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FD2ET776
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FD2ET.DOC
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Wrap
Text File
|
1995-10-03
|
62KB
|
1,647 lines
_______________________________________________________________________________
■■■■ ■■■ ■■ by◆◆◆◆
■ ■ ■ ■ ■ S
■ ■ ■ ■ ◆◇ H
■■■ File/Directory Utility ◆ U
■ ■ ■ ■ ◆◇◆◇ M
■ ■ ■ ■ ◇ A
■ ■ ■ ■ ◆ ◇ N
■for OS/2 ■■ ■■■■ ◇◆ N
_______________________________________________________________________________
日本語版『OS/2』全画面&ウインドウ用
ファイル&ディレクトリ操作ユーティリティ
『FD/2』version 0.77
機能拡張版 『FD2eT』0.6
(C)Copyright 1994,1995
by Shumann
Original version
(C)Copyright 1992,1993
by Nob_Kozawa
ALL RIGHTS RESERVED
∬FD2eT 0.6/使用説明書
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
FD2eT.DOC
____________________________________________________________________
FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
____________________________________________________________________
-- 目 次 --
ページ
~~~~~~
【プログラムの紹介】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
【全画面&ウィンドウ用ファイル操作ユーティリティ】・・・・・・・・・ 3
【解凍ファイル一覧】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
【圧縮・解凍アーカイバ】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
【LHA.EXEからLH32.EXEへのアーカイバ変更例】・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
【開発環境と動作確認】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
【導入の準備】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
(1)すでに旧バージョンを導入されている場合 ・・・・・・・・・・ 6
(2)インストール・プログラムをお使いになる場合 ・・・・・・ 6
【使用方法】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
●導入と起動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
(1)インストーラで行なう場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
a. ウィンドウ状態での起動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
b. 全画面での起動法 (1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
c. 全画面での起動法 (2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
d. 可変画面の設定法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
e. 可変画面にマッチしたウィンドウサイズの
設定と保存・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
f. ディレクトリ指定による起動法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
g. 複数起動の方法(1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
h. 複数起動の方法(2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
(2)手作業で行なう場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
a. ウィンドウ表示での使用法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
●『Warp』の場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
●『OS/2』J2.11の場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 b. プレゼンテーション・マネージャへの登録法 ・・・・・ 11
c. 登録後の可変画面の設定法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
d. 登録後のディレクトリ指定による起動法 ・・・・・・・・・ 12
e. 複数起動の方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
(3)削除解除(UNDELETE)の設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
(4)エディタの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
a.『Warp』の場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
b.『OS/2』J2.11以前の場合 ・・・・・・・・・・・・・ 13
c.他のエディタを使用する場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
(5)アンインストールの方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
a.『FD2eT』をインストーラで導入した場合 ・・・ 14
b.『FD2eT』を手作業で導入した場合 ・・・・・・・・・ 14
【操作方法と機能説明】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
(1)キーの割り当てと機能/操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
(2)ツリー表示中の機能/操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
【ツリー表示を利用した快適操作法】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
(1)複写、移動、圧縮、解凍等での高速で正確な処理 ・・・ 21
(2)ディレクトリ間移動の快適化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
次ページへ
- 1 -
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
____________________________________________________________________
(3)ドライブ間のディレクトリ間移動の快適化 ・・・・・・・・・ 21
(4)ツリー表示、通常画面へのもどり方 ・・・・・・・・・・・・・・・ 22
【画面の表示について】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
【トラブルの発生について】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
【サポートについて】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
【著作権、制限事項、および転載等について】・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
【謝 辞】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
【転載ファイルの著作権】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
※ この説明書は印刷を考慮して、A4サイズ、1ページ/66行
に設定して作成しています。
- 2 -
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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==================
●プログラムの紹介
==================
『FD2eT』は、Nob_Kozawa氏による『OS/2』全画面
および窓用のファイル&ディレクトリ操作ユーティリティ『FD/2』v
ersion 0.77を個人使用を目的としてカスタマイズしたもので
す。
名称は、『FD/2』version 0.77の機能をわずかばかり
拡張したという意味から、『FD/2』version 0.77 ex
Tensionとし、さらにそれを約めて『FD2eT』と命名しました。
当バージョンは「0.6」になります。
当バージョンから、実行ファイル名を「FD2eT.CMD」から、
「eT.CMD」に変更しました。短いに越したことはないでしょうから。
『FD2eT』では、おもに『FD/2』version 0.77の
画面表示の日本語化が当初の目的でしたが、それにともない、細部にわた
って配色とデザインを大幅に改めました。オリジナルの『FD/2』とは
別ものの感があるはずです。
そのほかにディレクトリ・ツリーごとの複写、移動、削除、属性変更フ
ァイルの削除、全画面と窓用のエディタ起動、カーソル移動の補足などの
機能を追加補強し、操作性の向上をはかっています。ファイラとしての機
能は、おおむねそろっているはずです。もちろんFAT、HPFS、どち
らにも対応しています。
================================================
●全画面&ウィンドウ用ファイル操作ユーティリティ
================================================
グラフィック・ユーザー・インターフェース(GUI)や『OS/2』
のプレゼンテーション・マネージャ(PM)の操作は、アイコンやオブジ
ェクト等による視認性の高さが利点ですが、いまひとつまどろっこしさを
覚えることも否定できません。とくにファイルの複写や属性変更、並び替
え等の作業を行なう場合、『FILMTN』(石田健二氏作)のようなD
OS用のファイル操作ユーティリティに頼りたくなります。
でも、『OS/2』では拡張属性の問題で、『OS/2』専用のファイ
ラが必要です。『FD/2』は、そんな必要性に十分にこたえてくれるア
プリケーションであり、『FILMTN』などの使用感が好ましいと考え
ておられる人、または、考えておられた人には、魅力的なファイル操作ユ
ーティリティだと思います。
ただ、このところ『OS/2』用の高速なファイラも登場し、REXX
で書かれた『FD2eT』は、速度の点で気にかかる点もないではありま
せん。ですが、動作は安定しています。それに最近の円高やパソコン市場
の活況がもたらしたハードの低価格化によって、すこし前まではなかなか
手のでなかったPentium90や100もかなり安くなっていますし、
『OS/2』の最新バージョンである『Warp』v3.0では、J2.
