Windows NT 4.0 がサポートするコンピュータおよびハードウェア周辺機器の最新の一覧については、http://www.asia.microsoft.com/japan/hwtest/hcl の『Windows NT 4.0 ハードウェア互換性リスト』を参照してください。
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目次
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1.0 はじめに
1.1 Service Pack 4 の新機能
1.2 Service Pack のダウンロードと抽出
2.0 Windows NT 4.0 Service Pack 4 のインストール
2.1 Service Pack をインストールする前に
2.2 Service Pack のインストール
2.3 Service Pack のアンインストール
2.4 Year 2000 Service Pack のインストール
3.0 使用上の注意事項
3.1 システム修復ディスク
3.2 システムへの新しいコンポーネントの追加
3.3 CD-ROM からのシンボル ファイルのインストール
3.4 Windows NT 4.0 とのハードウェア互換性
3.5 Alpha に関する注意事項
3.6 リモート サーバーからの Windows NT 管理ツールの実行
3.7 CryptoAPI と Authenticode
3.8 Internet Explorer のアンインストール
3.9 Certificate Server に関する注意事項
3.10 Internet Information Server 4.0、Secure Sockets Layer とルート証明機関証明書および IISCA.EXE ツール
3.11 Message Queue (MSMQ) に関する注意事項
3.12 COM インターネット サービスのインストール
3.13 Event Log サービス
3.14 SP4 へのクラスタのアップグレード
3.15 FMV シリーズのソフトウェア電源切断 HAL
3.16 NEC PC-9800 シリーズでの注意事項
4.0 その他の修正と回避策
4.1 Windows NT 5.0 コンピュータへの Windows NT 4.0 のインストール
4.2 Windows NT 4.0 と Windows NT 5.0 のデュアル ブート
4.3 NTFS Version 4 と NTFS Version 5 のサポート
4.4 Windows NT Server Enterprise Edition システムへの SP4 のインストール
4.5 Internet Information Server 4.0
4.6 Security Configuration Manager
4.7 オーディオ ドライバの更新
4.8 Microsoft Proxy Server
5.0 アプリケーションに関する注意事項
5.1 Touchstone の CheckIt Diagnostic Kit 4.0
5.2 Norton CrashGuard 2.0 for Windows NT
5.3 Inoculan 4.0
5.4 Exceed
5.5 Terminal Server
5.6 Microsoft NetMeeting の西暦 2000 年問題
5.7 Numega SoftIce
5.8 Microsoft BackOffice Small Business Server
5.9 Microsoft BackOffice Server Version 4.0
5.10 Rational Visual Quantify Version 4
5.11 Microsoft IntelliPoint
6.0 Windows NT 4.0 Service Pack 1~4 で修正された障害の一覧
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1.0 はじめに
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Microsoft Windows NT 4.0 Service Pack 4 (SP4) のこのリリースは、実行している Windows NT に簡単に適用でき、この Windows NT Service Pack に含まれているファイルより古いすべてのファイルを更新します。Service Pack は累積的にリリースされています。したがって、この Service Pack には、これまでの Service Pack のすべての修正と Service Pack 3 以降に作成された新しい修正が含まれています。
重要: SP4 には、40 ビット暗号化機能だけが含まれています。このリリースでは、既存の Windows NT 4.0 の北米 128 ビット版インストールはサポートされていません。SP4 を128 ビットの暗号化機能を備えたコンピュータにインストールした場合は、システム サービスが開始しない可能性があります。
重要: Windows NT 4.0 SP4 を適用する前に、重要なサービスの実行を停止することをお勧めします。インストール前の注意事項の詳細については、「2.1 Service Pack をインストールする前に」を参照してください。
1.1.4 Microsoft File and Print Services for NetWare (FPNW) の Client32 サポート
File and Print Services for NetWare を使うことにより、Windows NT 4.0 Server は NetWare 3.X サーバーとして機能できます。また、NetWare クライアント ソフトウェアを変更または更新することなしに NetWare クライアントからのファイル共有と印刷の要求を処理できます。Service Pack では、Windows NT 4.0 が NetWare の Client32 をサポートするためのアップデートが提供されます。このアップデートは、既に FPNW サービスがインストールされているコンピュータにのみインストールされます。
1.1.5 PROQUOTA.EXE
PROQUOTA.EXE というユーティリティを使うと、ユーザー プロファイルのサイズを監視できます。あるユーザー プロファイルがあらかじめ決められたファイル サイズの上限を超えた場合、そのユーザーは、ファイル サイズを小さくしてからでないとコンピュータからログオフできません。このユーティリティは Microsoft セキュリティ構成エディタ (SCE) から使用します。
1.1.6 リモート Winsock (DNS/Port 53)
プロキシやファイアウォールは、外部サイトからの内部 DNS 構造の問い合わせを防ぐためにドメイン ネーム システム (DNS) のポート番号 53 を無効にすることがあります。その結果、ポート 53 へ送信されてくる応答パケットが受信できなくなります。SP4 では、Windows NT の DNS サーバーのポート番号を変更し、外部への接続時に別のポート番号を使うように DNS サーバーを構成するという解決策を提供します。
4. [ネットワーク サービス] で [RIP for Internet Protocol] を選択し、[OK] をクリックします。
5. [Windows NT セットアップ] ダイアログ ボックスで SP4 のファイルの場所のパスを入力し、[OK] をクリックします。
1.1.9 Visual Studio-MICS
