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/ DOS/V Power Report 1998 January (DVD) / VPR980100.ISO / DRIVER / IBM / LT330B / LT330B.EXE / README.TXT < prev    next >
Text File  |  1997-08-27  |  6KB  |  133 lines

  1. Aptiva モデム K56flex 対応 ドライバー アップグレード 手順書
  2.  
  3. 【ドライバーの説明】
  4. このアップグレードは、下記の対応機種にある Aptiva に搭載されている
  5. K56flex対応モデムのドライバーをバージョンアップして、K56flex のプロトコル
  6. を使用可能にするものです。 
  7. バージョン番号は、Version 3.30B になります。
  8.  
  9. これまでは、アナログ電話回線を使っての通信は、最高33.6kbpsで、さらに
  10. 高速の通信を望めば、ISDN などの回線を引く必要がありました。
  11. K56flex技術は、一般のアナログの電話回線を使用します。
  12. ただし、モデムからインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)までの電話
  13. 回線網の中で、アナログの部分は、PC から加入者回線のNTT交換機までで、
  14. そこからプロバイダーまでの中継網はすべてデジタル化されていることが必要です。
  15.  
  16. K56flex技術を使った通信は、プロバイダー(ISP)からPCへの受信方向の通信に
  17. 対してのみ可能で、PC からプロバイダー(ISP)への方向(送信方向)には、
  18. 最高 33600bps の通信速度になります。
  19.  
  20. K56flex の接続を可能にするには、相手のインターネット・サービス・プロバイ
  21. ダー用のモデムが同じK56flex技術をサポートしていなくてはいけません。
  22. その他の通信では、K56flexモデムを付けた PC 同士でデータ通信しても、最高
  23. で33600bpsの速度になります。また、ファックスでは、最高14400bps、一般の
  24. モデムとの接続では、最高33600bpsの速度です。
  25.  
  26. 現在のところ、56kbps技術はまだ、標準化されておらず、いくつかの会社が独
  27. 自の規格を提唱しています。このモデムは、ソフトウェア・アップグレードに
  28. よって、 Lucent Technologes社とRockwell社の提唱している K56flexという
  29. プロトコル規格をサポートしています。
  30.  
  31. 実際に高速の通信速度を実現するには、回線品質が良い必要があります。
  32. 回線品質は、PC から電話局の交換機までの距離や、回線の混み具合などに影
  33. 響されます。回線状況が十分でない場合、通信速度は、段階的に低下します。  
  34.  
  35. 【接続確認済のインターネット・サービス・プロバイダー】
  36. このドライバーを使用してK56flex接続が確認されたインターネット・サービ
  37. ス・プロバイダーは、以下の通りです。
  38.  
  39. ●ASCII Internet Exchange             (http://www.aix.or.jp/)
  40. ●Internet WIN (横浜アクセスポイント)(http://www.win.or.jp/)
  41.  
  42. K56flex対応のインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)でも、最高速度が
  43. 33600bps でしか接続できない場合があります。その場合は、加入されている
  44. ISPにお問い合わせください。
  45.  
  46. 【今後のバージョンアップに関して】
  47. 今後のバージョンアップ情報は、IBMのホームページ「あぷてぃばらんど」
  48. にてお知らせします。
  49.  
  50. 【対応機種一覧】
  51. APTIVA T8B (2161-T8B)
  52. APTIVA T8C (2161-T8C)
  53. APTIVA T8E (2161-T8E)
  54. APTIVA T8F (2161-T8F)
  55. APTIVA T9D (2161-T9D)
  56. APTIVA T9E (2161-T9E)
  57. APTIVA TAE (2161-TAE)
  58. APTIVA TAF (2161-TAF)
  59.  