11に較べ軽快。『FD/2』が、速度的にもかなり健闘できる環境が作
られてきたな、というのが実感です。
速いハードが入手しやすくなり、ソフトも軽くなってきた今だからこそ、
『FD/2』の威力が発揮できるのではないかと考え、『FD/2』に手
- 3 -
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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を加えて公開したものが、この『FD2eT』です。『OS/2』には、
いまだ日本語のアプリケーションが多くはないので、『FD2eT』は、
その点だけでも使い勝手がいいはずです。とくにユーザーには、わたしの
ようなパソコン初心者を想定しています。そのつもりでお使いくだされば
と思います。この説明書もビギナーのためを考えて、なるべく平易に丁寧
に説明しているつもりです。
==================
●解凍ファイル一覧
==================
「FD2eT776.LZH」は、以下の11個のファイルから構成されています。
eT .CMD (メインプログラム)
eTINST.CMD(インストール・プログラム)
eTUNIN.CMD(アンインストール・プログラム)
README (プログラムの概略)
FD2eT .DOC(使用説明書)→ いま読んでいるファイル
FD2eT .HIS(履歴)
FD2eT .ICO(PM登録用アイコン、ニュー・キャラクターデザイン)
CP .EXE(ディレクトリ・ツリー複写用コマンドファイル)
RM .EXE(属性変更ファイル削除用コマンドファイル)
T2 .EXE(全画面&窓用エディタの実行プログラム)
THELP .HLP(T2.EXEのヘルプ・ファイル)
======================
●圧縮・解凍アーカイバ
======================
ファイルの圧縮・解凍のために『OS/2』用のアーカイバが必要で
す。
ZIP .EXE(海外標準アーカイバの『OS/2』用32ビット版)
UNZIP.EXE(同上)
LHA .EXE(『OS/2』用32ビット版)
ZOO .EXE(32ビット版アーカイバ)
これらが[OS2]ディレクトリか、パスの通ったディレクトリに置かれ
ていることが、圧縮・解凍作業の前提条件となります。『OS/2』を
使っておられる方なら、これらはすでに入手ずみのことと思いますが、
もしお持ちでないようでしたら、NIFTY-Serveの「PCUフ
ォーラム」(FPCUPRO)のライブラリや、「OS/2ユーザーフ
ォーラム」(FOS2APP)のライブラリ、あるいは、『OS/2 M
AGAZINE』(ソフトバンク社)の付録CD-ROM、パソコン・
ショップで市販されている『HOBBES ARCHIVED OS/2』
(OS/2用のアプリなどを集めたCD-ROM)などから手に入れてください。
ちなみに『OS/2 MAGAZINE』の付録CD-ROMでは、
[OS2MAG\BIN]のなかに非圧縮の[LHA.EXE]が収めされ、[OS2\ARCHIVER]の
なかには、[LH2_222.ZIP]というファイルに[LH32.EXE]がパックされてい
ます。
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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また、『HOBBES ARCHIVED OS/2』では、[16BIT\
ARCHIVER]のなかに[LH2_222.ZIP]が収録されています。
なお、この『FD2eT』では、「*.ZIP」ファイルには[ZIP.EXE]で、
「*.LZH」には[LHA.EXE]で、「*.ZOO」には[ZOO.EXE]で対応しています。
『OS/2』関係のプログラムについては、この3つのアーカイバで十
分に対応できると思います。もし、[LHA.EXE]以外のLHA互換アーカイ
バをすでにお持ちの場合は、そのアーカイバを[LHA.EXE]と名前を変更す
る(RENAME)か、「eT.CMD」ファイルのはじめのほうにある、以下に引用
した部分の「LHA」と記述されている個所を手持ちのものに合わせて、エ
ディタ等で書き替えてください。
※ 念のために言いますが、かならず『OS/2』用の32ビット版ア
ーカイバを使用してください。拡張属性等の問題でトラブルの生じる
可能性がありますから。
==========================================
●LHA.EXEからLH32.EXEへのアーカイバ変更例
==========================================
たとえば、手持ちのアーカイバがLH32.EXEの場合は、以下の例のよう
に、[eT.CMD]をエディタ等で書き替えることでも対応できます。
●eT.CMD ファイル(35行以降)
(例)
EDITOR = 'EPM'
VIEWER = 'T2'
APACK = 'LHA A' --→ 'LH32 A'
ALIST.ZIP = 'UNZIP -v'
ALIST.LZH = 'LHA V' --→ 'LH32 V'
ALIST.ZOO = 'ZOO l'
AUNPK.ZIP = 'UNZIP'
AUNPK.LZH = 'LHA X' --→ 'LH32 X'
AUNPK.ZOO = 'ZOO x'
TREEFILE = 'FD2eTREE.DAT'
====================
●開発環境と動作確認
====================
当プログラムは、以下の環境で作成しました。
使用OS 日本IBM『OS/2 Warp』v3.0
システム PC/AT互換機
CPU:Pentium 100MHz
メモリ:40MB
HDD:SCSI-2 2GB
動作確認しているのは、『OS/2』J2.11と『Warp』v.3.
