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DOS/V Power Report 1996 July
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1996-04-24
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22KB
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560 lines
FixPak:SX63004を適用されるお客様へ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(FixPak:SX63004)
FixPak のご使用条件
重要事項
FixPak をご使用される前に必ずお読みください。お客様が FixPak を使用される場合、
以下の条件に同意したものとみなします。
- お客様は、すでに「OS/2 J2.11 for Symmetrical Multiprocessing」の使用権を許諾
されていることが前提となります。
- お客様は、ご使用中の「OS/2 J2.11 for Symmetrical Multiprocessing」の本数まで
「FixPak」を複製することができます。
- お客様は、保守の目的に限りこの「FixPak」をご使用になれます。
- その他の条項については「OS/2 J2.11 for Symmetrical Multiprocessing」に同梱さ
れている「IBM プログラムのご使用条件」および「ライセンス情報」がこの
「FixPak」にも適用されます。ただし、この FixPak のご使用条件は
「IBM プログラムのご使用条件」の保証を拡張するものではありません。
********************************************************************************
FixPak SX63004 ( ディスケット) を配布致します。この FixPak が適用可能なシステム
は、下記の通りです。
o OS/2 J2.11 for Symmetrical Multiprocessing
CD-ROM for 1-2 Processors (SJC003) (XRJ2014_)
o OS/2 J2.11 for Symmetrical Multiprocessing
CD-ROM for 1-7 Processors (SJC003) (XRJ2014_)
o OS/2 J2.11 for Symmetrical Multiprocessing
CD-ROM for 1-16 Processors (SJC003) (XRJ2014_)
SJC003 レベルの OS/2 J2.11 for SMP (Symmetrical Multiprocessing を省略) である
ことが前提となります。お手持ちの製品の CD-ROM ラベルに SJC003 の記載があること
をご確認ください。その他の OS/2 J2.11 for SMP、OS/2 J2.11 および OS/2 Warp は
は適用することはできません。ご注意ください。
FixPak を適用されるお客様は、必ずこの README.TXT ファイルをお読みになってから
始めてください。以下の説明が記述されています。
第1章 適用可能なシステム
1.1 OS/2 J2.11 for SMP 日本語版製品の種類と前提について
1.2 OS/2 J2.11 for SMP の種類およびサービス・レベルの確認の仕方
第2章 適用方法
2.1 現在ご使用中の OS/2 J2.11 for SMP を CD-ROM で導入されたお客様へ
2.2 リモート導入サービス機能で FixPak を適用されるお客様へ
2.3 リモート IPL サービス機能をご使用のお客様へ
2.4 CID 導入用環境で FixPak を適用されるお客様へ
第3章 適用時の注意事項
3.1 FixPak 適用によって更新の対象となるファイルについて
3.2 FixPak 適用時の主なエラーとその回避方法について
3.3 FixPak 適用中の途中中断とその後の回復方法について
第4章 サービス・ログ
第5章 ご使用中の OS/2 のレベルの確認方法
第6章 修正内容
FixPak はお客様のシステム・ファイルを修正済みファイルで置き換えます。FixPak
適用後、システム構成を変更された場合には FixPak を必ず再適用してください。
なお、FixPak 適用のための一時作業域、並びにファイル・サイズの増減にとも
ない、FixPak 適用先ドライブに最低3メガバイト程度の空領域が必要です。
この FixPak が正しく適用されると、システムの CSD レベルが SX63004 に更新
されます。SYSLEVEL は、更新されません。OS/2 のレベルを知る方法は、この
README.TXT ファイルの'第5章 ご使用中の OS/2 のレベルの確認方法'の
記述をお読みください。
********************************************************************************
第1章 適用可能なシステム
1.1 OS/2 J2.11 for SMP 日本語版製品の種類と前提について
