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バイヤーズガイド:640MB対応MO 回転数が高い方が速い。ドライバー性能も重要 [Friday, May 1, 1998 平沢 真一=日経MAC] さて,640MBMOドライブが4種類しかないことを理解すると,製品は選びやすくなってくる。 当然のことだが,ドライブの回転数が高いほど,書き込み速度は速い。従って,スピードを求める人は,迷わず新型ドライブを積んだ新製品を選ぼう。富士通製なら4300rpm,コニカなら4500rpmのドライブ装置ということになる。シーク・タイムは,測り方によって値が2〜3割変わるし,同じ製品の中でもバラつくので,あまりあてにならないと考えた方がよいだろう。 性能より値段が重要,と考えているのであれば,3600rpmの従来型のドライブ装置を積んだ製品を選ぶ。バックアップやデータの持ち運びを中心に考えている人は,性能的にもこれで十分だ。OW対応なのだから,OW非対応の従来のMOに比べたら格段に速い。
ドライバーソフトの性能も大きく関与 MOの性能を決めるのは回転数やシーク・タイムといった機械的なスペックだけではない。付属するドライバー・ソフトの出来によって,同じドライブ装置を積んだ製品でも,性能が大きく左右されるのだ。 それは,本誌98年5月号36ページの新製品レビューでも証明した。全く同じ富士通の新型ドライブを搭載する2つの製品「SMB-640MF」(富士通パーソナルズ製)と「R640MO-SR」(ヤノ電器製)をテストしたところ,書き込みも読み出しもR640MO-SRの方が圧倒的に速かった。特に,容量100MBのフォルダ(924個のファイルでできている)を書き込む実験では,4割近い大差がついた。 この原因は,ドライバー・ソフトの違いにある。SMB-640MFの付属ソフトが汎用ドライバー・ソフト「Drive 7」(米Casa Blanca Works社)で,R640MO-SRはヤノ電器が自社開発した「SCSI Device Pro」だ。マックのファイル・システムとMOディスクのファイル・システムの違いをいかに吸収するか。ここにドライバー・ソフトの技術力の差が如実に現れてしまうのだ。 一方,「マック用接続キット」が1万円とか,7000円などとなっているものがある。これは,接続ケーブルやSCSIのターミネーター,ドライバー・ソフトなどの付属品が別売りであることを示す。付属品が必要な人は,価格にこの値段を上乗せしなければならない。マックに接続するためのケーブルなどをすでに持っている人は,特別にチューンしたドライバー・ソフトが付属しない限り,付属品なしの状態で買える製品を選ぶのもよい。付属品の分だけ安く買えるからだ。 (終わり) 記事目次/前のページ/次のページ この記事は、日経MAC98年6月号(98年5月18日発行)掲載記事の抄録です。 |
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