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/ DOS/V Power Report 1999 July / VPR9907B.BIN / DRIVER / IBM / ILP604 / ilp804jp.exe / WIZ.Z / README < prev    next >
Text File  |  1998-02-24  |  19KB  |  437 lines

  1.  
  2.              SystemSoft's CardWorks(TM)
  3.           Windows 95でのPCカード操作に関する包括的なソリューション
  4.                   Version: 5.5
  5.         _____________________________________________
  6.  
  7.  
  8. 目次
  9. ----        
  10.     製品の概要
  11.     著作権
  12.         リアルモードデバイスドライバの使用に関するヒント
  13.         LANカードのためのNovellネットワークドライバ
  14.     DOSでのモデムの使用
  15.     カードライブラリ
  16.     CardWorksのためのCardID設定 
  17.     CardSoftドライバのインストールの無効化
  18.     コンピュータと同時にCardWizardを起動する利点
  19.     CardWizardでのコピーと貼り付けの使用
  20.     ドッキングステーションでのCardWorksのインストール
  21.     CardWorksのインストール解除
  22.     PCカードハードディスク(またはATA)のフォーマット
  23.     制限
  24.     既知の問題
  25.     
  26. 製品の概要
  27. ----------
  28.     CardWorksには、SystemSoftが開発した、Windows 95でのPCカード技術の
  29.         機能性を強化する業界屈指のソフトウェア、CardSoftおよびCardWizard PCカード
  30.         ソフトウェアが含まれています。CardWorksは、最大の互換性を実現しながら、
  31.         PCカードを簡単に操作できるように設計されています。
  32.  
  33. 著作権
  34. ------
  35.     次の名前または用語はSystemSoft Corp.の登録商標です。
  36.  
  37.         SystemSoft              CardView
  38.  
  39.     次の名前または用語はSystemSoft Corp.の商標です。
  40.  
  41.         CardID                  CardSoft
  42.         CardWizard              CardWorks
  43.  
  44.     Copyright (c) 1993-1997, SystemSoft Corp. 
  45.  
  46.     All Rights Reserved.
  47.  
  48.     その他の商標はそれぞれの所有者が保持しています。
  49.  
  50. リアルモードデバイスドライバの使用に関するヒント
  51. ------------------------------------
  52.     CardWorksは、プラグアンドプレイドライバを持たないPCカードで使用する
  53.         リアルモードドライバと強力な互換性を発揮します。この項では、CardWorks
  54.         で「CardSoftモード」(リアルモード)を使用してカードを構成するときのヒントを
  55.         説明します。CardSoftモードのドライバについての詳細は、次の項を参照
  56.         してください。
  57.  
  58.     注意: CardWorksはリアルモードとWindows 95で構成されたカードの情報を
  59.               表示しますが、コントロールパネルの[PCカード]には、Windows 95で構成
  60.               されたカードしか表示されません。
  61.  
  62.     一般的にリアルモードドライバはシステムの起動中にCONFIG.SYSまたはAUTOEXEC.BAT
  63.         にロードされる必要があります。こうしたカードの多くは、システムの起動の
  64.         前に挿入しておく必要があります。リアルモードネットワークおよびSCSIカードのほと
  65.         んどはこれにあてはまりますが、その他のカードの中にもこの条件を必要と
  66.         するものがあります。
  67.  
  68.     いくつかのSystemSoftのリアルモードデバイスドライバは、「DOS拡張」です。
  69.     つまり、若干のコードがコンベンショナルローメモリに常駐するだけで、その他の部分
  70.         は拡張メモリにロードされます。これによって貴重なローメモリが節約できるほか、
  71.         1MB以上の物理メモリアドレスにマップされたハードウェアにドライバがアクセスできるよう
  72.         になります。
  73.  
  74.     ドライバを正しくインストールする方法については、カードのマニュアルを参照してください。
  75.     ほとんどの場合、インストール(セットアップ)プログラムの指示にしたがって操作すれば、
  76.         インストールが完了します。
  77.  