-----------------------------------------------------------
FixPak SX63004 は OS/2 J2.11 for SMP が SJC003 レベルであることが前提となりま
す。( 製品の CD-ROM ラベルに SJC003 の記載があります。)
OS/2 J2.11 SMP の日本語版製品の種類と必要になる FixPak は次のようになります。
o OS/2 J2.11 for SMP CD-ROM for 1-2 Processors (SJC003)
(SYSLEVEL=XRJ2014, 発売日 95/11/10) の場合:FixPak SX63004 のみ
o OS/2 J2.11 for SMP CD-ROM for 1-7 Processors (SJC003)
(SYSLEVEL=XRJ2014, 発売日 95/11/10) の場合:FixPak SX63004 のみ
o OS/2 J2.11 for SMP CD-ROM for 1-16 Processors (SJC003)
(SYSLEVEL=XRJ2014, 発売日 95/11/10) の場合:FixPak SX63004 のみ
o OS/2 J2.11 for SMP CD-ROM for 1-2 Processors
(SYSLEVEL=XRJ2014, 発売日 95/05/16) の場合: SJC003 レベルの SMP
を導入後、FixPak SX63004 を適用
o OS/2 J2.11 for SMP CD-ROM for 1-7 Processors
(SYSLEVEL=XRJ2014, 発売日 95/05/16) の場合: SJC003 レベルの SMP
を導入後、FixPak SX63004 を適用
o OS/2 J2.11 for SMP CD-ROM for 1-16 Processors
(SYSLEVEL=XRJ2014, 発売日 95/05/16) の場合: SJC003 レベルの SMP
を導入後、FixPak SX63004 を適用
1.2 OS/2 J2.11 SMP の種類およびサービス・レベルの確認の仕方
---------------------------------------------------------------
OS/2 コマンド・プロンプト(ウィンドウ表示、全画面表示どちらでも可)から、
SYSLEVEL コマンドを実行してください。
例) SYSLEVEL コマンドによって表示される『OS/2 J2.11 for SMP (SJC003)
(XRJ2014_)』は、次のとうりです。
C:\OS2\INSTALL\SYSLEVEL.OS2
IBM OS/2 Base Operating System
Version 2.11 Component ID 5622811xx <<== (注:*1)
Type 0
Current CSD level: XRJ2014 <<== (注:*2)
Prior CSD level: XRJ2014
(注:*1) Component ID 562281100 : for 1-2 processors
Component ID 562281102 : for 1-7 processors
Component ID 562281103 : for 1-16 processors
CSD level (注:*2) が XRJ2014 であることをご確認ください。
続いて ブート・ドライブの OS2\INSTALL ディレクトリー上で CSDINST コマンドを
実行してください。
例) CSDINST コマンドによって 2 ページ目に表示される『OS/2 J2.11 for SMP
(SJC003) (XRJ2014_)』の情報は次のとうりです。
OS/2 version : OS/2 2.11 for SMP
OS/2 drive : C:
SYSLEVEL : XRJ2014
FixPak name : SJC003 <<== (注:*3)
WINOS2 Jpn : C:\OS2\MDOS\WINJOS2
WINOS2 Eng : C:\OS2\MDOS\WINOS2
FixPak name (注:*3) が SJC003 なら、FixPak SX63004 の適用のみを行ってください。
前提はありません。
FixPak name (注:*3) が SJC003 でなければ、FixPak SX63004 の適用前に SJC003
レベルの SMP を導入してください。
ブート・ドライブの OS2\INSTALL ディレクトリーに CSDINST.EXE が存在しない時も、
FixPak SX63004 の適用前に SJC003 レベルの SMP を導入してください。
********************************************************************************
第2章 適用方法
2.1 現在ご使用中の OS/2 を CD-ROM で導入されたお客様へ
----------------------------------------------------------
FixPak の適用方法は、以下に示す 2 つの方法があります。
- 起動している OS/2 から FixPak を適用する方法
- A ドライブからディスケットによって OS/2 を起動させ FixPak を適用する方法
注: 起動している OS/2 から FixPak を適用する方法 ((1):参照) では、ローカルな
