home
***
CD-ROM
|
disk
|
FTP
|
other
***
search
/
DOS/V Power Report 1998 September
/
VPR9809A.ISO
/
README.SJS
< prev
next >
Wrap
Text File
|
1998-05-21
|
8KB
|
185 lines
-----------------------------------------------------------------------
TurboLinux日本語版 2.0 Lite (Okinawa)
1998年6月18日
-----------------------------------------------------------------------
TurboLinux日本語版は、日本のユーザーが Linux OS をより簡単に導入・操作でき
る事を目的にした、ディストリビューションです。
日本語表示のインストーラや日本語環境の標準装備など、数々の新機能や斬新な
アイデアを豊富に採り入れ、日本語環境でより使いやすい Linux OS になっていま
す。
TurboLinux日本語版 2.0 Lite は、開発環境などを極力省いた体験版(約230MB)と
なっております。
TurboLinux のインストーラ
TurboLinux のインストーラは、ユーザーのコンピュータのハードウエアに
合わせてシステムを設定し、OS をインストールします。インストーラは、
ほとんどのメッセージを日本語で表示します。このインストーラを起動するに
は3つの方法があります。
1. フロッピーディスクを使用する
御使用のシステムによって、1から3枚のフロッピーディスクを必要と
します。images/ディレクトリには以下のディスクイメージが存在し
ます。
- boot.img(インストールディスク)
- extrahw.img(追加モジュールディスク)
インストールディスクでサポートされていないハードウェアをご使用の
場合やPCMCIAをご使用の場合はこのディスクが必要となります。
- supp.img(補助ディスク)
FTP、ローカルハードディスク、またはSMBインストールを行う場合に
必要です。
- cdboot.img
このイメージを利用してパシフィック・ハイテックではCD-ROMからの
ブートを可能にしています。理論上このイメージを2.88MBのディス
クに書き出すことでそこからのインストールも可能なはずですが、
当社でそのテストは行っておりません。このインストール方法は
サポート外とさせて頂きます。
2. CD-ROMから直接インストールを始める
ご使用のハードウェアに搭載のBIOSがATAPI CD-ROMからの起動をサポー
トしているか、またはCD-ROMからの起動をサポートしたSCSIカードをご
使用の場合はこの方法でインストールを始められます。どちらの
場合もBIOSの設定によってCD-ROMからの起動を有効にしてインストールを
始めて下さい。この方法をご利用になればPCMCIAの場合も含め、
フロッピーディスクは一枚も必要ありません。
3. DOS/Windowsからの起動
- Windowsを終了して、MS-DOSからの起動を行ってください。
- CD-ROMのdosutils/ディレクトリ内にあるautoboot.batを実行
してください。
- もしDOSからCD-ROM内のファイルを見ることができない場合は、
dosutils/ディレクトリ内のファイルをすべてWindowsを使用してハー
ドディスクにコピーし、起動します。詳細につきましてはマニュアルを
ご参照下さい。
- この方法でFTPやSMBを含むすべてのインストール方法が実行可能
です。
TurboLinux日本語版 のデスクトップ
TurboLinux日本語版で使われるグラフィカルな環境は、X Window Systemをベ
ースに、AfterStep というウインドウマネージャが動作しています。
タイトルバー、プルダウン・メニュー、アイコン、ボタンなどの設定や操作は
AfterStepによって処理されています。TurboLinuxのデスクトップは、設定し
やすいコンフィギュレーションのユーティリティによって簡単にカスタマイズ
できます。
TurboLinux日本語版 のアプリケーション
TurboLinux日本語版 は、Windows や MacOS とは違い、OS だけでなく様々な
アプリケーション、ユーティリティなども同時にインストールするようになって
います。グラフィックのアプリケーション、ゲーム、ネットワークのユーティリ
ティ、開発のためのコンパイラやデバッガ、テキスト処理のアプリケーションなど
が数百本入っています。これらのプログラムのほとんどは世界中のプログラマが
フリーソフトウェアとして開発・公開してきたものです。
プログラマの皆様に深く感謝したいと思います。
TurboLinux Lite にバンドルされている商用ソフトウエア
オムロンソフトウエア株式会社の協力により Wnn6 体験版が収録されています。
Wnn6 体験版の詳細につきましては、付属の README をご参照下さい。