  78.     CardWorksはWindows 95の前に実行されます。CardWorksは、PCMCIA
  79.         カードに使用できるシステムリソースをシステムの起動時に決定しようとします。
  80.         CardWorksが使用中であるとマークしたリソースを、Windows 95が使用可能で
  81.         あると認識する場合があります。Windows 95のロード後、CardWorksは 
  82.         Windows 95がデバイスに割り当てたリソースをチェックします。  
  83.  
  84.     たとえば、CardWorksが起動中に使用可能なリソースをスキャンしたとき、IRQ 7
  85.     が使用中であるとマークしたとします。Windows 95がロードしたとき、
  86.         システムにプリンタが接続されていない場合、IRQ 7は一般的にローカルプリンタのため
  87.         に使用されるため、Windows 95は、IRQ 7が使用可能であると認識します。
  88.         CardWorksは、Windows 95がIRQ 7を使用可能と認識したことを検出し、
  89.         リソースデータベースを自動的に修正します。  
  90.  
  91.     起動中にカードを構成するとき、CardWorksが使用するリソースを含めたり、除外
  92.         するように設定できます。たとえば、起動時にCardWorksが構成するカードの
  93.         ためにIRQ 7を使用可能にするには、次の操作を行ないます。
  94.  
  95.        - CardWizardを開いて、[表示]メニューから[IRQ]を選択します。  
  96.        - [包含]を選択して[追加]ボタンをクリックします。
  97.        - マウスか矢印キーを使用してIRQ 7を選択します。
  98.        - [OK]ボタンをクリックして、システムを再起動します。
  99.  
  100.     システムの再起動後、IRQ 7が使用可能になります(Windows 95が起動
  101.         する前)。
  102.  
  103.  
  104. LANカードのためのNovellネットワークドライバ
  105. ------------------------------------
  106.     LAN PCカードのためにリアルモードのNovellネットワークサポートをインストールする前に、カードが
  107.         プラグアンドプレイによって既にサポートされていないことを確認してください。
  108.         サポートされていない場合は、カードに付属のNovellドライバをカードソフトウェアの指示に
  109.         したがってインストールしてください。一般的にはドライバは、AUTOEXEC.BAT、
  110.         STARTNET.BATまたはその他のバッチファイルにインストールされます。
  111.  
  112.     Windows 95のコントロールパネルの[ネットワーク]から[既存のODIドライバ]をアダプタとして
  113.         インストールします(このオプションが表示されない場合は、ネットワークの設定を確認して
  114.         ください)。Windows 95は、AUTOEXEC.BATまたはSTARTNET.BATがロードするドライバ
  115.         の[NETX]または[VLM]の部分を削除し、「Windows」ディレクトリのODIHLP.EXEドライバ
  116.         で置き換えます。Windows 95が常にこの操作を正しく行なうとはかぎらないので、
  117.         手動で修正する必要がある場合もあります。
  118.  
  119. DOSでのモデムの使用
  120. -----------------
  121.     Windows 95はDOSでのPCカードの使用をサポートしていません。DOSでモデムを
  122.         使用するには、CardSoftモードでモデムをインストールします。これを行なうには、
  123.         CARDID.INIという初期設定ファイルで設定を修正します。 
  124.  
  125.     DOSでモデムを使用するには、NoDosModemをNoに設定します(NoDOSModem=No)
  126.         これにより、Windows 95がロードする前に、CardWorksがモデムをDOSで構成し
  127.         ます。 
  128.  
  129. カードライブラリ
  130. ----------
  131.     起動中にCardSoftモードでカードを構成するため、CARDID.INIを使用するこ
  132.         とができます。こうしたカードの種類は、CARDID.INIファイルの最後にリストされ
  133.         ており、.CLBという拡張子を持ちます。
  134.     
