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1995-04-25
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73KB
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1,307 lines
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<45W*70L>
kakimac5.lzh 秀丸・自動字詰&目標行達成率1
──────────────────────────────
Windows上で快適に日本語文書を書くための環境構築をめざす
──────────────────────────────
秀丸日本語文章作成支援5集V1
「書きマクロ」Nシリーズ第5集 Ver.1
k_PAGE Ver.1
(連続自動字詰め設定&目標行数達成率表示マクロ)
Summary Manual
( for k_PAGE.mac )
1995/04/25
水銀水(Suigwinsui)/小田 明夫(HGD01603)
──────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[折り返し文字数(1行の字詰め)は、84以上で、読んでください!!!]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼──────────────[目次]───────────────▼
[第一章……k_PAGEを動かす前に]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
●[1] k_PAGEで何ができるのか?...........................[k_PAGE Ver.1 の特徴]
●[2]導入方法..............................[kakimac専用ディレクトリを作ります]
●[3] k_PAGE を動かす方法<40W*30L>................[通常の秀丸マクロと同様デス]
●[4]<82w*30L> k_PAGE の行算出結果の表示内容....[目標達成率、同・過不足行数等]
●[5] k_PAGE の「字詰め」「目標行数」の指定法<20W*30L>
[第二章……k_PAGEを目で確かめて把握する]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
●[6] 目で確かめて理解するk_PAGE.....<40W*50L>[どんなコトするのか、実例で紹介]
[第三章……k_PAGEをもう少し深く知る]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
●[7]見出し行・本文行などの定義<81w*40l>
●[8] k_PAGE Ver.1 の仕様
●[9]行頭マークの変更法...............................[●や■を変えたくなった]
●[10]強制終了時の注意点.......................................[設定の変更事項]
●[11]秀丸v1.32での検索条件変更の対処..........................[設定の変更事項]
●[12] k_PAGE のアン・インストール..........................[当マクロの削除法]
●[13][参考]..........[マニュアルで省略した細かな操作や語句を説明します]
[第四章……ひとりごと(^^;]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
●[14]秀丸日本語文書作成支援「書きマクロ」シリーズの将来
●[15]「書きマクロ」Nシリーズ終了のお礼……などと言ってしまった(^^;
●[16] 秀丸エディタ本の素朴な疑問..........[わたくし水銀水が書きましょう(^^ゞ]
●[17]高度情報化社会の忘れ物「行数計算」の風景......[マニアックな微笑コーナー]
[第五章……少しはマジメに]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
●[18]最後に..................................................[謝辞などなど]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[k_PAGE マニュアル本文]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[第一章……k_PAGEを動かす前に]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[1] k_PAGEで何ができるのか?<30W*12l>..................[k_PAGE Ver.1 の特徴]
───────────────────────────────────────
□k_PAGEは、「○字×○行」という制限で日本語文書を扱う方々のためのものです。
□k_PAGEは、下記の2点の機能を実現するための秀丸エディタ用のマクロです。
我呼んで『PageMakerいらず』
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ・ 1行の字詰めを連続して自動的に設定する ┃
┃ ・ 設定した目標行数の達成率、過不足行数等の算出 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
人は『PageMakerいらず』とは呼ばないかも(^^)
やっぱり私『PageMaker欲しい』(^^ゞ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[2]導入方法....................[kakimac専用ディレクトリを作ります]<100w*20l>
───────────────────────────────────────
□解凍して、マクロファイルをマクロ用ディレクトリへ移動させます。
(1)LZHファイルの解凍
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・kakimac5.lzh をどこかのディレクトリで解凍します。
下記の3つのファイルが、解凍されます。
- 解凍されるファイル -
kakimac5.lzh に含まれるファイルは、下記の3ファイルです。
● k_PAGE.MAC…k_PAGE Ver.1 本体マクロ
・ readme51.txt…このマニュアルです(^^)(読後は削除して結構です)
・ kakimac5.txt…「書きマクロ」シリーズ・マクロ進捗リスト(同上)
※ LZHファイルの解凍法がわからない人は、LHarc.exe(LHA)などの関連ソフ
トをFWINF LIB などで調べて見て下さい。
(2)ファイルの移動
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・マクロをマクロ用のディレクトリに移動させます。
下記のマクロファイル(*.mac)を『秀丸のマクロ用ディレクトリ』に移します。
● k_PAGE.MAC…k_PAGE Ver.1 本体マクロ(メインマクロ)
※ 秀丸v1.32以前と秀丸v1.42以降では、移動先が異なる場合があります。
「マクロ用ディレクトリ」の詳細については、【参考1】をご覧ください。
(3)書きマクロ専用ディレクトリの作成
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・秀丸ディレクトリの下に kakimac という名前のディレクトリを作って下さい!!
すでに kakimac ディレクトリがある場合は、(3)の操作は不必要です。
※ kakimac のディレクトリを絶対に作って下さい。そうしないと動きません(^^;)
※ マクロファイルを『kakimacディレクトリに移動させては絶対ダメです』!!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[3] k_PAGE を動かす方法<40W* 30L>...............[通常の秀丸マクロと同様デス]
───────────────────────────────────────
□前提となるような高度な知識も、特別な経験も、ほとんど不要です。
(1) 実行方法(ただし、実際には、まだ実行しないで下さい <m(_._)m> )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・「マクロ実行」で k_PAGE.MAC を選択して実行します。
※ 「マクロ実行」の方法がわからない場合は、後の【参考2】をご覧ください。
(2) 終了方法
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・マクロの結果表示画面で、「継続しますか?」に対して「いいえ」を選択。
・緊急の場合は「マクロ実行中に[Esc]を押す」で停止しますが、避けて下さい。
(3)より一層、便利に使うための「マクロ登録&キー割り当て」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
気に入れば、マクロ登録後、キー割り当て(例:F-9等)すると極めて便利です。
もちろん、登録するのは「 k_PAGE.MAC 」のみです。
(キー割り当て用のマクロ数が足りない、とお悩みの方に朗報。秀丸エディタV1.40
では、登録できるマクロの数が一挙に3倍近く増えました。これで30という怨念の
数字制限から脱却でき、ゆったりとした気分で、マクロを"使いまくれ"ます)
※ 「マクロ登録」、「キー割り当て」の方法については、【参考3】参照。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[4]<82w> k_PAGE の行算出結果の表示内容....[目標達成率、同・過不足行数等]
───────────────────────────────────────
□得たい情報を必要十分に表示(^^)
■ 行数調査の実行経過
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・k_PAGE は、現在、カーソルが置かれている行から文頭の方向へ向かって移動して、
基本的には、最も近くにある目標情報を取得します。
・この見出し行をスタートして、次の見出行までの行数などの調査を行ないます。
・次の見出し行に到達するか、テキストの末端([eof])に到達するか、いずれかの場合
に、k_PAGE は、調査結果を表示するメッセージボックスにて、結果を報告します。
■ 結果の表示
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
結果を表示する下記のようなメッセージボックスを例示しています。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ●k_PAGE 《対象: 47 行~ 86 行》 ┃ <<== ○ 項目1
┃ ───────────────── ┃
┃ ◎設定目標:40字× 38 行 ┃ <<== ○ 項目2
┃ ○現在の本文行数 : 34 行 ┃ <<== ○ 項目3
┃ ───────────────── ┃
┃ ・達成率: 89 % ▲まだ 4 行不足 ┃ <<== ○ 項目4
┃ ・全行数: [37] / ・累積全行数:[116] ┃ <<== ○ 項目5
┃ ───────────────── ┃
┃ 見出行数 : 3 / 累積見出行数: 6 ┃ <<== ○ 項目6
┃ 本文行数 :(34) / 累積本文行数:(110) ┃ <<== ○ 項目7
┃ 実文行数 : 24 / 累積実文行数: 94 ┃ <<== ○ 項目8
┃ 空白行数 : 10 / 累積空白行数: 16 ┃ <<== ○ 項目9
┃ 空白出現 : 6 / 累積出現回数: 10 ┃ <<== ○ 項目10
┃ ───────────────── ┃
┃ 継続しますか? (C)1995 水銀水 ┃ <<== ○ 項目11
┃ ┃
┃ ┌────┐ ┌─────┐ ┃
┃ │はい(Y) │ │いいえ(N) │ ┃ <<== ○ 項目12
┃ └────┘ └─────┘ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
※ ほぼ項目の内容はわかると思われますが、詳細は、【参考6】をご覧ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[5] k_PAGE の「字詰め」「目標行数」の指定法<30L>
───────────────────────────────────────
□『論理行頭に"●"か"■"がある行』に『<20W*30L>』などと記入するだけ(^^)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ■「○字×○行」の設定情報(整形情報)設定法■ ┃
┠──────────────────────────────────┨
┃例:全角20字詰めで目標行数30行=<20W*30L>と第一見出し行に書くだけ(^^)┃
┠──────────────────────────────────┨
┃ ●見出し行のうちで最も上にある論理行内に記述 ┃
┃ ●半角の<>で囲まれている ┃
┃ ●一行の字詰めは「半角数字+半角"W"」で指定 ┃
┃ (全角文字数指定は"W"、半角桁数指定は"w") ┃
┃ ●目標行数は「半角数字+"L"」で指定 ┃
┃ ("L"でも"l"でも同じです) ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
※ 詳細は、[8] k_PAGE Ver.1 の仕様 の章をご覧ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[第二章……k_PAGEを目で確かめて把握する]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[6] 目で確かめて理解するk_PAGE.....<40W*50L>[どんなコトするのか、実例で紹介]
───────────────────────────────────────
□ 次に、実際にこうなるって例を示しますねん
□ 読後、このマニュアルのどこかにカーソルを置いて、k_PAGE を実行して下さい。
・下図では、1行の字詰めが、半角で52桁(全角で26文字)に設定と仮定します。
■ 実行前のシミュレーション体験
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
○カーソルを11行~19行の間において、k_PAGEを実行すると、あ~ら便利(^^;
【k_PAGE 実行前 = 折り返し文字数半角52桁】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
11|●シミュレーション体験<20W*12L>
12| 動かしてみれば、一発で機能はわかるはずです(^o^)。
13| ウソじゃありませんです。k_PAGE の特徴として、第一
14|に「1行の字詰めを連続して自動的に設定する」、続いて
15|第二として「設定した目標行数の達成率、過不足行数等の
16|算出」などの点を挙げましたね。もう忘れちゃいました?
