯度）
   [高度・方位角...]------高度・方位角表示ウインドウを開きます。
   [天体メモ...]----------天体メモ設定ウインドウを開きます。
   ------------------
   [赤経を秒単位]---------[HH:MM:SS]形式で赤経を入力出来るようにします。
   [LST(0)自動更新]-------午前０時になると、LST(0)に[3.95m]足すようにします。
   [リアルタイム計算]-----時角をリアルタイム（１秒毎）に自動計算します。

  [ヘルプ]
   [ReadMe...]------------このファイルを表示します。
   [更新履歴...]----------更新履歴を表示します。
   -------------------
   [バージョン情報...]----このプログラムのバージョン情報を表示します。


【ショートカット】
  [Ctrl + P]---観測地点設定ウインドウを開く
  [Ctrl + E]---高度・方位角表示ウインドウを開く
  [Ctrl + M]---天体メモ設定ウインドウを開く
  [Ctrl + S]---赤経の入力単位切り替え
  [Ctrl + L]---LST(0)自動更新切り替え
  [Ctrl + R]---リアルタイム計算切り替え


【謝辞】
　このソフトの原型である[HA]の製作者・雑賀亮 氏、観測に使用しテストして下さった
富田晃彦 氏に深くお礼申し上げます。


【現在わかっている問題】
　・LST(0)の入力が必要。
　・赤経の入力単位を何回も変更すると数値誤差が出る。
　・高度、方位角が数値だけではわかりにくい。
　・大気差の補正を行っていない。
　・サマータイムを考慮していない。


【今後の開発予定】
　・高度、方位角のビジュアル表示。
　・現在時刻だけでなく、任意時刻の時角計算機能追加。
　・複数の観測地点登録機能追加。
　・LST(0)の入力を不要にする。


【参考ソフト】
　・和歌山大学天文台専用時角計算ソフト HA ver1.10 (Visual Basic)
      製 作 者 ：雑賀 亮 （和歌山大学教育学部天文学ゼミ出身, 第46期）
      Home Page：http://www.nnc.or.jp/~ryos/


【時刻設定ソフト紹介】
　次のソフトで簡単に時刻を合わせることが可能です。
　・インターネットで標準時刻合わせ Web Standard Time
      製 作 者 ：深山 憲蔵
      Home Page：http://www.wind.ne.jp/fukayama/


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製 作 者 ：久保 博嗣 （和歌山大学教育学部天文学ゼミ出身, 第47期）
E-mail   ：kubo@nnc.or.jp
Home Page：http://www.nnc.or.jp/~kubo/
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