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1998-02-24
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19KB
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437 lines
SystemSoft's CardWorks(TM)
Windows 95でのPCカード操作に関する包括的なソリューション
Version: 5.5
_____________________________________________
目次
----
製品の概要
著作権
リアルモードデバイスドライバの使用に関するヒント
LANカードのためのNovellネットワークドライバ
DOSでのモデムの使用
カードライブラリ
CardWorksのためのCardID設定
CardSoftドライバのインストールの無効化
コンピュータと同時にCardWizardを起動する利点
CardWizardでのコピーと貼り付けの使用
ドッキングステーションでのCardWorksのインストール
CardWorksのインストール解除
PCカードハードディスク(またはATA)のフォーマット
制限
既知の問題
製品の概要
----------
CardWorksには、SystemSoftが開発した、Windows 95でのPCカード技術の
機能性を強化する業界屈指のソフトウェア、CardSoftおよびCardWizard PCカード
ソフトウェアが含まれています。CardWorksは、最大の互換性を実現しながら、
PCカードを簡単に操作できるように設計されています。
著作権
------
次の名前または用語はSystemSoft Corp.の登録商標です。
SystemSoft CardView
次の名前または用語はSystemSoft Corp.の商標です。
CardID CardSoft
CardWizard CardWorks
Copyright (c) 1993-1997, SystemSoft Corp.
All Rights Reserved.
その他の商標はそれぞれの所有者が保持しています。
リアルモードデバイスドライバの使用に関するヒント
------------------------------------
CardWorksは、プラグアンドプレイドライバを持たないPCカードで使用する
リアルモードドライバと強力な互換性を発揮します。この項では、CardWorks
で「CardSoftモード」(リアルモード)を使用してカードを構成するときのヒントを
説明します。CardSoftモードのドライバについての詳細は、次の項を参照
してください。
注意: CardWorksはリアルモードとWindows 95で構成されたカードの情報を
表示しますが、コントロールパネルの[PCカード]には、Windows 95で構成
されたカードしか表示されません。
一般的にリアルモードドライバはシステムの起動中にCONFIG.SYSまたはAUTOEXEC.BAT
にロードされる必要があります。こうしたカードの多くは、システムの起動の
前に挿入しておく必要があります。リアルモードネットワークおよびSCSIカードのほと
んどはこれにあてはまりますが、その他のカードの中にもこの条件を必要と
するものがあります。
いくつかのSystemSoftのリアルモードデバイスドライバは、「DOS拡張」です。
つまり、若干のコードがコンベンショナルローメモリに常駐するだけで、その他の部分
は拡張メモリにロードされます。これによって貴重なローメモリが節約できるほか、
1MB以上の物理メモリアドレスにマップされたハードウェアにドライバがアクセスできるよう
になります。
ドライバを正しくインストールする方法については、カードのマニュアルを参照してください。
ほとんどの場合、インストール(セットアップ)プログラムの指示にしたがって操作すれば、
インストールが完了します。
CardWorksはWindows 95の前に実行されます。CardWorksは、PCMCIA
カードに使用できるシステムリソースをシステムの起動時に決定しようとします。
CardWorksが使用中であるとマークしたリソースを、Windows 95が使用可能で
あると認識する場合があります。Windows 95のロード後、CardWorksは
Windows 95がデバイスに割り当てたリソースをチェックします。
たとえば、CardWorksが起動中に使用可能なリソースをスキャンしたとき、IRQ 7
が使用中であるとマークしたとします。Windows 95がロードしたとき、
システムにプリンタが接続されていない場合、IRQ 7は一般的にローカルプリンタのため
に使用されるため、Windows 95は、IRQ 7が使用可能であると認識します。
CardWorksは、Windows 95がIRQ 7を使用可能と認識したことを検出し、
リソースデータベースを自動的に修正します。
起動中にカードを構成するとき、CardWorksが使用するリソースを含めたり、除外
するように設定できます。たとえば、起動時にCardWorksが構成するカードの
ためにIRQ 7を使用可能にするには、次の操作を行ないます。