17| ま、人のする説明なんてそんなもんですが、こんな2点
18|の簡単な説明だけで、当マクロの説明はほぼ完全に完了し
19|てしまう程度のマクロです(^^;
20|●<10W*8L>
21|●さらに続いて実行できます
22| しかし、「だからこそ、実用に向く」と言う発想もあり
23|ます。とりあえず動かしてみて「あっ」と小さくで結構で
24|すから、感動していただければ、幸いです(^^)
25|
26|
27|
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○下図のように、自動的に、字詰めが全角20文字に設定されます。(もう、「半角桁
数割る2」という高度な算術計算を、日本語文書を作成している途中で行なう必要は
まったくありません(^^;)ごゆっくり文書作成に専念して下さい(^^)
○ブロックが終了すると続いて「11行~19行までの結果」を表示します。
○「継続しますか?」に対して「はい」を選択すると例えば次の様になります。
【k_PAGE 1回実行後 = 折り返し文字数全角20字】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
11|●シミュレーション体験<20W*12L>
12| 動かしてみれば、一発で機能はわかるはず
13|です(^o^)。
14| ウソじゃありませんです。k_PAGE の特徴と
15|して、第一に「1行の字詰めを連続して自動
16|的に設定する」、続いて第二として「設定し
17|た目標行数の達成率、過不足行数等の算出」
18|などの点を挙げましたね。もう忘れちゃいま
19|した?
20| ま、人のする説明なんてそんなもんですが、
21|こんな2点の簡単な説明だけで、当マクロの
22|説明はほぼ完全に完了してしまう程度のマク
23|ロです(^^;
24|●<10W*8L>
25|●さらに続いて実行できます
26| しかし、「だからこそ、実用に向く」と言
27|う発想もあります。とりあえず動かしてみて
28|「あっ」と小さくで結構ですから、感動して
29|いただければ、幸いです(^^)
30|
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○ここで「24行~の結果」を表示します。
○「継続しますか?」に対して「はい」を選択すると例えば次の様になります。
【k_PAGE 連続実行後 = 折り返し文字数全角10字】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
36 ま、人のする説明な
37|んてそんなもんですが、
38|こんな2点の簡単な説
39|明だけで、当マクロの
41|説明はほぼ完全に完了
42|してしまう程度のマク
43|ロです(^^;
44|●<10W*8L>
45|●さらに続いて実行で
46|きます
47| しかし、「だからこ
48|そ、実用に向く」と言
49|う発想もあります。と
50|りあえず動かしてみて
51|「あっ」と小さくで結
52|構ですから、感動して
53|いただければ、幸いで
54|す(^^)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○1行の字詰めが全角10文字に変更されました。
(なお、上図の行数は、それまでの文字量によって変化します)
○次の見出し行に到達するか、ファイルの最後に到達すると、次々と結果表示します。
※ k_PAGEにおいて、実際に行なう手順は、下記の2ステップだけです
①カーソルを行数計算したいブロックに置く
②k_PAGE マクロ実行する
③「継続しますか?」とダイアログボックスで結果を確認
・ですから、恒例となっております「水銀水の冗長で、いらん話の多い(あ、"いんら
ん"な話ではありません、名誉にかけて”いらん”話です。そう、不必要な話題って
ことです。この括弧の中のようなヤツ、この文章自身みたいなんのことです、はい)
訳の判らんマニュアル」には、残念ながら出来そうにもありません。ごくごく小数で
はありますが、水銀水流マニュアルを、密かに楽しみにして頂いていたファンの皆様
ごめんなさい。比較的普通のマニュアルになってしまいました。あ、こうした人々を
ファンなどと軽々と言ってはいけませんでした、そう「まにあ」の皆様が正解(^^;
■ いよいよ、実際にk_PAGE を実行!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
○ 以上で、ほぼ K_PAGE の動きが把握できたと思われます。どこから実行しても良い
のですが、まあ、最初は、このマニュアルの最初の方にカーソルを移動させて、
その状態で、当マクロを実行したほうが良いでしょう。
○ k_PAGE は必ずしも連続して使用する必要はないのですが、最初の内は、結果表示
の数字の意味などが不明でしょうから、とりあえず、連続して実行してみて、よう
すをみてください。
○ そのあと、このマニュアルのいろんな場所にカーソルを移動して、当マクロを実行
してみてください。その際、結果表示に注目して、その変化を把握して下さい。
○ 連続実行の際、字詰めは適当に変化してゆきます。で、当然、このマニュアルは、
非常に読めにくくなります。最終的には、字詰め85位にすれば元に戻ります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[第三章……k_PAGEをもう少し深く知る]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[7]見出し行・本文行などの定義<81w*40l>
───────────────────────────────────────
□文章を構成する要素は、『見出し行』と『本文』だけであるとします(^^;
□見出し行とは、『論理行頭に"●"か"■"がある行』。
□本文行とは、『見出し行以外の行』
書きマクロシリーズでは、文の構成を次のように定義しています。
■ 文の構成
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・文書を構成する要素は、『見出し行』と『本文』だけである(大胆ですが)とします。
見出し行とは、簡単に言えば「行頭に"●"か"■"がある行」ですから超簡単。ま、一応、
正確に言えば、『論理行頭に"●"か"■"がある行』と言いまして、見た目の行頭に●が
あっても、見出し行にならない場合などもあります(例5-3参照のこと)。
・残りの行は、全て本文行。
ね、これなら、教養の講座で「言語学」を取れなかった人にも簡単理解(^^;
下の例を見れば一目瞭然でしょう。
(なお、文字による説明は、「第xx章 k_PAGE の仕様」をごらんください)
■ 本文行と見出し行の例(なお、「↓」は、改行を意味します)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
12|チメディアの時代と言われますが、行数 <──┬┤■ 本文行 │
13|ごときが快適に得られないでは、高度情 <──┤└─────┘
14|報化社会なんて言葉は噴飯モノ(^^; <──┘ ┏━━━━━━━━━━┓
15|●例示<22W*38L>↓ <<─────┐ ┃┌──────┐ ┃
16|●秀丸マクロの秘技↓ <<─────┼────╂┤■ 見出し行 │ ┃
17|●↓ <<─────┘ ┃└──────┘ ┃
18| 秀丸エディタは、ノーマルのままでも <──┐ ┃ ┃
19|極めて高いポテンシャルを持ったエディ <──┤ ┃ [ブロック] ┃
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~┃ ┃
34|なのです。 <──┤ ┃┌──────┐ ┃
35| さて、マクロと言うだけで、何かメン <──┼─╂┤■ 本文行 │ ┃
36|ドウなもの、難しいものと受け取られが <──┤ ┃└──────┘ ┃
37|ちです。でも、次の使用例を見て下さい。<──┤ ┃ ┃
38|↓ <──┤ ┗━━━━━━━━━━┛
39|↓ <──┘ ┏━━━━━━━━━━┓
40|●写真1キャプション<30W*3L> <<─────┐ ┃ ┌──────┐ ┃
41|●××機、ボディー概観写真 <<─────┴──╂─┤■ 見出し行 │ ┃
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~┃~~~~~~~~~~~
■ 行末行頭の処理
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・当マクロは、基本的に日本語文書の作成を前提にしています。したがって『ワードラ
ップ停止,禁則処理実施,行末処理はぶら下げ』などは、マクロ実行者の環境に完全
に依存しており、当マクロで変更することはありません。字詰めなどの変更によって
行頭・行末の処理が不自然な場合でも、マクロ実行者の設定に従います。
・通常は、「ワードラップ停止」「禁則処理実施」「句読点はぶら下げ」などがオン
になっていると思われますけれども、各自の秀丸設定によって行頭行末処理が行なわ
れていることはご承知おき下さい。
※ 禁則処理の設定は、「その他(O)-動作設定(E)-禁則処理(I)」のダイアログボッ
クスで設定できます。また、禁則レベル1、禁則レベル2が選べますけれど、ここ
で自動的に設定された行頭/行末の禁則文字は、あくまで「禁則文字の例」であ
って、必要に応じて追加/削除することが自由にできます。各自の置かれた条件
や投稿先の文書規定などによって適宜、変更すると良いと思われます。
※ 禁則文字を設定した場合、印刷ソフトの禁則文字も設定しておくと混乱が避けら
れると思われます。秀丸にも印刷機能は実装されていますが、エディタに印刷機
能を要求する方がイケナイと考えます。で、私の場合、WinLPrt(h_tosh氏作)を
常用しています。この印刷ソフトは、段組み、縦書き、自由なフォントなど極め
て多彩な機能が備わっているフリーソフトです。さらに「プレビューの縦書き」
が可能であり、テキストベースで簡単に縦書き確認できる、ほぼ唯一のソフトだ
と思います。(ま、日本のWindows世界を支えるインフラストラクテャーと言って
も良いような素晴らしいソフトだと思います。お試しあれ(^^))
■ブロックとは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・なお「見出し行」に続いて「本文行」がありますが、次の見出し行が始まるまでの
「見出し行」+「本文行」を『ブロック』と呼びます。このブロックと言う言葉を使
えば、「k_PAGEは、『ブロックごとの折り返し文字数と、目標行数を自動的に設定算
出するマクロ』と言い換える」ことができます。