  135.     CardSoftを有効にして起動時にカードを構成するには、.CLBの記述が
  136.         あり、コメントアウトされていないことが条件です。プラグアンドプレイドライバを
  137.         使用する場合は、ライブラリの行をコメントアウトしてください。
  138.     
  139.     ATAカードはプラグアンドプラグドライバでサポートされています。しかし、
  140.     CardSoftモードでカードを使用しなければならない場合もあります。たとえば、
  141.         プラグアンドプレイドライバを使用するとIRQを使用する必要がありますが、
  142.         CardSoftモードでは必要ありません。IRQのあまりないシステムでは、
  143.         CardSoftモードでカードを使用すると有効です。CardSoftモードでATAサポートを
  144.         有効にするにはGENATA.LIBライブラリからコメント(セミコロン)を削除します。この
  145.         Readmeファイルで後述する「PCカードハードディスク (またはATA) のフォーマット」の項
  146.         も参照してください。
  147.  
  148.         CARDID.INIを修正すると、これを有効にするためシステムを再起動する必要
  149.         があります。
  150.     
  151. CardSoftドライバのインストールの無効化
  152. ------------------------------
  153.     CardWorksは、プラグアンドプレイ機能を使ってPCMCIAカードに適切なドライバを 
  154.         インストールします。プラグアンドプレイドライバの中には、ドライバのプラグアンドプレイ
  155.         情報が、CardWorksがPCMCIAカードから読み取る情報と正確に一致しなくて
  156.         も動作するものがあります。
  157.  
  158.     CardWorksでは、カードが最初にシステムに挿入されたときのデフォルトの選択を無効
  159.         にして、プラグアンドプレイモードでカードを構成することができます。ドライバの選
  160.         択を無効にするには、CardWizardを実行しているコンピュータにカードをインストールし
  161.         ます。[カード情報]ウィンドウから構成するカードを選択します。[表示]メニューから
  162.         [プロパティ]を選択し、[ドライバ]タブをクリックします。[カードドライバの変更]を選択
  163.         して[プラグアンドプレイを使用]をクリックします。
  164.  
  165. コンピュータと同時にCardWizardを起動する利点
  166. ---------------------------------------
  167.     CardWorksは、CardWizardアプリケーションを自動的にシステムの[スタートアップ]グループ
  168.         にインストールするわけではありません。Windows 95と同時にCardWizardを
  169.         自動的に起動するには、[スタート]ー[設定]から[タスクバー]を選択
  170.         して、アプリケーションを[スタートアップ]グループに追加します。 
  171.  
  172.     CardWizardアプリケーションをWindowsとともに実行することで、システムに挿入された
  173.         カードの表示、システムリソースの使用状況のモニター、カード挿入時のアプリケーションの起動
  174.         およびサウンドファイルの再生が可能になるほか、プラグアンドプレイで構成された
  175.         カードを取り外す前に簡単に「中止」できます。
  176.  
  177.     PCMCIAカードの構成に問題がある場合、CardWizardが問題を解決することも
  178.         あります。CardWizardをWindowsとともに起動することで、構成の問題が
  179.         発生した場合、これを知らせるメッセージが表示されます。しかし、PCMCIA
  180.         の問題を診断するには、CardWizardをWindowsとともに起動する必要はあ
  181.         りません。CardWizardをいつでも起動して、ヘルプを参照してください。
  182.  
  183. CardWizardでのコピーと貼り付けの使用
  184. ----------------------------------
  185.     CardWizardでは、Wizardのヒント(問題の修復に関する説明)をファイルにコピー
  186.         して印刷できます。このテキストをWindowsのクリップボードにコピーするには、
  187.         コピーするテキストをマウスを使ってハイライト表示し、コントロールキー(通常「CTRL」と
  188.         表記されています)を押しながら「C」または「Insert」を押します。
  189.         Wizardのテキストがクリップボードにコピーされたので、これを「メモ帳」などの
  190.         テキストエディタに貼り付けて、印刷したりあとで見直したりできます。
  191.  
