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DOS/V Power Report 1997 April
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1995-04-20
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10KB
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257 lines
インテルIndeo(TM)ビデオR3.2アップデート -- V3.24.01.01
マイクロソフトVideo for Windows 1.1e(英語版)
1995年4月14日
このソフトウェアアップデートは既存のIndeo(TM)ビデオドライバを拡
張するものです。インテル社製マイクロプロセッサ搭載のPC上で、マ
イクロソフト社のVideo for Windows*バージョン1.1eを使い、ビデオの
圧縮・編集・再生を行うための最新の技術を提供します。
Indeoビデオ技術には、インテル社のSmart Video Recorder Proカード
(日本では未発売)を用いた1ステップでのビデオキャプチャー&圧縮機
能があります。もちろん、PC上でソフトウェアのみでビデオを圧縮(
オフライン圧縮)・再生することも可能です。
ISVR Proは、ビデオカメラ、ビデオデッキ、レーザーディスクなどから
Indeoビデオをキャプチャーすることができます。NTSCまたはPALフォー
マットファイルを320×240、240×180、160×120の解像度で最大30フレ
ーム/秒(fps)でリアルタイム圧縮することができます。
さらに、Indeoビデオ技術の特徴の1つであるスケーラビリティにより、
再生時のフレームレートがPCの性能に応じて自動的に調整されます。
これによって、どのPentium(TM)またはIntel486(TM)プロセッサ搭載の
PCでもIndeoビデオファイルを再生することができます。
Readme.txtの内容:
------------------
* 改善点
* Indeoビデオドライバ
* マイクロソフト社のVfW1.1eアップデートとの相違点
* System.iniファイルの設定
* AVIファイル編集プログラム
* アクティブパレットおよびDCIのサポート
* 使用上の注意
* 必要なソフトウェア環境
* 推奨システム
* アップデート
改善点:
--------
このIndeoビデオR3.2ドライバは、IndeoビデオR3.1およびVideo for
Windows V1.1に対するアップデートで、改善点は次の通りです。
* Display Control Interface(DCI)のサポート。
* アクティブパレットのサポート。
* 画質の向上。ほとんどのシーケンス、特に15fpsでデータレ
ート135KB/秒以上の場合に細部がより鮮明に再現される。
* 低データレートでの再生性能の向上。
* 16ビットモードでの画質および再生性能の向上
* 低データレートでのオーディオ再生向上。
* 最大640×480のサイズまで、縦横4ピクセルずつの増減によ
るサイズ変更が可能。
* ソフトウェア圧縮性能の改善(Pentiumプロセッサシステムで
1フレームの圧縮に2-5秒)。
* ビデオ再生ボタンをクリックしてから再生開始までにかかる
時間の短縮。
V3.23.01.01からV3.24.01.01への改善点:
1. Diamond Viper Proカード使用時、DCIプロファイリングでフェイル
しないよう修正。
2. オフライン圧縮時、設定した目標転送レートにより近い値を実現。
V3.22.01.44からV3.23.01.01への改善点:
1. 再生中に割り当てられるメモリーサイズを縮小。
2. ビデオビットストリームのエラーに対する許容度を改善。再生中に
ビットストリームエラーがあっても一般保護違反を回避する率を向上。
3. 色の滲みが最小になるようサブサンプリングを変更。
V3.22.01.43からV3.22.01.44への改善点:
1. ファイル圧縮時、浮動小数点ライブラリを正常に終了しない場合に
起こり得る問題を回避。
V3.22.01.30からV3.22.01.43への改善点:
1, アクティブパレットサポート時の色のシフトを解消。
2. ビデオをバックグラウンドに置いたときのパレットのフラッシュを
解消。
3. サイズ変更時の4の倍数以外の指定を自動的に訂正。
(例:321x241を指定すると320x240となる)
4. メモリーが不十分な場合に起こり得る一般保護違反を回避。