0日本語版です。また、FATフォーマットでもHPFSフォーマット
でも安定して動作します。
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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============
●導入の準備
============
(1)すでに旧バージョンを導入されている場合
お手数ですが、FD2eT.CMD、FD2eT.BAT、FD2eT.ICOをかならず削除
してください。
(2)インストール・プログラムをお使いになる場合
インストール・プログラムを使用される場合で、すでに『OS/
2』導入ドライブに[FD2eT]というディレクトリが存在しているとき
は、ディレクトリごと削除してください(インストール・プログラム
が正しく実行されませんから)。
バージョン0.5(FD2eT775.LZH)の場合は、FUNIN.CMDを使って
削除してください。また、FD2eT.CMD等が他のディレクトリ等にある
場合も、それらのファイルをかならず削除してください。
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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==========
●使用方法
==========
●導入と起動
はじめて『FD2eT』を使用されるかたは、インストール・プログ
ラム(インストーラ)の使用をお奨めします。コマンドラインから、た
んに eTINST とタイプすると、使用方法が表示されます。
(1)インストーラで行なう場合
かならず適当な作業ディレクトリ(例えば、WORK)を用意して、FD
2eT776.LZHを解凍します(フロッピーディスクからのインストールは
できません)。『OS/2』の導入ドライブを[D]として説明します。
まず作業ディレクトリを作成し、続いて FD2eT776.LZHを解凍し、
展開されたファイルをD:\WORKの中へ移動します。
[D:\]MD WORK (Enter)
[D:\]LHA X FD2eT776.LZH D:\WORK (Enter)
次に eTINST.CMD を実行します。作業ディレクトリに入ったのち、
eTINST のあと半角あけて、OS/2導入ドライブ名を記述して[Enter]。
[D;\]CD WORK (Enter)
[D:\WORK]eTINST D: (Enter)
これによって、Dドライブに[FD2eT]というディレクトリが生成され、
D:\WORK 内のすべてのファイルがそこに移動します。また、eT.CMD、
CP.EXE、RM.EXE、T2.EXE、THELP.HLP といった主要なファイルが[OS2]
ディレクトリにコピーされます。そして、プレゼンテーション・マネ
ージャには、[FD2eT]という名前のオブジェクト(アイコン)が登録さ
れます。
すでに[FD2eT]オブジェクトがプレゼンテーション・マネージャに
登録されている場合は、新しい[FD2eT]に置き換えますので、注意が
必要です。
a. ウィンドウ表示での起動
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
インストーラによって作成されたプレゼンテーション・マネージャ
上のオブジェクトをダブルクリックすると、FD2eT はウィンドウ状態
で起動します。
b. 全画面での起動法 (1)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●コマンドラインから起動
全画面で使用する場合は、『OS/2』コマンド・プロンプト
から次のようにタイプします。
[D:\]eT (Enter)
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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c. 全画面での起動法 (2)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●プレゼンテーション・マネージャから起動
あるいは、プレゼンテーション・マネージャに登録されたオブ
ジェクトを[Ctrl]キーを押しながら、マウス・カーソルでド
ラッグ(つまみ)して、画面上の任意の場所にドロップすれば、
コピーできます。
ただし、その場合、「宛先フォルダーに同じタイトルのオブジ
ェクトがあります。」というメッセージが画面上に現れますので、
(「処置」の欄の下の「了解」をチェックすれば、勝手に名前を
変えてくれます。後で、任意の名称に変えられます)、「FD2eT
Full」などに名前を変更したのち、設定ノートブックを開き(そ
のオブジェクトにマウスポインタを合わせ、右ボタンを押してポ
ップアップメニューを表示させ、「設定(S)」の項目をクリック
するか、[Alt]キーを押したままマウスの左ボタンをダブルク
リックする)、続いて「セッション(S)」のページを開いて、[O
S/2全画面(O)]にチェックを入れる。
これで、コピーされた「FD2eT Full」を ダブルクリックすれ
ば、プレゼンテーション・マネージャから直接、全画面の FD2e
T が起動します。
d. 可変画面の設定法
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
プレゼンテーション・マネージャに登録された FD2eT を可変
画面で使用するには、設定ノートブックを開いて(オブジェクト
にマウス・ポインタを合わせ、[Alt]+左ダブルクリック)、「
パラメータ」の欄に
/35
と記述すれば、縦35文字表示で FD2eT を起動できます。
e. 可変画面にマッチしたウィンドウサイズの設定と保存
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
FD2eT を可変画面で起動しても、デフォルトではウィンドウの
大きさは固定されたままです。可変画面にマッチしたサイズに変
更するには、ウィンドウ上部バーの左端のアイコンをクリックし
てメニューを表示させ、そのなかにある「最大化(X)」を[Shi
ft]キーを押しながら、マウスの左クリックすれば、これ以後
常に可変画面にマッチしたサイズでウィンドウが開くことになり
ます。
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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f. ディレクトリ指定による起動法
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
設定ノートブックの「パラメータ」の欄に、フルパスで指定
してください。たとえば、DドライブにあるWindowsを
カレント・ディレクトリにして、起動したいときは、次のよう
に記述します。
D:\WINDOWS
