キャストはこうなる? Think different日本版を大胆予測!
[Saturday, December 6, 1997]
昨日のG3製品の発表会の席上、アップルコンピュータの原田永幸社長は、「1月から日本でもThink differentのキャンペーンを展開する」と発言しました。
日本語版のThink differentのCMを作るかどうかについて原田社長は言及しませんでしたが,さすがに米国のCMそのままでは,日本のユーザーの心には響かないでしょう。そこで,今回のWEEKEND SPECIALでは,日本人の琴線に触れるようなThink different日本語版のキャスティングを,編集部とこのページを幸運にも見つけられたあなたとともに考えていきたいと思います。
このページを読まれたみなさん,ぜひ「人類を前進させたクレイジーな人びと」をメールにて推薦してください! 米国版との関係も考慮に入れていただければ,なおグッド。CMですから,映像的にオモシロイことも条件と言えるでしょう。
あなたの考えた「Think different日本語版」のキャスティングは,NIKKEIMAC.COMのwebmaster(rei@sig.or.jp)あてにどしどしお送りください。次週のWEEEKEND SPECIALで紹介する予定です。(注:現在,キャスティング投稿の受け付けは終了しています。たくさんの投稿をありがとうございました!)
まずはオリジナルのノリを把握!
まずは,オリジナルのCMを見てみましょう。
http://www.apple.com/thinkdifferent/ad1.html
このCMのメッセージについては,「Appleが新キャンペーン」の記事にまとめてありますのでご覧ください(このページと違って,ちゃんとした記事です)。簡単に言うと,「クレージーな人たちが世界を動かすんだ」というようなものです。オリジナルのキャストについても,上の記事にリストがありますから,参考にしてください。
日経MACではこんな人たちを推薦
日経MAC編集部でも,相当,この話題についての議論をしてきました。以下にその結果を掲載します。(順不同)
岡本太郎(芸術はバクハツだ。オリジナルではピカソに対応)
力道山(空手チョップと仁王立ちポーズで国民に夢を与えた。アリに対応)
大山増達(牛と対決したかなりクレイジーな格闘家)。アリに対応)
王貞治(日本刀で一本足打法を練習した当時としては相当クレイジーな野球人)
尾崎豊(日比谷野音でイントレから飛び下りて骨折したクレイジーなシンガー。ディランやレノンに対応)
田中角栄(日本列島改造計画を打ち出した政治家。ガンジーに対応)
ドクター中松(相当クレイジーな発明家。エジソンに対応)
赤尾敏(相当クレイジーな政治家)
杉浦茂(“おならプップの助”とかで知られる相当クレイジーな漫画家,健在)
南方熊楠(相当クレイジーな博物学者)
寺山修司(相当クレイジーな芸術家)
奥崎謙三(「行き行きて神軍」の相当クレイジーな人物,健在)
内田裕也(相当クレイジーなロックンローラー,健在)
三輪明宏(相当クレイジーなシャンソン歌手,健在)
エノケン(相当クレイジーな芸人)
宮沢賢治(相当クレイジーな作家)
三島由紀夫(相当クレイジーな作家2)
江戸川乱歩(相当クレイジーな作家3)
澁澤龍彦(相当クレイジーな作家4)
植村直巳(相当クレイジーな冒険家)
堀江謙一(相当クレイジーな冒険家2)
引田天功(相当クレイジーだったので死んでしまったマジシャン)
せんだみつお(ナハナハ)
ハナ肇(新春かくし芸大会のトリでジャマイカの音楽をやってる時のはしゃいだ映像)
市川猿之助(キツネの姿で宙乗り。おひねりをもらっているところ)
黒沢明(昔のメイキング・シーン)
織田信長(だれも会ったことないが)
坂本龍馬(だれも会ったことないが2)
手塚治虫(やっぱりこの人が日本のマンガを変えた)
筒井康隆(断筆宣言。マック好きの作家)
岸田森(これほど印象に残る俳優はいない。彼を超える役者もまだいない)
平賀源内(異能の科学者)
嶋正利(世界初のマイクロプロセッサを作った男)
東洲斎写楽(浮世絵は外国画家にインパクトを与えた。実在の人物かは不明)
鈴木梅太郎(ビタミンの本当の発見者)
辰吉丈一郎(失明を覚悟に戦いを挑み続けるボクサー)
北野武(事故を境に悟りをひらいたお笑いタレント。カンヌで受賞)
安藤忠雄(建築家。見た目で素材の厚さがわかる男)
小林幸子(愉快な衣装で魅了する演歌歌手。次点:チーター(水前寺清子))
野口英世(ロックフェラー研究所で梅毒のスピロヘータの研究に成功した医師)
杉田玄白(83歳で「蘭学事始」)
田中正造(足尾銅山鉱毒事件で天皇に直訴)
Yoko Ono & John Lennon(ベッドインを息子ショーンに見せつけた夫婦)
田中一光(日本を代表するグラフィックデザイナー)
シャケ(帰国後いきなり「TVライフ」で連載を始めたギタリスト)
辻村ジュサブロー(日本人形にモダンな風を吹き込んだ)
西和彦(日本で最初にパソコン雑誌を創刊,ビル・ゲイツにWindows開発をアドバイス)
大竹しのぶ(生まれながらの女優)
山下清(放浪の画家)
中上健次(最後の文豪)
檀一雄(火宅の人)
丸山千里(丸山ワクチンを開発)
天本英世(俳優。死神博士の人)
林伸夫(日本で最初にマックユーザー向けのパソコン通信のホストを開いた男)
セロニアス・モンク(ピアノの前で踊る孤高のピアニスト)
近藤等則(ラップとラッパを同時に演奏できる男)
坂田明(ミジンコの研究で第一人者)
山下洋輔(PowerBookをラッコトップ・パソコンと呼んだ世界最初の男)
タモリ(早回し,逆回しのためだけにマックをテレビ局に持ち込んだ男)
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