ドライブに十分な作業領域 (システム環境によって領域サイズは異なる) が必要
です。
この必要作業領域が取れない場合、FixPak サービス・ユーティリティーは、
その旨のメッセージを出して適用作業を中止します。
その場合は、A ドライブからディスケットによって OS/2 を起動させ FixPak を
適用する方法 ((2):参照) を選択してください。
(1) 起動している OS/2 から FixPak を適用する場合には、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先ず、始動中の全ての WIN-OS/2 セッションを終了させてください。
WIN-OS/2 の設定でロードの高速化を選択している場合は、事前にそれを解除し
システムを再始動する作業が必要です。
FixPak ディスケットの 1 枚目を A ドライブに挿入し、OS/2 コマンド・プロンプト
(ウィンドウ表示、全画面表示どちらでも可)から、次のコマンドを入力します。
A:
SERVICE
その後は画面に表示されるメッセージにしたがって適用作業を行ってください。
適用終了後システムを再起動すると、FixPak が有効になります。
(2) A ドライブからディスケットによって OS/2 を起動させ FixPak を適用する場合には、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
FixPak ディスケットの他に、
OS/2 J2.11 for SMP の「導入ディスケット」と「ディスケット-1」をご用意
ください。
1. OS/2 J2.11 for SMP の「導入ディスケット」を A ドライブに入れ電源を
投入してください。
2. IBM のロゴが表示されたら、「ディスケット-1」を A ドライブに入れて
Enter キーを押してください。
3. "OS/2 へようこそ"のパネルが表示されたら、Esc キーを押してください。
4. "キーボードの選択"パネルが表示されますので、ご使用のキーボードを選択して
Enter キーを押してください。コマンド・プロンプトが表示されます。
5. FixPak ディスケットの 1 枚目を A ドライブに挿入し、コマンド・プロンプト
から、次のコマンドを入力します。
A:
SERVICE
その後は画面に表示されるメッセージにしたがって適用作業を行ってください。
2.2 リモート導入サービス機能で FixPak を適用されるお客様へ
--------------------------------------------------------------
LAN 接続などを通して FixPak を自動適用することが可能です。この方法を用いると、
システム管理者が「FixPak 自動適用ディスケット」を作成/配布し、
使用者がそのディスケットを LAN 接続されている自分の機械で立ち上げることに
よって FixPak を適用することができます。使用者が FixPak ディスケットからの
適用を行う必要がありません。
FixPak の自動適用を行うには、LS3.0、LS4.0 または OS/2 Warp Connect V3
with WIN-OS/2 - 日本語版付属のネットワーク・トランスポート・サービス/2
が必要です。
参照1:IBM ネットワーク・トランスポート・サービス/2 リダイレクション
導入と構成の手引き (N:S96F-8488)
1) 準備(システム管理者)
1.1) コード・サーバーの設定
[参照1]を参照して使用されている LAN 環境での導入環境が予め設定されている
ことが必要です。
FixPak ディスケットの全てのファイルを、サーバーへ転送します。
全ての FixPak ディスケットに対し、ディスケットをドライブに挿入し、
次のコマンドを入力します。転送先(下線部)は必要に応じて変更してください。
XCOPY A: E:\OS2J211S\SX63004 /S
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
\OS2J211S\SX63004 にある SERVICE.CMD の最後から 3 行目を以下のように変更
してください。
call csdinst @csd.dat /b:service.cmd /f
|
V
call csdinst @csd.dat x: /b:\service.cmd /q /f
-- --
ここで、x: はターゲット・ドライブ
1.2) 「FixPak 自動適用ディスケット」の作成
[ 参照1]を参照して使用されている LAN 環境用の OS/2 J2.11 for SMP
「ディスケット-1」を作成してください。
次のように CONFIG.SYS を変更してください。
set os2_shell=cmd.exe /k "z: & cd os2j211S\SX63004 & SERVICE.CMD"
------------------------ *1
set path=z:\os2j211S\SX63004;\;\OS2;\OS2\SYSTEM;\OS2\INSTALL;A:;
-------------------
set dpath=A:;z:\os2j211S\SX63004;\;\OS2;\OS2\SYSTEM;\OS2\INSTALL;\OS2\SYSDATA;
-------------------
set sourcepath=z:\os2j211S\SX63004