前項のaと組み合わせるときは、パラメータの欄に
/35 D:\WINDOWS
としてください。
g. 複数起動の方法(1)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
また、複数の指定ディレクトリから起動したい場合は、指定し
たい数のオブジェクトを作成します。[Ctrl]キーを押しなが
ら、デフォルトの FD2eT オブジェクトをマウス・カーソルでド
ラッグ(つまみ)して、画面上の任意の場所にドロップすれば、
いくつでもコピーできます。
ただし、その場合、「宛先フォルダーに同じタイトルのオブジ
ェクトがあります。」というメッセージが画面上に現れますので、
「処置」の欄の下の「了解」をチェックすれば、勝手に名前を変
えてくれます。後で、適当な名前に変更してください。変更の仕
方は、後述の「(2)手作業で行なう場合」の「b.プレゼンテ
ーション・マネージャへの登録法」の項で詳しく説明しています。
h. 複数起動の方法(2)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ひとつの FD2eT オブジェクトからいくつもの FD2eT を起動さ
せるには、設定ノートブックの「ウィンドウ(W)」項目を開け
て、「新しいウィンドウを作成する(C)」にカーソルを合わせ、
左クリックして印をつけておきます。これで、FD2eT オブジェク
トをダブルクリックすれば、いくつでも好きなだけ起動できるよ
うになります。
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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(2)手作業で行なう場合
導入、起動の仕方は、いたって簡単です。まず、「FD2eT775.LZH」
を解凍してください。
解凍例 LHA X FD2eT776.LZH (Enter)
解凍すると11個のファイルが展開されます。そのうち『FD2eT』
の主要ファイル(eT.CMD,CP.EXE、RM.EXE、T2.EXE、THELP.HLP)をパ
ス(CONFIG.SYS 内にある SET PATH= で始まる行)の通ったディレク
トリに置き、『OS/2』のコマンドライン(全画面でもウィンドウ
でも結構)から、
[D:\]eT
とタイプし、[Enter]キーを押すだけです。『FD2eT』が画面にあ
らわれます。また、eT のあとにパス(ディレクトリ)を指定すると、
そこをカレント・ディレクトリとして起動します。下の例では、D:\T
ERM\MAILをカレント・ディレクトリとして立ち上がることになります。
例 [D:\]eT D:\TERM\MAIL (Enter)
a. ウィンドウ表示での使用法(『OS/2』の可変画面に対応)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●『Warp』の場合
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『Warp』では、『OS/2』ウィンドウ表示での、可変画面
がサポートされており、FD2eT 起動時の行数指定が可能です。35行
で起動するように指定するときは、
例 [D:\]eT /35 (Enter)
あるいは、
例 [D:\]eT D:\JOY /35 (Enter)
といった具合にタイプすると、D:\JOYをカレント・ディレクトリと
して、35行で立ち上がります。また、指定行数が19行以下にな
なりますと、入力ボックスの最上部と最下部がフレームにかぶさり、
見苦しくなってしまいます。
さらに、横幅を大きくして使用することもできます。コマンドラ
インから、
例 [D:\]MODE CO120 35 (Enter)
[D:\]eT
とすることで、横幅120文字、35文字で FD2eT が起動します。
- 10 -
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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●『OS/2』J2.11の場合
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『Warp』以前の『OS/2』では、横幅を大きくするには、
別に[BVHWNDW.211](『OS/2』J2.11ボーナストラックの
ディレクトリ[BONUS\TOOLS\DISPLAY\WIDEOS2]の中に収録)などを
使う必要があります。
使用例は、『OS/2』導入ドライブを[D]として説明します。
まず『OS/2』をフロッピーディスクから、立ちあげます。
次に[X:\OS2\DLL]のなかにある[BVHWNDW.DLL]のバックアップをと
ります。
例 [D:\OS2\DLL]COPY BVHWNDW.DLL BVHWNDW.SAV (Enter)
このあと、[BVHWNDW.211]を[BVHWNDW.DLL]に名前を変更して、
[D:\OS2\DLL]にコピーするだけです。
例 [D:\]REN BVHWNDW.211 BVHWNDW.DLL (Enter)
例 [D:\]COPY BVHWNDW.DLL D:\OS2\DLL (Enter)
あとは、フロッピーディスクを抜いて、『OS/2』を再起動
すれば、可変画面が使用できます。
例 [D:\]MODE CO120 35 (Enter)
[D:\]eT
b. プレゼンテーション・マネージャへの登録法
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
手作業による導入をされた場合で、プレゼンテーション・マネ
ージャに登録したいときは、テンプレートフォルダーからプログ
ラムアイコンを画面の適当なところにドラッグ&ドロップしてく
ださい。そうすると勝手に設定画面があらわれますので、パスお
よびファイル名を記入する場所に、eT.CMD とタイプするだけです。
例 D:\eT.CMD
ただし、このままですと「プログラム」という名前のままです
から、設定画面の一般ページを開いて、「FD2eT」なり、「ファ
イラ」なりお好きな名前に変えてください。あるいは、プレゼン
テーション・マネージャにあらわれた『FD2eT』のオブジェ
クトの下にある「プログラム」という名前の部分を、[Alt]キ
ーを押したままの状態で、マウスで左クリックすると、名前を囲
む枠があらわれますので、そこで[Bs]キーや[Del]キーを使
いながら、お好きな名前に変えたあと、マウスで画面の別の場所
を左クリックすることでも名前の変更ができます。
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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c. 登録後の可変画面の設定法