  60. 【インストール前の確認】
  61. 1.コントロールパネルの中のモデムのアイコンをダブルクリックします。
  62. 2.「次のモデムがセットアップされています。」の欄の中に、
  63.     「LT Win Modem」があることを確認します。
  64. 3.もし、「LT Win Modem #2」などの表示がある場合は、
  65.     「LT Win Modem」で始まる項目をすべて削除して、システムを再起動
  66.      してください。Windows95 のプラグアンドプレイ機能によって、
  67.      自動的に最適な構成に戻ります。
  68. 4.再度、2.に戻って確認してください。
  69.  
  70. 【インストール手順】
  71. 1. 「スタート」をクリックし、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
  72. 2.  インストールプログラムを解凍したフォルダーの中の「setup.exe」を指定して、
  73.       OKをクリックします。
  74. 3. 「Installing Modem Drivers for LT Win Modem」の画面が出てきたら、
  75.      「Next >」をクリックします。
  76. 4.  インストールするディレクトリーの指定では、そのまま「Next >」を
  77.       クリックします。
  78. 5.  ファイルのコピーが終了したところで、「Finish」をクリックすると、
  79.       システムが再起動されます。
  80. 6.  システムの起動途中で、プラグアンドプレイが働き、新しいドライバーの
  81.       再構成が始まります。
  82. 7.  通常は、手順 6.までで、インストールは、完了します。
  83.       ウィザードが正常終了した場合は、以下の手順は必要ありません。
  84.       Windows95の設定によっては、さらに次の画面が表示されることがあります。
  85.        「  デバイスドライバウィザード
  86.            このウィザードで次のインストールができます。
  87.             LT Win Modem                               」
  88.       この画面が出てきた場合は、「次へ >」をクリックしてください。
  89. 8.  次に、「このデバイス用のドライバが見つかりませんでした。」
  90.       と表示されます。
  91.      「場所の指定 (O)」をクリックしてください。
  92. 9. 「場所の指定」の画面で、「参照 (R)」をクリックしてください。
  93. 10.「 Aptiva(C:) \Windows \Options \Cabs 」をハイライトにして選択して、
  94.        OK をクリックしてください。
  95. 11. OK をクリックしてください。
  96. 12.「完了」をクリックしてください。
  97.        新しいドライバが再構成されます。
  98. これで、インストールは終了です。
  99.  
  100. 【インストール後のアプリケーションの再設定】
  101. インストール後、各アプリケーションの使用するモデムを再指定する
  102. 必要があります。
  103. モデムを使うアプリケーションとしては、主に次のものがあります。
  104. ●リングセントラル(RingCentral)
  105. ●ダイヤルアップ ネットワーク
  106.  
  107. モデムの指定方法を以下に説明します。
  108.  
  109. リングセントラル(RingCentral)の場合
  110. 1.リングセントラルを起動します。
  111. 2.「メニュー」ボタンをクリックします。
  112. 3.「オプション」ボタンをクリックします。
  113. 4.「モデム」タブを選択します。
  114. 5.「モデム」の欄にある「選択」をクリックします。
  115. 6.「COMポート選択」の画面で、▼ をクリックして、選択肢から、
  116.      「LT Win Modem」を選択し、OK をクリックします。
  117.       再度、OK をクリックして、「オプション」 を閉じてください。
  118.  
  119. ダイヤルアップネットワークの場合
  120. 1.「デスクトップ」にある「マイコンピュータ」をダブルクリック
  121.      します。
  122. 2.「ダイヤルアップネットワーク」のフォルダーをダブルクリック
  123.      します。
  124. 3.すでに作成してある接続先のアイコンを右クリックして、プロパティ
  125.     をクリックします。
  126. 4.「接続の方法」の欄で、▼をクリックして、「LT Win Modem」を
  127.      選択して、OK をクリックしてください。
  128.  
  129. その他のモデムを使用するアプリケーションにも、「モデムの選択」や、
  130. 「使用するCOMポートを選択」する設定画面 があります。
  131. 念のため、各アプリケーションについて、設定を見直してください。
  132.  
  133. 以上でLT Win Modem のドライバーアップグレード手順は完了です。