この Service Pack には、Visual Studio Analyzer イベントという Visual Studio に対するアップデートが含まれています。この Visual Studio Analyzer イベントは、高度な動作とその解決策をグラフィカルに表示します。Visual Studio Analyzer イベントを使うことにより、イベント ログ、システムのパフォーマンス、Windows NT のパフォーマンス モニタ (NT PerfMon)、およびその他のシステム データの簡単な表をグラフィカルに表示できます。
1.1.10 西暦 2000 年問題への対応
この Service Pack には、Windows NT 4.0 で発生する既知の 2000 年問題の修正が含まれています。その内容は次のとおりです。
Internet Explorer 4.01 Service Pack 1 が SP4 の \MSIE401 フォルダにあります。IE4SETUP.EXE を実行すると、Internet Explorer のこのバージョンがコンピュータにインストールされます。
1.1.13 Message Queue (MSMQ) Windows 95 クライアント
この Service Pack には、MSMQ Windows 95 クライアントの修正も含まれています。格納場所は、\SUPPORT\MSMQ.95 フォルダです。「3.11 Message Queue (MSMQ) に関する注意事項」で説明されている問題は、Windows 95 にも当てはまります。さらに、Windows 95 MSMQ アップデートでは、オフラインのコンピュータ上で MQOpenQueue() と MQIS の動作が大幅に遅れる問題も修正されています。この MSMQ の Windows 95 用アップデートでは、アンインストール オプションは用意されていません。
1.1.14 Option Pack の修正
この Service Pack のリリースには、Option Pack の修正と強化が含まれています。システムに Windows NT 4.0 Option Pack がインストールされている場合、Service Pack 4 のアップデート プログラムは、コンピュータにインストールされている Option Pack のコンポーネントを自動的に更新します。
Windows NT SP 4.0 と Internet Information Server 3.0 がインストールされているサーバーに Windows NT Option Pack 4.0 をインストールすると、インストールの開始時に次のメッセージが表示されることがあります。
"このコンピュータには Windows NT4 SP4 またはそれ以降がインストールされています。この製品の SP4 上での評価はされていません。続行しますか?"
Windows NT Service Pack 4.0 がインストールされているサーバー上で Windows NT Option Pack 4.0 が動作することは、十分に検証されています。[はい] をクリックし、セットアップを続けてください。
注: Windows NT Option Pack 4.0 をインストールした後で、SP4 を再インストールすることをお勧めします。Windows NT Service Pack 4.0 を再インストールしない限り、MSMQ MQIS Controller は動作しません。
1.1.14.1 Certificate Server
Microsoft Certificate Server は、デジタル証明書の発行、取り消し、および書き換えの管理ができる、高度なカスタマイズが可能な、標準準拠のサーバー アプリケーションです。Certificate Server は、標準 X.509 形式で証明書を生成します。これらの証明書は、多くの公開キー セキュリティや認証関連のアプリケーションで使われます。たとえば、SSL (Secure Sockets Layer) プロトコル上でのサーバーとクライアントの認証や、Secure/Multipurpose Internet Mail を使った保護された電子メールなどです。
Certificate Server のこのリリースは、証明書階層をサポートしていません。ただし、証明書階層機能の限定されたサブセットは、Exchange でのみ動作します。
詳細については、『Creating Certificate Hierarchies with Microsoft Certificate Server Version 1.0』というタイトルの技術資料を参照してください。この文書は、Microsoft の Web サイト (http://support.microsoft.com/support/downloads/LNP279.asp) で自己解凍形式の .EXE ファイル (HIER3.EXE) として提供されています。(英語情報)
1.1.14.2 Index Server
Index Server は、Web サイトの全文検索機能を提供するコンテンツ索引化エンジンです。Index Server を使うには、あらかじめ Internet Information Server をインストールしておく必要があります。
ワード ブレーカが更新されたことにより、以前に作成されたカタログがある場合は新しく作り直す必要があります。その場合は Service Pack をインストール後、以下の手順に従って古いカタログを削除してください。
手順
1. Index Server マネージャを起動します。[スタート] メニューの [プログラム] をポイントします。次に [Windows NT 4.0 Option Pack] をポイントし[Microsoft Index Server] をポイントします。次に [Index Server マネージャ] をクリックします。
2. Content Index サービスを停止します。左側のウィンドウで [Index Server] をクリックし、[動作] メニューから [停止] をクリックします。
セキュリティ構成マネージャ (SCM) は統合セキュリティ システムです。管理者は、SCM を利用して、セキュリティ構成を定義し、そのセキュリティ構成をシステムにインストールされている Windows NT Workstation と Windows NT Server に適用することができます。SCM は、インストールされているシステムを検査し、システムのセキュリティ レベルの低下を発見する機能も持っています。インストール、使い方を含む SCM の詳細については、\MSSCE フォルダの README.TXT を参照してください。
1.1.16 Web ベース エンタプライズ管理 (WBEM)
WBEM/WMI は、デスクトップ管理タスク フォース (DMTF) がサポートしている管理情報の取り扱いに関する新しい標準である Web ベース エンタプライズ管理 (WBEM) のMicrosoft 版です。WBEM/WMI は Windows NT から重要な管理データを取り出し、そのデータを多くの明確に定義されたインターフェイスを通じて任意の管理ツールで自由に利用できるようにすることによって、Windows NT の管理を大幅に簡易化します (CD-ROM 版にのみ含まれています)。WMI の詳細については、http://www.asia.microsoft.com/management/wbem を参照してください(英語情報)。
