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Text File  |  1999-04-26  |  11KB  |  195 lines

  1.  
  2.                                                               ND-21928(J) 第三版
  3. ================================================================================
  4. ご使用の前に必ずお読み下さい
  5. ================================================================================
  6. 【管理番号】  ND-21928(J) 第三版
  7. 【文書名】  ご使用の前にお読み下さい
  8. 【著作権者】 日本電気株式会社
  9. 【対応機種】 AtermIR450/D,AtermIR450
  10. 【対象ユーザ】AtermIR450シリーズをご使用のお客様
  11. 【転載条件】 転載禁止
  12. ================================================================================
  13.                                     平成11年4月
  14.                                  日本電気株式会社
  15.  
  16. --[1]---------------------------------------------------------------------------
  17.  ルータ機能で「自動接続を許可」と設定した場合は、以下の要因等により「意図しない
  18.  発信」が行われることがあります。これに伴い「意図しない課金」が発生しますので、
  19.  以下の要因等を防止するか、コネクションマネージャで通常は「自動接続を禁止」と設
  20.  定し、通信を行うときにだけ「自動接続を許可」と設定してお使い下さい。
  21. --------------------------------------------------------------------------------
  22.  
  23. □ケース1
  24. Windowsa95またはWindowsa98では、MicrosoftネットワーククライアントやMicrosoftネッ
  25. トワーク共有サービスのようなネットワークをTCP/IPにバインドした場合、ユーザ
  26. の意思とは関係なく、Windowsが一定期間ごとにパケットを送信するため、 そのパケット
  27. をきっかけに発信してしまいます。
  28. この問題を回避するためにはAtermIR450に接続されている全てのパソコンのネットワーク
  29. 設定に注意が必要です。具体的には、TCP/IPをLANドライバに関連づける設定に
  30. おいて、MicrosoftネットワーククライアントやMicrosoftネットワーク共有サービスのよ
  31. うなネットワークをバインドしないでください。WindowsNTa4.0の場合も、 同様のご注意
  32. をお願いします。
  33.  
  34. [補足1]
  35. USBポートで接続したパソコンのネットワークのバインドをはずす方法
  36. (1) タスクバーの「スタート」->「設定」->「コントロールパネル」の順に選択します。
  37. (2) 「ネットワーク」をダブルクリックします。
  38. (3) 「TCP/IP -> Aterm USB LAN Driver」を選択し「プロパティ」をクリックします。
  39. (4) 「バインド」タグ内のネットワークのチェックをはずし、「OK」をクリックします。
  40. (5) 「OK」をクリックし、「ネットワーク」画面で「OK」をクリックします。
  41. (6) パソコンを再起動し、新しい設定を有効にしてください。WindowsNT4.0の場合も同様
  42.  
  43. [補足2]
  44. AtermIR450でLANを利用する場合、EthernetポートとUSBポートをお使い頂けます。
  45. ご利用の形態によって、次の設定をお勧めいたします。
  46. (1) EthernetポートだけでLANを使う(USBポートを使わない)場合
  47. 「Microsoftネットワーククライアント」や「Microsoftネットワーク共有サービス」を利
  48. 用してネットワークを共有するときには、TCP/IP以外のプロトコル(NetBEUIやIPX
  49. /SPX)も組み込み、それらとバインドしてご使用ください。
  50. (2) USBポートだけでLANを使う(Ethernetポートを使わない)場合
  51. USBポートはTCP/IPプロトコルのみでのご利用となりますので、、TCP/IP
  52. プロトコルをご利用ください。この場合、   「Microsoftネットワーククライアント」や
  53. 「Microsoftネットワーク共有サービス」のようなネットワークはご利用になれません。
  54. (3) EthernetポートとUSBポートでLANを使う場合
  55. 「Microsoftネットワーククライアント」や「Microsoftネットワーク共有サービス」を利
  56. 用してEthernetポートとUSBポートでネットワークを共有するときには、TCP/IP
  57. プロトコルをバインドしてご使用ください。 この場合、Windowsが一定期間ごとにパケッ
  58. トを送信し「意図しない発信」が行なわれるため、お手数ですが通常はコネクションマネ
  59. ージャで「自動接続を禁止」に設定していただき、通信を行なうときだけ「自動接続を許
  60. 可」としてご利用ください。
  61.  
