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バイヤーズガイド:ディスプレイ あるほど便利な調整機能 [Monday, April 13, 1998 佐藤 千秋=日経MAC] 店頭展示品できれいさを確認しても,実際に購入して持ち帰るのは,同種であっても別の製品だ。設置した後,調整が必要になることもあるだろう。ディスプレイの調整機能には,色ずれ,色温度,RGB(各色独立)ゲイン調整などがある。これらは,1度調整してしまえば,めったにいじるものではないが,調整範囲やステップの幅なども確認しておいた方が無難だ。 出荷先で異なる初期設定 メーカーは,出荷先に合わせてディスプレイの仕様を変えるケースがある。ブラウン管の中は,発光体を光らせるための電子が飛び交っている。我々がいる北半球と,南半球のオーストラリアでは地磁気の向きが逆になっているので,電子の到着点が変わり,画面全体が傾く。この問題は,地磁気の影響を防ぐシールドがないディスプレイでも,内蔵の調整機能を使って,改善することができるディスプレイがほとんどなので,心配いらない。 また,表示する色自体にも地域差がある。我々日本人が好ましいと思う白に比べて,欧州に出荷されるディスプレイの白は赤みを帯びている(色温度が低い)。米国向けディスプレイは,日本と同じように青みがかった白である。もちろん,初期設定がそれぞれ異なるだけで,やはり調整機能を使えば,ユーザーの好みに合わせることができる。電源の電圧が対応していれば,海外から輸入しても問題はない。 記事目次/前のページ/次のページ この記事は、日経MAC98年5月号(98年4月18日発行)掲載記事の抄録です。 |
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