- CardWizardを開いて、[表示]メニューから[IRQ]を選択します。
- [包含]を選択して[追加]ボタンをクリックします。
- マウスか矢印キーを使用してIRQ 7を選択します。
- [OK]ボタンをクリックして、システムを再起動します。
システムの再起動後、IRQ 7が使用可能になります(Windows 95が起動
する前)。
LANカードのためのNovellネットワークドライバ
------------------------------------
LAN PCカードのためにリアルモードのNovellネットワークサポートをインストールする前に、カードが
プラグアンドプレイによって既にサポートされていないことを確認してください。
サポートされていない場合は、カードに付属のNovellドライバをカードソフトウェアの指示に
したがってインストールしてください。一般的にはドライバは、AUTOEXEC.BAT、
STARTNET.BATまたはその他のバッチファイルにインストールされます。
Windows 95のコントロールパネルの[ネットワーク]から[既存のODIドライバ]をアダプタとして
インストールします(このオプションが表示されない場合は、ネットワークの設定を確認して
ください)。Windows 95は、AUTOEXEC.BATまたはSTARTNET.BATがロードするドライバ
の[NETX]または[VLM]の部分を削除し、「Windows」ディレクトリのODIHLP.EXEドライバ
で置き換えます。Windows 95が常にこの操作を正しく行なうとはかぎらないので、
手動で修正する必要がある場合もあります。
DOSでのモデムの使用
-----------------
Windows 95はDOSでのPCカードの使用をサポートしていません。DOSでモデムを
使用するには、CardSoftモードでモデムをインストールします。これを行なうには、
CARDID.INIという初期設定ファイルで設定を修正します。
DOSでモデムを使用するには、NoDosModemをNoに設定します(NoDOSModem=No)
これにより、Windows 95がロードする前に、CardWorksがモデムをDOSで構成し
ます。
カードライブラリ
----------
起動中にCardSoftモードでカードを構成するため、CARDID.INIを使用するこ
とができます。こうしたカードの種類は、CARDID.INIファイルの最後にリストされ
ており、.CLBという拡張子を持ちます。
CardSoftを有効にして起動時にカードを構成するには、.CLBの記述が
あり、コメントアウトされていないことが条件です。プラグアンドプレイドライバを
使用する場合は、ライブラリの行をコメントアウトしてください。
ATAカードはプラグアンドプラグドライバでサポートされています。しかし、
CardSoftモードでカードを使用しなければならない場合もあります。たとえば、
プラグアンドプレイドライバを使用するとIRQを使用する必要がありますが、
CardSoftモードでは必要ありません。IRQのあまりないシステムでは、
CardSoftモードでカードを使用すると有効です。CardSoftモードでATAサポートを
有効にするにはGENATA.LIBライブラリからコメント(セミコロン)を削除します。この
Readmeファイルで後述する「PCカードハードディスク (またはATA) のフォーマット」の項
も参照してください。
CARDID.INIを修正すると、これを有効にするためシステムを再起動する必要
があります。
CardSoftドライバのインストールの無効化
------------------------------
CardWorksは、プラグアンドプレイ機能を使ってPCMCIAカードに適切なドライバを
インストールします。プラグアンドプレイドライバの中には、ドライバのプラグアンドプレイ
情報が、CardWorksがPCMCIAカードから読み取る情報と正確に一致しなくて
も動作するものがあります。
CardWorksでは、カードが最初にシステムに挿入されたときのデフォルトの選択を無効
にして、プラグアンドプレイモードでカードを構成することができます。ドライバの選
択を無効にするには、CardWizardを実行しているコンピュータにカードをインストールし
ます。[カード情報]ウィンドウから構成するカードを選択します。[表示]メニューから
[プロパティ]を選択し、[ドライバ]タブをクリックします。[カードドライバの変更]を選択
して[プラグアンドプレイを使用]をクリックします。
コンピュータと同時にCardWizardを起動する利点
---------------------------------------
CardWorksは、CardWizardアプリケーションを自動的にシステムの[スタートアップ]グループ
にインストールするわけではありません。Windows 95と同時にCardWizardを
自動的に起動するには、[スタート]ー[設定]から[タスクバー]を選択
して、アプリケーションを[スタートアップ]グループに追加します。
CardWizardアプリケーションをWindowsとともに実行することで、システムに挿入された
カードの表示、システムリソースの使用状況のモニター、カード挿入時のアプリケーションの起動
およびサウンドファイルの再生が可能になるほか、プラグアンドプレイで構成された
