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1997-05-30
|
16KB
|
390 lines
拡張子 DOC の自動判別ユーティリティ
DOCEXE.EXE Version 2.14
for Windows 95 / NT
May 31th,1997
copyright(c) ちょくじん(高橋直人)
KHF04145@niftyserve.or.jp
naoto@sm.rim.or.jp
http://www.sm.rim.or.jp/~naoto/
■■■0.はじめに
Microsoft Word の文書ファイルの拡張子はデフォルトでは DOC になっています。
Windows95 の場合、DOC ファイルはワードパッドに関連付けされていますので、
Word Ver.6 までの文書であれば、エクスプローラ等からファイルをダブルクリッ
クすると、そのまま読むことが出来ます。MS-Word をインストールしている場合は、
MS-Word が起動することでしょう。
フリーソフト/シェアウェアにも DOC ファイルが添付されている事があります
が、これらは普通のテキストファイルである場合がほとんどで、起動の遅いワード
パッドや MS-Word を使う必要はありません。かといって、DOC ファイルをメモ帳
やテキストエディタへ関連付けを変更してしまうと、今度は MS-Word 文書を開こ
うとするときに困ってしまいます。
DOCEXE.EXE は拡張子 DOC のファイルを、Microsoft Word 用文書ファイルなの
かテキストファイルなのかを判別し、起動するアプリケーションを自動的に切り替
えるユーティリティプログラムです。
DOCEXE を使うと、普通のテキストファイルをワードパッドや MS-Word で読み込
む時の待ち時間から解放されます。
◆DOCEXE は、一度設定すればスタートアップグループに登録する必要はあり
ません。DOC ファイルを開こうとした時にシステムが起動します。
◆RTF 形式のファイルで拡張子が DOC のものは MS-Word の文書ファイルとし
てアプリを起動します。
◆Macintosh で作成されたテキストファイルで、拡張子が DOC のファイルを
変換する機能があります。
--> 「■■■4.Macintosh で作成されたテキストファイルの変換」
◆WindowsNT 3.51/4.0 でも動作を確認していますが、以下を参照下さい。
--> 「■■■5.使用上の注意」
◆本ソフトウェアはシェアウェアですが使用者の送金義務はありません。
--> 「■■■6.シェアウェアについて」
◆V2.10以降より、MS-Word の場合は DDE を使用してファイルを開くようにし
ました。MS-Word 以外のアプリケーションで、DDE を使用してファイルを開
きたい場合は「■■■5.使用上の注意」をご覧下さい。
◆MS-Word または WordPad を使用していない方には何の役にも立ちません(^^;
◆MS-Word の文書ファイルの拡張子を変更している方には、あまり意味のない
ソフトです。
◆本プログラムは 32bit プログラムです。Windows3.1 では動作いたしません。
Windows3.1 をご使用の場合は Version 1.41 の DOCEXE (DOCEX141.LZH) を
ご使用ください。
MS-Word,Microsoft Word は米国マイクロソフト社の商標です。
Macintosh は米国アップル社の商標です。
■■■1.配布ファイル内容
DOCEX2nn.LZH (nnはバージョン番号)には以下のファイルが格納されています。
DOCEXE.EXE ... プログラム本体
DOCEXE.DOC ... このファイル
DOCEXE.EXE はどこに置いてもかまいません。設定を頻繁に変えるプログラムで
はありませんから、プログラムマネージャやスタートメニュー等に登録してもあま
り意味は無いと思われます。
Windows3.1 と併用している場合は、16bit 版の DOCEXE とは別のディレクトリ
にインストールして下さい。
使用をやめる場合は、DOCEXE を単体で起動した場合にあらわれるダイアログボッ
クスに、「アンインストール(U)」というボタンがありますので、これを押して下さい。
DOC の関連付けを DOCEXE 使用前に戻した上、DOCEXE のレジストリを消去しま
す。その後、上記のファイルを削除して下さい。
■■■2.使用方法
(1) まず、DOCEXE.EXE を単体で起動して下さい。
(ファイルマネージャ・エクスプローラ等からダブルクリックなど)
(2) 「DOCEXEについて」というダイアログボックスが現れます。ここで「設定」
ボタンを押して下さい。