  62. □ケース2
  63. NetBIOSをTCP/IPにバインドした場合、ユーザの意思とは関係なく、Windowsが一定
  64. 期間ごとにパケットを送信するため、そのパケットをきっかけに発信してしまいます。
  65. この問題を回避するためには、NetBIOSをTCP/IPにバインドしないで(Windowsの初
  66. 期状態ではNetBIOSがバインドされています)ご使用いただくか、Windows用コネクション
  67. マネージャをご使用になり、「NetBIOSをフィルタする」に設定してご使用ください。
  68.  
  69. □ケース3
  70. Windowsのネットワークプロパティの設定で「WINSのNAME解決にDNSを使用する」をONにす
  71. ると、ユーザの操作とは関係なく、WINSのNAME解決を行なうためにWindowsがDNSの問い合
  72. わせパケットを送信します。
  73. この問題を回避するためには、ネットワークプロパティのTCP/IPプロパティ上で、
  74. この機能をOFFするか、Windows用コネクションマネージャをご使用になり、「NetBIOS
  75. をフィルタする」に設定してご使用ください。
  76.  
  77. □ケース4
  78. NetscapeのWWWブラウザでは、WWWブラウザの終了時に相手にIPパケット
  79. を送信することがあります。ブラウザの終了前に自動切断または手動切断で通信が切断さ
  80. れている場合には、このWWWブラウザの終了パケットで再び発信されることになります。
  81. この問題を回避するためには、WWWブラウザを先に終了させてから切断するか、他のブ
  82. ラウザをご利用ください。
  83.  
  84. □ケース5
  85. 一部のアプリケーションによっては、定期的に外部ネットワークへアクセスするものがあ
  86. ります。これらのアプリケーションは起動されているだけで定期的に自動発信を引き起こ
  87. します。この問題を回避するためには、これらのアプリケーションを起動したままにはし
  88. ないでください。
  89.  
  90. [補足]
  91. 「コントロールパネル」->「インターネット」プロパティの「詳細設定」の「定期的に購
  92. 読の更新を自動で実行」のチェックが入っていると、自動的に発信することがあります。
  93.  
  94.  
  95. --[2]---------------------------------------------------------------------------
  96. 本製品のUSBドライバは、他のLANボードまたはLANカード等と同時使用できません。
  97. 切り替えてご利用下さい。
  98. --------------------------------------------------------------------------------
  99.  
  100. Windowsa95またはWindowsa98でUSB接続をご利用の場合、Aterm USB LAN Driverは他のLAN
  101. ボードまたはLANカード等との同時使用はできません。Aterm USB LAN Driverをご使用
  102. の際は、他のLANボードまたはLANカード等のドライバを「使用しない」にしてください。
  103.  
  104. [補足1]
  105. ドライバを「使用しない」に設定する方法
  106. (1)タスクバーの「スタート」->「設定」->「コントロールパネル」の順に選択します。
  107. (2)「システム」をダブルクリックします。
  108. (3)「デバイスマネージャ」タグ内の「ネットワークアダプタ」をクリックし、他のLA
  109.    NボードまたはLANカードを選択します。
  110. (4)「プロパティ」をクリックします。
  111. (5)「情報」タグ内の「このハードウェア環境で使用不可にする」をチェックします。
  112. (6)「OK」をクリックし、「システムのプロパティ」画面で「OK」をクリックします。
  113.  
  114. [補足2]
  115. パソコンをUSB接続からLANボード(カード)接続に変更する場合、上記の「デバイスマネ
  116. ージャ」の「ネットワークアダプタ」の設定画面で「Aterm USB LAN Driver」を無効にし
  117. 、LANボード(カード)を有効にしてください。
  118.  
  119.  
  120. --[3]---------------------------------------------------------------------------
  121. 本製品には次の制約条件があります
  122. --------------------------------------------------------------------------------
  123.  
  124. (1)ナンバーディスプレー機能について
  125. AtermIR450では、NTTの「INSナンバーディスプレイ」サービスにご加入いただくこと
  126. でアナログポートに接続したナンバーディスプレー対応電話機の表示部に発信者番号を表
  127. 示させることができます。ただし、(A)発信者が公衆電話をお使いになった場合、 または
  128. (B)「184」をつけて発信された場合には、 電話機には「ヒョウジケンガイ」が表示さ
  129. れます。今後のバージョンアップにて、(A)の場合は「コウシュウデンワ」を、(B)の場合
  130. は「ヒツウチ」を表示させるよう改善致しますが、当面制約条件とさせていただきます。
  131.  