-------------------
*1 : 下線部のパス名はサーバー上の E:\OS2J211S\SX63004 ディレクトリーの下が
見えるパスを指定してください。
この os2_shell= 指定行は必ず CONFIG.SYS の 1 行目に置いてください。
2) FixPak の適用(各使用者)
2.1) FixPak 適用先ドライブが自分の使用している OS/2 の導入先ドライブと同じ
「FixPak 自動適用ディスケット」を用意します。
2.2) 「導入ディスケット」と「FixPak 自動適用ディスケット」で A ドライブから
立ち上げます。
(既に OS/2 を使用中の場合、必ず OS/2 を終了してからこれらのディスケット
で立ち上げてください。)
2.3) FixPak 適用終了表示後の指示に従って、終了処理をしてください。
2.3 リモート IPL サービス機能をご使用のお客様へ
---------------------------------------------------
この FixPak を LS3.0 または LS4.0 の RIPL 用ディレクトリーに以下のように導入して
ください。
1) リモート IPL サーバーを停止してください。
2) リモート IPL サーバー本体に FixPak を適用します。次のように実行してくださ
い。
RPLSERV X: Y:
ここで、X: ソース・ドライブ
Y: ターゲット・ドライブ (リモート IPL サーバー)
注: X:, Y: は共にフル・パス名で指定してください。
例) FixPak ディスケットの 1 枚目を A ドライブに入れ、
A:
RPLSERV A: E:\IBMLAN\RPL\OS2.2S
ここで、E:\IBMLAN\RPL\OS2.2S はリモート IPL用 OS/2 J2.11 for SMP
が導入されたディレクトリー FixPak を適用するディレクトリー
3) README.RPLを参照して、RIPL 用ディレクトリーの内容を再構成してください。
2.4 CID 導入用環境で FixPak を適用されるお客様へ
----------------------------------------------------
CID 導入用環境で FixPak を適用される場合は、以下の例に示す様に LCU REXX
コマンド・ ファイルの "製品特定のデータ・セクション" 及び "導入セクション"
に FixPak 導入用の記述を加えてください。
- 製品特定のデータ・セクション
例)
x.SX63004 = 12
x.12.name = 'OS/2 FixPak SX63004'
x.12.statevar = 'CAS_' || x.12.name
x.12.instprog = 'x:\csd\211smp\sx63004\csdinst @csd.dat',
'y: /b:cidserv.cmd /f /q /cid'
x.12.rspdir = ''
x.12.default = ''
ここで、x: CID 用コード・サーバーのディレクトリー
y: ターゲット・ドライブ
NUM_INSTALL_PROGS 変数を増やします。
- 導入セクション
例)
when OVERALL_STATE = 2 then do
if directory('x:\csd\211smp\sx63004') == '' /* ディレクトリー */
then exit /* を変更する。 */
if RunInstall(x.sx63004) == BAD_RC then exit /* SX63004 の導入 */
Call RebootAndGotoState(3) /* OVERALL_STATE を次の */
/* 指定値に設定する */
end
関連資料) LAN 構成、インストールおよび配布ユーティリティー
の手引き (SB88-5555)
********************************************************************************
第3章 適用時の注意事項
3.1 FixPak 適用によって更新の対象となるファイルについて
-----------------------------------------------------------
FixPak は、FixPak を適用することによって更新されるファイルの対象を、
FixPak を適用するドライブの OS/2 J2.11 for SMP が予約しているディレクトリー
内の全てのファイルとしています。
FixPak を適用すると、FixPak を適用するドライブ内にある修正済みファイルと同じ
名前のファイルは、( 異なるディレクトリー内にある同じ名前のファイルも含めて )
全て FixPak で提供される修正済みファイルで更新されます。
従来の CSD 等では、OS/2 システムが定義したディレクトリーにある修正対象
ファイルのみが修正済みファイルで更新されていました。
例)
存在するシステム・ファイル FixPak適用後 従来の CSD 適用後
------------------------------ ------------ -----------------
c:\OS2\DLL\DOSCALL1.DLL 更新される 更新される
c:\OS2\BKUP-DLL\DOSCALL1.DLL 更新される 更新されない
ここで、c: は OS/2 J2.11 for SMP が導入された始動ドライブ