(3) 「DOCEXE - 設定」というダイアログボックスが現れます。
「MS-Word(M)」や「テキストエディタ(T)」はそれぞれ起動するプログラム名を設
定します。リストボックスを開いて、登録されているプログラム名から選
択出来ます。また、「参照(B)」「参照(R)」で直接実行プログラム名を選
択することも出来ます。
「MS-Word(M)」
ワードパッド(WORDPAD.EXE)や Microsoft Word(WINWORD.EXE) を
指定します。
「テキストエディタ(T)」
メモ帳(NOTEPAD.EXE)や任意のテキストエディタを指定します。
「8+3形式」
16bit アプリ(Word6等)を使用する場合にチェックすると、従来
の MS-DOS の 8+3 形式のファイル名をアプリに渡します。
「DOCの関連付け」で、拡張子 DOC のファイルをどのアプリケーションで
開くかを選択します。DOCEXE だけでなく、MS-Word やエディタを選択す
ることもできますので、一時的に全ての DOC ファイルを MS-Word やエ
ディタで開きたい場合に使用できるかと思います。
「OK(O)」で、このダイアログボックスでの設定を有効にします。
★テキストエディタに NOTEPAD を指定した場合
メモ帳 NOTEPAD.EXE は、およそ 64K バイト以上のテキストファイル
を開くことが出来ません。その場合、ワードパッドでファイルを開こ
うとします。
DOCEXE は、テキストエディタに NOTEPAD を指定した場合はファイル
を開く前にファイルのサイズをチェックし、60001 バイト以上のファ
イルの場合には別のアプリケーションでファイルを開くようにするこ
とが出来ます。
「設定」ダイアログで「OK(O)」を押した後に「テキストエディタ2」で設定
します。
(文書中の改行の数によって NOTEPAD で処理できるファイルのサイ
ズが異なりますので、とりあえず 60000 バイトまでを NOTEPAD で
処理させるようにしています。)
★コマンドラインにオプションを指定したい場合
例えば秀丸エディタでは、秀丸起動時に /B オプションを指定すると
編集の出来ない閲覧モードで起動します。
DOCEXE でオプションを指定するには、設定ダイアログの起動プログ
ラム部で直接入力してください。この時、リストボックスから選択し
た場合は余分な文字がついていますので、一度 OK ボタンを押した後
もう一度 DOCEXE を起動して設定ダイアログを開いてみてください。
オプションと文書ファイル名の順番が逆になる場合は $F という代替
ファイル名が使えます。
起動プログラムが C:\EDITOR.EXE だった場合で
文書ファイルが HOGE.DOC だった場合
設定 実際の起動
C:\EDITOR.EXE --> C:\EDITOR.EXE HOGE.DOC
C:\EDITOR.EXE /N --> C:\EDITOR.EXE /N HOGE.DOC
C:\EDITOR.EXE $F /N --> C:\EDITOR.EXE HOGE.DOC /N
(4) 設定が終わったら DOCEXE を終了して下さい。
以後は、環境が変わらない限り(各アプリを再インストールした場合等)DOCEXE を
起動する必要はありません。
スタートアップグループに登録しても、Windows 起動時にダイアログボック
スを開いて邪魔なだけです(^^;
(5) 後は、DOC ファイルを関連付けで起動するだけです。
エクスプローラであれば、拡張子が DOC のファイルをダブルクリックする
だけですね。
DOCEXE そのものは、MS-Word やテキストエディタの起動後すぐに終了しま
す。
(6) Windows95 の場合、DOC ファイルのアイコンを右クリックすると「開く(O」
の下に「開く(Word)」と「開く(Text)」が追加されます。
それぞれ DOCEXE で設定した MS-Word とテキストエディタでファイルを開
くことが出来ます。
また、「印刷(P)」では、ファイルの内容にかかわらず MS-Word で印刷を
行います。
■■■3.16bit バージョンとの相違点
・DOCEXE.INI を作成せずにレジストリを使用しています。16bit の DOCEXE を
併用しないのであれば DOCEXE.INI が残っている場合は削除して構いません。
・16bit 版にあった、Mac で作成されたテキストの変換機能を省きました。
--> V2.10 で復活しました。
・SHIFT キーを押しながら DOC を起動した場合の、起動プログラムの選択をや
めました。要望が多いようであれば復活させますが...(^^;
・テキストエディタに NOTEPAD を指定した場合、サイズの大きなファイルを開
くエディタを別に指定できます。
・アンインストール機能で、DOCEXE 使用前の環境に戻すことが出来ます。