カードを取り外す前に簡単に「中止」できます。
PCMCIAカードの構成に問題がある場合、CardWizardが問題を解決することも
あります。CardWizardをWindowsとともに起動することで、構成の問題が
発生した場合、これを知らせるメッセージが表示されます。しかし、PCMCIA
の問題を診断するには、CardWizardをWindowsとともに起動する必要はあ
りません。CardWizardをいつでも起動して、ヘルプを参照してください。
CardWizardでのコピーと貼り付けの使用
----------------------------------
CardWizardでは、Wizardのヒント(問題の修復に関する説明)をファイルにコピー
して印刷できます。このテキストをWindowsのクリップボードにコピーするには、
コピーするテキストをマウスを使ってハイライト表示し、コントロールキー(通常「CTRL」と
表記されています)を押しながら「C」または「Insert」を押します。
Wizardのテキストがクリップボードにコピーされたので、これを「メモ帳」などの
テキストエディタに貼り付けて、印刷したりあとで見直したりできます。
ドッキングステーションでのCardWorksのインストール
----------------------------------
Windows 95がドッキングステーションでインストールされ、32ビットPCMCIAが有効になった
あと、CardWorksを追加する必要があります。CardWorksをインストールした
あとドッキングステーションを購入した場合は、ドッキングステーションでのPCカードスロットを
サポートするためCarsWorksを削除して、再インストールしてください。CarsWorks
の削除については、次項の「CardWorksのインストール解除」を参照してください。
CardWorksのインストール解除
---------------------
CardWorksの前バージョンにはインストール解除プログラムがありません。前バージョン
のCardWorksをインストール解除するには、次の手順にしたがってください。
注意: コンピュータがドッキング可能に設定されていて、ドッキングステーションにPCカード
スロットがある場合は、CardWorksのインストール解除を開始する前に、
コンピュータをドッキングしてください。
1. まずCardWorksを[スタート]メニューから削除します。(Windows 95の起動時に
自動的にタスクバーに表示されるようにインストールした場合)
・ [スタート]ー[設定]ー[タスクバー]を選択します。
・ [スタートメニューの設定]タブを選択します。
・ [削除]ボタンをクリックします。
・ CardWorksを選択して、[削除]ボタンをクリックします。
・ 項目の削除を確認します。
2. 前バージョンのCardWorksをWindowsとともに起動するようにインストールした
場合は、[スタートアップ]をリスト内でダブルクリックします。[CardWizard]を選択して
(このエントリが存在する場合)削除をクリックします。
3. [ショートカットやフォルダの削除]ダイアログボックスを閉じ、[タスクバーのプロパティ]
ダイアログボックスで[OK]を押します。
4. デスクトップからCardWizardアプリケーションへのすべてのショートカットを削除します。
削除するには、アイコンを右マウスクリックして[削除]をクリックします。
5. Windows 95に付属の基本的なPCカードサポートを使用するには、Windows 95
のデバイスマネージャを使ってCardWorksをインストール解除してください。
・ CardWorksをインストール解除するには、コントロールパネルを開き([スタート]ー
[設定]ー[コントロールパネル])、[システム]アイコンを選択します。このアイコン
を開き、[デバイスマネージャ]タブを選択します。
・ PCMCIAソケットをダブルクリックし、PCMCIAコントローラを選択します。[削除]
ボタンを使ってPCMCAコントローラを削除します([デバイス削除の確認]ダイア
ログボックスで[OK]をクリックして削除を完了します)。
6. Windowsがシステムの再起動を求めます。システムを再起動したあと、コントロールパネル
を開いて[システム]アイコンを選択します。
・ このアイコンを開いて[デバイスマネージャ]タブを選択します。
・ PCMCIAコントローラのエントリを調べます。これが表示されない場合は、
コントロールパネルの[ハードウェア]を使用してPCMCIAサポートを追加します
(上記の手順2を参照してください)。PCMCIAコントローラのエントリの
上にx印がある場合は、[プロパティ]ボタンを押します。
・ デバイスの状態を調べます。[デバイスの使用]セクションで状態が使用
不可のときは、[ドック解除]ボックスにチェックマークを入れて、[OK]
を押します。PCMCIA Wizardにしたがって、PCMCIAを使用可能に
してください。
7. Windows 95のPCMCIA(PCカード)を追加するための詳細な情報については、
Windows 95のヘルプを参照してください。注意: CardWorksを再インストール
する前に、Windows 95 PCMCIAサポートを完全に再インストールしてください。