FixPak を適用するドライブ
OS/2 J2.11 for SMP が導入されているドライブに別名ディレクトリーを作成し、その
ディレクトリーに OS/2 J2.11 for SMP システム・ファイルをバックアップの目的で
コピーされているお客様は、注意が必要です。
3.2 FixPak 適用時の主なエラーとその回避方法について
-------------------------------------------------------
FixPak SX63004 を適用する為に SERVICE コマンドを入力するとその直後に、
> この FixPak を適用できる OS/2 が見つかりません。README.TXT を参照して
> ください。
というエラー・メッセージが出て適用処理が終了してしまう場合があります。
この場合は、先ず SYSLEVEL コマンドで適用可能なシステムである事を確認して
ください。SYSLEVEL は、XRJ2014_ でなければなりません。
また、SJC003 レベルの SMP が導入されていなければなりません。SJC003 が導入
されている事を CSDINST コマンドで確認してください。
CSDINST コマンドの使用方法は、この README.TXT ファイルの'第5章 ご使用中
の OS/2 のレベルの確認方法'の記述をお読みください。
SJC003 レベルの SMP でない場合は、SJC003 レベルの SMP を導入してから
FixPak SX63004 を適用してください。
3.3 FixPak 適用中の途中中断とその後の回復方法について
---------------------------------------------------------
FixPak SX63004 の適用の際は、途中中断することなく適用作業を終了させてください。
もし、やむを得ない事情で、FixPak SX63004 の適用を途中で中断させてしまった場合、
例えば、
- 停電などで、電源をパワー・オフしてしまった場合
- Ctrl + Break キーで、外部割り込みを行った場合
は、以下の手順に従って回復処置を行ってください。
回復方法は、
- 起動している OS/2 から FixPak を適用中に途中中断した場合
- A ドライブからディスケットによって OS/2 を起動させ FixPak を適用中に途中中断
した場合
の 2 つの場合とも、A ドライブからディスケットによって OS/2 を起動させて FixPak
を適用する方法で、再度 FixPak の適用作業を行ってください。
********************************************************************************
第4章 サービス・ログ
FixPak は修正サービスのためのログを作成して、ご使用中の OS/2 J2.11 for SMP
に適用されたサービスを記録します。サービス・ログはブート・ドライブの
OS2\INSTALL のディレクトリーに次の 2 種類のログが用意されます。
o OS2\INSTALL\SERVICE.LOG
ご使用中の OS/2 J2.11 for SMP に適用された FixPak のレベル、日付、
修正モジュ-ル等、を記録します。
o OS2\INSTALL\SERVICE.ERR
ご使用中の OS/2 に適用された FixPak のレベル、日付、サービスの適用を
中止した修正モジュール名、エラー情報等、を記録します。
********************************************************************************
第5章 ご使用中の OS/2 のレベルの確認方法
FixPak はご使用中の OS/2 J2.11 for SMP のレベルを確認するために、ブート・
ドライブの OS2\INSTALL のディレクトリーに次のファイルを用意します。
o OS2\INSTALL\CSDINST.EXE
o OS2\INSTALL\CSDINST.DAT
OS2\INSTALL のディレクトリー上で CSDINST と入力することにより、ご使用中の
OS/2 J2.11 for SMP のレベルが確認できます。
CSDINST.EXE および CSDINST.DAT ファイルが OS2\INSTALL のディレクトリーに
存在しない時は、ご使用中の OS/2 J2.11 for SMP に FixPak は適用されていません。
CSD レベルとして記述される FixPak の名称 7 文字 (PPUUUJJ) は、以下の情報を
示します。(ただし、従来の CSD はこれに該当しません。)
最初の 2 文字 (PP) ... 適用可能なシステム
次の 3 文字 (UUU) ... ベース となる US FixPak のリリース番号
最後の 2 文字 (JJ) ... 日本語版 FixPak のリリース番号
例えば FixPak SX63004 は、「OS/2 J2.11 for SMP」の 4 番目にリリースされた
FixPak で、英語版 s.630 レベルに相当します。
SX ... 「OS/2 J2.11 for SMP」の FixPak である
630 ... 英語版 s.630 レベル相当である
04 ... 日本語版 FixPak の 4 番目のリリースである
