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バイヤーズガイド:Mac OS搭載機 PowerBookの動向 [Saturday, October 18, 1997 星野 純=日経MAC] ノート型が欲しいという人は,現行機種では,AppleのPowerBook3シリーズ6モデルしか選択肢がない。デスクトップに比べると寂しい限りの状況だが,逆に「今欲しい」という人にとって機種選びは楽である。 ただ,残念なのは前述のAppleの戦略変更で,期待されていたアキア,ソーテック,PowerComputingなど互換機メーカーのCHRP準拠ノートブック・マシンの可能性が事実上消えてしまったことである。 PowerBookの動向には変化なし。イチ押しはやはり2400c/180 PowerBookをメインにガンガン使いたい人であれば,現状のお薦めは間違いなく「PowerBook 2400c/180」だ。 CD-ROMドライブが内蔵できないこと,キーボードが少々小さいことを除けば,高速のPCIバス・アーキテクチャー,大きさ,重さといった携帯性,画面の広さ,処理速度,装備するインタフェース,リチウム・イオン・バッテリーなど,まずは文句のないスペックだろう。 価格も9月下旬時点で37万円程度(安いところでは33万円台もある)まで下がり,ようやく値ごろ感が出てきつつある。メモリーを現在のところ拡張限界の80MBに増設しても,40万円を少し超えるほどで手に入る。 すぐ下の機種「1400c/133」は,初代PowerPC搭載機から踏襲した古いアーキテクチャーながら34万円程度。最上位機種の「3400c/240」は,この数カ月で約15万円も値下がりしているが,それでも57万円程度と高価だ。他の機種には付属するCD-ROMドライブも,外付けドライブを購入してプラス3万円程度,2400cのコスト・パフォーマンスの高さは明らかである。
PCカードもほぼ2400c対応に PowerBookを活用するには,どんなPCカードが使えるかも重要だ(本号154ページMacScope「PowerBook 2400cを生かすPCカード活用術」参照)。 3400c/2400cは,CardBusなどの新アーキテクチャーの採用により,PCカード・ドライバーの更新が必要となった。このため発売当初は,対応製品の数は少ないという難点があったが,今ではほとんどの製品が対応済みだ。 なお,サード・パーティー各社のPCカード製品のラインナップ,最新の機種別対応状況は,アップルのWebサイト(http://powerbook.uz.ascii.co.jp/peripheral/pccard.html)に詳しいので参照してほしい。 記事目次/前のページ/次のページ この記事は、日経MAC97年11月号(97年10月18日発行)掲載記事の抄録です。 |
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