・現在のカーソルがあるブロックは「現在のブロック」と言いうことにします。
(なお、例外なども含めて、【参考5】を参照のこと)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[8] k_PAGE Ver.1 の仕様
───────────────────────────────────────
□見出し行、本文行などの定義や、整形情報の例外認識例など。
・[主機能]
見出し行を見つけ、記述されている「○字×○行」情報を取得後、調査。結果表示。
・[主な仕様]
■ 見出し行の定義と検出
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
見出し行とは、『論理行頭に"●"か"■"がある行』とします。また、"●"や"■"
を、ここでは行頭マークと呼ぶことにします。行頭マークは、当マクロ利用者の
好みや条件によって自由に変えられます。変える方法は簡単です。【参考5】を
見て下さい。なお、取得できる整形情報は、第一見出し行に記述されている情報
に限られます。
■ 見出し行の算出法
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
見出し行は、論理行数で計算します。見出し行の字詰めは、本文の字詰めより少
ない場合がほとんどなので、論理行で計算する必要は通常ありません。しかし、
本文の字詰めより多い場合(本文2段分を使って見出し行が入る場合など)も想
定して、論理行を1行と数えるようにしてあります。次に例を示します。なお、
<ret>は改行マークで<CR>と同じ意味です。
例1:下記は、折り返し文字数より、見出し行が少ない場合です。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
9|●ああああああ<ret>
10|●ああああ<ret>
11|●ああああ<ret>
12| いいいいいいいいいいいいいい
▲これは、9行から11行までを「見出し行3行」と認識します。
例2:下記は、折り返し文字数30の場合の見出し部分です。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
9|●ああああああ<ret>
10|●ああああああああああああああ <<=== <ret>がない!! 折り返し
11|あああああああああ<ret>
12|●ああああ<ret>
▲この場合、9行から12行までを見出し行と認識して、行数は「3行」
です。折り返されている行の様子は4行ですが、10行目から11行目はひ
とつづきになっています(ひとつの論理行)。この見出し行は、1行と
計算します。
■ 「○字×○行」の設定情報(整形情報)の取得
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「○字×○行」の設定情報を整形情報と呼ぶことにします。整形情報は、見出し
行の最初の行に記述されなければいけません。整形情報の形式は次の通りで、こ
れが、当マクロの生命線です。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ■「○字×○行」の設定情報(整形情報)設定法■ ┃
┠──────────────────────────────────┨
┃ ●見出し行のうちで最も上にある論理行(第一見出し行)内に記述 ┃
┃ ●半角の<>で囲まれている ┃
┃ ●一行の字詰めは「半角数字+半角"W"」で指定 ┃
┃ (全角文字数指定は"W"、半角桁数指定は"w") ┃
┃ ●目標行数は「半角数字+"L"」で指定 ┃
┃ ("L"でも"l"でも同じです) ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
例1:「本文を『全角20字』詰めの40行」に設定
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※ もっとも基本的な指定法
9|●<20W*40L>ああああああ<ret>
10| いいいいいいいいいいいいいいいいいいい
11|いいいいいいいいい。
例2:「本文を『半角41桁』の40行」に設定
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※ <41w*40L>の半角「w」に注目
9|●<41w*40L>ああああああ<ret>
10| いいいいいいいいいいいいいいいいいいい
11|いいいいいいいいい。
例3-1:整形情報は「見出し行の最初の論理行内に記述」の例1
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※ <20W*30L>は、最初の論理行内であれば、位置はどこでもOK
9|●あああああ<41w*40L>ああああああ<ret>
10| いいいいいいいいいいいいいいいいいいい
11|いいいいいいいいい。
※ 見出し行の最初の論理行であれば位置は自由です。
例3-2:整形情報は「見出し行の最初の論理行内に記述」の例2
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※ <20W*30L>は、最初の論理行内であれば折り返されている行でもOK
なお、下図は、9行から10行が1行の見出し行。11行から本文です。
9|●あああああああああああああああああああ<<==折り返し
10|ああああああああああああ<20W*40L>
11| いいいいいいいいい
例3-3:整形情報は「見出し行の最初の論理行内に記述」の例3
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※ <20W*30L>は、最初の論理行内であれば折り返されている途中でもOK
なお、下図の場合は、9行~11行が「見出し行2行」と判別されます。
9|●ああああああああああああああああああ<20W<<==折り返し
10|*40L>ああああああああああああ
11|●あああああああ
例4-1:不足している、整形情報の場合の例1(字詰め情報のみ)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※ 字詰めだけ変更したいブロック(キャプション部等)の用法
※目標行数は設定されず、「未定」となります。
9|●<50W>ああああああ<ret>
10| いいいいいいいいいいいいいいいいいいい
11|いいいいいいいいい。
例4-2:不足している、整形情報の場合の例2(目標行数情報のみ)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※字詰めは設定されず、「既定値」となります。つまり、字詰
めの変更は行なわれず、それまでの字詰めが維持されます。
9|●<40L>ああああああ<ret>
10| いいいいいいいいいいいいいいいいいいい
11|いいいいいいいいい。
例5-1:正常な整形情報だが、避けたい場合の例1(半角空白の<>内混在)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※正常に認識出来ますが、どうしても、表示されている半角数字の位置
を合わせたい場合などを除き、できるだけ避けた方が良いと思います。
9|●< 20 W* 40L >ああああああ<ret>
10| いいいいいいいいいいいいいいいいいいい
11|いいいいいいいいい。
例5-2:正常な整形情報だが、避けたい場合の例2(タブの<>内混在)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※正常に認識出来ますが、できれば避けた方が良いと思います。
まあ、こんな整形指定をする人はいないと思いますけど(^^;
9|●< 20 W* 40 L>ああああああ<ret>
10| いいいいいいいいいいいいいいいいいいい
11|いいいいいいいいい。
例6-1:不正な、整形情報の場合の例1(第一見出し行でない)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※ 整形情報は、第一見出し行に記述されなければなりません。
下記の例の場合、「整形情報なし」と判定されます。
9|●ああああああ<ret>
10|●<20W*40L>ああああああ<ret>
11|いいいいいいいいい。
例6-2:不正な、整形情報の場合の例2(見出し行でない)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※ 整形情報は、第一見出し行に記述されなければなりません。
下記の例の場合、9行目は「●」の前に半角空白か全角空白、
あるいは、タブが挿入されています。この場合、9行は見出し
行とは判定されず、10行が見出し行と判定されます。したが
って、「<20W*40L>」として整形されます。
9| ●ああああああ<ret>
10|●<20W*40L>ああああああ<ret>
11|いいいいいいいいい。
※ 逆に、このようにして、「見出し行をマスク」することができ
ます。一つのブロックが長くなる場合、適当に見出しを入れて
書き進めておいて、最後の方で見出し行をマスクして、そのブ
ロックを整えるという方法も考えられます。
(ちなみによく似た手法のマクロ(k_TOPQ)が用意されています)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[9]行頭マークの変更法...............................[●や■を変えたくなった]
───────────────────────────────────────
□ 行頭マークとして、自由な1文字を、簡単に指定できます(^^)
■ マクロを2ヶ所変更するだけ(^^)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・k_PAGEは、論理行の行頭にある1文字を行頭マークとして認識します。
従って、この文字を変えるだけで、各自の条件や好みにあった行頭マークを指定
することができます。
・行頭マークを変えるには、「$HeadM1と$HeadM2」を変更するだけです。
・k_PAGE.macのファイルの実例で説明しましょう。(左側は行番号です)
[1] k_page.mac を開きます。その20行目前後が下記のようになっています。
17|//---------------------------------------[▼行頭マークの設定]-------
18|// SET-1(見出し行マーカー第1セット)
19|
20|$HeadM1="●";
21|$HeadM2="■";
22|