■■■4.Macintosh で作成されたテキストファイルの変換
Macintosh で作成されたファイルには Mac Binary というバイナリーのヘッダー
が付加されます。またファイルの後ろにはリソースも付加されます。DOCEXEは、Mac
Binary があるファイルが指定された場合、そのファイルのタイプが TEXT であれ
ば、DOS/Windows のテキストファイルに変換した後、テキストエディターで表示を
行うことが出来ます。
Mac Binary の付いたファイルは、まずその旨をダイアログボックスで表示します。
TEXT の場合は変換を行うかどうかの選択ができますが、それ以外のファイルの場
合は、情報を表示するだけです。
変換を行う場合、元のファイルと同じディレクトリに、元のファイル名の末尾に
"_Conv" を付加したファイルが作成されます。これが変換後のファイルで、テキス
トエディターにはこのファイル名を渡します。
変換元ファイル名:C:\Document\MacText.Doc
変換先ファイル名:C:\Document\MacText_Conv.Doc
■■■5.使用上の注意
おそらく全ての MS-Word のバージョンアップに対応するのでは、と思います。
もし、MS-Word を使用していて DOCEXE.EXE が正常動作しない場合はご連絡くださ
い。出来るだけ善処いたします。
なお、MS-Word は拡張子を DOC 以外に変更することが出来ます。詳しくは MS-Word
のマニュアルをご覧ください。拡張子を変更して使用している場合は DOCEXE は無
用となります(^^;
★WindowsNT での使用
作者の環境では WindowsNT を動作させられないため、NT 上での動作確認は
しておりません。起動することだけは確認しています(^^;
(ご使用していただいた方からの報告で、NT3.51/4.0 では動作しています。)
NT で使用する場合の一番の問題点は、レジストリの構造が Win95 と異なる
らしい事です。もし、正常に DOC ファイルの使い分けが可能でも、おそらく
アンインストール機能は働かないと思います。アンインストールをするつもり
がないのであれば何等問題はないですけど(^^; アンインストールが出来ない
場合でも、関連付けをファイルマネージャ等でやり直して貰えば大丈夫です。
(ただし、レジストリに「DocExe文書」というエントリが残るでしょう)
★MS-Word 以外で DDE を使用してファイルを開きたい場合
DOCEXE の DDE は初期状態では MS-Word 固定になっています。もし、MS-Word
の文書ファイルを MS-Word 以外のアプリケーションで開きたい場合は以下の
ようにして下さい。
尚、以下の作業は直接レジストリファイルを操作しますので、十分注意の上
行って下さい。万が一、この作業で Windows が起動しなくなったとしても当
方では責任を持ちません。
・まず、レジストレーションエディタを起動します。
・使用したいアプリの DDE コマンドを調べます。該当するアプリが DDE に対
応しているのなら、それらしい名前を調べるとあるはずです。Word7 の場合
は Word.Document.6 です。Word97 であれば Word.Document.8 です。
そこに shell\open\ddeexec というキーがあるはずです。
そのうち、shell\open\ddeexec 、shell\open\ddeexec\Application 、
shell\open\ddeexec\Topic に記述されている文字が必要です。
・次に \HKEY__CURRENTUSER\Software\Chokujin\DocExe というキーを探しま
す。一度でも DOCEXE で MS-Word 文書ファイルを開いていれば、この下に
DdeApp DdeTopic DdeExec という3つのキーがあるはずです。これらを、
先に調べておいた DDE コマンド文字列と置き換えます。
shell\open\ddeexec の内容 --> DdeExec
shell\open\ddeexec\Application の内容 --> DdeApp
shell\open\ddeexec\Topic の内容 --> DdeTopic
■■■6.シェアウェアについて
DOCEXE はシェアウェアです。しかし、使用者に送金義務はありません。送金し
なくても、そのままご使用いただいて構いません。
本ソフトウェアを使用することによってシェアウェア料金を支払うだけの価値が
あると判断した方のみご送金下さい。
・シェアウェア料金 500円
ご送金下さる場合は、以下の方法でお願いいたします。
・NIFTY-Serve のシェアウェア送金代行サービス
