MiyaPlay95
Miyap2002の前バージョン。Win9x系OSで再生の徹底的安定性をコンセプトに開発を行った。特にRoland社のMIDIインターフェイスSuper MPUを用いた場合には特有のSEQモードを使用して完全なWindowsや他のアプリからの影響受けない再生を実現した。当時のコンセプトを下に載せておきます。
以下MiyaPlay95のヘルプより。
MiyaPlay Windows 版開発当初からの基本コンセプトは「いかにすればマルチタスクな OS 上でシングルタスクの MS-DOS 上のプレイヤやシーケンサ並みの演奏精度及び安定性を持ったプレイヤを作れるか?」という所から始まりました。かっこよくいってしまうと「たかがプレイヤ、されどプレイヤ」といった所でしょうか?
つまりは以下のような思想の元に作られています。
・プレイヤは音楽を演奏するものなのだから、きちんと演奏できてなんぼのもの
・マルチタスクな OS 上でたかが音楽を演奏するだけのためにシステムを占有
してしまうようもんは作れるか
だから、基本方針として以下の方針に基づいて作成されています。
・演奏上のもたりの徹底排除
・他のアプリケーション(OS 自身の動作からの影響も含めて)からの影響による
もたりや演奏の停止の排除
・MiyaPlay95 が他のアプリケーションへ与える影響の抑止
MiyaPlay95 の作成上の基本方針を全て満たすためにはインテリジェントタイプの MIDI インターフェイスの1つである Roland 社の Super MPU が必要ですが、S-MPU がない環境で能力の貧弱な MIDI インターフェイスを使用しているような環境でも、他のアプリケーションの影響の抑止は完全には行きませんが、かなりいい線行くと思います。
Windows95 32bit 版の作成にあたり、32bit 化して完全なマルチタスク動作をする事と、演奏の安定性を確保する事が相反する事であるため、MiyaPlay の基本コンセプトを維持する事が困難であると思われましたが、今回フラットサンクモデルという手法を導入する事により、32bit アプリである MiyaPlay95 で 16bit アプリの MiyaPlay for Windows Light と同じ演奏安定度を確保する事に成功しました。
当然、S-MPU SEQ モードもサポートしています。
MiyaPlay95 は Windows95 専用の 32ビットアプリケーションです。Windows3.1 + Win32s や Windows NT では動作しませんのでご注意ください。