  192. ドッキングステーションでのCardWorksのインストール
  193. ----------------------------------
  194.     Windows 95がドッキングステーションでインストールされ、32ビットPCMCIAが有効になった
  195.         あと、CardWorksを追加する必要があります。CardWorksをインストールした
  196.         あとドッキングステーションを購入した場合は、ドッキングステーションでのPCカードスロットを
  197.         サポートするためCarsWorksを削除して、再インストールしてください。CarsWorks
  198.         の削除については、次項の「CardWorksのインストール解除」を参照してください。
  199.  
  200. CardWorksのインストール解除
  201. ---------------------
  202.       CardWorksの前バージョンにはインストール解除プログラムがありません。前バージョン
  203.       のCardWorksをインストール解除するには、次の手順にしたがってください。
  204.  
  205.       注意: コンピュータがドッキング可能に設定されていて、ドッキングステーションにPCカード
  206.             スロットがある場合は、CardWorksのインストール解除を開始する前に、
  207.             コンピュータをドッキングしてください。
  208.  
  209.       1. まずCardWorksを[スタート]メニューから削除します。(Windows 95の起動時に
  210.          自動的にタスクバーに表示されるようにインストールした場合)
  211.            ・ [スタート]ー[設定]ー[タスクバー]を選択します。
  212.            ・ [スタートメニューの設定]タブを選択します。
  213.            ・ [削除]ボタンをクリックします。
  214.            ・ CardWorksを選択して、[削除]ボタンをクリックします。 
  215.            ・ 項目の削除を確認します。
  216.  
  217.       2. 前バージョンのCardWorksをWindowsとともに起動するようにインストールした
  218.          場合は、[スタートアップ]をリスト内でダブルクリックします。[CardWizard]を選択して
  219.          (このエントリが存在する場合)削除をクリックします。   
  220.  
  221.       3. [ショートカットやフォルダの削除]ダイアログボックスを閉じ、[タスクバーのプロパティ]
  222.          ダイアログボックスで[OK]を押します。
  223.  
  224.       4. デスクトップからCardWizardアプリケーションへのすべてのショートカットを削除します。
  225.          削除するには、アイコンを右マウスクリックして[削除]をクリックします。
  226.  
  227.       5. Windows 95に付属の基本的なPCカードサポートを使用するには、Windows 95
  228.          のデバイスマネージャを使ってCardWorksをインストール解除してください。
  229.            ・ CardWorksをインストール解除するには、コントロールパネルを開き([スタート]ー
  230.                  [設定]ー[コントロールパネル])、[システム]アイコンを選択します。このアイコン
  231.                  を開き、[デバイスマネージャ]タブを選択します。
  232.            ・ PCMCIAソケットをダブルクリックし、PCMCIAコントローラを選択します。[削除]
  233.                  ボタンを使ってPCMCAコントローラを削除します([デバイス削除の確認]ダイア
  234.                  ログボックスで[OK]をクリックして削除を完了します)。
  235.  
  236.       6. Windowsがシステムの再起動を求めます。システムを再起動したあと、コントロールパネル
  237.          を開いて[システム]アイコンを選択します。 
  238.            ・ このアイコンを開いて[デバイスマネージャ]タブを選択します。 
  239.            ・ PCMCIAコントローラのエントリを調べます。これが表示されない場合は、
  240.                  コントロールパネルの[ハードウェア]を使用してPCMCIAサポートを追加します 
  241.                  (上記の手順2を参照してください)。PCMCIAコントローラのエントリの
  242.                  上にx印がある場合は、[プロパティ]ボタンを押します。
  243.            ・ デバイスの状態を調べます。[デバイスの使用]セクションで状態が使用
  244.                  不可のときは、[ドック解除]ボックスにチェックマークを入れて、[OK]
  245.                  を押します。PCMCIA Wizardにしたがって、PCMCIAを使用可能に
  246.                  してください。  
  247.  