これを怠ると、CardWorksをインストールするときにエラーダイアログボックス(前項を
参照)が表示されます。
注意: システムによっては、PCMCIAコントローラがWindowsの再起動時に再検出
され、[デバイスマネージャ]タブにPCMCIAコントローラのアイコンと「このデバイス
は正常に動作しています」というメッセージが再表示されます。
こうしたシステムでは、[ドック解除]ボックスのチェックボックスのチェックを
はずし、[OK]を選択します。Windowsがコンピュータの再起動を確認
してきたら、[いいえ]を選択し、もう一度PCMCIAコントローラの
[プロパティ]をクリックします。[デバイスの使用]セクションで[ドック解除]
ボックスにチェックマークを入れます。これによって、PCMCIA Wizardが
起動し、ネイティブの32ビットPCMCIAサポートが使用可能になります。
注意: システムによっては、インストール解除を完了するために、次のような作業を
必要とするものもあります。
・ コントロールパネルを開き[システム]アイコンを選択します。
・ このアイコンを開いて[ドライブマネージャ]タブを選択します。
・ [システムデバイス]アイコンを選択して開きます。
・ [PCIバス]アイコンを選択して開きます。
・ [設定]タブを選択して、[標準]をクリックします。
・ [IRQ Steering]タブを選択して、[標準]をクリックします。
・ [OK]を選択してデバイスマネージャを閉じます。
・ システムを再起動します。
PCカードハードディスク(またはATA)のフォーマット
----------------------------------
ATAINIT.EXEはPCカードハードディスクドライブを低レベルフォーマットするプログラムです。
このハードディスクはいったんフォーマットされると、MSーDOSのFORMATコマンドで再
フォーマットできるため、このプログラムを使用することはまれです。
ATAINIT.EXEは、MS-DOSウィンドウでは動作しません。
ATAINITを使用するには、CardWorksのホームディレクトリでCARDID.INIを編集します。
次の行からセミコロンを削除してください。
;CardLib=GENATA.CLB
次に、[スタート]メニューから[Windowsの終了]オプションを使用して、コンピュータを再起動
します。フォーマットするPCカードハードディスクを挿入し、CardWizardを使って、カード
ドライバを[CardSoftモード使用]に変更します。カードを再挿入して、CardWizard
がカードが正しく構成されているを認識するかどうか確認します。CardSoftモード
でハードドライブが使用するドライブ文字をメモします。[スタート]メニューから[Windowsの
終了]を選択して、[MSーDOSモードでコンピュータを再起動する]を使用します。再起
動したらCardWorksのホームディレクトリに移動し、ATAINITおよびCardSoftのドライブ
文字を入力します。たとえば次のようにタイプします。
ATAINIT D:
PCカードハードドライブはフォーマットの必要があります。FORMATコマンドを使ってドライブ
をフォーマットします。方法についてはCardWizardのヘルプの「ATAカードのフォーマット」
を参照してください。ドライブをフォーマットしたら、先ほどCARDID.INIから削除し
たセミコロンを元に戻します。
制限
----
EMM386.EXEの必要性
CardWorksが正しく機能するためにEMM386.EXEが必要です。
CardWorksはセットアップ時にEMM386.EXEをCONFIG.SYSにインストールします。
また、これを削除しないようにというコメントもCONFIG.SYSに挿入されます。
EMM386.EXEがない場合は、「Windows保護エラー」というエラーメッセージが表示
される場合があります。
アプリケーションの起動
CardWizardのアプリケーション起動機能は、プログラム名のカードへの割り当てのみに
現在のところ限られています。プログラムのコマンドラインは、Wizardの
[アプリケーション起動設定]ダイアログボックスでは追加できません。コマンドラインオプションを
追加するには、WIZ.INIファイルを編集します。コマンドラインをアプリケーションに追加する
には、まずWizardを使用してアプリケーションをカードに割り当てます。次にテキストエディタ
で「Windows」ディレクトリにあるWIZ.INIを編集します。[APPLICATIONS]セクションで
プログラム名を見つけ、最後にコマンドラインを追加し、ファイルを保存します。
CardWorksが、以前から挿入されていたカードの構成に問題を検出した場合、
CardWizardは自動的には起動しません。
CardWizardは、CardSoftモードで構成されたPCカードのメモリリソースを表示しますが、
プラグアンドプレイモードで構成されたPCカードのメモリリソースは表示しません。
コントロールパネルの[PCカード]には、CardSoftモードで構成されたカードは表示されません。
(CardWizardはプラグアンドプレイモードとCardSoftモードで構成したカードを表示します)