5. 新しいRawドライバにより、Adobe Premiere*での再生の問題を解決。
Indeoビデオドライバ:
---------------------
Indeo(TM) Video R3.2 -- V3.24.01.01は、新しいIndeoビデオR3.2ソフ
トウェアコーデックで、インテル社製マイク
ロプロセッサ搭載のPC上で最高品質のビデ
オ再生を可能にします。
[ファイル名:ir32.dll]
Indeo(TM) Video Raw --- V1.10.1.6は最新のraw/YVU9コーデックです。
[ファイル名:iyvu9.dll]
Indeo(TM) Video R2.1 -- V2.17.003は伸長のみを行います。これは、
古いR2.1コーデックで作成されたファイルを
再生するためのものです。
[ファイル名:ir21.dll]
マイクロソフト社のVfW1.1eアップデートとの相違点:
-------------------------------------------------
このアップデートをインストールするためのセットアップユーティリテ
ィは、マイクロソフト社のランタイム版のセットアップユーティリティ
を改造したものです。このプログラムに更に手を加えることもできます。
マイクロソフト社のセットアッププログラムは、Video for Windows デ
ベロップメントキット Version 1.1に付属しています。
このアップデートでは、インテルおよびインテル以外のすべてのコーデ
ックがインストールされます。マイクロソフト社から提供されている最
新の英語版ランタイムとの相違点を以下に列挙します。
1. R3.2 V3.22.1.43ではなく、最新のV3.24.01.01をインストールします。
2. Rawドライバ(iyvu9.dll)がアップデートされています。
3. ir30.dllがインストールされます。詳細は次のセクションをご覧く
ださい。
4. R2.1ドライバはir21.dllに名称変更になりました。
5. readme.txtとcopyrite.txtファイルが追加されました。配布にあた
ってこのreadme.txtを削除しても構いません。
6. このアップデートの全ファイルを圧縮しない状態で3.5インチのフロ
ッピーディスクに収めることはできません。
System.iniファイルの設定:
--------------------------
セットアッププログラムにより、最新のVideo for Windows ランタイム
とIndeoビデオドライバがインストールされます。Indeoビデオドライバ
としてsystem.iniファイルに次のようなエントリが設定されます。
[drivers]
VIDC.RT21=ir21.dll
VIDC.YVU9=iyvu9.dll
VIDC.IV31=ir32.dll
VIDC.IV32=ir32.dll
以前のIndeoビデオR3.1のときの推奨system.iniエントリは次のような
ものでした。
[drivers]
VIDC.RT21=indeov.drv
VIDC.YVU9=indeov.drv
VIDC.IV31=indeov.drv
indeov.drvは「傘」のようなドライバで、indeo.iniというテキストフ
ァイルを用いて各Indeoビデオドライバに振り分けるようになっていま
した。indeo.iniファイルの内容を以下に示します。
[GLOBAL]
DRIVERS=IV31,RT21,YVU9
[IV31]
DEC=ir30.dll
[RT21]
DEC=ir21_r.dll
[YVU9]
DEC=ir21_r.dll
Indeov.drvとindeo.iniは必要ではなくなったので、削除しても構いま
せん。ただし、古いIndeoビデオドライバをインストールするアプリケ
ーションでは、indeov.drvとindeo.iniを使う可能性もないとは言えま
せん。最新のIndeoビデオドライバの名称がir30.dllからir32.dllに変
わったので、IV31ファイルが最新のドライバにアクセスできないという
こともあり得ます。この問題を避けるために、このセットアッププログ
ラムでは最新のir32.dllと同一ファイルのコピーをir30.dllとしてイン
ストールします。ir30.dllファイルは今後使われないと思われますが、
万一他のセットアッププログラムがsystem.iniエントリをindeov.drvを
参照するように書き換えると、ir30.dllファイルが必要になります。
AVIファイル編集プログラム:
---------------------------
(AVIファイルエディタ開発者の方へ)
不要な再圧縮を避けるために、IV31とIV32ビデオフォーマットは同じも
