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DOS/V Power Report 1998 January (DVD)
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IRCLIP21
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IRCLIP21.LZH
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README.TXT
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Text File
|
1996-05-12
|
14KB
|
358 lines
===========================================================================
【ソ フ ト名】 IrClip IrDA赤外線クリップボード Ver2.1
【登 録 名】 IRCLIP21.LZH
【バイト 数】
【検索 キー】 1:赤外線 2:IBMIR.DLL 3:IRCLIP 4:$IrDA 5:#WIN32
【著作権 者】 岡田 宏 HFH00416@niftyserve.or.jp
【掲 載 者】 岡田 宏 HFH00416@niftyserve.or.jp
【転 載 元】 --------- (転載の場合表記)
【転 載 者】 --------- (転載の場合表記)
【対応 機種】 IrDA対応赤外線装置搭載のDos/vマシン
【対応 OS】 Windows95(ファイル転送可能!IBM社又はマイクロソフト社の赤外線ドライバ)
Windows3.1+Win32S(IBM社の赤外線ドライバ)
【動作 確認】 以下全てIBM社の赤外線ドライバで確認
IBM AT compatible machine+IBM赤外線通信アダプタ
IBM AT compatible machine+RS-232Cクロスケーブルでの直結
IBM ThinkPad230CS 530 701 755
DEC HiNote Ultra
IBM Smart PC Card Drive
IBM PCMCIA Serial IR Adapter Card
東芝BREZZA PV-3000
【公 開 日】 1996.5.12
【掲 載 日】 1996.5.12
【作成 方法】 LHAにて解凍 A>LHA E IRCLIP21.LZH<リターン>
【転載 条件】 著作権者に承諾をとる事、またREADME.TXTを含め全ファイル添
付及び著作権表示等を変更しない事.
===========================================================================
まずは、ReadmeTxt(このファイル)を最後までお読み下さい。
このソフトウェアはクリップボードにコピーしたデータを赤外線に乗せて、他
のデバイスに送信するソフトウェアです。
対応しているクリップボードの形式は文字、画像、音をサポートするだけでなく
Win95のデスクトップやエクスプローラを利用すればファイルもクリップボード
経由で転送する事が可能である!
他のフリーウェアやパッケージソフトとの違い
IrClipはIBMIR.DLLを利用できIrDA Ver1.1仕様の1.15Mbps高速通信をサポートして
いる。(IrDA-SIRは115.2Kbps)
IrClipはマイクロソフト社の赤外線ドライバ(115.2Kbps固定)もサポートしている。
ます。
IrClipは独自のファイラー(シェル)をもたない。ファイル転送する時もフォルダ
やファイルをクリップボードにコピーするだけなので、操作性が一貫しているので
使い易い。
IrClipは32ビットAPIをコールするソフトウェアなので、ロングファイル名でも
そのまま転送できる。
IBM高速通信機能とロングファイル名の両方をサポートしていたり、
マイクロソフトのドライバもサポートしているのは
現在(96/4/14)時点でこのIrClip以外には存在しない。
1:使用条件
※※※※※※※※※※※※IrClip.exeの使用条件※※※※※※※※※※※※※
このソフトウェアの使用により、生じたいかなる損害も保証しません。
このバージョンのIrClipはフリーウェアです。
動作状況のレポートをメール下さい。
上記条件に同意された場合にのみ、導入を行って下さい。
条件に同意されないならばソフトウェアの導入は行わないで下さい。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
2:赤外線ドライバの入手方法
本ソフトウェアはこのアーカイブ以外に日本IBM社が公開したIrDA Ver1.1対応
(1.15Mbps)の赤外線ポートデバイスドライバのIBMIR.DLLおよびIBMIR.386
又は、マイクロソフト社の赤外線ドライバw95irjpn.exe(115.2kbps)が必要です。
2-1:IBM社の赤外線ドライバの入手方法(1.15Mbps高速通信)
IBMIR.DLLおよびIBMIR.386は下記の方法で入手可能です。
ソフトバンク社発行の”赤外線通信プログラミングガイド”の付録のFDDより
入手する。
NiftyServe FIBMFEELの7番ライブラリに登録されているものをダウンロードする。
(FIBMFEELやFIBMJにはWin95動作確認済みの最新版ドライバがあります)
インターネット ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/hvv403
IBMの赤外線ドライバは数種類存在するが、一般的にはhvv403で代用できる。
注)IBM高速通信デバイスのユーザーはそれにあったドライバを入手されたい!