Microsoft Windows Media Player は、Microsoft ActiveMovie および Microsoft NetShow Player を置き換えます。Windows Media Player は、これら両方のマルチメディア プレーヤーの持っている機能をすべて備えているほか、ほかの機能も備えています。この Media Player は、既存の Windows メディア プレーヤーと ActiveMovie のサポートを更新し、新しい Windows Media コンテンツへの便利なアクセスを提供します。Windows Media Player は、WAV、AVI、QuickTime、RealAudio 4.0、RealVideo 4.0 を含むほとんどのローカルおよびストリーミング形式のマルチメディア ファイルの種類をサポートしています。新しいプレーヤーは、前のプレーヤーのクラス ID を継承します。新しいプレーヤーをインストールしても、古いクラス ID を使用していたプログラムは、通常どおりに動作します。
Windows Media Player は、CD-ROM の \MPLAYER2 フォルダに格納されています。
IP Helper API は、Windows ネットワーク構成情報と統計情報を Win32 に提供します。パブリック API は、Windows NT 4.0 以降および Windows 95 以降で利用できます。SP4 は、API を新しい DLL によって更新し、アプリケーションが TCP/IP スタックと通信できるようにします。
1.1.26 Event Log サービス
この Service Pack には、管理者が Windows NT の信頼性と可用性を判定するときに役立つ Event Log サービスの新しい機能が含まれています。
この Service Pack では、品質向上のための修正により、Microsoft DNS Server および管理ツールの DNS マネージャで発生することが報告された、DNS (Domain Name System) に関する既知の問題が修正されています。これらの修正は、Knowledge Base の文書番号 Q184693 "DNS/DHCP/WINS Release Notes for Windows NT 4.0 SP4 Update" に記載されている特定の問題に対処するためのものです。この記事は、http://support.microsoft.com/support/ の Microsoft Support Online で入手できます。
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1.2 Service Pack のダウンロードと抽出
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Service Pack を FTP サイトまたは Web サイトからダウンロードした場合は、Service Pack を抽出し、インストールする前に、リリース ノートをよく読んでください。このリリースでは、これらの自己解凍形式の実行可能ファイルが CD-ROM のルートにも格納されています。実行可能ファイルの名前は、Alpha プロセッサの場合は SP4ALPHA.EXE、Intel ベースのシステムの場合は SP4I386.EXE、NEC PC-9800 シリーズの場合は SP4NEC98.EXE です。
Service Pack をダウンロードすると、圧縮された実行可能ファイルがハード ドライブに格納されます。このファイルを抽出し、インストール処理を開始するには、コマンド プロンプトで、たとえば SP4I386.EXE と入力するか、Windows NT エクスプローラからこのファイルをダブルクリックします。インストール プログラムを起動しないで、ファイルを現在のフォルダに抽出するには、コマンド ライン スイッチ /x を使います (たとえば、コマンド プロンプトで sp4i386 /x と入力します)。
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2.0 Windows NT 4.0 Service Pack 4 のインストール
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インストールの方法が前回の Service Pack から変更されていることがあるので、Service Pack 4 をインストールする前に、インストール方法の説明をよく読んでください。
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2.1 Service Pack をインストールする前に
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この Service Pack をインストールする前に、アクティブなすべてのデバッグ セッションを閉じてください。アクティブなデバッグ セッションがあると、アップデート プログラムは使用中のシステム ファイルを置き換えることができません。Service Pack をインストールするときに使用中のファイルがある場合は、ダイアログ ボックスが表示され、インストールを中止するか、そのファイルのコピーをスキップするかを選べます。この場合は、インストールの中止を選び、SP4 をアンインストールすることをお勧めします。アンインストールするには、SPUNINST.EXE を実行します。または、[スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントして [コントロール パネル] をクリックします。次に、[アプリケーションの追加と削除] アイコンをダブルクリックし、[Windows NT 4.0 Service Pack 4] をクリックし、[追加と削除] をクリックします。システム上のすべてのアクティブなセッションを閉じて、UPDATE.EXE を再度実行し、Service Pack をインストールします。
注: 初めて Service Pack をインストールするときに、アンインストール用フォルダを作成することをお勧めします。
>>> インターネットから Service Pack をインストールするには
Internet Explorer 3.0 以降などの Web ブラウザを使用して、http://www.asia.microsoft.com/japan/products/ntupdate/nt4sp4/ を開きます。[Service Pack 4 のインストール] をクリックしてコンピュータに SP4 をインストールします。この Web ページでは、更新する必要があるファイルが自動的に検出され、適切なファイルがコンピュータの一時フォルダにコピーされます。次に、コンピュータを更新するのに必要なファイルのみがインストールされます。
注: Internet Explorer 3.0 以降以外の Web ブラウザを使用すると、この更新方法では Service Pack をインストールできないことがあります。このオプションを使用して Service Pack をインストールできない場合は、Service Pack 全体をインターネットからコンピュータへダウンロードし、ローカルで UPDATE.EXE を実行してください。
Service Pack 2 および Service Pack 3 をアンインストールするときは、UPDATE.EXE を実行し、次に、[以前にインストールした Service Pack をアンインストールする] を選択する必要がありました。これにより、システムは以前の状態に戻りました。システムを再起動した後は、UPDATE.EXE プログラムが、Service Pack によって更新されたほとんどのファイルを以前インストールされていたファイルに置き換えて、ほとんどのレジストリの設定を Service Pack がインストールされる前の状態に戻していました。