23|// SET-2(見出し行マーカー第2セット)
24|
25|//$HeadM1="〓";
26|//$HeadM2="§";
27|
28|//---------------------------------------[▲行頭マークの設定]-------
[2]20行と21行をコメント化し、25行と26行を生かします。
17|//---------------------------------------[▼行頭マークの設定]-------
18|// SET-1(見出し行マーカー第1セット)
19|
20|//$HeadM1="●";
21|//$HeadM2="■";
22|
23|// SET-2(見出し行マーカー第2セット)
24|
25|$HeadM1="〓";
26|$HeadM2="§";
27|
28|//---------------------------------------[▲行頭マークの設定]-------
※ 行頭にある「//」を挿入・削除するには、ws_ins12.mac,ws_del12.mac を使えば
範囲指定して、これらのマクロを実行するだけなので超簡単です。
また、ws_del12.mac は、行頭に「//」がない行が範囲に含まれていても問題なく
作動するので、ストレスなく作業を進めることができます。
[3]以上で、見出しマーカー第1セットから、第二セットに変更されました。
・また、20行、21行を次に様に直接書き書き換えても勿論OKです。
17|//---------------------------------------[▼行頭マークの設定]-------
18|// SET-1(見出し行マーカー第1セット)
19|
20|$HeadM1="♯";
21|$HeadM2="∇";
22|
23|// SET-2(見出し行マーカー第2セット)
24|
25|//$HeadM1="〓";
26|//$HeadM2="§";
27|
28|//---------------------------------------[▲行頭マークの設定]-------
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[10]強制終了時の注意点< 41W * 30L>...........................[設定の変更事項]
───────────────────────────────────────
□ k_PAGE を [Esc]キーで強制した場合のフリーカーソルモード
■ フリーカーソルモードはOFFになっている場合がある
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・k_PAGEは、実行に際して、フリーカーソルモードを強制的にOFFにしています。
通常通りにマクロが終了すれば、元のモードに(ONならON、OFFならOFFの
状態)戻るようになっていますが、マクロ実行途中で[Esc]キーによって中断された場
合、フリーカーソルモードがOFFのままになっているケースが考えられます。各自、
手動で希望するフリーカーソルモードに変更して下さい。
■ 検索/置換のダイアログボックスの設定が変更されている場合
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・k_PAGEは、実行に際して、正規表現を使います。通常の停止方法を使って停止した
場合はおそらく問題はないのですが(秀丸v1.32は問題かも?)、強制終了した場合、
検索/置換のダイアログボックスの設定が変更されているケースも考えられます。こ
れは、各自、手動で希望する条件に再設定して下さい。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[11]秀丸v1.32での検索条件変更の対処<22W*30L>.................[設定の変更事項]
───────────────────────────────────────
□ 秀丸v1.32で当マクロ実行後、検索条件が変更されている場合の対処法
(秀丸v1.40では、全く問題ありません)
■ k_PAGEのマクロを手動で手直しして下さい(^^;
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・k_PAGEは、マクロの中で正規検索をおこないます。マクロのプログラムとしては、
マクロ実行前の状態に戻していますが、秀丸v1.32では、完全には戻らない場合があっ
たりなんかします。(いわゆるsetsearch関連の不具合に依る???)。
で、検索条件をどうしても維持したいと思われる方は、次の処理を施して下さい。
ただし、整形情報を得るために上方へ移動するスピードがかなり遅くなります(^^;
1)k_PAGE.macを開く
2)折り返し文字数を250に設定する
3)375行へジャンプ
4)375行の行頭にある「//」を削除
5)376行の行頭に「//」を追加
6)上書き保存する
【修正前】
366| call checkStateJ2;//行頭状態判別 3:honbun 2:midasi
367|// call line_h_first;//秀丸v1.32で、検索フラグが戻らない場合に使用
368| call line_h_firstF;//秀丸v1.40以降に使用
369| call findTopInMidasi;//(2)見出行の中で、最上行の見出を見つける
【修正後】
366| call checkStateJ2;//行頭状態判別 3:honbun 2:midasi
367| call line_h_first;//秀丸v1.32で、検索フラグが戻らない場合に使用
368|// call line_h_firstF;//秀丸v1.40以降に使用
369| call findTopInMidasi;//(2)見出行の中で、最上行の見出を見つける
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[12] k_PAGE のアン・インストール..........................[当マクロの削除法]
───────────────────────────────────────
□ 削除するファイル1つ
■ k_PAGE を一度、インストールしたが、削除したくなった場合
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・マクロ用のディレクトリから、「k_PAGE.MAC」を見つけて削除して下さい。
・また、秀丸ディレクトリの下に作った「kakimac」という「書きマクロ専用ディレク
トリから、「kakimac.kdf」というファイルを見つけて、[k_PAGE]セクションを見つ
けて、このセクションを全て削除して下さい。なお、このセクション削除は、削除し
なくてもたいした支障はないと思われます。
・当マクロの他に「書きマクロ」シリーズを利用していない場合は、「書きマクロ専用
ディレクトリ」であるkakimac自体を一挙に削除したほうが良いでしょう。
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●[13][参考]<84w*352l>......[マニュアルで省略した細かな操作や語句を説明します]
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【参考1】.....[マクロファイルの移動先について]
───────────────────────────────────────
□秀丸v1.40以降の場合 <秀丸v1.33β5以降を含む>
・マクロファイル用ディレクトリを指定している場合は、そのディレクトリへ。
・指定していない場合は、秀丸ディレクトリへ移動。
□秀丸v1.32以前の場合
・マクロファイルは絶対に「秀丸ディレクトリ」へ移動!
■マクロファイルの関係するディレクトリの名称
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
以下、秀丸が格納されているディレクトリを「秀丸ディレクトリ」と呼びます。
マクロファイル用ディレクトリを「マクロ用ディレクトリ」と呼びます。
■マクロ用ディレクトリ(秀丸v1.40以降<秀丸v1.33β5以降を含む>)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
秀丸v1.40から(βを含めれば秀丸v1.33β第5回か4回から?)秀丸マクロファイ
ル専用のディレクトリが使えるようになりました。マクロ用ディレクトリは「その
他(O)-動作環境(E)-パス(P)-マクロファイル用のディレクトリ(M)」で指定します。これによ
り、秀丸ディレクトリを汚していた多くのマクロファイルを一つのマクロ専用ディ
レクトリにすっきりと納める事ができます。このディレクトリの事を「マクロファ
イル用もディレクトリ」と言い、当マニュアルでは「マクロ用ディレクトリ」と呼
ぶことにしました。
従って、秀丸v1.40以降においても、マクロ用ディレクトリを設定しない限り、マ
クロ用ディレクトリは、「秀丸ディレクトリ」のままになっています。
マクロファイル用のディレクトリのボックスが空白ならば、この状態ですので、ご注意下さい。
マクロを多用する場合は、できるだけマクロ用ディレクトリを作成するよう推奨い
たします。なお、マクロ用ディレクトリは、秀丸ディレクトリと同レベルで作成し
ておくと、秀丸のバージョンアップに依存しないで、恒常的なメンテナンスが可能
になります。
■マクロ用ディレクトリ(秀丸v1.32以前の場合)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
当然ですが、秀丸v1.32以前をお使いの場合は、マクロファイルは、秀丸ディレ
クトリへ移動させます。したがってこの場合、「マクロ用ディレクトリ」とは、
「秀丸ディレクトリ」のことになります。
■移動先ディレクトリの誤解(^^;
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
書きマクロシリーズのマクロファイルをkakimac ディレクトリにコピーする人がいるよ
うです。書きマクロシリーズは、秀丸ディレクトリの下に kakimac という名前の
ディレクトリを必要としますが、『マクロファイルは、いずれのバージョンの秀丸
でもマクロ用ディレクトリへ移動』させなければいけません。
■まとめ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※ 秀丸v1.32以前の場合
・マクロファイルは絶対に「秀丸ディレクトリ」へ移動!