  248.       7. Windows 95のPCMCIA(PCカード)を追加するための詳細な情報については、
  249.          Windows 95のヘルプを参照してください。注意: CardWorksを再インストール
  250.          する前に、Windows 95 PCMCIAサポートを完全に再インストールしてください。
  251.          これを怠ると、CardWorksをインストールするときにエラーダイアログボックス(前項を
  252.          参照)が表示されます。
  253.        
  254.          注意: システムによっては、PCMCIAコントローラがWindowsの再起動時に再検出
  255.                され、[デバイスマネージャ]タブにPCMCIAコントローラのアイコンと「このデバイス
  256.                は正常に動作しています」というメッセージが再表示されます。
  257.                こうしたシステムでは、[ドック解除]ボックスのチェックボックスのチェックを
  258.                はずし、[OK]を選択します。Windowsがコンピュータの再起動を確認
  259.                してきたら、[いいえ]を選択し、もう一度PCMCIAコントローラの
  260.                [プロパティ]をクリックします。[デバイスの使用]セクションで[ドック解除]
  261.                ボックスにチェックマークを入れます。これによって、PCMCIA Wizardが
  262.                起動し、ネイティブの32ビットPCMCIAサポートが使用可能になります。
  263.  
  264.          注意: システムによっては、インストール解除を完了するために、次のような作業を
  265.                必要とするものもあります。
  266.                  ・ コントロールパネルを開き[システム]アイコンを選択します。  
  267.                  ・ このアイコンを開いて[ドライブマネージャ]タブを選択します。 
  268.                  ・ [システムデバイス]アイコンを選択して開きます。
  269.                  ・ [PCIバス]アイコンを選択して開きます。
  270.                  ・ [設定]タブを選択して、[標準]をクリックします。
  271.                  ・ [IRQ Steering]タブを選択して、[標準]をクリックします。
  272.                  ・ [OK]を選択してデバイスマネージャを閉じます。
  273.                  ・ システムを再起動します。
  274.  
  275. PCカードハードディスク(またはATA)のフォーマット
  276. ----------------------------------
  277.     ATAINIT.EXEはPCカードハードディスクドライブを低レベルフォーマットするプログラムです。
  278.         このハードディスクはいったんフォーマットされると、MSーDOSのFORMATコマンドで再
  279.         フォーマットできるため、このプログラムを使用することはまれです。
  280.         ATAINIT.EXEは、MS-DOSウィンドウでは動作しません。
  281.  
  282.     ATAINITを使用するには、CardWorksのホームディレクトリでCARDID.INIを編集します。
  283.         次の行からセミコロンを削除してください。 
  284.  
  285.         ;CardLib=GENATA.CLB
  286.  
  287.     次に、[スタート]メニューから[Windowsの終了]オプションを使用して、コンピュータを再起動
  288.         します。フォーマットするPCカードハードディスクを挿入し、CardWizardを使って、カード
  289.         ドライバを[CardSoftモード使用]に変更します。カードを再挿入して、CardWizard
  290.         がカードが正しく構成されているを認識するかどうか確認します。CardSoftモード
  291.         でハードドライブが使用するドライブ文字をメモします。[スタート]メニューから[Windowsの
  292.         終了]を選択して、[MSーDOSモードでコンピュータを再起動する]を使用します。再起
  293.         動したらCardWorksのホームディレクトリに移動し、ATAINITおよびCardSoftのドライブ
  294.         文字を入力します。たとえば次のようにタイプします。
  295.  
  296.         ATAINIT D:
  297.  
