■ リアルタイム翻訳を行う
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Dr.SURFの環境設定及びプロクシ設定と、WWWブラウザ側の設定が完了したら、実際にインターネットのWWWにアクセスし、リアルタイム翻訳を行ってみましょう。
※以下の手順は、インターネットのWWWへの接続環境とDr.SURFおよびWWWブラウザの設定が完了していることを前提として記述します。Dr.SURFおよびWWWブラウザの設定については、「Dr.SURFの環境設定」及び「リアルタイム翻訳モード用の設定」の項をお読みください。
リアルタイム翻訳は、以下の手順で行います。
1. Dr.SURFを起動し、リアルタイム翻訳モードに切り替えます。
2. コマンドパレットまたは[リアルタイム翻訳]メニューで翻訳のON/OFFを設定します。
翻訳をONにすると、WWWブラウザからWWWサーバにアクセス時に送られてくる英文データ(HTML)の翻訳を行い、WWWブラウザ上に英文/訳文を交互に表示します。翻訳をOFFにすると、翻訳を行わずに原文のままWWWブラウザに表示します。
:翻訳ON
:翻訳OFF
※製品版ではブラウザ翻訳を行う前に翻訳単位(文単位/句単位)、文末表現(である調/です・ます調)、訳語の文字色を設定できますが、本Dr.SURF
2.0-体験版では設定できないように機能制限されています。また、製品版ではリアルタイム翻訳モードではアクセス中に送られてくるデータをスプールする機能がありますが、本Dr.SURF
2.0-体験版ではこの機能も使用できません。
3. インターネットへ接続します。
4. コマンドパレットの[SURF]ボタンをクリックし、押し込まれている状態にする、または[リアルタイム翻訳]メニューの[SURF(通信&ブラウザ起動)]コマンドを選択し、コマンドの左側にチェックマークを表示させます。
:[SURF]ボタンが押し込まれた状態
5. 自動的に[環境設定]ダイアログボックスで指定したWWWブラウザが起動します。さらにDr.SURFの通信機能も有効になります。
6. WWWブラウザで目的のURLにアクセスします。
7. 翻訳をONにしていると、アクセス中にWWWサーバから送られてくるデータを翻訳し、英文の間に、訳文を挿入して表示します。

8. WWWへのアクセスを中止するには、最初にWWWブラウザ上で、読み込みを中止します。次にDr.SURFのコマンドパレットで押し込まれている[SURF]ボタンをクリックする、または[リアルタイム翻訳]メニューの[SURF(通信&ブラウザ起動)]コマンドのチェックマークを解除します。そして、最後にインターネットの接続を解除します。
※ダイアルアップIP接続の場合、この順番で操作を行わないと、PPPドライバによっては、再度、インターネットに接続しようとするものがあります。必ず、[SURF(通信&ブラウザ起動)]コマンドのチェックマークを解除する、または[SURF]ボタンが押し込まれていない状態にして、コマンドパレットに「"SURF"ボタンで開始!」というステータスが表示されてから、インターネットの接続を解除してください。
Dr.SURFではこのような簡単な手順で、英文一色のWWWの画面に訳語を追加できます。同じウインドウ内に訳語が表示されるため、どの英文にどの訳文が対応しているかが一目でわかります。
訳文が追加表示されない場合やWWWブラウザでエラーが表示される場合は、正しく環境設定されていないことが考えられます。Dr.SURFのブラウザ設定とWWWブラウザの設定等を確認してください。それでも適切に動作しない場合は、以下のことが考えられます。
●WWWブラウザが自分のキャッシュデータを読み込んでいる
Netscape等のWWWブラウザはアクセスの効率を上げるため、アクセスしたページをキャッシュしておくことができます。今回アクセスする以前に、翻訳を行わない状態で同じURLにアクセスしていると、キャッシュに未翻訳のデータが貯まり、これを表示する場合があります。このような場合は、WWWブラウザのキャッシュデータをクリアしてから、再度アクセスを行う、またはNetscape Navigator 2.xまたは3.xの場合はOptionキーを押しながら[再読込]ボタンをクリックして、直接WWWサーバからデータを読み込んでください。インターネットエクスプローラ3.0の場合は、[表示]メニューから[最新の情報に更新]コマンドを選択してください。
●他のアプリケーションによって通信障害が発生している
Dr.SURFのやWWWブラウザの設定が適切であるにも関わらず、WWWブラウザでエラーが表示される場合は、通信障害が発生している可能性があります。Dr.SURFとWWWブラウザ以外に起動している他のアプリケーションをすべて終了してから再度、アクセスを試みてください。
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