※ 秀丸v1.40以降<秀丸v1.33β5以降を含む>の場合
・マクロファイル用ディレクトリを指定している場合は、そのディレクトリへ。
・指定していない場合は、秀丸ディレクトリへ移動。
・できるだけ、秀丸ディレクトリの隣くらいに、マクロ用ディレクトリを作成す
るよう、お勧めします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【参考2】....................[マクロ実行の方法(メニューから実行させる方法)]
───────────────────────────────────────
□マクロを「メニューバー」から実行させる方法を示します。
■マクロを実行するとは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「マクロ実行」は、秀丸の「マクロ実行ダイアログ」から、マクロファイル名を選
び、そのマクロを実行することです。
■ 手順
 ̄ ̄ ̄ ̄
・メニューバーの右から2番目に「マクロ(M)」があるのを確認
・「マクロ(M)」→「マクロ実行(X)」→「マクロ実行」ダイアログ
・「マクロ実行」ダイアログの「ファイル名」に k_PAGE51.mac を選択
・「OK」ボタンを押す
・ k_PAGEマクロが実行される
※ 秀丸v1.40からは、ツールバーに「マクロ実行」ボタンを設定し、それをクリック
することで、いっそう簡単に「マクロ実行ダイアログ」を出すことができます。
※デフォルトのツールバーには「マクロ実行」ボタンはありません。
「その他(O)-動作環境(E)-ウィンドウ(W)-ツールバー詳細(D)」で設定します。
このツールバーは、秀丸とは別途ダウンロードするようになっています。ツールバー
がなくても問題はありませんが、やはり、あったほうが見た目に綺麗かもしれません。
それにこのツールバー、カスタマイズが強力ですので、やっぱ必須でしょう(^^)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【参考3】..........................................[マクロのキーへの登録方法]
───────────────────────────────────────
□マクロをキー登録すれば、当マクロの機能を、秀丸の機能として使える様になります。
□マクロ登録をした後で、k_PAGE51.MACを適当なキーへ「キー割り当て」登録。
■キー登録への手順
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
当マクロを任意のキーに登録するには次の2段階の手順が必要です。
┌─────────────────────────┐
│ (1)「マクロ登録」する │
│ (2)「キー割り当て」をする │
└─────────────────────────┘
具体的な方法を(1)、(2)の順で次に示します。
■「マクロ登録」の手順
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
下記の3ステップだけでOKです。
A.「マクロ登録」ダイアログボックスを出す
「マクロ(M)-マクロ登録(E)」による。
B.登録したいマクロの位置を1~80番の中で決める
登録番号によって動きが違いますから、一応【参考4】も見てね(^^;
C.マクロ登録内容を記入する
通常、タイトルとマクロ名の2ヶ所を記入します。
- タイトル欄には「目標行数達成率」などと書けば良いでしょう。
- マクロ名欄には、「k_page.mac」と書くか、プルダウンメニューから
「k_page.mac」を探し出しリターンキーを押して、指定します。
■「キー割り当て」の手順
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
下記の3ステップです。
A.「キー割り当て」ダイアログボックスを出す
「その他(O)-キー割り当て(K)」による。
B.マクロを割り当てたいキーを指定
割り当てたいキーを「キー(K)」で指定します。
※ キー(K)リストボックスの下に□Shift □Ctrlなどのチェックボック
スがありますが、これはそれぞれ「シフトキーを押しながら」か「Ctrl
キーを押しながら」という意味で、それぞれをチェックすればリストボ
ックス内の表示も「Shift+」とか「Shift+Ctrl+」とかに変化します。
C.割り当てたキーで、動作させるマクロを指定
指定したキーを押して動かしたいマクロを「コマンド(C)」のコンボボック
スを操作して指定します。
・まず、「コマンド(C)」のすぐ下にあるボックスをクリックします。
・リストが表示されるので、下から2番目「メニュー/マクロ」をクリック。
・リストボックスに「メニュー1:...メニュー2:...マクロ1:マクロ2:...」等が表示される。
・動かしたいマクロ登録名を選ぶ。
※ なお、「キー割り当て」できるマクロは、1~50番までのマクロに限られます。
つまり、キー一発で動かしたいマクロは、50番以下に登録しなければいけませ
ん。詳細は、【参考4】をご覧ください。
※ 秀丸v1.32以前の場合は、kakimac?.lzhに説明がありますから、ご活用下さい。
また、秀丸ヘルプにも詳しく説明されていますから、参照して下さい。
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【参考4】..........................................[マクロ登録の番号]
───────────────────────────────────────
□マクロを登録する場所による相違点(秀丸v1.40とそれ以前の秀丸v1.32の各場合)
■秀丸v1.40以降の場合<秀丸v1.33β5以降を含む>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
秀丸v1.40では、マクロが80個まで登録できます(^o^)
ただ、登録番号によって、特徴や制限があります。下記にまとめました。
・1~10番までの登録マクロ
マクロ(M)のプルダウンメニューにて、登録した「タイトル」が表示されます。
常用するマクロを登録するのに向いている登録場所(番号)です。
キー割り当てが可能です。
・11~50番までの登録マクロ
マクロ(M)のプルダウンメニューでは、10毎の「グループ名」が表示されます。
グループ名をクリックすると10個の「タイトル」が表示され、選択できます。
タイトルから起動するのであれば、50番以降と同じですが、この範囲の登録
番号は、キー割り当てをしてキー一発で利用したいマクロを登録します。
キー割り当てが可能です。
・51~80番までの登録マクロ
マクロ(M)のプルダウンメニューでは、10毎の「グループ名」が表示されます。
グループ名をクリックすると10個の「タイトル」が表示され、選択できます。
しかし、この30個のマクロはキー割り当てが出来ません。
プルダウンメニューからの起動のみになります。
したがって、素早い操作が必要でなく、使用する頻度も低いようなマクロを登
録するのが適当だと判断できます。
■秀丸v1.32以前の場合
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
おそらく、30個しか、登録できなかったように記憶しています。
また、メニューで表示・確認できるのはわずか10個だったような気がします。
もしかして、30個だったかなぁ~。覚えてなくてゴメンナサイ(^^;
登録方法や登録するダイアログボックスも、秀丸v1.40に比べれば、かなり、
使いづらいかもしれません(^^;。
あ、つまり、10個はメニューでコメント表示されて選択できるけど、20以上は
キー登録しても頭で覚えておくしかありませんでしたね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【参考5】..........................................[見出し行と本文行について]───────────────────────────────────────
■ 本文行と見出し行の定義
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・ブロック=「見出行」+「本文行」
※ ブロックとは、見出し行と本文行で構成されます。
「見出行」=●が行頭にある論理行。見出し行が連続する場合は、もっとも上にあ
る見出し行を「第一見出し行」といい、この行に整形情報が記述され
るように指定されています。
「本文行」=見出し行を除くすべての行=「実文行」+「空白行」
・本文行=「実文行」+「空白行」
※ 本文行とは、リターンキーだけの空白行とそれ以外の実文行とから構成されます。
「空白行」=リターンキーだけの行
「実文行」=見出行、空白行を除くすべての文の行
■ 現在のブロック
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・現在のカーソルのあるブロックのことで、現在のカーソルより上にある行頭マーク
のうち最も近い行頭マークの連続の一番上から始まり、次の行頭マークまでを指し
ます。
・通常、現在のブロックは、1行以上の見出し行と本文行から成ります。この範囲に
カーソルがあれば、現在のブロックの行数調査を行ないます。この範囲寄り上に、