またIBMIR.DLLの著作権は日本IBM社にあり、IBMIR.DLLの添付ドキ
ュメントを熟読する事!
2-2:マイクロソフト社のドライバの入手方法(仮想プリンタポートもサポート)
マイクロソフト社のドライバはMSのインターネットサイトより入手可能である。
http://198.105.232.5/windows/software/irda.htm
同ドライバの著作権はマイクロソフト社にあり、付属ドキュメントをよく読むこと。
3:現バージョンの動作制限
インストーラーを未作成
メタファイル形式の未サポート
4:必要なハードウェア
下記の赤外線デバイス又はケーブルで動作確認のとれた通信速度を列記しておく
以下IBM社の赤外線ドライバの結果
IBM PCMCIA Serial IR Adapter Card 1.152Mbps(PC カード)
IBM ThinkPad 530CS、755 1.152Mbps(内蔵)
IBM ThinkPad 701C 230CS 115.2Kbps(内蔵)
DEC HiNote Ultra 115.2Kbps(内蔵)
IBM 赤外線通信アダプタ 9600bps (デスクトップ用)
Epsom PV-3000 115.2Kbps(デスクトップ)
RS-232Cクロスケーブルでの直結 115.2Kbps
その他IrDA対応のPC/AT互換機
快適な速度を求めるには、IrDA-FIR(1.15Mbps)をサポートしてい
るデバイスを利用するのが望ましい。特にファイルを転送するにはIrDA-SIR
(115.2Kbps)では快適な速度は得られない。
赤外線通信アダプタで通信する場合は注意9-1をご覧下さい。
RS232Cクロスケーブルで直結する場合は注意9-2を
ご覧下さい。
5:必要なソフトウェア
本ソフトウェア圧縮パッケージ(IRCLIP.EXE、UNIIBMIR.EXE、UNIMSIR.EXE etc)
IBM社のドライバを利用するなら別途下記の2つが必要
IBMIR.DLL 日本IBM社のIrDAプロトコル及びドライバ
IBMIR.386 同上
マイクロソフト社のドライバを利用するなら別途必要
6:本ソフトウェアの構成
README.TXT : このドキュメント
IrClip.Exe : 本体
UniIbmIr.Exe : IBMIR.DLLを32ビットで扱う為のモジュール
UniMsIr.Exe : マイクロソフト社のVXDを扱う為のモジュール
BWCC32.DLL : ボーランド社のライブラリ
BWCC.INI : 同設定ファイル
7:インストール方法
7-1導入にあたっての注意
本ソフトウェアの導入はインストーラープログラムをまだ作成していないの
でWindowsを理解している人でないと困難かもしれないので以下を熟読する
こと!