注: 以前に Internet Explorer 4.0 なしで Service Pack 3 がインストールされていたシステムで SP4 をアンインストールすると、アンインストールの完了後、暗号化機能が正しく動作しなくなります。この問題を回避するには、SP4 をアンインストールした後、Service Pack 3 を再インストールしてください。
UPDATE.EXE を使用して Service Pack をインストールすると、使用している Windows NT 4.0 で更新が必要なファイルがすべて更新されます。また、使用している Windows NT 4.0 で、既知の 2000 年問題を解決するために更新が必要な Microsoft のコンポーネントが検出され、通知されます。既知の 2000 年問題を解決するには、次の手順でコンピュータを更新します。
次に示す Site Server Express 2.0 のコンポーネントでは、2000 年問題が発生することがわかっています。
* Content Analyzer
* Usage Analyst
Site Server Express 3.0 を Web から直接、または CD-ROM からインストールしても、これらのコンポーネントは使用しているコンピュータから削除されません。この場合、Y2KSETUP.EXE をインストールしてコンピュータからこれらのコンポーネントを削除し、以下のコンポーネントの更新が含まれている Site Server Express 3.0 をインストールする必要があります。
* Usage Analyst
* Posting Acceptor
Content Analyzer の更新済みバージョンは、Windows NT Service Pack 4.0 Web サイトからダウンロードできるようになる予定です。
Site Server Express 3.0 のセットアップに関する既知の問題
* Y2KSETUP.EXE によって Internet Explorer 4.01 SP1 と Site Server Express 3.0 をインストールした場合は、Posting Acceptor が必要とする 2 つの IIS 仮想ルートが作成されません。この場合は、CD-ROM の \SSX フォルダから SSX.EXE を実行し、Site Server Express 3.0 を再インストールすることをお勧めします。
2.4.3 FrontPage Server 拡張機能に関する 2000 年問題
FrontPage 1.0、FrontPage 1.1、FrontPage 97 のリリースは、2000 年に対応していません。FrontPage 98 のリリースでは、既知の 2000 年問題が解決されています。NTOP がインストールされている場合は、FrontPage 98 Server 拡張機能がインストールされます。FrontPage Server 拡張機能の 2 つ以上の異なるバージョンをコンピュータ上に同時に置くことができます。2000 年対応でないバージョンがインストールされていても、主にそのバージョンを実行していることにはなりません。
FrontPage 98 または、それ以前の FrontPage がインストールされているコンピュータ上で、どのバージョンの FrontPage Server 拡張機能が主に使用されているかを調べるには
* FrontPage Server Administrator (FPSRVWIN.EXE) を実行します。
* 左上のボックス内に表示されている、FrontPage Server Extender で設定された個々の Web サーバーまたは仮想サーバーをクリックします。
* FrontPage Server 拡張機能のバージョン番号がリストの右側に表示されます。バージョン番号の最初の桁が 3 以上であれば (たとえば、3.0.2.1706)、既知の 2000 年問題が解決されています。
バージョン番号の最初の桁が 1 または 2 であれば、FrontPage Server 拡張機能の最新バージョンをダウンロードし、インストールする必要があります。使用できる最新バージョンとダウンロードのやり方の詳細については、http://www.asia.microsoft.com/japan/office/frontpage/ を参照してください。
2.4.4 IBM PS/1 ValuePoint
IBM PS ValuePoint コンピュータ (PS/V Entry、PS/V Vision または PS/V Master) で実行されている Windows NT Version 4.0 には、西暦 2000 年問題が発見されています。この問題を解決するには、NTDETECT.COM を更新する必要があります。
詳細については、http://support.microsoft.com/support/ の Knowledge Base の文書番号 Q194301 を検索し、参照してください。
Microsoft 製品の 2000 年問題に関する情報および 2000 年問題対応の定義に関しては、http://www.microsoft.com/year2000 を参照してください。
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3.0 使用上の注意事項
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ここでは、Service Pack のこのリリースに特有の情報について記載します。
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3.1 システム修復ディスク
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Windows NT システム修復ディスクを使って Windows NT システムを修復するときは、Service Pack 4 をインストールした後でも、元の Windows NT メディアを必要とする場合があります。ただし、修復が完了した後で、SP4 を再インストールする必要があります。これは、システム修復ディスクが、元の Windows NT 4.0 システム ファイルを復元することによってシステムを修復するからです。修復が完了したら、「2.0 Windows NT 4.0 Service Pack 4 のインストール」の手順に従って SP4 を再インストールします。Windows NT システム修復ディスク ユーティリティの使い方の詳細については、http://support.microsoft.com/support/ の Knowledge Base の文書番号 Q146887 を検索し、参照してください。
注: システム修復ディスク ユーティリティを使用するには、SETUPDD.SYS の更新済みバージョンが必要です。更新済みバージョンは SP4 に含まれています。SETUPDD.SYS のバージョンを更新するには、SETUPDD.SYS を Service Pack から元の製品メディアの Windows NT 4.0 セットアップ ディスク 2 (NEC PC-9800 シリーズの場合はセットアップ ディスク 3) へコピーします。この操作により、旧バージョンの SETUPDD.SYS が更新済みバージョンによって置き換えられます。詳細については、http://support.microsoft.com/support/ の Knowledge Base の文書番号 Q158423 を検索し、参照してください。