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上述の「(1)インストーラによる場合」の「a. 可変画面の
設定法」を参照してください。
d. 登録後のディレクトリ指定による起動法
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上述の「(1)インストーラによる場合」の「f. ディレクト
リ指定による起動法」を参照してください。
e. 複数起動の方法
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上述の「(1)インストーラによる場合」の「g.複数起動の
方法(1)、h. 複数起動の方法(2)」を参照してください。
(3)削除解除(UNDELETE)の設定
『FD2eT』0.4から、ごく簡単な[UNDELETE]呼出し機能を追
加しました。操作方法は後述するとして、ここでは[UNDELETE]機能を
使用するために必要な、CONFIG.SYSの環境変数の設定方法を説明しま
す。設定そのものはごく単純です。
[CONFIG.SYS]の30行目?あたりにある、次の記述の先頭部分の
[REM]を削除するだけです。これにより「DELDIR環境変数」が設定さ
れることになります。なお、[REM]を削除した場合、すべてのドライ
ブに環境変数が設定されることになります。
(設定前) REM SET DELDIR=C:\DELETE,512;D:\DELETE,512……
↓
(設定後) SET DELDIR=C:\DELETE,512;D:\DELETE,512……
自分の設定したいドライブのみを指定したい場合は、この行をコピ
ーして、SET DELDIR=…の記述から開始して、希望のドライブのみを
設定してください。たとえば、Cドライブのみを指定したいときは、
(設定前) REM SET DELDIR=C:\DELETE,512;D:\DELETE,512……
↓
(設定後) REM SET DELDIR=C:\DELETE,512;D:\DELETE,512……
SET DELDIR=C:\DELETE,512
とすれば、OKです。
- 12 -
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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(4)エディタの設定
『Warp』では、標準で「TEDIT.EXE」(T2.EXEと同等物)が付
属しています。FD2eT776.LZH に添付した「T2.EXE」「THELP.HLP」は
『OS/2』J2.11以前の『OS/2』用に用意したものです。
a.『Warp』の場合
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
標準の「TEDIT.EXE」「TEDIT.HLP」をお使いになることをお奨めし
ます(「T2.EXE」はヘルプの読み込みがうまくできませんので)。イ
ンストーラでインストールされた場合は、[OS2]ディレクトリ内にコ
ピーされた[T2.EXE][THELP.HLP]を削除してください。『OS/2』
導入ドライブが[D]として設定の仕方を例示します。
[D:\OS2]DEL T2.EXE (Enter)
[D:\OS2]DEL THELP.HLP (Enter)
[D:\OS2]COPY TEDIT.EXE T2.EXE (Enter)
[D:\OS2]COPY TEDIT.HLP T2.HLP (Enter)
「TEDIT.EXE」「TEDIT.HLP」を名前を変えずにお使いになりたい場
合は、「c.他のエディタを使用する場合」を参考にして、[eT.CMD]
を直接、編集することで対応できます。
b.『OS/2』J2.11以前の場合
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
FD2eT776.LZH にパックされたものをそのままお使いください。
c.他のエディタを使用する場合
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「T2.EXE」「TEDIT.EXE」以外のエディタをお使いになりたい場合は、
[eT.CMD]の当該箇所を直接エディタ等で編集してください。『OS/
2』導入ドライブが[D]として、以下に設定例を示します。
●eT.CMD ファイル(35行以降)
EDITOR = 'EPM' ←-''のなかを書き替える。拡張子を省略して記述。
VIEWER = 'T2' ←-''のなかを書き替える。拡張子を省略して記述。
APACK = 'LHA A'
ALIST.ZIP = 'UNZIP -v'
ALIST.LZH = 'LHA V'
ALIST.ZOO = 'ZOO l'
AUNPK.ZIP = 'UNZIP'
AUNPK.LZH = 'LHA X'
AUNPK.ZOO = 'ZOO x'
TREEFILE = 'FD2eTREE.DAT'
上の「EDITOR = 'EPM'」の箇所か、「VIEWER = 'T2'」の箇所を書
き替えてください。「EDITOR」の方を変更すると、[E]キーを押す
と起動し、「VIEWER」の方を変更すると[Enter]キーで起動し
ます。
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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(4)アンインストール(FD2eT プログラムの削除)の方法
a.『FD2eT』をインストーラで導入した場合
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アンインストーラ eTUNIN.CMD を実行すれば、[OS2]ディレク
トリの中にコピーした FD2eT 用の5つのファイルと、ルートデ
ィレクトリに作った[FD2eT]ディレクトリごと削除します。実行
の仕方は、以下のとおりです。かならず eTUNIN.CMDを[FD2eT]デ
ィレクトリから外に出して実行してください。実行後は、eTUNIN.
CMD を削除してください。『OS/2』導入ドライブを指定して、
実行します。導入ドライブが[D]の場合は、
[D:\]eTUNIN D: (Enter)
コマンドラインから、たんに eTUNIN とタイプすると使用法が
表示されます。
b.『FD2eT』を手作業で導入した場合
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「FD2eT776.LZH」から展開されたすべてのファイル(あるいは、
それらの置かれたディレクトリ)を削除してください。
====================
●操作方法と機能説明
====================
(1)キーの割り当てと機能/操作
キーとコマンドの対応、および機能と操作を説明します。
なお、使用時に[F1]キーで「コマンドの説明」を表示すると、「
