5.11.11 プログラミング上の注意事項 (1) プログラマブルタイマはレジスタPRUN(1)への書き込みに対して、入力クロックの立 ち上がりエッジに同期して実際にRUN/STOP状態となります。 したがって、PRUN0(1)に"0"を書き込んだ場合は、"-1"余分にカウントしたところで タイマが停止状態となります。また、このときPRUN0(1)は実際にタイマがSTOP状態 となるまで、読み出しに対して"1"を保持します。 なお、これについてはイベントカウンタモードは対象外です。 (2) プログラマブルタイマがRUNしている状態(PRUN0(1)="1")でSLP命令を実行した場合 は、SLEEP状態からの復帰時にプログラマブルタイマが不安定な動作となります。 したがって、SLEEP状態へ移行する場合は、SLP命令の実行以前にプログラマブルタ イマをSTOP状態(PRUN0(1)="0")に設定して下さい。 また、同様にR27出力ポート端子に不安定なクロックが出力されないようTOUT信号を ディセーブル状態(PTOUT="0")に設定して下さい。 (3) TOUT信号は出力制御レジスタPTOUTとは非同期に発生していますので、PTOUTの設定 による信号のON/OFF時には1/2サイクル以内のハザードが生じます。 (4) OSC3発振回路を原振とする場合は、プログラマブルタイマを使用する以前にOSC3の 発振をONさせる必要があります。 なお、OSC3発振回路をONにしてから発振が安定するまでに数msec〜数10msecの時間 を必要とします。したがって、プログラマブルタイマのカウント開始はOSC3発振ON の後、充分な待ち時間をおいてから行ってください。(発振時間は発振子、外付け部 品によって変動します。 イニシャルリセットじ、OSC3発振回路はOFF状態に設定されます。 (5) 16ビットモードを選択している場合はPTD00〜PTD07、PTD10〜PTD17の順でカウンタ    データの読み出しを行ってください。また、PTD00〜PTD07とPTD10〜PTD17の読み出    しの時間差は0.73msec以下としてください。