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米Apple Computer社の株が好調だ。98年8月中旬に40ドル台を回復，14日以降連続で終値40ドルを突破，18日も42ドル56セントで引けた。これはほぼ95年の水準。97年末に12ドル台を低迷していたとは思えない伸びを示している。

ここ最近の動きで注目されるのは，3四半期連続で黒字を発表した7月17日。瞬間風速で38ドル台を突破したものの，直後にApple社のCFO（最高財務責任者）Fred Anderson氏が13万株以上を手放すなど水を差す局面があり，34〜37ドル付近を推移していた。

ところが，米大手投資信託会社のFidelityグループがAppleの発行株式の12.9％に当たる166万5531株を取得したことが8月10日に米証券取引委員会資料で公開され，それ以降続伸，40ドル台突破の引き金になった。8月10日はその前後の3倍近い取り引きがあった。

米国報道では，短期的にはiMacの販売が伸び，このとろころの売り上げ減少に歯止めがかかることから，株価が極端に下落する要素は少ないと見る向きが多い。