コマンド一覧」のあとに、「コマンド解説」として、詳細な操作法と
機能解説を見ることができます。
■1 ファイルを1列表示にします。
左から、ファイル名、容量、日付、時間、ファイル
の属性が表示されます。
ディレクトリの場合は、容量のかわりに < DIR > が
表示されます。
■2 ファイルを2列表示にします。
左から、ファイル名、容量、日付、時間が表示され
ます。
ディレクトリの場合は、容量のかわりに < DIR > が
表示されます。
■3 ファイルを3列表示にします。
左から、ファイル名、容量が表示されます。
ディレクトリの場合は、容量のかわりに < DIR > が
表示されます。
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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■4 ファイルを4列表示にします。
ファイルとディレクトリ名だけが表示されます。
■PageUp カーソルを全ファイルの先頭に移動します。
■PageDown
カーソルを次ページの先頭に移動します。
ただし、一画面に全ファイルが表示されている場合
は、先頭ファイルに移動します。
■< カーソルを画面先頭のファイルに移動します。
■> カーソルを画面末尾のファイルに移動します。
■A ファイルの属性を変更します。
目的のアルファベットキーを直接押すか、カーソル
を移動させて、目的の選択肢で[Enter]キーを押
すことで実行されます。
■C ファイルとディレクトリ・ツリーごとの複写を行な
います。
しかし、別ドライブへのディレクトリ・ツリーごと
の複写はできません。別ドライブを指定した場合は、
ディレクトリ内のファイルだけがコピーされます(た
だし、[Alt]キーとの併用で複写できます)。
宛先に同一ファイルおよび同一ディレクトリがある
場合は、確認を求めず上書きします。
同一ディレクトリを指定した場合は、複写は行ない
ません。
■Alt+C ファイルとディレクトリ・ツリーごとの複写を行な
います。
別ドライブへのディレクトリ・ツリーごとの複写も
できます。
宛先に同一ファイルおよび同一ディレクトリがある
場合は、確認を求めず上書きします。
同一ディレクトリを指定した場合は、複写は行ない
ません。
また、宛先に存在しないディレクトリを指定した場
合は、あらたにディレクトリを作成します。
他のディレクトリへ複写する場合、ツリー表示から
の実行もできます。カーソルを複写先となるドライブ
やディレクトリに移動させて、[Enter]キーを押
すだけです。
また、ドライブを指定して、[Ctrl]キー+[En
ter]キーを押すと、指定したドライブのディレクト
リ・ツリー表示になりますので、そこで複写先にカー
ソルを移動し、あるいは、[F]キー(→複写先ディレ
クトリを入力)で直接複写先のディレクトリを呼び出
し、[Enter]キーを押すと複写されます。
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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■D ファイルとディレクトリ・ツリーごとの削除を行な
います。削除は、[Y]キーを押すか、[Y:する]にカー
ソルの合った状態で、[Enter]キーを押します。
また、削除を中止する場合は、[N]キーを押すか、
[N:しない]にカーソルの合った状態で、[Enter]
キーを押します。
しかし、属性が変更されたファイルとそれを含んだ
ディレクトリは、削除できません(ただし、[Alt]
キーとの併用で削除できます)。
■Alt+D ファイルとディレクトリ・ツリーごとの削除を行な
います。属性の変更されたファイルとそれを含んだデ
ィレクトリも削除します。削除は、[Y]キーを押すか、
[Y:する]にカーソルの合った状態で、[Enter]キ
ーを押します。
また、削除を中止する場合は、[N]キーを押すか、
[N:しない]にカーソルの合った状態で、[Enter]
キーを押します。
■E ファイルの閲覧と編集を行います。
エディタには、プレゼンテーション・マネージャ用の
拡張エディタ(EPM.EXE)が指定されています。
■F ファイルの検索を行ないます。
検索したいファイル名を入力すると、カレント・デ
ィレクトリのみを検索し、目的のファイルだけを画面
上に表示します。また、ワイルド・カードも使用でき
ますので、「*.BAT」といった具合に指定すると、拡張
子に「BAT」をもつファイルのみが画面上に表示されま
す。
元の画面に戻るには、[L]キーを押したあとに[En
ter]キーを押してください。
■Alt+F ファイルを検索し、 * マークをつけます。
検索したいファイル名を入力し、[Enter]キー
を押すと、カレント・ディレクトリの中が検索され、
目的のファイルに * 印がつきます。
また、ワイルド・カードも使用できますので、「*.B
AT」といった具合に指定すると、拡張子に「BAT」をも
つファイルにマークがつきます。
元の画面に戻るには、[L]キーを押したあとに[En
ter]キーを押してください。
■H 削除したファイルの削除解除の画面を呼び出します。
なにも入力せずに[Enter]キーを押すと、現在の
カレント・ディレクトリの全体(すべてのサブ・ディレ
クトリを含む)が解除対象になります。
また、入力ボックスで指定することによって、他の
ドライブ、ディレクトリを個別に解除設定できます。
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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■K あらたにディレクトリを作成します。
入力ボックスにディレクトリ名をタイプすることで
作成されます。
■L ドライブの変更を行ないます。
移動したいドライブ名を入力したあと、[Enter]
キーを押すと、指定したドライブに移動します。[Es
c]キーで中断します。
■M ファイルとディレクトリ・ツリーごとの移動を行な
います。
他ドライブへの移動に限って、元のファイルを削除
するかどうか問い合せてきます。
また、同一ディレクトリ内での移動で、宛先ディレ
クトリを指定した場合、元のディレクトリの名前が変
更されることになります。
ツリー表示からの実行もできます。カーソルを移動
先となるドライブやディレクトリに移動させて、[En
ter]キーを押すだけです。
■N ファイル名の変更を行ないます。
■P ファイルの圧縮を行ないます。
圧縮先のパス名(ドライブ、ディレクトリ)と圧縮
ファイル名を指定したあと、[Enter]キーを押す
と実行されます。
■Q 『FD2eT』を強制終了します。
終了後は、『FD2eT』を起動した時のディレク
トリ(カレント・ディレクトリ)に戻ります。
■R プログラムを実行します。
[X]キーとほぼ同じ機能ですが、こちらはファイル
にカーソルを合わせると、そのファイル名を取り込み
ますので、ファイル名の先頭に実行形式のファイル(*.