カーソルがあれば、現在のブロックの前のブロックを調査しますし、下にあれば、
次のブロックを調査します。
■ ブロックの例外
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・なお、文書の最初の部分で、見出し行のまま始まっている本文行があります。
この部分は、上記の定義で言うと、見出し行がないため「ブロック」とは言えません。
ま、固い事は言わなくて差し支えないんですけど、この部分は便宜的に「リード部」
と言うことにしました(ま、言葉の取り決めはどうでもいいんですけど)。一応、前
に公開した、行数算出マクロなどではこう呼んでいますので(^^;
・また、文書の最後の部分で、次の見出行がないまま終わるブロックがありますが、こ
これも当然の如く、ブロックです。
■ 文書(原稿)の構造
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・簡単にいえば、「文書(特に原稿としてのテキストファイル)とは、見出し行があり、
あとは本文がズラズラ。このくり返し」。たったこれだけのものとして行数を算出し
ています。まあ、世の中のほとんどの出版物は、この考え方で十分カバーできるでし
ょう、はい。
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【参考6】結果表示ダイアログの詳細説明......................[項目の詳細説明]
───────────────────────────────────────
■ 項目1~項目12の内容
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
○ 項目1...現在のブロックの範囲を表示
・現在のカーソルのあるブロックの行範囲を示します。つまり、現在のカーソルから
上にある最も近い見出し行の最も上にある行から、次の見出し行が発見されるまで
の範囲が表示されることになります。
・現在のブロックから上に見出し行がない場合は、ファイルの先頭から次の見出し行
までの範囲を表示します。
・現在のカーソルから下に見出し行がない場合は、現在のブロックの先頭から、ファ
イルの最後までの範囲を示します。
○ 項目2...取得できた整形情報
・取得した整形情報を「20字×30行」の形式で表示し、その字詰め数に折り返し文字
数を設定します。(半角桁数指定は、全角字詰め数に切り捨てで換算されます)
・字詰めの情報がなかったり、正しく記述されてない場合は「(字詰:既定値) 30字」
の形式で表示します。字詰めは変更されず、当マクロが実行される前の字詰めがそ
のまま維持されます。
・目標行数の情報がなかったり、正しく記述されてない場合は「20字×未定」の形式
で表示します。達成率、過不足行の計算は行なわれません。
・字詰めの情報と目標行数の情報ともなかったり、正しく記述されていない場合に、
は「(字詰:既定値) 未定」と表示されます。字詰めの変更も、達成率、過不足行の
計算も行なわないで、現在のブロックの行数計算だけを行ないます。
○ 項目3...現在のブロックにある本文行の行数
・現在のブロックにある本文の行数。なお、本文とは、実文行と空白行を加算したも
の。あわせたもの。
・レイアウト指定用紙で、本文の行数が指定されている場合に便利です。
○ 項目4...目標行数の達成率と過不足行数
・目標行数に対する、現在の本文行数の百分率。
・過不足行とは、目標行数に対する過不足行の行数。なお、不足した場合は"▲"を附
加して「もっと書いてネッ」と催促、オーバーした場合には"▼"を附加して「削ら
なきゃいけないわッ」と指示し、過不足状態を表示する際の視覚的な補助を行ない
ます。
○ 項目5...現在のブロックの全行数
・見出し行を含めた現在のブロックの行数。ただし、見出し行数は、見た目の行数で
はなく、論理行で計算しています。
・指定用紙で、見出行を含めた形で行数指定してある場合に便利です。特別に[30]の
ように[ ]で括ってあるので、視認性が高くなっている項目です。
○ 項目6...見出し行数
・論理行頭に行頭マーク(デフォルトでは"●"か"■")がある行で、現在のブロック
の先頭部分にある行の数。ただし、行頭マークは、当マクロ利用者によって自由に
変更できます。
・見出し行数は、論理行で計算します。折り返されている場合でも1行と計算します。
これは、本文の字詰めより多い字詰めの見出し行が指定されている場合を想定して
います。
・見出し行は「8字詰め、本文の3行どりの2行」のような指定が多いと思われます。
この場合、3行の行頭に"●"か"■"を打てば、行数計算が楽になります。もちろん
実際の見出しを記入するのは2行だけで、残りの1行は遊びになります。この遊び
の行を、見出し行の最初に持ってきて、行数指定を記述すると良いでしょう。
○ 項目7...本文行数
・現在のブロックに含まれる本文の行数で、「現在の本文行数」で示される数字は、
項目3と同じ数字です。
・累積行数は、今まで調査したブロックに含まれる本文の行数の累積数を示します。
これは、ブロックを調査した時点での字詰めによる行数の累積で、現在の折り返し
文字数による行数とは異なる場合が多いですから、ご注意下さい。
○ 項目8...実文行数
・現在のブロックに含まれる実文の行数で、以下、本文行数に同じです。
なお、実文とは、見出し行でない行のうちで、空白行でない行のことです。
○ 項目9...空白行数
・現在のブロックに含まれる空白の行数で、以下、本文行数に同じです。
・なお、空白の行数とは、改行だけの行。
・レイアウト指定用紙で、「写真」などの空白行があり、その空白行も行数として数
えた方が、行数が簡単に得られる場合に便利です。(写真12行2段分など)
○ 項目10...空白出現回数
・空白行の連続して現われる部分の数で、以下、本文行数に同じです。
・写真やイラストで本文行を連続して空白行として空けた場合に、写真やイラストが
何点、配置されるかの数を把握できやすくしたものです。(写真3点など)
・不用意な空白行が混入する場合のチェック項目的な利用もできます。
○ 項目11...継続質問
・継続して、次のブロックの行数を調べるかどうかを指定。
○ 項目12...選択
・「はい」の場合は継続。
・「いいえ」の場合は、このブロックだけで動作を完了します。
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【参考7】k_PAGE で使われている変数......................[マクロ変数一覧]
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■ k_PAGE の改変をする際に参照すると便利です
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
// SET-1(見出し行マーカー第1セット)
//$HeadM1="●";// Head Midasi 1 見出しマーカー1
//$HeadM2="■";// Head Midasi 2 見出しマーカー2
//#sn = 0;// Shou Number 章の番号=見出の個数
//#kd[0] = 0;// KomiDasi Gyousuu 見出の見出内行数
//#tl_kd = 0;// KomiDasi Ruiseki 見出累積行数
//#ln[0] = 0;// Line Number 章内の全本文行数
//#tl_ln = 0;// Line Number 全本文行数
//#zl[0] = 0;// Zissitu Line number 章内の実質本文行の行数
//#tl_zl = 0;// Total Zissitu Line number 全文の実質本文行の行数
//#rn[0] = 0;// only Return line Number 章内の空白行の行数
//#tl_rn = 0;// Total only Return line Number空白行の累積行数
//#rk[0] = 0;// Return Kasyo箇所 number 章内の空白行の出現箇所数
//#tl_rk = 0;// Total Return Kasyo箇所 number空白行の出現箇所数累積
//#gc = 0;// GyoutouCharacter 行頭の文字種
//#gcb2 = 0;//GyoutouCharacterBefoer 1行前の行頭状態
//#selyn = 0;//マクロ開始時に select 範囲のあるなし
//#jz = n;//秀丸で設定されている一行の字詰めn半角桁数
※ なお、当バージョンでは、行数調査を1行づつ行なっています。したがって画面が
スクロールされてしまい、速度も遅くなっています。これは、一気に調査したバー
ジョンでは、「書いている感覚」が失われ、どんな内容を書いたか忘れてしまう危
険性を回避するもので、ご容赦ください。行数調査だけを迅速に行ないたい場合は、
上にある見出し行を見つける場合と同様にマクロを改変すると、ほぼ瞬時に完了す
る、まったく同じ内容の調査を完遂することができます。また、秀丸v1.42であれば
setsearch関連の不具合も修正されておりますので、特別な手当も不必要です(^^)
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[第四章……ひとりごと(^^;]