  132. (2)ゲームサーバとの接続やリアルプレーヤー再生については、今後のサポートです。
  133.  
  134. (3)1台のPCでAtermIR450のTA機能とルータ機能を使用するときのご注意
  135. Windows95/98パソコンでAtermIR450のTA機能を使って、プロバイダにダイアルアップ 
  136. 接続した場合、ダイアルアップしたパソコンが同時にAtermIR450とLAN(10Base-Tまた
  137. はUSBポート)で接続されていると、ルータからの発信も行なわれます。
  138. これは、WindowsがLAN(10Base-TまたはUSBポート)上にDNSパケットを送出するために発
  139. 生いたします。TA機能で接続される場合、LAN(10Base-TまたはUSBポート)接続はとり
  140. はずして頂けますようお願いします。
  141.  
  142. (4)UUIメールEXでのSUBJECT対応については、今後のサポートとなります。
  143.  
  144.  
  145. --[4]---------------------------------------------------------------------------
  146. コネクションマネージャについて
  147. --------------------------------------------------------------------------------
  148.  
  149. 本製品に添付のコネクションマネージャを同一LAN上にWindowsとWindows以外のPCが混
  150. 在する環境にてご使用いただくにあたり、以下の点にご注意ください。
  151.  
  152. (1)NetBIOSによるパケットの送出等による意図しない発信の恐れが無い環境(NetBIOSを
  153. フィルタしない設定環境)において、自動接続にてご使用いただく上ではWindows用コネ
  154. クションマネージャ、Macintosh用コネクションマネージャ及びWEB設定を混在させて
  155. デフォルトルートの変更にご使用いただく事が可能です。
  156.  
  157. (2)その他の場合は必ずWindows用コネクションマネージャのみをご使用ください。
  158.  
  159. <技術説明>
  160. Windows用コネクションマネージャは、NetBIOSパケットによる意図しない発信を防止する
  161. ためにフィルタリングの設定を行っております。このフィルタリング設定はWEB設定及
  162. びMacintosh用コネクションマネージャでは設定と解除ができません。従ってWindows用コ
  163. ネクションマネージャを「自動接続しない」、 または「NetBIOSフィルタする」の設定で
  164. お使いの場合、WEB設定やMacintosh用コネクションマネージャとを混在してご使用になる
  165. と、意図しない発信や発信不可等の不具合が発生する場合があります。
  166. 各コネクションマネージャの設定内容とデフォルトルート及びフィルタリングの設定との
  167. 関係を下表に示します。
  168.  
  169. 表1●Windows用コネクションマネージャ
  170.  
  171. +---------------+-----------------------------+--------------------------------+
  172. |設定内容       |NetBIOSフィルタしない        |NetBIOSフィルタする             |
  173. |---------------+-----------------------------+--------------------------------|
  174. |自動接続する   |デフォルトルート:            |デフォルトルート:               |
  175. |               | 選択した接続先を設定        | 選択した接続先を設定           |
  176. |               |フィルタ:                    |フィルタ:                       |
  177. |               | No.53,137,138,139を         | No.53をフィルタ(除外)しない    |
  178. |               | フィルタ(除外)しない        | No.137,138,139をフィルタ(除外) |
  179. |---------------+-----------------------------+--------------------------------+
  180. |自動接続しない |デフォルトルート:なし        |デフォルトルート:なし           |
  181. |               |フィルタ:                    |フィルタ:                       |
  182. |               |No.53をフィルタする(除外)    |No.53,137,138,139を             |
  183. |               |NO.137,136,139を             |フィルタ(除外)する。            |
  184. |               |フィルタ(除外)しない         |                                |
  185. +---------------+-----------------------------+--------------------------------+
  186.  
  187. 表2●Macintosh用コネクションマネージャ
  188.  
  189. 設定内容    デフォルトルートの設定
  190. 自動接続する    なし
  191. 自動接続しない    選択した接続先
  192.  
  193. ==============================================================================
  194.                                                             以上
  195.