EXE,*.CMD,*.COM,*.BAT)名を入力し、[Enter]キ
ーを押せば実行されます。
逆に、実行ファイルにカーソルを合わせて[Ente
r]キーを押すと、実行ファイルの半角後にカーソルの
移動した状態が表示されます。そこから続けてファイ
ル名を入力し、[Enter]キーを押すと実行されま
す。
また、それまで実行したコマンド内容を一時的に記
憶します。ただし、いったん『FD2eT』を終了す
ると、記憶した内容は初期化されて、すべて消えてし
まいます。
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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■S ファイル、ディレクトリを並び替えます。
ファイル名・ファイルのタイプ(拡張子)・時間(
タイムスタンプ)・ファイルのサイズ(バイト数)別
に並べ替えることができます。
さらに並べ替えの順序を昇順、降順から選択できま
す。
実行の仕方は、目的の並べ替えの種類や順序を直接
アルファベットを押すことで選択実行するか、カーソ
ルを移動させ、選択した位置で[Enter]キーを押
すことで実行するか、どちらも可能です。
■T ディレクトリ・ツリーを表示します。
ツリー表示状態から[W]キーを押すと、ディレクト
リ情報が「FD2eTREE.DAT」という名前で、画面に表示
されたドライブに出力されます。
■U 圧縮ファイルを解凍します。
『OS/2』用の[UNZIP.EXE]は、解凍先として、あ
らたにディレクトリを作りますが、[LH32.EXE]は作り
ません。ですから[LH32.EXE]の場合は、解凍先として
既存のディレクトリを指定してください。
解凍時に、なにも指定しない場合は、現在いるカレ
ント・ディレクトリにファイルを解凍します。
また、ツリー表示からの実行もできます。[Ctrl]
キー+[Enter]キーでツリー表示になりますから、
目的のディレクトリにカーソルを移動するか、[F]キ
ーで検索するかして、そこで[Enter]キーを押し
てください。そのディレクトリに解凍されます。
ただし、[LH32.EXE]はツリー表示からの実行に対応
していません。他の[LHA]互換アーカイバでは、実行で
きるものもあります。
■V ファイルの閲覧と編集を行ないます。
『FD2eT』では、全画面&ウィンドウ用のエディ
タ(T2.EXE)を初期設定しています。DOS用のエディ
タに慣れた方には重宝だと思います。
■X コマンドを実行します。
実行形式のファイル(*.EXE,*.CMD,*.COM,*.BAT)を入
力し、[Enter]キーを押すと起動します。
なにも入力せずに[Enter]キーを押すと、『O
S/2』のプロンプト画面に切り変わります。
『FD2eT』の画面に戻るには、[EXIT]と入力し
してください。
また、それまで実行したコマンド内容を一時的に記
憶します。ただし、いったん『FD2eT』を終了す
ると、記憶した内容は初期化されて、すべて消えてし
まいます。
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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■¥ ルートディレクトリに戻ります。
■BS 親ディレクトリに戻ります。
■Space キーを押すとカーソルの合ったファイルに * 印がつ
き、もう一度押すと消えます。
■Home キーを押すとすべてのファイルに * 印がつき、もう
一度押すと消えます。すでに * 印がついている場合は、
* 印を消します。
■Esc 『FD2eT』を終了します(中断もできます)。
■End キーを押すとすべてのファイルに * 印がつき、もう
一度押すと消えます。すでに * 印がついている場合は、
* 印を消します。
■Enter ファイルにカーソルを合わせてキーを押すと、全画
面用エディタ「T2.EXE」が起動します。
IFN(*.INF)ファイルの場合は、プレゼンテーショ
ン・マネージャ用のINF専用エディタを起動します
ので、プレゼンテーション・マネージャ画面でファイ
ルを閲覧できます。
ディレクトリにカーソルがある場合、そのディレク
トリの中に入ります。
また、圧縮ファイルの場合(*.ZIP、*.LZH、*.ZOO)は、
圧縮内容(圧縮されたファイルの一覧)が表示されま
す。
■Ctrl + Enter
ファイルの閲覧と編集を行ないます。エディタには、
プレゼンテーション・マネージャ用の拡張エディタ(E
PM.EXE)が指定されています。
また、カーソルを合わせた実行形式のファイル(*.EXE、
*.CMD、*.COM、*.BAT)を起動します。
(2)ツリー表示中の機能/操作
ツリー表示中の機能は以下のとおりです。
機能と操作の説明をしておきます。
■↑矢印 矢印キーで上にスクロールします。
■PageUp 前ページに移動します。
■↓矢印 矢印キーで下にスクロールします。
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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■PageDown 次ページに移動します。
■¥ ディレクトリの冒頭へカーソルを移動します。
■Home ディレクトリの冒頭へカーソルを移動します。
■End ディレクトリの最後へカーソルを移動します。
■Enter カーソルの合ったディレクトリの中に入ります。
■F 指定したディレクトリを検索し,カーソルを指定ディ
レクトリへ移動します。
元の画面に戻るには、[L]キーを押したあとに[En
ter]キーを押してください。
■L ドライブの変更を行ないます。
移動したいドライブ先のアルファベットを入力した
あと、[Enter]キーを押すと、指定したドライブ
に移動します。[Esc]キーで中断します。
■Q, Esc ツリー表示を終了します。
■R ツリー表示を実行するときに入っていたディレクト
リ(カレント・ディレクトリ)へカーソルを移動しま
す。
■W ディレクトリの情報をファイル化します。
画面に表示されたドライブに「FD2eTREE.DAT」という
名前で出力します。
■Alt + アルファベット
[Alt]キーを押しながらアルファベット・キーを
押すと、そのアルファベットで始まるディレクトリへ、
カーソルが移動します。
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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●ツリー表示を利用した快適操作法
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★『FD2eT』では、ツリー表示を利用した操作をお奨めします (^.^)。
(1)複写、移動、圧縮、解凍等での高速で正確な処理
『FD2eT』起動後に、まず[T]キーを押して、ツリー表示した
後、[Q]キーで通常画面に戻します。これによって、ツリー表示を通
過させておくわけです。
ツリー表示は、初動時には、ディレクトリの読み込みに時間がかか
りますが、2回目以降は、すばやくツリー表示できるようになります。
こうしておけば、ファイルやディレクトリに関する
複写 移動 圧縮 解凍
といった操作で、ツリー表示がすぐに起動でき、そこからコマンド操
作を行なうと、高速で、しかも宛先(ディレクトリなど)を確認(移
動)しながら行なえますので、操作性がグ~ンとアップします (^-^)。
(2)ディレクトリ間移動の快適化
また、ツリー表示は、ディレクトリ間の移動のつよい味方でもあり
ます。[T]キーによってツリー表示にすると、ハードディスク内のデ
ィレクトリがすべて見渡せますから、移動したいディレクトリへカー
ソルを移動して、あるいは、[F]キーを押して、入力ボックスにディ
レクトリ名を入力すると、そこへカーソルが移動しますので、そこで
[Enter]キーを押せば、ディレクトリの中に入る(移動する)こ
とができます。
(3)ドライブ間のディレクトリ間移動の快適化