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●[14]秀丸日本語文書作成支援「書きマクロ」シリーズの将来<120w*25L>
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・及ばずながら、秀丸エディタのマクロを作る上でヒントになるようなポイントをまとめています。これらを「使いマクロ」シリーズとして公開を予定していました。(「使いマクロ」は、旧「まくりマクロ」と呼んでいたものです。「まくりマクロ」はマクロだけに限定していたシリーズで、書きマクロのオマケみたいな存在でした。しかし、新しい「使いマクロ」シリーズでは、マクロの有用な使い方や便利なサブルーチンの公開をはじめ、秀丸エディタそのものの多様な使いこなし術、日本語文章を書く上で便利な秀丸・秘伝の美技?なども合わせて公開して行く予定です。あくまで「予定」ですッ! ま、お暇な時にどうぞ)
□公開予定だった(;_;)「使いマクロ tukamac-Seriese」
・「便利関数百選」
和洋数字、日時、文字列などを、希望する形に自由に変換する関数(サブルーチ
ン)をバラバラにして公開。再利用したい関数だけを利用したい人が利用できる。
そんなパターンを考えての公開です。(なかなか100にならない(^^;)
・「秀丸エディタ、初歩の前の前」
ウィンドウズの超初心者の方にも、秀丸エディタを使ってもらえるように、詳細
に解説した内容を予定しています。「hm133.lzhを解凍して……」さえ理解でき
ない人向けの超やさしい版です!!!「上書き保存」と「別名保存」の意味や効能
の違いなど、パソコンを使う上で基本的なノウハウを、実務面・発想面から詳細
に、「Windows上で文書を作成する」ための意味付けから順次パイロットします。
・「秀丸マクロ、初歩の後のちょっと前
秀丸のマクロは、プログラム経験者にとっては非常に分かりやすい構文やコマン
ドが用意されていますが、プログラム初体験の人には、敬遠されがちです。ま、
秀丸自体がプロのプログラマ御用達的なものですから仕方ないのは事実です。ま
た、マクロが書けなくても決定的な不自由はないでしょう。実際、○太郎や、W
○rdで、日常的にマクロをガンガン使いこなしている人のウワサなんぞ、聞い
たこともありません(実はウィザードあたりは全部マクロってコトですが、ま、
ウィザードを使うのと、マクロを使うのとは、別にして良いでしょう)。ただ、
ほとんどの機能が完璧に用意されている、著名ワープロソフトと、秀丸エディタ
では、目的も条件もまったくと言って良いほど違います。それぞれの特徴がそれ
ぞれにあるってことですね。
そこで、より一層秀丸エディタらしい便利な世界を満喫するために、マクロの書
き方を身に付けてしまおうってわけです。たとえ初心者であろうと、秀丸エディ
タのマクロを使うと、それまでには感じられなかった快感・快楽の世界が待って
います(^^) そのためにできるだけ効率良く、構文や文法を説明。一気に、秀丸
肉体化症候群の奈落の底の、悦楽の世界へとご案内しようと言う寸法です(^^)
□ところが・・・・・・・
そんなつもりで、せっせとマクロを作りながら、テキストも書いていた水銀水。
周囲の友人からは「『月刊』書きマクロ」と冷やかされながらも(^^;、順調に進
めていたつもりでした。
ところが、1995年1月17日午前5時46分、兵庫県南部地震が発生。
神戸を中心とした関西地方は、壊滅的な被害を受けました。4月になってJRが
全線で復旧するなど、復興に向けて少しずつ明るい光が見えて来ています。また
マスコミなどの報道でもそのように明るい話題が多々取り上げられています。し
かし、現実は極めて厳しく、やはり「壊滅的な被害」は文字通り「壊滅的」であ
るのです。私は関西地域に住んではいるものの、直接的な被害は幸いにも避けら
れましたが、間接的に多様な影響があり、書きマクロシリーズも公開以来初めて
の3ヶ月という長期のブランクが開いてしまいました。
それなりに進めてはいますが、ゆっくりメで行きますので、今後ともよろしく、
お願い申し上げます<m(_._)m> 時節は、万物、蘇生の春をむかえています。
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●[15]<60W*5L>「書きマクロ」Nシリーズ終了のお礼……などと言ってしまった(^^;
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□ 完了したと思い込んでいた、リハビリの遠く長い道(^^;
~ お礼 ~
・私、水銀水(Suigwinsui)がなりふりかまわず(^^; 勝手に公開を続ける「書きマクロ」
シリーズ。kakimac1.lzh からはじまって、ついに、1桁を終了することが出来ました。
これも秀丸エディタというソフト、また、公開の場としての通信環境があるからこそと、
秀まるお氏、ならびに、ニフティーサーブ、WINDOWSフォーラム、各々の運営担当
のみなさん、そしてとりあえずダウンロードして頂いた方々、また、日々利用して頂いて
いる皆様方に、深く深く感謝いたしております<m(_ _)m>
・・・などと大胆にもヌカしてしまった私・水銀水。恥ずかしい(;_;)
実は、ある方から、「おんどりゃあぁあぁぁ、Nシリーズが完了したってゆうてたけど、
kakimac5.lzhとkakimac9.lzhは、いったい、どこにあんのんじゃあ~。いてこましたろか
ぁあぁぁ」との質問。あ、本当はこんな調子じゃなくて、もっと、やんわりと優しく、礼
儀正しく質問されたのですが、ホント、kakimac5 と kakima9は公開されていませんでし
たね(^^; 「満天下に恥じを晒す」とはこのこと。うん?「水銀水のマクロ自体が、そう
じゃないの」って言われると「なるほど、その通りかもしれない」と素直に納得してしま
いそうな水銀水。一応、バージョンアップしたり、新しいマクロを公開する毎に、現状を
Excelに自動的に転送してリストアップされるマクロを作って動かしていたんですが、そ
のリストを見て確認するのは人間の仕事。まあ、リストを見れば一目瞭然で欠落している
ファイルは判るはずなのに、それまで全く抜けがあることに気付きませんでした。
あ~、やはり、長期入院の後のリハビリ、カラダはほぼ戻って来たけど、頭の中身のリ
ハビリは、も少しかかりそうです(^^; ま、気長に付き合っていただければ幸いです。
□『月刊・書きマクロ』復刊か(^^;..[公開ペースのマイペース化(^^ゞ]
・「書きマクロ」α/Nシリーズ内容の詳細は、同梱の"kakimac5.txt"をご覧ください。
なお、"kakimacB.txt"や"kakimacB.lzh"等は、普通のファイル名として大文字
/小文字の区別が付かない場合、"KAKIMACB.TXT"や"KAKIMACB.LZH" あるいは
"kakimacb.txt"や"kakimacb.lzh" などになってしまいますが、「かきまし~
び~」とは読まないで、胸の中で可愛らしく「かきまっく"ビィ~"」と呼んで
頂ければ嬉しいです(^^ゞ
※ ところである方から「最近、公開しないね。"月刊"書きマクロ」じゃなかったの」
とご指摘を受けました。新しいマクロ、バージョンアップしなければならないマク
ロなどがあるんですが、この混迷のご時勢(^^; 鋭意努力いたします。
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●[16] 秀丸エディタ本の素朴な疑問..........[わたくし水銀水が書きましょう(^^ゞ]
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□秀丸エディタでの効率的な日本語文章作成に関する本の「永遠の疑問」
■
ウィンドウズ黎明期から本格的な広がりを見せた昨年まで、非常に長期の入院生活をし
ているあいだ、「秀丸関連の書籍がズラ~と並んでいるはずだ。早く見てみたい」こうい
うふうに考えていた私は、あさはかだった? 間違いだった? 甘かった? 書店には、
わずかに2、3冊の秀丸関連の書籍があるだけ。それも、ほぼ秀丸のヘルプファイルと同
じ内容。ほとんどヘルプファイルをそのままテキストに落としたような内容。そりゃナイ
ヨ~(駄洒落を言っている場合ではなかった(^^;)。秀丸の本がないなんて。
■
そんな、こんなで「ま、無いなら無いで自分でそれなりのものを書いてしまおう」って
始めた書きマクロシリーズ、そして秀丸操作と秀丸マクロに関しての「使いマクロ」シリ
ーズ。少なくとも自分が経験したのと同じことを、新しく秀丸エディタを使おうとしてい
る人が再度、経験するのは、ナンセンスですからね。経験が積み重ねられて行く、知識が
蓄積されて行く、これが書籍の本来の使命。でも、アタシじゃ無理。そこで出版がダメな
ら、オンラインで伝えて行こうって感じです(^^)
■
ただ、冷静になって何度も考えてみる。
なぜ、いろんな側面から秀丸を解説するような内容の本が無いのか。
なぜ、ヘルプファイルをコピーしたような内容の秀丸本しか出版されていないのか?
やはり、秀丸関連の本の需要自体がないのだろう、って単純な結論しか思い付きません
。そうだよなぁ、売れれば、どこの出版社も先を争って出すハズだもんな。事実、○太郎
や、W○RDなどの本は山ほどある。う~ん、やはり、秀丸エディタ関連書籍は需要がな
いのか、売れないのか。でも一方では、ほとんど見たことも無いようなソフトの本だって
、それなりに出版されている例もあるにはある。
じゃあ、なぜ秀丸エディタに限って、多様で詳細な解説本がないのか?