*******************************************************************************
第6章 修正内容
--------------------------------------------------------------------------------
SX00004 版
PJ17830 : IMDAEMON.DLL
DosStartSession で OS/2 全画面表示が ハングする。
PJ19722 : PMWIN.DLL
XCOPY や DIR|MORE コマンドでシステムがハングする。
PJ20880 : BXVSCALL.DLL
OS/2 J2.11 for SMP 上で SystemView の中の RWC( リモート・
ワークステーション・コントロール )をサポートする為のものです。
XVIOREADSCREEN でいつもVIO のカーソル位置を返していた。
PJ20938 : SESMGR.DLL, HARDERR.EXE
OS/2 J2.11 for SMP 上で SystemView の中の RWC( リモート・
ワークステーション・コントロール )をサポートする為のものです。
ターゲットでモニターがロードされない。
PJ20939 : KBD01.SYS, KBD0110.SYS, KBD01AX.SYS, KBD02.SYS, KBD0210.SYS
OS/2 J2.11 for SMP 上で SystemView の中の RWC( リモート・
ワークステーション・コントロール )をサポートする為のものです。
OS/2 全画面表示をオープンしたままでリブートすると、OS/2 全画面表示で
DBCS 文字が使えない。
PJ21041 : OS2DUMP
EISA マシンで 64MB メモリーの時正しいダンプがとれない。
( PMDF.EXE でトラップする。)
PJ21204 : BXVSCALL.DLL
OS/2 J2.11 for SMP 上で SystemView の中の RWC( リモート・
ワークステーション・コントロール )をサポートする為のものです。
PC-DOS セッションを立ち上げようとすると、システムがハングすることが
ある。
PJ21448 : OS2KRNL, SYSTEM.TDF, SYSTEM.TFFF
MEMMAN=NOPROTECT が正しく機能しない。
PJ21529, PJ21530, PJ21460 : OS2KRNL, SYSTEM.TDF, SYSTEM.TFF
DosFreeMem がエラー・リターンする。
PJ21534, PJ21535, PJ21446 : OS2KRNL, SYSTEM.TDF, SYSTEM.TFF
LdrSem をホールド中 SemvmGetSem がスリープしたままになってしまう。
PJ21588 : DSPINSTL.EXE, OS2APIC.PSD, PMWIN.DLL, DOSCALL1.DLL
OS2KRNL, SYSTEM.TDF, SYSTEM.TFF
Lotus Notes R4J をサポートする為の親APAR
PJ21786 : OS2KRNL, SYSTEM.TDF, SYSTEM.TFF
Trap-e が semAllocWaitMuxQs で起こる。
PJ21796 : OS2KRNL, SYSTEM.TDF, SYSTEM.TFF
OS/2 全画面でキーボードを叩いているとハングすることがある。
( モニターの処理中にデッドロックする。)
PJ21971 : BVHVGA2.DLL, BVHVGA2I.DLL
Lotus Notes R4J を SMP 上で実行していると、ハングすることがある。
PJ21999 : OS2KRNL, SYSTEM.TDF, SYSTEM.TFF, OS2APIC.PSD, OS2DUMP, DOSCALL1.DLL,
IMDAEMON.DLL, PMWIN.DLL, BVHVGA2.DLL, BVHVGA2I.DLL, BXVSCALL.DLL,
SESMHR.DLL, HARDERR.EXE, DSPINSTL.DLL
US版 s.630 レベルに乗り換える為の親APAR
PJ22022 : IMDAEMON.DLL
極端に早いタイミングで OS/2 全画面表示セッションのオープン・クローズ
を繰り返すとデッドロックする。
PJ22023 : OS2KRNL, SYSTEM.TDF, SYSTEM.TFF
Netview DM によるリブート中に IPE ShudownBlock が起こる。
PJ22041 : OS2KRNL, SYSTEM.TDF, SYSTEM.TFF
PID が FFFFH を越えると PID が必ず小さい方から割り当てられ、値が増え
ていかない。
PJ22063 : OS2DUMP
ハードディスクにメモリーダンプがとれない。
PJ22236 : PMNLSFEP.DLL
MVDM ウィンドウを約 760 回オープン/クローズすると、その後さらに
オープンする時 FEP のエラーになる。
PJ22248 : PMNLSFEP.DLL
WVDMFEPPROC の入り口で、すでにスタックが開放されていて 1 行も実行され
ないうちに TRAP を起こす。
PJ22262 : PMWIN.DLL
システム終了処理中に、セマフォのデッドロックで止まってしまう。
Ctrl + Esc を押すと動き出す。
文中で使用されている以下の用語は他社の商標です。
Lotus Notes Lotus development Corporation