別ドライブへの移動や、別ドライブのディレクトリ間の移動にも、
ツリー表示から
[L]キー → ドライブ名
で別ドライブのツリーが表示されます。上記の(1)で説明したよう
に、いったんツリー表示を通過させておけば、かなり高速に目的のデ
ィレクトリへ容易に移動することができます。
そのためには、ツリー表示の状態でカレントドライブ以外のドライ
ブへ、いったん移動させておくと良いでしょう。この操作を経ること
で、他のドライブへも高速に容易に移動できます。ただし、目的のド
ライブがCD-ROMのように容量が大きい場合は、ファイルを読み
込むための時間が多少かかります。
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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(4)ツリー表示、通常画面へのもどり方
[T]キーで、ツリー表示に戻れます。
通常画面には、[¥]キーや[Bs]キーで戻れます。
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●画面の表示について
====================
■ 画面一番上の左から、ファイルのページ数、ドライブの総容量(バイ
ト単位、以下同じ)、現在のドライブ使用量、現在のドライブ未使用
量、ドライブのボリューム名。
■ 2段目は、現在いるディレクトリのパス名と、そこにあるファイルお
よびサブ・ディレクトリ(サブ・ディレクトリ内のファイルは除く)
の総数、およびそのファイルのみの総容量。表示桁数は、ファイル数
はスペースの許すかぎり、ファイル総容量は10桁です。
■ 3段目では、ファイル情報として、左からファイル名、ファイル容量、
日付と時間(タイムスタンプ)、ファイルの属性を表示。その右には
マークしたファイルの数と容量を示しています。マークしたファイル
の表示桁数は、ファイル数の方が4桁、容量の方が10桁となってい
ます。
■ 4段目は、拡張属性情報として、HPFS特有?のファイルの拡張属
性を表示します。
■ ドライブ容量については、最大11桁まで、つまり100ギガバイト
未満を表示可能です。個人ユーザーには、これで十分だと思います。
現時点では、まだまだ数ギガバイト時代のはずですから。
■ 5段目には、左から接続ドライブ情報として、現在接続されているす
べてのドライブの表示(フロッピードライブは除く)と、『OS/2』
のバージョンの表示。
※なお、『Worp』v3.0では、バグがあり、バージョンが
2.30と表示されます。日本IBMによると、CSDにて修
正予定とのことでしたが、いまだ(95/10現在)に未修整のまま。
■ ファイルの表示色は、数色で構成しています。
[パス=]/緑色。
[使用量]と[*マークファイル]/水色。
ボリュームラベル名(VOL)/赤色。
■ 下段に表示されるファイルについても、『FD』や『FILMTN』
などに合わせて属性による色の区別も持たせています。基本的には、
通常ファイルは白、隠しファイルは紫、システムファイルは紺、読取
り専用ファイルは緑です。
これらの属性が重層している場合の表示色については、実際に画面を
ご覧になって確認してください。
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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========================
●トラブルの発生について
========================
当プログラムの使用は、使用者個人の責任において行なってください。
いかなるトラブルの発生についても、当方はその責任を負いかねます(
すくなくともわが家では一度も深刻なトラブルには遭遇していませんの
で、心配ないとは思いますが……)。
==================
●サポートについて
==================
わたしなどに、とうていサポートなどできないとは思いますが、初心
者の方になら、すこしはお力になれるかもしれません。わたし宛てのメ
ールをいただければ、できるかぎり努力して、ご返事をさしあげたいと
思います。ただし、多忙の場合、ご返事が遅れることもあるとは思いま
すが、なにとぞご理解ください。なお、ご意見・ご感想などをお寄せく
ださると、さいわいです。
========================================
●著作権、制限事項、および転載等について
========================================
当プログラムは、フリー・ソフトウェアです。オリジナル・プログラ
ムである『FD/2』version 0.77は、Nob_Koza
wa氏に著作権があります。当プログラムにおける著作権、制限事項等
は、Kozawa氏の方針に準じるものとします(以下に引用)。
ただし、当プログラム(『FD/2』version 0.77を拡
張した部分)についての著作権と責任は、Shumann $^_^$ (NI
FTY-Serve ID:SGV02177)に帰属します。
また、『FD2eT』を転載、再配布する場合は、Kozawa氏の
方針に準じるものとします(以下に引用)。ただし、かならずShum
ann $^_^$に電子メールでご連絡ください。転載、再配布は、オリジ
ナルの形態(FD2eT776.LZH のまま)であるかぎり、自由に行なって結
構です。
[著作権等] 著作権は放棄しませんが再配布等は自由に行って結構で
す。また、改造、改変についても自由に行って下さい。
もし良い idea あるいは routine がありましたら FIBMP
RO で発表して下さい。(私への mail でもかまいません)
もし、改造したものを再配布を行う時は source および
document にその旨明記して下さい。
本 PROGRAM は、全く個人的に趣味として作成されたもの
であり本 PROGRAM を使用した結果のいかなる事態にも責
任を負いかねますので予めご了承下さい。
(「FD2.DOC」からの引用)
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FD/2 version 0.77 拡張版 ∬FD2eT 0.6/使用説明書
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●謝 辞
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まずは、『FD/2』の作者である、Nob_Kozawa(小澤伸
通)氏に心から感謝いたします。
さらに、配色とデザイン、機能等で参考にさせてもらいました『FI
LMTN』の作者、石田健二氏にも感謝の意を表します。
そして、バージョン・アップにご協力くださったMistralさん
に、ふかい感謝を捧げます。
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●転載ファイルの著作権
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■CP.EXE/RM.EXE は GNUFUTIL.ZIP から一部を転載しました。
GNU GENERAL PUBLIC LICENSE
Version 2, June 1991 Copyright
(C) 1989, 1991 Free Software Foundation, Inc.
■T2.EXE/THELP.HLP は TINYED.ZIP から一部を転載しました。
(C) Copyright IBM Corporation 1987, 1993
by Tim Baldwin IBM UK Laboratories
♪♪ 1995/10/03 Shumann $^_^$ ♪♪
Team OS/2 japan (Sgv02177@niftyserve.or.jp)
元田與市/Yoichi Motoda
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