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3.2 システムへの新しいコンポーネントの追加
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SP4 をインストールした後で、ソフトウェア コンポーネントまたはハードウェア コンポーネントをシステムに新たに追加したり、更新した場合は、SP4 を再インストールする必要があります。これは、元の Windows NT 4.0 のメディアに含まれているファイルが Service Pack CD-ROM のファイルと同一ではない可能性があるからです。新しいキーボードやプリンタ ドライバなどの新しいコンポーネントを Service Pack のメディアから直接インストールすることはできません。新しいコンポーネントを元の製品メディアからインストールした後で、Service Pack を再インストールする必要があります。
Windows NT のデバッグに関する詳細については、『Microsoft Windows NT 4.0 Workstation リソース キット』の「第 39 章 Windows NT デバッガ」を参照してください。
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3.4 Windows NT 4.0 とのハードウェア互換性
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3.4.1 ビデオ ドライバ
ATIRage ドライバと Service Pack セットアップとの間に互換性がないため、SP4 には、ATI.SYS ファイルと ATI.DLL ファイルが含まれていません。使用中のシステムに現在インストールされている ATI ドライバは、SP4 をインストールした後も正常に動作します。
Number Nine Visual Technologies の Imagine 2 ビデオ カードとビデオ ドライバがインストールされているコンピュータ上で、SP3 の上から SP4 をインストールすると、256 色以上の表示色を必要とする解像度が表示できなくなるなど、ビデオ ドライバの一部の機能が損なわれることがあります。SP4 をアンインストールし、SP3 に戻した場合は、Imagine 2 カードで 256 色以上が表示できなくなることがあります。Imagine 2 ビデオ ドライバを再インストールしても、機能は正常な状態に戻らないため、これら 2 つの問題の解決策はありません。Number Nine 社ではこの問題を認識しており、現在、修正に取り組んでいます。
3.4.2 Dell Latitude システム
Dell Latitude ポータブル コンピュータ上で Windows NT 4.0 を実行している場合、Dell が供給している Softex Advanced Power Management and PC Card Controller サービス (Version 2.0 以降) は、SP4 をインストールした後も、動作します。Softex Version 1.0 は、SP4 をインストールすると動作しなくなります。SP4 に対応するようにシステムを更新するには、http://support.dell.com/filelib/ で Softex ユーティリティの Version 2.19 以降を入手し、インストールしてください。SP4 をインストールした後で、Version 2.19 未満の Softex ユーティリティを再インストールすると、コンピュータが使用不能になります。
Windows NT 4.0 では、SCSI デバイス上の最初の 8 つの論理ユニットしか検出されません。この制約を回避するには、SP4 をインストールし、以下のキーをレジストリに追加します。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\[Driver Service Key]\Parameters\Device[N]LargeLuns: REG_DWORD: 0x1
[Driver Service Key] は使用中の SCSI ドライバ名で、[N] は SCSI バスの番号です。
3.4.5 IBM PS ValuePoint
IBM PS ValuePoint コンピュータ (PS/V Entry、PS/V Vision または PS/V Master) で実行されている Windows NT Version 4.0 には、西暦 2000 年問題が発見されています。この問題を解決するには、NTDETECT.COM を更新する必要があります。
3.5.5 Windows NT Option Pack 1.0 がインストールされている Alpha コンピュータでインストールが失敗する問題
Windows NT Option Pack 1.0 for Alpha がインストールされている Alpha コンピュータには、Security Configuration Manager (SCM) がインストールされません。これは、Windows NT Option Pack によってインストールされた MFC42U.DLL ファイルが SCM と互換性を持っていないためです。
この問題を回避するには、Windows NT Option Pack 1.0 for Alpha によってインストールされた MFC42U.DLL、MFC42.DLL、MSVCRT.DLL ファイルを Windows NT 4.0 CD-ROM または Visual C++ 6.0 のファイルに置き換えます。ただし、この処理により、Windows NT Option Pack 1.0 for Alpha のアプリケーションに問題が発生することがあります。この問題は Windows NT の次回のリリースで修正される予定です。
3.5.6 Microsoft Transaction Server と分散トランザクション コーディネータ
Alpha ベースのコンピュータには、TestOracleXAConfig.exe ファイルが自動的にインストールされません。Alpha ベースのコンピュータに Windows NT 4.0 SP4 をインストールし、Oracle または XA 準拠のデータベースで Microsoft Transaction Server (MTS) または分散トランザクション コーディネータ (DTC) を使用する場合は、このファイルを CD-ROM からハード ドライブの %systemroot%\SYSTEM32 フォルダに手動でコピーする必要があります。%systemroot% という記号は、Windows NT のインストール フォルダを表します。たとえば、インストール フォルダが C:\WINNT であれば、C:\WINNT\SYSTEM32 にファイルをコピーします。
TestOracleXAConfig.exe ファイルは、Windows NT 4.0 SP4 CD-ROM の \ALPHA フォルダに格納されています。
Intel ベースのコンピュータに Windows NT 4.0 SP4 をインストールする場合は、セットアップ中に TestOracleXAConfig.exe が自動的にインストールされます。