この7章を印刷してから導入する様心がけて欲しい。
7-2赤外線ドライバの導入
7-2-1IBM社の赤外線ドライバを利用する場合
WINDOWS\SYSTEMディレクトリ下にIBMIR.DLLとIBMIR.386がプレインストール
されているかを確認する。
なければ2:赤外線ドライバの入手方法に記述した方法でこれらの赤外線
ドライバを入手し導入する。赤外線ドライバ自体の導入方法はそのReadme.txt
を熟読して行う。
WINDOWSディレクトリ下のSYSTEM.INIをエディタ等で開いて、
386エンハンスセッションが下記の様に設定されていなければ変更を加える。
[386Enh]
device=IBMIR.386
7-2-2マイクロソフト社の赤外線ドライバを利用する場合
ドライバに付属のReadmeどおりに導入。
特にそれ以外の設定は必要ない
7-3コムポートを赤外線デバイスに割り付ける。(ドライバに関係なく)
ThinkPadならThinkPad機能設定フォルダより赤外線設定プログラムを起動し、
赤外線デバイスの為のコムポートを割り当てる。
この時、シャープモードは選択しないでシリアル(IrDA)を選択する。
ThinkPad以外の他のデバイスでも赤外線装置を有効にするツールやバイオス
設定など何らかの設定をしなければ動作しない可能性がある。
(動作確認マシン以外で動いたら是非ともメール下さい)
7-4Windows95の設定
7-4-1 IBM社の赤外線ドライバを利用する場合
スタート→設定→コントロールパネルでコントロールパネルの画面を出す。
コントロールパネルからシステムをダブルクリックしシステムのプロパテ
ィーの画面を出し、デバイスマネージャのタブ(つまみ)をクリックする。
ここにモデムがなければ、そのまま閉じる
モデムがあれば、+の表示をクリックしてその下の階層を表示し、モデムの
プロパティーを確認し(複数のモデムが割り当てられている場合は全ての)
赤外線デバイスが利用しようとしているポート
(ThinkPad230CSはCom1を利用することになる)をモデムが利用していない
かモデムと書いたタブ(つまみ)をクリックして確認する。
もし同一のポートをモデムが利用していれば、その情報と書いたタブ(つまみ)
をクリックしOriginalConfigulationチェックボックスをオフにしOKボタン
をクリックする。
Windows95を再起動させる。
7-4-2マイクロソフト社の赤外線ドライバを利用する場合
特に設定の必要はないが、ドライバ側の通信限界速度の設定を最高にして
おけば良い
7-5IrClipの導入
適当なディレクトリを作ってIRCLIP21.LZHから
IrClip.exeからUniMsIr.Exe、 、UniIbmIr.Exe、BWCC32.DLL、BWCC.INI、
とReadme.txtを解凍してコピーする。
アップバージョンの場合は全て上書きして下さい。
また通信を行う両パソコンには同一バージョンのIrClip.Exeが必要です。
8:使い方
8-1:
ファイルマネージャからIrClip.exeをダブルクリックするかプログラム
マネージャにIrClip.exeを登録してご使用下さい。
UniIbmIr.ExeやUniMsIr.ExeはIrClipが起動する実行ファイルなので、
ユーザーがこの実行ファイルを起動する必要はない。
8-2:
IBM社のドライバを利用している場合、
初回起動時は各種設定ダイアログがポップアップしますので、手元の環境
(どのポートを赤外線で利用するか)に合わせて初期化ボタンをクリックし
て下さい。
正常に初期化できた場合は、以降の起動時は自動的に初期化ルーチンが実行
されます
MSドライバを利用している場合、問題があれば、エラーメッセージがでる
8-3:
送信側、受信側両方でIrClipを起動しておく。
赤外線装置同士を20Cmくらいに近づけるとビープ音が鳴りリンクが確立
します。
そうでない場合は、先の設定内容に間違いがあるか、または、赤外線デバイ
ス同士の距離が、近すぎるか、遠すぎるか、又は蛍光灯からのノイズが動作
に影響していると考えられる。
8-4:
他のワープロ等で編集した文字をクリップボードにコピーすれば、赤外線が
送信される。
受信側に相手から送られてきたクリップボードのデータが到着するとビープ
がなる
8-5:ファイルを転送したい時(Windows95のみ)はデスクトップオブジェクト
としてのファイルやフォルダを右クリックし、クリップボードにコピーする。
又はエクスプローラよりファイルやフォルダをクリップボードにコピーする。
受信側では受けたファイルはデスクトップ上に現れる。
9:注意
9-1:
ThinkPad230CSとIBM赤外線通信アダプタ間でIrDA-SIR通信をする時は両
パソコンにWin95対応のThinkPad530以降用のIBMIR.DLLとIBMIR.386に変更し
なければ、正常に動作しない事を確認している。この時赤外線通信アダプタは、
ダイアル4の9600bps固定に設定しておかねばならない。
9-2:
RS232Cクロスケーブル直結を行うユーザはWin95対応のThinkPad530以降用
のIBMIR.DLL及びIBMIR.386又はマイクロソフト社のドライバを必要とする。
9-3:
重要!通信を行う機種同士は同じ赤外線ドライバを利用しなければ動作しない!