のとして扱ってください。これにより、編集操作にかかる時間が短縮さ
れ、ビデオ画質も劣化しません。ビデオエディタが編集済みAVIファイ
ルを保存する際に、元のフレームのビデオフォーマットとターゲットと
して選ばれたビデオフォーマットとを比較します。一般に、ターゲット
フォーマットでないすべてのフレームが再圧縮されます。もしあるクリ
ップがIV31とIV32のフレームを含み、出力フォーマットがIV32の場合は、
IV31フレームを最圧縮する必要はありません。IndeoビデオR3.2コーデ
ックはどちらのビデオフォーマットでも再生します。
アクティブパレットおよびDCIのサポート:
---------------------------------------
現在のVideo for Windowsでは、8ビットカラーモードでアプリケーショ
ンが外部パレットを適切に取り扱うことができます。以前はIndeoビデ
オのみが内部パレットにディザすることができ、Video for Windowsが
ビデオをさらに要求される外部パレットにディザしていました。このよ
うに2度ディザしていたため、ビデオの画質がそこなわれていました。
この問題は、アップデートされたIndeoビデオを含むVideo for Windows
1.1dによって解決しました。Indeoビデオは現在外部パレットに直接伸
長することが可能です。Indeoビデオに対し、次のどちらかのMCI(Media
Control Interface)コマンドによって外部パレットの利用を指定するこ
とができます。
SETVIDEO <alias> PALETTE HANDLE TO <palette_handle>
REALIZE <alias> BACKGROUND
これらのコマンドとMCIインタフェースについては、Microsoft Video
for Windows 1.1デベロップメントキットの中で記述されています。
DCIは、DCI対応のグラフィックスカードを使うことで、より速くてスム
ーズなビデオ再生を実現します。
DCIサポートには、次の3つの要素が必要になります:
1. Video for Windows V1.1d以上
2. IndeoビデオドライバV3.22.01.43以上
3. DCI対応グラフィックスカードおよびそのドライバ
このうち1と2はこのアップデートソフトウェアで提供されます。3
についてはお手持ちのグラフィックスカードベンダーに問い合わせて、
そのカード用のDCI対応ドライバを入手してください。
使用上の注意:
--------------
1. 新しいIndeoビデオR3.2ドライバは、古いR3.0およびR3.1ドライバで
圧縮されたAVIファイルを再生します。ただし、R3.2のソフトウェア
エンコーダで作成されたAVIファイルをR3.0やR3.1のドライバで再生
することはできません。マイクロソフト社のメディアプレーヤーは、
"Video not available, cannot find 'vids.iv32' decompressor."と
いうエラーメッセージを表示します。
2. R2.1ドライバはコントロールパネルでの設定ダイアログボックスを
表示しません。
3. セットアップユーティリティがインストールの最後でフェイルする
場合には、メモリー不足が考えられます。インストールを行う前に他
のすべてのアプリケーションを終了してください。
必要なソフトウェア環境:
------------------------
* Video for Windows V1.1d以上
* Windows 3.1以上
推奨システム:
--------------
最高の品質で再生を行うためには、次のようなシステム構成を推奨しま
す。
* Intel Pentiumプロセッサ
* システムメモリー 12MB以上
* DCI対応ドライバ付きPCIバス用グラフィックスコントローラ
* SCSIまたは拡張IDEハードディスクドライブ
フレームレートを重視する場合は、グラフィックスカードを8ビットカ
ラーモードに設定してください。画像品質を重視する場合は、24ビッ
トカラーモードに設定してください。
アップデート:
--------------
新しいIndeoビデオドライバがリリースされた場合には、NIFTY-Serveの
インテルフォーラムにアップロードします。
________________________________________________________________
Indeo, Pentium, Intel486はIntel Corporationの商標です。
*その他のブランドおよび名称は一般に各社の商標または登録商標です。