Internet Explorer 3.02 を実行している、更新済みの Windows NT 4.0 システム上の既存のユーザー アカウントに対しては、Authenticode 環境を正しく設定できません。システム上で作成される新しいユーザー アカウントは、この問題の影響を受けません。また、Internet Explorer 4.0 以降がインストールされた、更新済みの Windows NT 4.0 システムも、この問題の影響を受けません。
Internet Explorer 3.02 用にリリースされた Authenticode Signing ツールとも呼ばれる CryptoAPI ツールは、サポートされなくなりました。Internet Explorer 4.0 用にリリースされたツールは、Service Pack 4 上でも動作します。
Internet Explorer 4.0 以降がインストールされているシステムに SP4 をインストールした後、Internet Explorer をアンインストールすると、新しい CryptoAPI コンポーネントの一部がアンインストールされます。SP4 をインストールした後で Internet Explorer 4.0 をインストールした場合、この問題はシステムに影響を与えません。すべての機能を使用できるようにするには、Internet Explorer をアンインストールした後で SP4 を再インストールします。
CryptoAPI を正しく機能させるには、SP4 をインストールする前に、Internet Explorer 3.02 以降をインストールすることをお勧めします。SP4 をインストールした後で Internet Explorer 3.02 以降をインストールしたときに発生する既知の問題は、以下のとおりです。
* SP4 をインストールした後で Internet Explorer 4.0 をインストールすると、一部の証明書取り消しチェック機能が動作しません。これを修正するには、Internet Explorer 4.0 をインストールした後で、SP4 を再インストールします。この問題は、Internet Explorer の以降のリリースで修正される予定です。
* SP4 をインストールした後で Internet Explorer 4.0 をインストールすると、一部の CryptoAPI 関連ファイルの拡張子 (.CER、.CRT、.DER) が正しく登録されません。ファイル拡張子の登録を修復するには、以下のコマンド ラインを実行します。
Regsvr32.exe cryptext.dll
この問題は、Internet Explorer の以降のリリースで修正される予定です。
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3.8 Internet Explorer のアンインストール
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Internet Explorer 4.0 以降がインストールされていたシステムに後から SP4 を適用した場合は、Internet Explorer をアンインストールすると、新しい CryptoAPI コンポーネントの一部がアンインストールされます。Internet Explorer をアンインストールした後で、SP4 を再インストールしてください。SP4 をインストールした後で Internet Explorer をインストールした場合、この問題はシステムに影響を与えません。
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3.9 Certificate Server に関する注意事項
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3.9.1 Certificate Server の既知の問題と制限事項
1. Windows NT Option Pack に付属している Certificate Server Version 1.0 のリリース ノートを必ず読んでください。
IIS が仮想ディレクトリのアプリケーション属性を強制的に適用すると、Certificate Server の管理 Web ページに障害が発生します。この障害は、アクセス障害コード E78 として識別されるデータベース アクセス エラーとして発生します。この場合は、管理 Web ページから Certificate Server のログとキューにアクセスできなくなります。この問題を回避するには、Certificate Server (CertAdm) フォルダにアプリケーション属性が適用されていることを確認します。
>>> CertAdm フォルダにアプリケーション属性を適用するには
1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に、[Windows NT 4.0 Option Pack] をポイントし、[Microsoft Internet Information Server] をポイントします。次に、[インターネット サービス マネージャ] をクリックします。
2. MMC で、[既定の Web サイト] が表示されるまで、左側のウィンドウのエントリを開きます。
3. [既定の Web サイト] をダブルクリックします。右側のウィンドウに Web サーバーの第 1 レベルの仮想ディレクトリが表示されます。
4. CertAdm 仮想ディレクトリをマウスの右ボタンでクリックします。
5. [プロパティ] をクリックします。
6. [仮想ディレクトリ] タブの [アプリケーションの設定] で、[作成] をクリックします。
7. [適用] をクリックし、[OK] をクリックします。
3.9.3 インストール時に無効なハッシュ アルゴリズムが選択できる問題
Certificate Server のインストール中に、Certificate Server が証明書の発行時に使用するハッシュ アルゴリズムとして HMAC を選択しないでください。HMAC は、オプションの [詳細設定] ページの選択項目にありますが、これはこのアルゴリズムの有効な用途ではありません。HMAC を選択した場合、Certificate Server のインストールは失敗します。Certificate Server の詳細については、Microsoft Knowledge Base を参照してください。
Internet Information Server 4.0 (IIS) を SSL (Secure Sockets Layer) と組み合わせて使用していて、ルート証明機関証明書 (Verisign、Thawte Consulting、Microsoft などの有名なサードパーティ以外の発行したもの) をインストールしている場合は、SP4 をインストールした後で、影響を受けたルート証明機関証明書を再インストールする必要があります。これを行う必要があるのは、Windows NT Option Pack に付属している Microsoft Certificate Server 1.0 を使用している場合です。
>>> ルート証明機関証明書を再インストールするには
1. Internet Explorer 4.0 を起動します。
2. 追加したいルート証明機関証明書を表示します。たとえば、Microsoft Certificate Server の場合は、http://server/certsrv/CertEnroll/cacerts.htm を開き、追加したいルート証明機関証明書をクリックします。
Windows NT 4.0 で CIS を使用するには、Windows NT Workstation 4.0 コンピュータまたは Windows NT Server 4.0 コンピュータに SP4 をインストールする必要があります。CIS を有効にするには、DCOM プロトコル リストにTunneling TCP プロトコルを追加する必要があります。