  298.     PCカードハードドライブはフォーマットの必要があります。FORMATコマンドを使ってドライブ
  299.         をフォーマットします。方法についてはCardWizardのヘルプの「ATAカードのフォーマット」
  300.         を参照してください。ドライブをフォーマットしたら、先ほどCARDID.INIから削除し
  301.         たセミコロンを元に戻します。
  302.  
  303. 制限
  304. ----
  305.       EMM386.EXEの必要性
  306.  
  307.     CardWorksが正しく機能するためにEMM386.EXEが必要です。 
  308.     CardWorksはセットアップ時にEMM386.EXEをCONFIG.SYSにインストールします。
  309.         また、これを削除しないようにというコメントもCONFIG.SYSに挿入されます。
  310.         EMM386.EXEがない場合は、「Windows保護エラー」というエラーメッセージが表示
  311.         される場合があります。
  312.  
  313.       アプリケーションの起動
  314.  
  315.     CardWizardのアプリケーション起動機能は、プログラム名のカードへの割り当てのみに
  316.         現在のところ限られています。プログラムのコマンドラインは、Wizardの
  317.         [アプリケーション起動設定]ダイアログボックスでは追加できません。コマンドラインオプションを
  318.         追加するには、WIZ.INIファイルを編集します。コマンドラインをアプリケーションに追加する
  319.         には、まずWizardを使用してアプリケーションをカードに割り当てます。次にテキストエディタ
  320.         で「Windows」ディレクトリにあるWIZ.INIを編集します。[APPLICATIONS]セクションで
  321.         プログラム名を見つけ、最後にコマンドラインを追加し、ファイルを保存します。
  322.  
  323.     CardWorksが、以前から挿入されていたカードの構成に問題を検出した場合、
  324.         CardWizardは自動的には起動しません。
  325.  
  326.     CardWizardは、CardSoftモードで構成されたPCカードのメモリリソースを表示しますが、
  327.         プラグアンドプレイモードで構成されたPCカードのメモリリソースは表示しません。
  328.  
  329.     コントロールパネルの[PCカード]には、CardSoftモードで構成されたカードは表示されません。
  330.         (CardWizardはプラグアンドプレイモードとCardSoftモードで構成したカードを表示します)
  331.         CardWizardは、コントロールパネルの[PCカード]で使用中止したカードを、使用中止したカード
  332.         として認識しません。
  333.  
  334.     ATAINITはMS-DOSウィンドウでは動作しません。前述の「PCカードハードディスク 
  335.         (またはATA)のフォーマット」の項を参照してください。
  336.     
  337.       メモリウィンドウの構成
  338.  
  339.     CardWorksは、64Kウィンドウメモリを使用して上位メモリブロック(UMB)のD000-DFFF
  340.         の範囲にインストールされます。多くのノートブック型パソコンは、他の機能
  341.         のためにUMBの容量を多量に消費しており、Dセグメント(D000-DFFF)と Cセグメント
  342.         の一部(CC00-CFFFまたはC800-CFFF)だけが使用可能なUMB領域です。今回の
  343.         CardWorksのインストールにより、Dセグメントがすべて使用され、UMBの使用可能領域
  344.         は非常に少なくなります。
  345.  
  346.         メモリが16MBに満たないシステムでは、PCカードは必要なメモリのほとんどを8MBから
  347.         16MBの範囲の拡張メモリに依存します。しかし、16MBのメモリで構成されたシステム
  348.         では、PCカードはUMBメモリを使ってそのメモリウィンドウを配置します。これに加えて、
  349.         メモリを必要とするカードドライバには、16MB以上の物理メモリを持つシステムにおいて
  350.         は、UMBを使用するものもあります。  
  351.  
  352.     CardWorksのインストール後、すべてのドライバが必要とするUMBの合計が、使用でき
  353.         るUMBの範囲を超えてしまう可能性があります。この結果、CardWorksをインス
  354.         トールしても正しく構成されないカードがでてきます。特にバッファにマップしたメモリ
  355.         を使うLANカードにこの問題がよく発生します。
  356.  