……いまだに私には理解できない「秀丸エディタに関する永遠の命題」です。
ニフティーの会議室には、一週間に何件もの疑問が登録され、それも、少しちゃんとし
た解説書があれば十分に事足りる内容も少なくありません。みんな、秀丸エディタを快適
に使いたい、そのための情報が欲しいんじゃないだろうか、と単純に思ってしまう訳です
。たしかに秀丸エディタのヘルプファイルは、とても使い易く、分かりやすく説明されて
います。ただ、利用者のパソコンに関する知識の差もあり、ヘルプファイルじゃ、多くの
秀丸利用者の疑問をカバーできないのも事実。
ならば、ヘルプファイルをそのまま書き移すと言うタイプの書籍ではなく(そうした類
の本の必要性もあるとは思いますが(^^;)、やはり、さまざまな疑問を吸収した説明や応
用的な使い方、さらに、マクロの利用法まで、現実的で多彩な内容の秀丸本って、必要だ
と思うんですけどねえ。でも、やはり、そんな秀丸本は無い。
う~ん、いまだに「秀丸に関する永遠の命題」は理解できない、私には。
とりあえず、ニフティーの場を借りて頑張ろうッと!
ま、もっとも書籍と言う形態でないと「書きマクロ」「使いマクロ」に接することがで
きない人もいるわけで、書籍にと言う形態への思いもある、わたし(^^; 秀丸の知識、マ
クロの技術、文書技量。どの点からも、私以外にそれを書く者はない(あはは…(^^ゞ)
。
てな訳で、縁がありましたら、よろしくお願いしますねん<m(_._)m>
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●[17]高度情報化社会の忘れ物「行数計算」の風景...[マニアックな微笑を]<20W*90L>
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□お急ぎの場合、この章は読み飛ばして下さい(^^;
●秀丸マクロの実例<20W*30L>
●快適・快感・悦楽の饗宴!
●
↑のようにして小見出行を本文3行取りで書き、続けて本文をこうして書く。これは、通常、文字数・行数が先に指定されている原稿を書く場合に良く用いるスタイルです。ただ、実際に原稿を書く場合は、最初から20字詰めで書くわけではなく、80字詰めとかでダ~っと書いておいて、そろそろ原稿の分量を調整しようかと思う頃になって、おもむろに文書を20字詰めにして、行数を調べたりするケースが多々あります。(ですから、原稿の分量を全く気にしないで原稿を書ける大先生方、字詰めなどにも制限を受けない方々には当マクロは全然意味のないマクロだと言うことです)
ところが、字詰めを設定するのは、「その他(O)-設定(C)-折り返し文字数(W)」に40とかをキーボードから必要のあるたびに再度、入力しなければなりません。本文が20字詰めだったのに、キャプション部分などでは30字詰めというのはごく普通にありますね。そのたびごとに字詰めを変えなければなりませんでした。しかも、これだけ日本語を多く使う国なのに(?)、パソコンソフトは、字詰め数を半角で要求して来よる。わたしなんざ、生来、暗算が不得意だったもので、「全角20字詰め」程度なら、みごとに「半角で40だな」と一発で計算できるんですが、「全角19字詰め」とかになると、一瞬たじろいだりします。逆に「半角52桁」で表示されてある画面が全角で何字詰めなのか、瞬間には理解できなかったりします(^^ゞ
一方、何行の文書を書かなければならないと指定されている場合にも難しい問題が待ちうけています。たとえば、指定行数が30行と限定されている場合、目標の30行に対して、あとどれだけの行数を書かなければならないのか、あるいは、何行多すぎるのか、常に気になりながら原稿を調整していかなければなりません。しかし、行数計算も(私だけなんだろうか?)簡単ではありません。行数の計算に関しては、先立ってkakimac2.lzhで行数計算マクロを公開していますが、あいつは、「ある程度仕上がった文書の全体の行数を見渡す」といった趣向のマクロでした。ところが、現実的には、部分部分を行数を計算しながら文書全体を仕上げていかなければならないシチュエーションも非常に多いわけです。つまり「小見出A部分は30行、小見出B部分は38行、小見出C部分は80行……全体で小見出本文5行とりの2行で5本、本文600行」などと指定されている原稿を書かなければならないライターという職種の方々も多いわけです。そうそう。今は昔のそのまた昔、編集者と名の付く職業の方が、20字詰めの原稿に向かい、赤で13字づつ、ペッ、ペッとマークを入れ、13字詰めで何行になるかを計算していた風景がなつかしく思い出してしまいました。さて時は流れて、マルチメディア時代の到来した高度情報化社会の最前線であるべき情報雑誌の編集部。「いまはベタのテキストで原稿を受け取るから簡単さ」と言いながら、エディタに読み込みディスプレイに向かいながら、「この部分は32行だから、え~と、2、4、6……、あっ、28だっけ、26だっけ。ま、もう一回最初からやろ。ま、今度は慎重に1、2、3……32」とつぶやいていたり、PageMakerにドド~とテキストを流し込んだまでは良かったのですが、「あのバッキャロ~、28行の30段と言ったのに、27行で書いてきやがって、クッソ~。いまさら30行、オレに削れってかぁ~」とかの風景。頻繁にあるかないかは別にして、『日本語文書における字詰め・行数計算』が、高度情報化社会においても、ままならないことを示す例だとも思われるのでござひます(^^;。
そこでk_PAGEマクロ。別名、誰が呼んだか『PageMakerいらず』。(私が呼んだ(^^;)
見出し行に<20W*30L>と書いておくだけで字詰めと目標行数が自動的に指定され、どんな折り返し数で書いている文書(ベタのテキスト)でも、キー一発で、『1行の字詰めが全角で20字、目標行数30行』に対する達成率を計算。20字詰めにした現在のブロック(小見出行から次の小見出行までの間)にある文書の行数、実文行数、空白行数、累積行数、目標行数までの過不足行数、見出し行数などを連続して算出・表示します。
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[第五章……少しはマジメに]
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●[18]最後に.............<40W*50L>............................[謝辞などなど]
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□お願い、謝辞、著作権の宣言など
・当マクロは、斉藤秀夫氏のシェアウエアである[秀丸エディタ for Windows Ver1.42]
のためのフリーウエアです。このマクロは無料ですが、使用するのに必要な秀丸は、
シェアウエアという形態をもつ商品です。また、当マクロ集は、秀丸の作者とは全く無
関係です。当マクロ集で生じたトラブル等で迷惑のかからないようお願いいたします。
なお、秀丸v1.32でも動くと思いますが、秀丸V1.42以降を推奨いたします。
・なお、使用上のいかなる損失に対しても保証はできません。それぞれ各自の責任におい
て使用・改変等を行って下さい。
ただ、当マクロ集に関する苦情、問題点、要望、バグなどを発見した場合等々の対応は
FWINF の12番会議室か、メールにて、どうぞ。出来る限り前向きな対応はいたします。
・当マクロはフリーウエアですが、砂場に落ちている「猫の運個」ではありません(^^;
出版権を含む複製権、二次的著作物の利用に関する原著作者の権利等の一般的著作権
を放棄したものではありません。
・当マクロ、当マニュアルで多用している罫線は、高池新一(GFA02114)氏による
相も変わらず『秀丸用罫線マクロ「t_keisen.mac」』を使用させていただきました。
・当マクロのマクロ作成上の導火線となった「脚注マクロ」は、米国西海岸留学中の前途
洋々たる青年医師((^^;??)masasanの基本アイディアと緻密・厳密・過酷なアドバイス
により、現在、インターネットを通じて製作が続いています。
まあ、予定よりじっくり熟成中ですので(^^;、気長にお待ち下さい<m(_._)m>
・また、個人的にではありますが、長期入院後の私の肉体的・精神的リハビリについても
通信を通じての仲間として許される範囲内で、時期に応じた適切なアドバイスをいただ
きました。これら一つ一つが私にとっては何にも代え難い貴重なものであり、いま、そ
して、これからを生きるための誘導剤にすることができました。現実を冷静に受け入れ
分析する目、前向きに生きる積極的な生への真摯な姿勢などなど多くのことについて、
心身共に私の内部に僅かに残る生命の力を再び奮い起こすように喚起して頂きました。
この場を借りて彼に対し、ここに、重ねて深く深く感謝致します。
・当マクロの字詰め記述規格(^^;が、より広くに広まり活用されれば幸いです(^^ゞ
・では、皆様のより一層の快適な日本語作成環境の発展と御多幸を祈りつつ・・・(^^)
平成7年04月25日(火) 午前11時11分00秒 水銀水(Suigwinsui)/小田 明夫(HGD01603)
↑
↑コノ日付、kakimac4.lzh に収録している k_DATE Ver.2 によってキー一発で入力。
人呼んで「セルフ・アド(なんのこたあない自己宣伝ですわ(^^;)」
kakimac4.lzh もよろしくm(__)m
個人的には、非常に便利だと、すっかり思い込んでます(^^;
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『日本語文章作成に携わる全ての方々に、秀丸エディタを、ファインアジャスト!!』
「書きマクロ・シリーズ」のねがいです。
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水銀水(Suigwinsui)/小田 明夫(HGD01603)
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