Windows NT 4.0 で CIS を使用するには、Windows NT Server 4.0 コンピュータに SP4 をインストールする必要があります。CIS を使用するには、Internet Service Manager を含む Internet Information Server 4.0 が動作していることも必要です。IIS 4.0 は Windows NT 4.0 Option Pack の一部です。
Windows NT 4.0 と Windows NT 5.0 の両方にアクセスできるように、コンピュータにデュアル ブート システムをインストールするときは、Windows NT の各インスタンスにそれぞれ一意なコンピュータ名を付ける必要があります。
注: この処理は、デュアル ブート コンピュータが同じ Windows NT ドメイン上にある場合にのみ必要です。
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4.3 NTFS Version 4 と NTFS Version 5 のサポート
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現在の Windows NTFS (NT File System) には 2 つのバージョンがあります。
* Version 4: Windows NT 3.51 と Windows NT 4.0 でサポートされています。
* Version 5: Windows NT 5.0 でサポートされています。
この Service Pack には、NTFS 5 ボリュームの読み取り機能を持つ NTFS.SYS の更新済みバージョンが含まれています。
注: 以下の環境では、デュアル ブートはサポートされません。
* Windows NT 4.0 Service Pack 3 未満のバージョンがインストールされている環境
* Windows NT 3.51 またはそれ以前のバージョンがインストールされている環境
更新済みの NTFS.SYS がインストールされている場合でも、NTFS Version 5 の以下の機能には SP4 からアクセスできません。
* リリース ポイント (マウント ポイントまたはジャンクション ポイントとも呼ばれる)
* Native Structured Storage (NSS) ファイル
* Encrypting File System (EFS)
* Disk Quotas
Windows NT 4.0 Service Pack 4 のユーザーまたはアプリケーションが Windows NT 5.0 がインストールされている NTFS Version 5 ドライブ上で作成されたリリース ポイントまたは NSS ファイルにアクセスしようとすると、通常、"アクセス拒否" エラーが発生し、アクセスが失敗します。
WINNTUP.EXE アップグレード プログラムを使用して、SP4 が適用されている Windows NT 4.0 を Windows NT Server Enterprise Edition にアップグレードすると、再起動のたびに Service Pack 3 をインストールするように求めるメッセージが表示されます。この状態で SP3 をインストールしようとすると、新しい Service Pack がインストールされているというメッセージが表示されます。この問題は、SP4 を再インストールすることによって回避できます。Windows NT Server Enterprise Edition に SP4 をインストールした場合、または WINNT32.EXE を使用して Windows NT Server からアップグレードした場合、ポップアップは表示されません。
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4.5 Internet Information Server 4.0
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4.5.1 ユーザー名およびパスワードの長さ
SP4 では、Internet Information Server 4.0 を使用するときのユーザー名/パスワードの組み合わせの長さの制約が修正されています。以前は、この制約により、IIS 4.0 上で基本認証を使用するときにエラーが発生していました。
レジストリ値がないと、そのレジストリ値の分析結果が不正確になることがあります。これを回避するには、レジストリ値を適切な値に設定します。この問題は、Windows NT の次のリリースで修正される予定です。
4.6.3 継承モードが利用できない問題
管理者は、ファイル システムとレジストリ オブジェクトのアクセス制御を定義した後で、SCM が子オブジェクトを構成する方法を決めることができます。そのときの選択項目には、[継承]、[上書き]、[無視] があります。Windows NT 4.0 では、[継承] が淡色表示され、使用できません。
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4.7 オーディオ ドライバの更新
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Crystal Semiconductor のオーディオ チップまたは Sound Blaster AWE32 Plug and Play Wavetable Synthesizer のオーディオを利用していない場合は、これらのデバイスの更新済みドライバのインストールが必要になることがあります。これらのドライバの更新に関する詳細については、http://support.microsoft.com/ の Microsoft Knowledge Base で文書番号 Q143155 を検索し、参照してください。
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4.8 Microsoft Proxy Server
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Microsoft Proxy Server 1.0 クライアントがインストールされている Windows NT 4.0 Workstation または Windows NT 4.0 Server に SP4 をインストールすると、WinSock Proxy Client コンポーネントが使用不能になります。その結果、インターネットにアクセスし、Proxy クライアントに依存するアプリケーションがインターネットにアクセスできなくなることがあります。この問題を修正するには、SP4 をインストールした後で、Proxy Server Client コンポーネントを再インストールします。SP4 をインストールする前に、Microsoft Proxy Client をアンインストールすることをお勧めします。SP4 をインストールした後で、Proxy Client を再インストールできます。
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5.0 アプリケーションに関する注意事項
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ここでは、この Service Pack のリリースでのアプリケーションに関する注意事項を説明します。