同じ様にIrClipの同一バージョン同士でないと動作しない
10:お願い
10-1:著作権者は日本IBM社やマイクロソフト社と全く関わりがありません
ので、本ソフトウェアに対する質問等はIBM社に絶対に行わないで下さい!
サポートはE-MAILにて行います。
10-2:このソフトウェアはフリーウェアとしますが、ソフトを使用しての感想や
バグレポート、動作確認機種以外でも動作したなどをメール頂ければ幸いです。
11:ソフトウェア履歴
95年12月2日
Version0.1公開
送信機能しかコーディングしていない
95年12月10日
Version0.2公開
受信部を加える。バグフィックスを行う。テキストのみのサポート
96年 2月25日
Version1.0公開
32bitAPIをコールするソフトウェアとする。
IBMIR.DLLと直接対話する部分を分離、UniIbmIr.Exeを作成
赤外線デバイスを近づけるだけで接続する『赤外線自動接続』機能をもたせる。
96年 3月10日
Version1.1公開
クリップボードのデータサイズがどんどん大きくなるバグを修正
64KB以上のデータが転送できなかったバグを修正
IBMIR.Dllのロゴを自動的に閉じる様に修正(異常終了の改善)
赤外線装置の状態を詳細に表示できる様にコードを追加
96年 4月1日
Version1.2公開
クリップボードから別のパソコンのクリップボードへデータを転送する過程で
のメモリコピーの回数を4回から2回に減らし、大きなデータを転送する際の
オーバーヘッドの短縮とメモリの節約の目的でプログラムコードを修正した。
通信中にWin95のスレッドが入れ替わった時にデータの取りこぼしがあっ
たバグを改善した。
Win95でしか動作しなくなってしまった。
96年 4月14日
Version1.3公開
Windows95のデスクトップやエクスプローラのファイル形式クリップボード
フォーマットをサポートする。
Windows3.1+Win32Sで再度動作可能になる。
転送途中で赤外線が遮断された後終了、再起動時にエラーがでるバグを改善
96年 4月21日
デバイス独立ビットマップ、TIFF形式の画像クリップボードフォーマット
ExcelのSylkやdBaseのDBF形式のクリップボードフォーマット
ウェーブサウンドクリップボードフォーマットをサポートした。
96年 5月 6日
Ver.2.0
MSドライバの暫定的に対応
ドライバを導入していないユーザーがIrClipを起動した時に
メッセージで警告する様に変更
96年 5月12日
Ver.2.1
MSドライバに正式に対応
MSドライバを利用した時も通信状況が表示される様コーディングを追加。
サブモジュール(UniIbmIr.ExeやUniMsIr.Exe)は必ず終了させる様にした。
96年 ×月X日次回バージョンアップのお知らせ。
メタファイル形式画像のサポート
IrTAダイアルアップ機能の追加
MSドライバにもIBMドライバにも互換性のあるオリジナルドライバの添付
インストーラーのサポートを行う。
12:書籍紹介
このソフトウェアが作成される過程はソフトバンク社より95年11月出版の
IrDA及びIBMIR.DLLのAPI解説書"赤外線通信プログラミングガイド"に掲載て
いる基本ソースコードP122~を拡張したものです。
ます。
このIrClip.EXEの様なIrDA対応ソフトウェアを作成しようと考えている
フリーウェアプログラマの方は、参考になるのではないかと思われます。
謝辞
IrDAに関する資料及びIBMIR.DLLのAPIを公開して頂いた
日本IBM社に心より感謝申しあげます。
IrClipの骨組みであるIrBASE.IDE(赤外線プログラミングガイドP122~)を作成する
にあたって、アドバイスと動作確認を頂いた
ソフトバンク社実森 仁志殿に心より感謝申し上げます。
東芝BREZZA PV-3000とTP701間での動作確認を頂いた
インプレス社荒田 淳子様に御礼申し上げます
IrDA対応ソフト作成のきっかけを作ってくれたNiftyServe FIRDA
赤外線通信会議室の皆様に御礼申し上げます。(赤外線がらみのソフトウ
ェアが他にもNiftyServeFIRDAのLibにあります。)
連絡先
岡田 宏 HFH00416@niftyserve.or.jp
IRCLIP21.LZHでダウンロード下さい