ISO9660/ROCKRIDGE/JOLIET
TurboLinuxのCD-ROMは RockRidge と Joliet のハイブリッド形式として
作成されております。このため、このCD-ROMはWindows95、98、NT、ならびに
Linuxから読み取り可能です。各ディレクトリに配置されたTRANS.TBLのため、
Windows3.1、DOS用の8.3ファイル名がLinuxでもとのファイル名として参照可能
となっております。
カーネル
TurboLinuxに搭載のカーネルはバージョン2.0.33に修正を加えられたものです。
2.0.34には多々のバグが発見されましたので、今回のリリースではサポートさ
れないこととなりました。もしどうしてもこのバージョン2.0.34を(御自分の責
任で)利用する場合は、CD-ROMのunsupported/ディレクトリに存在するファイル
を御使用下さい。
APM(アドバンスと・パワー・マネージメント)をサポートしたカーネルを御使用
になりたい場合は、CD-ROMのAPMKernel/ディレクトリ内のREADMEを御覧になっ
てください。
今後の TurboLinux
Linuxはカーネルを始め、関連するほとんどのソフトウェアがフリーであり、そ
の開発過程はオープンです。世界中の数千、数万人にのぼるプログラマが開発に
携わり、今なお激しい勢いで進歩をし続けています。そのなかでTurboLinuxは、
他社の商用アプリケーションや、弊社独自に開発したプログラムを組み込むこと
で、より完成度の高いLinux OS、TurboLinuxを提供していきたいと考えておりま
す。
パシフィック・ハイテック株式会社では、今後ともユーザーや開発者の声に耳を
傾け、統合的な日本語環境をめざし、Linuxのコミュニティに貢献していきたい
と思っています。
TurboLinux に関するお問い合わせ
1. 「TurboLinux 日本語版」に関するバグレポートや提案などは、
http://www.pht.co.jp/turbolinux/ をご利用下さい。
2. 収録されているソフトウェアの使用許可については細心の注意を払って
確認しましたが、もしお気づきの点がございましたら御一報下さい。
3. 「TurboLinux日本語版」を使用して良かった点、悪かった点、今後の
要望など、お気づきになった事を上記 Web サイトまでお教え下さい。
収録されているファイルの説明
以下に CD-ROM に収録されているファイル/ディレクトリの簡単な説明をします。
APMKernel/ -- APM対応のカーネル
COPYING -- GNU Public License
bin/ -- turbopkgの使用する実行ファイル
customlists/
-- カスタマイズされたコンポーネントリストを入れるディレ
クトリ(デフォルトでは何も入っておりません)
dosutils/ -- DOS からのインストールのためのユーティリティ
misc/src/ -- インスト─ラのソースコード
images/ -- インストールに使用するフロッピーのイメージ
README.* -- 本ファイル
TurboLinux/RPMS/
-- バイナリー形式のパッケージ
unsupported/
-- サポート外のソフトウェア
-----------------------------------------------------------------------
(C) 1998 Pacific HiTech, Inc. All rights reserved.
Portions (C) 1996-1998 Red Hat Software and Omron Software
-----------------------------------------------------------------------
日本語版開発:
アドバイザ - 真鍋 敬士(kc@turbolinux.com)
開発責任者 - Scott Stone (sstone@turbolinux.com)
開発 - 大熊 但由 (tad@turbolinux.com)
開発 - 鈴木 祥一 (shouichi@turbolinux.com)
開発 - 平井 幸夫 (yukio@turbolinux.com)
開発 - 芦田 幸治 (koji@turbolinux.com)
グラフィック - 久保 和広 (kazuhiro@turbolinux.com)
- Richard Hammond (richard@turbolinux.com)
Special Thanks:
* Linus Torvalds [Head Penguin] - Linux 創始者
* TurboLinuxβ版をテストして下さった皆様
* Project Japanese Extension の皆様
* Linux Japanese RPM Projectの皆様
* The X Consortium - X Window System
* The XFree86 Project - XFree86
* アプリケーション、ユーティリティ、ソースコードを
提供して下さったすべての開発者の皆様