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5.1 Touchstone の CheckIt Diagnostic Kit 4.0
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CheckIt Diagnostic Kit Version 4.0 を Windows NT にインストールした場合は、Windows NT のバージョンにかかわらず、CheckIt Diagnostic Kit Version 4.0 の一部の機能が使用できません。
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5.2 Norton CrashGuard 2.0 for Windows NT
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Norton CrashGuard 2.0 for Windows NT では、管理者権限を持つユーザーが製品をインストールし、コンピュータが再起動したときにサービスが開始されるようにする必要があります。
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5.3 Inoculan 4.0
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Inoculan Version 4.0 Service Pack 2 のビルド 373 以降は、SP4 と完全な互換性があります。以前リリースされた Inoculan 4.0 Service Pack 1 のビルド 270 では、SP4 を適用すると、Windows NT 4.0 のバグチェックが起動します。
Exceed Inetd.exe を使用して Windows NT 4.0 の基本 telnet サービスを提供している場合は、http://www.hummingbird.com の Hummingbird Software でアップデートを入手してください。Exceed 6.0.1 に付属しているバージョンは、SP4 では動作しません。
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5.5 Terminal Server
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Windows NT Terminal Server は SP4 をサポートしていません。インストールされている既存のアプリケーションをマルチセッション環境で実行するのに必要な情報が含まれた、Terminal Server 用に特別に作られた SP4 の改訂版がリリースされる予定です。Windows NT Terminal Server に SP4 をインストールする場合は、この改訂版を入手してください。
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5.6 Microsoft NetMeeting の西暦 2000 年問題
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2000 年より後のシステムの日付が付いたファイルを転送すると、受信側でファイルの日付が 28 年進みます。これを回避するには、http://www.asia.microsoft.com/netmeeting/ で NetMeeting Version 2.1 以降をダウンロードしてください。
UPDATE.EXE を実行し、Windows NT 4.0 Service Pack 4 をインストールします。SP4 をインストールした後、サーバーを再起動すると、Windows NT 4.0 に関する既知の 2000 年問題を解決するためのコンポーネントをインストールするように求められることがあります。
5.8.2 Microsoft BackOffice Small Business Server Version 4.0
UPDATE.EXE を実行し、Windows NT 4.0 Service Pack 4 をインストールします。Windows NT 4.0 Service Pack 4 のインストールが完了した後、サーバーを再起動すると、Windows NT 4.0 で発生する既知の 2000 年問題を解決するためのコンポーネントをインストールするように求められることがあります。
5.8.3 Small Business Server 4.0 上の Microsoft Proxy 1.0
Small Business Server 4.0 (SBS) サーバーに Windows NT 4.0 Service Pack 4 をインストールすると、Winsock Proxy Client コンポーネントが使用不能になります。したがって、インターネットにアクセスするプロキシのオン デマンド ダイヤルに依存する一部のアプリケーションが SBS サーバー上で動作しなくなります。この問題を修正するには、Windows NT 4.0 SP4 をインストールした後で、Proxy Client コンポーネントを再インストールします。Proxy Client を再インストールするには、[スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に、[Microsoft Proxy Client] をポイントし、[セットアップ] をクリックします。
5.8.4 Microsoft BackOffice Small Business Server 4.0 用の Windows NT Workstation 4.0 クライアント
SBS 4.0 の Windows NT 4.0 Workstation クライアント上で Windows NT 4.0 Service Pack 4 Update.exe を実行すると、コンピュータで SBS 4.0 が検出されたことを示すダイアログ ボックスが表示されることがあります。Windows NT で発生する既知の西暦 2000 年問題の詳細については、このドキュメントの 「2.4 Year 2000 Service Pack のインストール」の操作手順を参照してください。
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5.9 Microsoft BackOffice Server Version 4.0
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Microsoft BackOffice Server Version 4.0 がインストールされているシステムに SP4 をインストールする場合には、MSDTC サービスを停止してから行ってください。
Service Pack 1~4 に含まれているすべての障害の修正は、Knowledge Base の文書として記録されています。個々の障害に割り当てられている Qxxxxxx 番号を使って Knowledge Base を検索することにより、特定の障害に関する記事を入手できます。Knowledge Base は、 の Microsoft Web サイトで閲覧できます。
Windows NT Service Pack 1~4 に含まれているすべての障害の修正の一覧については、http://www.microsoft.com/mscorp/worldwide/japan/support/kb/articles/j045/7/43.htm を参照してください。