他からの乗り換え : (参考) 手動での移行
    以下では、手動でEudoraから移行する方法を紹介します。

    ※この手動による移行の説明は、上級者向けの参考資料です。特に理由がなければ、A-Porterをお使いください。

    既存のEudora ProのメールボックスをARENAで使えるようにしてみます。作業は一度ARENAを終了して、Finder上で行います。

    ※以下では、Topの階層(ARENAを立ち上げて最初に表示される階層)にEudoraで使っていたメールボックスを置くことにします。これ以外の階層に置きたい場合には、まず以下の説明にそってTopにもってきた後、ARENAの中でメールボックスの階層を操作してください。

    ※手動でメールボックスを移動する場合は、必ずTopの階層にメールボックスを作ってください。

    ※FinderとARENAをいったりきたりしながらメールボックスファイルをいじらないでください。ARENAとFinderの両方でファイルをいじると、情報の整合性が取れなくなってしまいます。

    ・ステップ1
    移行の操作はFinder上で行います。一度ARENAを終了してください。

    ・ステップ2
    ARENAのアプリケーションが入っているフォルダにある「Users」フォルダを開くと、「Main」というフォルダがあります。さらにそれを開くと、「Top」というフォルダがあります。

    「Top」の中に新しいフォルダを作って、Eudoraのメールボックスファイルと、TOCファイルをコピーしていきます。

    ・ステップ3
    Eudoraのメールボックスのフォルダを探して(通常はシステムフォルダの中にある「電子メールフォルダ」または「Eudoraフォルダ」という名前のフォルダに入っています)、必要なメールボックスを探します。Eudoraでは、メールボックスファイルと、TOCファイル(インデックスのファイル)の2ファイルが1組で1つのメールボックスになります。

    ※ Eudora 3.0以降ではTOCファイルがないこともあります。この形式のメールボックスをお使いの場合には、メールボックスファイルだけを移動します。

    ・ステップ4
    ここでは例として「PC Watch」という名前のEudoraメールボックスをコピーしてみます。

    まずTopの直下に「PC Watch」という、メールボックスと同じ名前のフォルダを作ります。そしてそこにEudora側から「PC Watch」「PC Watch.toc」の2つのファイルをコピーします。

    ※ここでフォルダ名とファイル名の一致を、よく確認してください。フォルダ名、ファイル名には、半角のコロンと半角のスラッシュは使えませんので、スラッシュを使っている場合には、リネームしてください。

    ・ステップ5
    ARENAを再び立ち上げると、TopウインドウにPC Watchメールボックスが現れます。今後はARENAのメールボックスとしてそのまま利用できます。また、ARENAで使った後、Eudoraに戻りたければ、先ほどのFinder操作の逆を行うことによって、そのまま戻すことが可能です。

    ※バージョン2以前のEudora Pro(およびフリーウェアのEudora-J)では、1通のメールは32KBまでという制約があります。ARENAには当然このような制約はありません。ですから、ARENAから古いEudoraに戻した場合には、互換性は上記の理由において制限があります。


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