CardWizardは、コントロールパネルの[PCカード]で使用中止したカードを、使用中止したカード
として認識しません。
ATAINITはMS-DOSウィンドウでは動作しません。前述の「PCカードハードディスク
(またはATA)のフォーマット」の項を参照してください。
メモリウィンドウの構成
CardWorksは、64Kウィンドウメモリを使用して上位メモリブロック(UMB)のD000-DFFF
の範囲にインストールされます。多くのノートブック型パソコンは、他の機能
のためにUMBの容量を多量に消費しており、Dセグメント(D000-DFFF)と Cセグメント
の一部(CC00-CFFFまたはC800-CFFF)だけが使用可能なUMB領域です。今回の
CardWorksのインストールにより、Dセグメントがすべて使用され、UMBの使用可能領域
は非常に少なくなります。
メモリが16MBに満たないシステムでは、PCカードは必要なメモリのほとんどを8MBから
16MBの範囲の拡張メモリに依存します。しかし、16MBのメモリで構成されたシステム
では、PCカードはUMBメモリを使ってそのメモリウィンドウを配置します。これに加えて、
メモリを必要とするカードドライバには、16MB以上の物理メモリを持つシステムにおいて
は、UMBを使用するものもあります。
CardWorksのインストール後、すべてのドライバが必要とするUMBの合計が、使用でき
るUMBの範囲を超えてしまう可能性があります。この結果、CardWorksをインス
トールしても正しく構成されないカードがでてきます。特にバッファにマップしたメモリ
を使うLANカードにこの問題がよく発生します。
この問題を解決するために、Cardworksが使用するUMBを、以下の要領で
減らすことができます。
1.) CSALLOC.INIを修正します。
MEMEXCLUDE=C000-CFFF,E000-EFFF
という行を次のように変更します。
MEMEXCLUDE=C000-CFFF,D800-EFFF
2.) SYSTEM.INIを修正します。
EMMEXCLUDE=D000-DFFF
という行がある場合は、次のように修正します。
EMMEXCLUDE=D000-D7FF
3.) EMM386.EXEがロードする場合はCONFIG.SYSを修正します。
device=emm386.exe noems x=d000-dfff
という行を次のように変更します。
device=emm386.exe noems x=d000-d7FF
既知の問題
----------
1. インストール解除
a. UNINST.EXEのバージョン 2.20.916.0以降がWindowsディレクトリにない場合は、
コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」のリストが正常に機能しません。該当
するバージョンのUNINST.EXEをお持ちでない場合で、CardWorksをインストール解除す
る場合は、「CardWorksのインストール解除」の項の指示に従ってください。
b. インストール解除プログラムを実行すると、システムが自動的に再起動します。
2. インストール
CONFIG.SYSがNULL文字で終わっているシステムにCardWorksをインストールすると、
インストールを正常に完了することができません。この場合、CONFIG.SYSファイルを
修正して最後のNULL文字を削除してから、CardWorksをインストールしてください。
3. 一般的な問題
a. Margi Zoomed Videoのドライバをロードするときに、CardSoftモードで設定した
多機能カードが挿入されていると、青い画面が表示されたり、Windows保護エラー
が発生することがあります。
b. CardWorksがインストールされていると、PkzipとPkunzipがWindows95 DOSボックス
で機能しないことがあります。PkzipとPkunzipを使用するときに -3 コマンドライン
を追加することにより、この問題を修正できます。
4. HP 5700 Polarisに関する問題
SRAMまたはフラッシュカードをスロットに挿入したままソフトリブートを行うと、EMM386.EXEの
ロード中にシステムがハングアップする可能性があります。
5. IBM 760Eに関する問題
書き込み禁止のSRAMカードのフォーマットが完了したというレポートが、誤ってWizardに
表示されます。
6. HP OmniBook 800
a. Xスイッチがすでに範囲を持つ場合、インストールの際にCONFIG.SYSのEMM386.EXEに
X=D000-D7FFスイッチが追加されません。範囲が不適当な場合(例: X=D000-D4FF)
は、手動でX=D000-D7FFに変更してください。
b. CONFIG.SYSにDOS=Hが既に含まれる場合、DOS=HIGH,UMBは追加されません。
c. Viper 170MB ATAカードが挿入されていると、サスペンドから再開するときシステムが
ハングアップする可能性があります。
7. Toshiba Techra 730
a. 属性/メモリユーティリティからカードを消去すると、Wizardを閉じて再び開くか、カード
を取り出して再挿入するまで、Wizardのフラッシュカードの属性にカードのファイルシステムが
表示されません。