GO SWSOKIN 「送金代行サービス」 シェアウェア番号 3238 です。
・銀行振込
第一勧業銀行 仙台支店 普通 2510298 高橋直人(タカハシナオト)
ご送金いただいた場合は、電子メールでご連絡下さい。
・郵便振替
口座番号:02250-4-13026 加入者名:高橋直人
通信欄に電子メールアドレス(可能な方のみ)を記入してください。
NIFTY の送金代行サービスが使えない方は、郵便振替が手数料 70 円ですの
でおすすめです。
なお、ご送金いただいてもパスワード等の発行はありませんが、0.1 単位の
バージョンアップがあった場合は電子メールでお知らせします。
■■■7.プログラム使用・再配布について
本ソフトウェアの著作権は高橋直人(ちょくじん)が有します。
・本プログラムを使用することによって発生したいかなる損害等にも、
著作者は一切責任を負いません。
・バージョンアップ、バグ対応等の義務を著作者は負わないものとします。
再配布・転載等は自由ですが、以下を遵守してください。
・著作権表示を書き換えたり、ファイルの内容を変更しないで下さい。
・1.にある全てのファイルを含めてください。
・金銭の授受を伴わないこと。ただしディスク代等実費はこのかぎりではありま
せん。
・商業的利用・雑誌掲載の際には、その主旨を御連絡の上、作者に許可を求めて
下さい。
・非商用・非営利の転載を行う場合は、事後でも結構ですので御一報ください。
・バージョンアップ等があった場合は、転載者は責任をもって再配布を行ってく
ださい。
■■■8.作者より
バグ・要望等ございましたら、電子メールでご連絡願います。NIFTY-Serve、イ
ンターネットのどちらでも構いません。
または、NIFTY-Serve のフォーラム FWINAL の6番会議室へ発言をお願いします。
電子メール宛先:NIFTY-Serve KHF04145
naoto@sm.rim.or.jp
最新のプログラムは NIFTY-Serve の FWINAL LIB 6 にアップロードされますが、
インターネットの私のホームページでも公開しています。
ホームページ:http://www.sm.rim.or.jp/~naoto/
ホームページでは、NIFTY に公開するほどでないマイナーバージョンアップ版や
NIFTY 未公開の小品ソフトをダウンロード出来ます。
貴殿の Windows Life のお供になれば幸いです。
■■■9.謝辞
16bit 版で有益なご意見をくださったみなさま
DOCEXE を掲載・紹介していただいた各パソコン誌編集部御中
厚くお礼を申し上げますm(_ _)mペコ
■■■10.バージョンアップ履歴
V2.00 96-05-18
・32bit 版公開
V2.01 96-05-19
・空白が入っているパス名を使用している場合に、MS-Word に文書ファイル名を
渡せなかった点を修正
V2.02 96-05-21
・TAB(0x09)がテキストファイルに入っていた場合に誤認識していた(^^;
V2.03 96-05-25 (HomePageで公開)
・DOCEXE.EXE 自身が空白入りパスにおかれている場合の誤動作修正
V2.04 96-06-05
・V2.03 のコマンドライン解析のバグ修正
・WIN.INI 書込ミスを修正
V2.05 96-06-09
・アプリの起動フラグを変更し、対応しているアプリであれば前回の表示状態
を再現するように変更
・NIFTY-Serve の会議室でのサポートを開始
V2.10 96-09-10
・Word 文書を開く場合に DDE を使うようにした
・RTF 形式ファイルは Word 文書として認識
・16bit アプリ用にショートファイル名を使用するオプション
・Macintosh のテキストの変換機能
V2.11 96-10-02 (HomePageで公開)
・設定ダイアログで、コンボボックスの高さが0になっていたため、開いてい
る様に見えなかった(^^;
V2.12 96-10-23
・DOCEXE 自身のパスを取得できない場合があるのを修正
DOC 起動時に「DOCEXEを探しています」というダイアログが表示された事が
ある方は、一度本バージョンの DOCEXE を起動して設定ダイアログで OK ボ
タンを押してください。
V2.13 97-02-06
・コンパイラを WATCOM C/C++ から VC4.1 に変更。
・DDE の操作を間違っていたのを修正。今度はきちんと WORD がアクティブに
なります。
V2.14 97-05-30
・MS-Word の「送信」に対応。
V2.13 以前のバージョンの DOCEXE をご使用の方は、一度 DOCEXE を起動し
て設定ダイアログで OK ボタンを押してください。
・起動プログラムにオプションを指定できるようにした。
本ドキュメントの 134 行付近を参照してください。