*.MTK について
 FM-TOWNS 上で動作するプレイヤである GSPALY(TaroPYONさん作)のマルチポート指定ファイルである *.MTK によってマルチポート SMF の出力ポートを指定することが可能です。
 
SMF データと同じディレクトリのデータ名.MTK(A.MID ならば A.MTK) が存在すれば自動的に読み込み、設定を行う。

設定ダイアログによる SMF のポート設定より優先される。

設定ダイアログで PORT 指定メタイベントが有効に設定されていれば、*.MTK の設定より、データ中に存在するポート指定イベントが優先される。

動作環境の設定で、2 PORT 使用する設定にした場合、及び 1 PORT 指定でかつ別ポート・同一 CH のデータをマージしない設定の場合の時有効。

【書式】

例えば 3 TRACK あるデータ用の *.MTK を作成すると以下のようになります。

  .track 0 port:A ch:0 <--- 実際の track 1
  .track 10 port:A ch:1 <--- 実際の track 2
  .track 51 port:B ch:2 <--- 実際の track 3

 .track 0 は特別な意味を持ち、 SMF の先頭トラック(コンダクタートラック)を表します。省略する事が可能です。省略した場合、自動的に PORT A になります。

 .track は 0 ~ 255 までの数値を指定可能です。 0 以外の数値は数値自体が特定トラックを表してしるのではなく、トラックの順序を指定しているだけです。例えば

 .track 1 <---- Track 0 が省略されているので、これは Track 2
 .track 190 <---- Track 5
 .track 4 <---- Track 3
 .track 89 <---- Track 4

のような 5 Track のデータを表現している事になります。

 port: は出力するポートを表します。MiyaPlay の場合は A が PORT A に、それ以外は全て PORT B に割り振られます。

 ch: は MiyaPlay95 の場合 OFF と指定した場合のみ意味を持ち、そのトラックをミュートします。OFF 以外の文字列や数値が指定してあっても無視します。

 ミュートはそのトラック内の全てのデータを無視します。

 .track は行頭になければなりません。

 .track 10 port:A ch:1
  ^ ^
 ^ の印の付いた箇所には必ず1つ以上のホワイトスペース(半角スペース又はtab)が必要です。

 port:A や ch:OFF は1つの塊とみなします。間にホワイトスペースは入れてはいけません。

 # 以降はコメントとみなします。

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