  357.     この問題を解決するために、Cardworksが使用するUMBを、以下の要領で
  358.         減らすことができます。
  359.  
  360.     1.) CSALLOC.INIを修正します。 
  361.  
  362.         MEMEXCLUDE=C000-CFFF,E000-EFFF
  363.  
  364.         という行を次のように変更します。
  365.  
  366.         MEMEXCLUDE=C000-CFFF,D800-EFFF
  367.  
  368.     2.) SYSTEM.INIを修正します。
  369.  
  370.         EMMEXCLUDE=D000-DFFF
  371.  
  372.         という行がある場合は、次のように修正します。
  373.  
  374.         EMMEXCLUDE=D000-D7FF
  375.  
  376.     3.) EMM386.EXEがロードする場合はCONFIG.SYSを修正します。 
  377.  
  378.         device=emm386.exe noems x=d000-dfff
  379.  
  380.         という行を次のように変更します。
  381.  
  382.         device=emm386.exe noems x=d000-d7FF
  383.  
  384. 既知の問題
  385. ----------
  386. 1. インストール解除
  387.  
  388. a. UNINST.EXEのバージョン 2.20.916.0以降がWindowsディレクトリにない場合は、 
  389. コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」のリストが正常に機能しません。該当
  390. するバージョンのUNINST.EXEをお持ちでない場合で、CardWorksをインストール解除す
  391. る場合は、「CardWorksのインストール解除」の項の指示に従ってください。
  392.  
  393. b. インストール解除プログラムを実行すると、システムが自動的に再起動します。
  394.  
  395. 2. インストール
  396.  
  397. CONFIG.SYSがNULL文字で終わっているシステムにCardWorksをインストールすると、
  398. インストールを正常に完了することができません。この場合、CONFIG.SYSファイルを
  399. 修正して最後のNULL文字を削除してから、CardWorksをインストールしてください。
  400.  
  401. 3. 一般的な問題
  402.  
  403. a. Margi Zoomed Videoのドライバをロードするときに、CardSoftモードで設定した
  404. 多機能カードが挿入されていると、青い画面が表示されたり、Windows保護エラー
  405. が発生することがあります。
  406.  
  407. b. CardWorksがインストールされていると、PkzipとPkunzipがWindows95 DOSボックス
  408. で機能しないことがあります。PkzipとPkunzipを使用するときに -3 コマンドライン
  409. を追加することにより、この問題を修正できます。
  410.  
  411. 4. HP 5700 Polarisに関する問題
  412.  
  413. SRAMまたはフラッシュカードをスロットに挿入したままソフトリブートを行うと、EMM386.EXEの
  414. ロード中にシステムがハングアップする可能性があります。
  415.  
  416. 5. IBM 760Eに関する問題
  417.  
  418. 書き込み禁止のSRAMカードのフォーマットが完了したというレポートが、誤ってWizardに
  419. 表示されます。 
  420.  
  421. 6. HP OmniBook 800
  422.  
  423. a. Xスイッチがすでに範囲を持つ場合、インストールの際にCONFIG.SYSのEMM386.EXEに
  424. X=D000-D7FFスイッチが追加されません。範囲が不適当な場合(例: X=D000-D4FF)
  425. は、手動でX=D000-D7FFに変更してください。
  426.  
  427. b. CONFIG.SYSにDOS=Hが既に含まれる場合、DOS=HIGH,UMBは追加されません。
  428.  
  429. c. Viper 170MB ATAカードが挿入されていると、サスペンドから再開するときシステムが
  430. ハングアップする可能性があります。
  431.  
  432. 7. Toshiba Techra 730
  433.  
  434. a. 属性/メモリユーティリティからカードを消去すると、Wizardを閉じて再び開くか、カード
  435. を取り出して再挿入するまで、Wizardのフラッシュカードの属性にカードのファイルシステムが
  436. 表示されません。
  437.